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メモリー



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【この小説が収録されている参考書籍】
メモリー 上 (創元SF文庫)
メモリー 下 (創元SF文庫)

メモリーの評価: 4.23/5点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(4pt)

シリーズのターニングポイント

終わってみれば、マイルズの人生の中で重要なターニングポイントと言えるような内容。これまでの経緯を踏まえて読んでいれば楽しめます。が、デンダリィ傭兵隊でのマイルズが見られなくなるとすると、ちょっと今後の展開が心配ですが、次回からの新たな展開がどうなって行くのか気になるところ。
メモリー 下 (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:メモリー 下 (創元SF文庫)より
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No.10:
(4pt)

時系列でここまでたどり着くことをおすすめ

今回はイリヤンの話ですね。シリーズを通して読んでいると各キャラクターに感情移入しやすいから楽ですね。ただ、時系列で読んでないとわからないところもあり、そのへん通して読んでいない人は中だるみして少し退屈な恐れも。未読の方は時系列でここにたどり着くことをおすすめします。
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No.9:
(4pt)

メモリー上下のレビュー

マイルズは、心血を注ぎ見事な成果を上げた提督の地位を失ってしまう。
事故の後遺症を軽くみたことと、発作的に嘘の報告書を提出してしまったせいだ。
失意のマイルズ。
一方 この処分を決めたマイルズの上司イリヤン長官の脳内記憶チップが機能不全を起こし、言動に異常をきたす。
長官に会わせてももらえないマイルズだったが,手段をこうじ事実究明に乗り出す。
 権力が望ましくない人物にわたると,どんな不正義が行われうるかの見事な示唆。
そして,それを未然に防いだマイルズは再びヒーローになる。
 作者は、「本は実人生では得られないようなもの、例えば正義とかロマンチックな恋愛とか,癒しとかを与えてくれる。」
と語っている。 原作は、”Memory"
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No.8:
(5pt)

やめられない止まらない♪ 長いけど一気に読めます。

やっと読みました。
いやもう、めっちゃくちゃ面白かった!
やっぱりヴォルコシガン・サガはいい!
明け方近くまで読み続けて眠くて頭がぐらぐらしてたんですが、読み終わるまで寝る気になれなくて大変でした。
文句なしに☆5つ進呈です。

ビジョルドはほんとに人物描写が上手いなぁと思います。
今回でマイルズは大きな人生の転換点を迎えます。
後遺症からくる不随意の発作という試練を乗り越えて、自分自身を再構築してゆくマイルズが行き着く先は…?
おなじみのあの人この人の意外な顛末は?!
どこかのレヴューで「イリヤンが!イリヤンがあああああ!!」って叫んで終わらせてた人がいますが"二重の意味で"よくわかります、その心境。
ああ、サスペンス!
って、ネタバレになるからこれ以上書かないけど(笑)
気になる貴方は即ポチっても後悔しないと思いますよ(^ー^)b
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No.7:
(4pt)

既訳最後の長編

「戦士志願」ヴォルコシガンシリーズの中盤、既訳(2009年夏現在)の中では最終巻に当たる。上下巻で構成される長編で、質量ともに読み応えあり。 やはり、このシリーズは順を追って読まなければわけが分からないだろう。 原著の出版順に読むことを、お薦めする。

シリーズ全体を通じて、テーマは多彩である。 騎士道・武士道(軍人)礼賛、体格コンプレックスと生殖医学、恋愛とフェミニズムの奇妙な同居、親子・親族の情愛、地政学(著者が北東アジア関係史を念頭においたかどうか知らないが、コマールを朝鮮半島、バラヤーを日本に見立てるといい)、ヴィクトリア朝社交・帝政・皇室への素朴な憧憬、抜き難い白人優越意識etcに加え、本書独自のテーマとしては老人性痴呆、大組織での仁義無き下克上が追加されている。 日本のサラリーマンにも、読んでいてハッとするところがある本。

なお、翻訳への注文も一言。 シリーズ前作「親愛なるクローン」で初登場し、本書でも活躍する重要な脇役ダヴ・ガレーニ(主人公とって軍における上司であり、出身植民地における反逆者の息子であり、のちに友人ともなる熱血漢)の階級について、訳者は重要な翻訳ミスをしていると思う。 大佐になったり大尉になったりで、はっきりしないのだ(本書では殆ど「大尉」と訳されている)。1冊の本で二通りに訳されていることだけで、誤訳と断定できる。1冊の本の中で訳がコロコロ変わるのは非常に見苦しい。 もし、原作に間違いがあるのなら本人に確認するか、或いは少なくとも注記すべき。 この混乱は、英語圏の海軍でCaptainは大佐なのに、海軍以外(陸・空軍、海兵隊)では大尉であることからくるのだろう(因みに海軍以外で大佐はColonel)。
 では、ダブ・ガレーニは大佐か大尉か?
 日本の大企業や官庁で言えば、大尉は課長、一方、大佐は大きな部の部長か理事級である。
 原書を読まなければ一概に言えないが、ガレーニが「在地球大使館」の主席武官・大佐として始めて登場する情景(ref.「親愛なるクローン」p.27)から、また、本書「メモリー(下)」p.264で主人公がガレーニを殖民地駐屯軍(司令部)の業務部長として上司に推薦するシーンからは、大佐のほうがしっくりくる。
 
 「大尉だろうが大佐だろうが似たようなものだろう」は間違い。本書では全編を通じて軍人の階級(出世)が極めて大きなテーマの一つになっているのだ。 主人公が皇帝にねだって、退役時の階級を遡って中尉から大尉に引き上げてもらうシーンがある。この心境は、幹部自衛官OBの読者なら良くお分かりであろう。
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No.6:
(5pt)

こういう展開ですか!

おなじみのマイルズの窮地。この状況をどうやってリカバリーするのかと思っていたら,こういう展開にするとは。やっぱりビジョルドです。この本ばかりは,ヴォルコシガン・シリーズを順番に読んでいってから読むことをお薦めします。
それにしても,早く次作が翻訳されないかなあ・・・。
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No.5:
(5pt)

イリヤン長官

今回の主人公はイリヤン長官かもと思うほど、よく出てきます。
実は僕、この人の事好きだったんですよね。
マイルズにいじめられながら、自分もマイルズをいじめているとゆうか。
個人的にはマイルズとの腐れ縁に巻き込まれた一人と思っています。
ただ
活躍はしないんですよね、しないんです!!
それでもイリヤンファンにはお勧めの一冊になっています。
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No.4:
(4pt)

メモリー=記憶が鍵

ヴォルコシガン・シリーズの最新刊。

今回、あまり内容は濃くないのですが、

「ミラー・ダンス」以来の2分冊です。

それは、タイトルが表す通り

「メモリー=記憶」を辿っているから。

お馴染みの読者にとってはもどかしいほど

過去を思い出し描写し続けます。

しかし、帯にあるように「シリーズ転回点」という

仕切りなおしなエピソードであることを考えれば

やむを得ないのでしょう。

と言うわけで、この上巻の前半はかなり

やきもきさせられます。

しかし語り上手の作者ビジョルドのこと、

お話が動き始めると、展開の面白さに

ページを繰る手を停めることができなくなります。

★1個減点の理由は、

この厚さで税込1000円を越えてしまったことと、

内容と全く関連性の無いカバーイラストへの苦言。

小説自体は★10個分の価値があります!!
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No.3:
(4pt)

マイルズ、殻をやぶる

「ヴォルコシガン・シリーズ」最新刊の下巻です。

上巻の後半から動き出したミステリは、

2/3ほどで解決します。

これがいつものネイスミス提督ばりの

転がるようなストーリーテリングで、

楽しませてくれます!!

びっくりなのは、2分冊もあるのに

アクションシーンがないこと。

それでも面白いんですよ!!

作者ビジョルドの上手さに改めて唸らされます。

★1個減点の理由は、

この厚さで税込1000円近いことと、

誤訳・悪訳が目立ったこと、そして

内容と全く関連性の無いカバーイラストへの苦言。

小説自体は★10個分の価値があります!!
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No.2:
(5pt)

はらはらどきどき

待たされましたが、ようやく無事出版されて一安心。さてさて、今回マイルズは軍歴をおえざろうえなくなる。機密保安官であり傭兵艦隊指令でなくなる。マイルズはどうなっていくのだろうとこの展開になによりどきどきはらはら。そんななか起こるイリヤンの問題。きな臭さを感じなんとか問題にかかわろうとするが、軍人でなくなってことごとくはねつけられる。やきもきするマイルズにこっちもやきもき。マイルズが活躍できないー!とおもいきや、なんと必殺の逆転技で新しい身分に基づいて活躍を始める。さてさてこれからどうなっていくのか下巻に期待。
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No.1:
(5pt)

シリーズのターニングポイント

待ちに待ったマイルズ・ヴォルコシガン・シリーズ最新作。

 帯にもあるように、シリーズのターニング・ポイントとなる作品。これまでに登場した懐かしい人々とも再会できる。もちろん、これまでのシリーズを読んでいなくても、十分に楽しめる。

 マイルズは、決してスーパーヒーローじゃない。胎児だった時に受けた毒の影響で子供のような体型というコンプレックスを持ち、傷つきやすい心を持っている。今回も、機密保安庁をクビになった時、ひどく落ち込んでしまう。それは、これまでのシリーズで描かれた『自分探し』の総決算なのかもしれない。バラヤーの国守であるヴォルコシガン卿としての自分とテンダリィ自由傭兵艦隊司令官であるネイスミス提督としての自分、どちらが本当の自分なのか、と悩むマイルズ。これから前に進んでいくためには、きっちりとした結論が必要だったのだろう。

 そして後半は、イリアンの突然の不調から端を発したサスペンスとなる。マイルズは悩みながらも優れた洞察力で謎を解いていく。前半の落ち込みがある分、後半の活躍が光る。最後まで、グイグイと読ませる一冊だ。
メモリー 上 (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:メモリー 上 (創元SF文庫)より
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