わたくし率 イン 歯ー、または世界

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わたくし率 イン 歯ー、または世界の評価:

2.84/5点 レビュー 32件。 D ランク

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平均点2.84pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全64件 61〜64 4/4ページ
No.4
(3pt)

この手に何度も乗るほど「暇やないねんて」ってのも一方ではあるけど

脳でも子宮でもなく奥歯が書いた私(わたくし)小説。もうこの設定自体、許せない人には許せないだろう。俺にしたって、タイトルはちょっとヤバイと思ったけど、ロリっぽい著者近影と意外に30越えの年齢のギャップに「ほしのあき?」的な関心で手に取ったわけで。
 内容はと言えば、もう、わたしわたしわたしの脳天パラダイス状態。大阪弁がまた、言葉から理性を奪い去る。もう、この言葉の羅列には、理性も客観も物語もコミュニケーションも何ひとつなくて、あるのは肥大した「わたし」だけ。日付の前後する日記とかはちょっと吉田戦車風で、そこら辺の稚拙な作為が見え隠れするのが何だけど、まあ、よく引っ張るよなぁ。まあ、勘違いして手に取った人も普通は2〜3ページで放棄するんだろうけど、読み始めたらとりあえず最後まで読む貧乏性で律儀な俺としたら、いつご褒美がもらえるのか、サービスシーンがあるのか、って望み薄でも期待しちゃう訳だ。そんな勝手な罠にはまって読み進めると、そこにあるのはノイジーな、救いのない、気のふれた、不快な、目を覆う、自己完結の、退屈な、鬱陶しい、ノーサービスのわたしわたしわたし、なんだけど。
  「わたしわたしうるさいねん。奥歯とか雪とかさっきから何をゆうとんねん。いっこもなんも意味わかってへんからこっち百パー意味わかってへんから。ってゆうか、あんたおかしいやろ?」「っていうかまず人に話するときの努力をしろよ。おまえよ。間違ってるやろがそもそもが。みんな忙しいねん」っていう、やっとまともに文脈の通じる「わたし」以外の言葉が登場して、この小説の構造自体が相対化されるんだけど、ここの部分はカタルシスっていうか、逆にここまでの「わたし」語りの異物感を際立たせもする。言葉とか私とか意味とか文学とか、考えさせられる。まぁ、この手に何度も乗るほど「暇やないねんて」ってのも一方ではあるけど。
わたくし率 イン 歯ー、または世界 Amazon書評・レビュー: わたくし率 イン 歯ー、または世界より
4062142139
No.3
(3pt)

この手に何度も乗るほど「暇やないねんて」ってのも一方ではあるけど

脳でも子宮でもなく奥歯が書いた私(わたくし)小説。もうこの設定自体、許せない人には許せないだろう。俺にしたって、タイトルはちょっとヤバイと思ったけど、ロリっぽい著者近影と意外に30越えの年齢のギャップに「ほしのあき?」的な関心で手に取ったわけで。
 内容はと言えば、もう、わたしわたしわたしの脳天パラダイス状態。大阪弁がまた、言葉から理性を奪い去る。もう、この言葉の羅列には、理性も客観も物語もコミュニケーションも何ひとつなくて、あるのは肥大した「わたし」だけ。日付の前後する日記とかはちょっと吉田戦車風で、そこら辺の稚拙な作為が見え隠れするのが何だけど、まあ、よく引っ張るよなぁ。まあ、勘違いして手に取った人も普通は2〜3ページで放棄するんだろうけど、読み始めたらとりあえず最後まで読む貧乏性で律儀な俺としたら、いつご褒美がもらえるのか、サービスシーンがあるのか、って望み薄でも期待しちゃう訳だ。そんな勝手な罠にはまって読み進めると、そこにあるのはノイジーな、救いのない、気のふれた、不快な、目を覆う、自己完結の、退屈な、鬱陶しい、ノーサービスのわたしわたしわたし、なんだけど。
  「わたしわたしうるさいねん。奥歯とか雪とかさっきから何をゆうとんねん。いっこもなんも意味わかってへんからこっち百パー意味わかってへんから。ってゆうか、あんたおかしいやろ?」「っていうかまず人に話するときの努力をしろよ。おまえよ。間違ってるやろがそもそもが。みんな忙しいねん」っていう、やっとまともに文脈の通じる「わたし」以外の言葉が登場して、この小説の構造自体が相対化されるんだけど、ここの部分はカタルシスっていうか、逆にここまでの「わたし」語りの異物感を際立たせもする。言葉とか私とか意味とか文学とか、考えさせられる。まぁ、この手に何度も乗るほど「暇やないねんて」ってのも一方ではあるけど。
わたくし率 イン 歯ー、または世界 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: わたくし率 イン 歯ー、または世界 (講談社文庫)より
4062767104
No.2
(1pt)

星などなくてもよい

芥川賞候補になり、作品発表は「早稲田文学0」と、この条件から期待した自分が悪い。
作品は一貫性のない文章と、統一されない句読点、主人公らしき女の意味不明な日記。
不明慮に書くことが非凡であるかのような錯覚。
青木も奥歯も読者には不在でしかない。
これが面白いとは、日本文学も終わりだ。
わたくし率 イン 歯ー、または世界 Amazon書評・レビュー: わたくし率 イン 歯ー、または世界より
4062142139
No.1
(1pt)

星などなくてもよい

芥川賞候補になり、作品発表は「早稲田文学0」と、この条件から期待した自分が悪い。
作品は一貫性のない文章と、統一されない句読点、主人公らしき女の意味不明な日記。
不明慮に書くことが非凡であるかのような錯覚。
青木も奥歯も読者には不在でしかない。
これが面白いとは、日本文学も終わりだ。
わたくし率 イン 歯ー、または世界 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: わたくし率 イン 歯ー、または世界 (講談社文庫)より
4062767104