奪命者
評判
奪命者の評価:
4.00/5点 レビュー 2件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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奪命者の評価:
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
主人公の二人が十代の男女で,翻訳にも独特のクセがないため,思いのほかに読みやすく,
中盤からはエンタメへと傾くこともあり,600ページ超ながら最後まで楽しませてくれます.
反面,盛り上げどころの終盤は駆け足で,あっさりと問題が片付いてしまうのは物足りず,
二人の師匠や組織のスタンスについて,ブレ気味に映ることがあるのは少し気になりました.
とはいえ,死を克服し,政治まで人工知能が行う『ユートピア』とも評されているこの世界.
それは望まれた,本当に正しいことなのか,行き着いた先には停滞と破滅しかないように思え,
中心となる生と死はもちろんですが,人間の幸せや生き方について考えてしまうことが何度も….
また,少年と少女が『死を与える役割』について,意識が変わっていく様子も見どころで,
サンドイッチのレタス(どうでもいい存在の意)と自嘲していた彼の想像を超えるその後や,
強い信念と決意を胸に歩き出す彼女の姿は,今は別れてしまった道が再び交わる日は来るのか,
さらに続刊(三部作)ではこの世界の掘り下げが進むとのことで,そちらにも期待が膨らみます.