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彼女の恐喝
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彼女の恐喝の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ある意味、パリのノワール物書いてた時から30年。一番好きな作家です、宜永さんは。 俺も尖ってた20台後半に出逢い、「鋼鉄の騎士」という大傑作(今の若手じゃ書けない高レベル)で冒険モノで頂点に立ち、いわゆる恋愛、男女の機敏描く作品が続いた時は違和感感じたけど、俺がオジサンになった40越したら、味わいが分かった。腕利きの作家なんだよね。名手だ。 還暦時の「老猿」も渾身の傑作だったけど、割と多作なんで、宜永さん最大の魅力であるlyricismが感じられない普通の作品もあった事も事実。「大雪物語」が吉川英治文学賞取ったけど、ある意味政治的ないわゆる順番だと思う。 で、今作品、さくさく読めて面白いけど、「血の弔旗」みたいな、ヒリヒリ感はなかったし、正直、繰り返しになるけど、lyricismな表現、文章がなかった事は残念だった。 もう、古稀近し。宜永さんが、どういう方向で、作家人生の「ケジメ」つけるか見届けたい。多作じゃなくていいから、男、人間、読者を震わせる作品に大いに期待したい。宜永さんのような男の業、弱さを書き込める作家はいないよ。 今作は三点。許して! | ||||
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