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宵物語



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【この小説が収録されている参考書籍】
宵物語 (講談社BOX)

宵物語の評価: 4.06/5点 レビュー 33件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全33件 21~33 2/2ページ
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No.13:
(5pt)

ちょっと感動

今回もミステリっぽい話でした。
悪く言えば、ちょっと地味(そこが好きだけど)。
けれど初期の「化物語」を思い出す、ちょっと感動する話でした。
いやはや、八九寺はいい子ですね。
宵物語 (講談社BOX)Amazon書評・レビュー:宵物語 (講談社BOX)より
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No.12:
(5pt)

お仕事と噛み合いました。

タイトルは(宵物語)ですが、八九寺が主役という訳ではなく・・むしろ登場シーンは少ないです。では何故(宵物語)なのか?・・八九寺の成長というか・・(神っぷり)が凄いのです!何せ言葉一つで、相手を訳ありの過去から脱皮させてしまうのですから・・さすがに北白蛇神社の神です。ついに(言葉の天才)から(言葉の神)に昇格した八九寺!今回も面白かったです!
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No.11:
(5pt)

怪異に頼らずとも、正義のため、少女のために頑張る我らが阿良々木君は変わらず温かい

曲直瀬大学一年生になった暦のところに神原の元チームメート日傘星雨が伝えてきた「友達の先輩の妹の誘拐事件の噂」の解明・解決が『まよいスネイル』で一冊の8割5分を占めています。真宵、忍、余接のロリトリオと暦は単なる家出ではないかと疑いながら、紅口孔雀ちゃんの行方を調べ始めますが、偏執的で残酷な誘拐犯の存在を示唆する証拠品を見つけて慌てます。併せて、事件の背景には、羽川翼や老倉育の過去のような「家族の不全」があり、暦は心を痛めます。最近のニュースにこんな事件が多いから読者としても辛いです。
何とか女の子を救いたいと願う暦ですが、もう怪異に頼らない、正義の味方のつもりで暴走しないと自制しつつ進めていく様子は、化物語の頃の激情と突破力まかせとは違います。
ベースに「不憫な子供を思うお兄ちゃんの優しさ」が感じられる、落ち着いて、温かい解決譚になっています。一番良いところを持っていくのは神さま真宵ですけど。
今巻も前巻同様、駄洒落、言葉遊びは楽しく入っていますが少なめで、話はぐんぐん進むので読みやすい。
ワガママ彼女、戦場ヶ原さんもちょくちょく出てきますよ。
『まよいスネイク』は31頁の掌編で、神さまを降りた千石撫子と神さまを継いだ八九寺真宵の初対面のお話で、めでたしめでたしなのですが、次なる大事件への導入になっています。
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No.10:
(5pt)

「まよいスネイル」、痛々しくも感動的な物語

本作の大半を占め、本作の中心となっているように思われる「まよいスネイル」についてのレビューを書く。

レビューを書くにあたって、『少女不十分』を読み返した。この物語のテーマのエッセンスとも言えるべきものがそこに書かれていると思ったからである。物語シリーズでは、崩壊した家庭に置き去りにされて壊れかかった少女たちが、曲がりなりにもそれぞれの成長をしていくという話が繰り返し描かれてきた。羽川翼しかり、戦場ヶ原ひたぎしかり、老倉育しかり。『少女不十分』とは違い、エンターテインメントの要素が強いために、ギャグをふんだんに交えて軽妙な語り口で語られるがために、その重さが緩和され、あるいは昇華されているようにも思われるが、物語シリーズの根底に流れるのはかけがえのない成長期に歪まされてしまった少女たちが、それでもなお、前を向いて生きて自分を獲得するというテーマだったと思う。そういう意味で、本作は自分が知る限り一番ストレートにそのテーマが示された話だと思うのである。紅口孔雀が選んだ願いは、痛切である。そして、それを受容したのが、成長出来なくなってしまった少女である八九寺真宵だというのは感動的である。物語の展開に若干無理があり、安易に過ぎるハッピーエンドだと感じる部分もある。しかし、西尾維新が本作で伝えたかったことは、かつて彼が『少女不十分』で語ったことに重なるように思えるのである。紅口孔雀という少女が心に負った深い傷は決してすぐには癒えないだろう。これからも成長期の痛みと立ち向かっていかねばならないだろう。しかし、どうか前を向いて自分なりに自分を獲得していって欲しいと私は願う。
では、主人公である阿良々木暦はどうか。彼はかつて自分から歪もうとした。高校時代の彼は自分で語る通り、歪んでいた。しかしこの物語では、成長することに積極的になろうとしている。そして、かつてのような無駄な力みがない。一種の諦念を持ちつつ、それでも世の中を良くしたいと願っている。そんな彼のこれからを見守りたいと思う。
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No.9:
(5pt)

千石撫子 on まよいスネイク

2話目の短編「まよいスネイク」が、おもしろかった。
撫物語の後日譚。神様の引き継ぎのお話。
次回作では、千石撫子と月火が絡んでくれないかな。
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No.8:
(5pt)

ミステリー✕怪異というジャンルを確立させた西尾維新さんに脱帽

物語シリーズの第五幕であらるモンスターシーズンの二冊目、今回は表紙を見れば分かる通り、八九寺真宵をメインに据えたお話です。ただし、怪異は物語の語り手となり得ないという設定により、今回も全巻忍物語に続き、大学生になった阿良々木暦の視点で物語が語られます。終物語上や忍物語のようにミステリー色の強い本作ですが、ミステリーにおけるあるゆるトリックが使い古され、科学捜査も大幅に発展した昨今、通常のミステリーではいかに奇抜なネタであっても粗が出たり、古臭さを感じてしまいますが、そこはやはり西尾維新さんは偉大というかなんというか、ミステリー✕怪異という形を用いてなんなくクリアしています。もちろん今まで培ってきた物語シリーズの世界観があってこそであり、今作でも多少触れられていますが、物語シリーズを今作から読み始めたという方には、若干アンフェアに感じてしまうトリックかもしれません。ただアニメ含め全作に目を通してきた私的には非常に『物語シリーズらしい』トリックであると高評価をつけたく思います。それと若干のネタバレにはなりますが、今作にも家庭事情に悩む少女が登場しますが、その家庭事情が前作までに登場するあらゆるものと比較しても、圧倒的、ぶっちぎりで胸糞悪いです。終盤のあるキャラの語りには相当感情を揺さぶられ、辛すぎて泣いてしまうほどでした。そして今作第2話に位置づけられた短編では、『まよいスネイク』というサブタイトルから予想できる通りあのキャラクターが語り手として登場します。今まで縁のなかったキャラ同士の掛け合いや、今作の本編である事情により阿良々木暦の前に姿を表さなかった(暗躍はしてたけど)あのキャラクターの秘密がさらっと発覚します。あの専門家と詐欺師の秘密にも少しだけ触れられます。次作はまだまだ秘密の多い『斧乃木余接』がメインのお話『余物語』ですので、そのあたりの事情が発覚するかもと思うと、今から楽しみです。
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No.7:
(5pt)

面白かった

パワーダウンしてるような気もするけど先が楽しみです。
もしかしたら作者が書いた未来の話を覆すためのシリーズなんじゃないかな
羽川がテロリストとして扱われてるような世界を
覆すために書かれた話なんじゃないかなと思った。
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No.6:
(5pt)

これは八九神

まずロリ描写がアレな世の中を明確に意識しつつも結局隠しきれない変わらないあの人に敬礼。
内容については雰囲気がちょっと戯言っぽくなったような。とはいえキャラが物語シリーズだからストーリーもそんな感じです。
十分に楽しめました
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No.5:
(5pt)

必ず小説を全巻読んでください!

アニメから入った方も多いと思う本作品ですが、なにせ言葉遊びが多く、アニメで触れらていない事や、映像化されていない話も多々あります。特に、終物語以降のことは小説のみなので、順繰りに読んでいかないと「?」となる話題がそこかしこにあります。幸い、時系列は今のところ一直線なので、終物語まではアニメでも補完できますが、突然、宵物語を読んでも面白くないと思います。
作品自体は、西尾維新らしさ満載、シリーズが好きな方なら楽しく読めると思います!
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No.4:
(4pt)

次の物語への布石??

最近の物語作品はどことなくミステリー感が強い気がします。おそらく置手紙シリーズの影響があるのかなと察します。
内容的には物足りないと言われればそうですと答えますし、ある意味面白いと言われればそうですとしか言えませんね。
個人的には楽しめましたし、西尾先生のダークなトピックに平気で突っ込んでいく話は哲学的な感じで好きです。今回は八九寺のうちに秘めた考えを覗けて面白かったと思います。あれもあれでだてにふざけているわけではないらしいですね。
それに次の物語への布石や、意外なキャラの凄さも知れたので、星4としました。
余談ですが、手を抜いているとか聞こえてきますが、逆に手を抜いてこのレベルで物語をかけるのはある意味西尾維新先生の凄いところなのではないでしょうか? 失礼しました。
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No.3:
(3pt)

大人になるのはもう少し先?

冒険譚と探偵譚を織り交ぜたにも近い中編と,その後,その先を伺わせる短篇を収録.
シリーズ二十四冊目で十年を超えるシリーズですが,作中の時間はまだ一年とちょっとです.

『モンスターシーズン』と銘打たれた一方,『大学生編』の文字も躍る新しいシーズン.
特にこの巻では少年の高校生時代の失敗と反省,さらに成長への強い意識が描かれており,
とはいえ,言うほど簡単にはいかず,これまでの悪いクセで突っ走ろうとしては踏み留まり,
そのたびに甘えと自戒を繰り返す様子は,で印象に残った『モラトリアム』が浮かびます.

また,序盤はややモタつき気味なのですが,謎の存在が登場するあたりから加速を始め,
そこへ胸の張り裂ける独白が重なり,ぐるぐると回り回った末の『当たり前』のゴールは,
タイトルの割に出番の少なかった彼女が,全肯定で一人の女の子を救い上げる姿が素敵です.

そして,ハッピーエンドにするため,横着をせず,今,しっかり努力を積み重ねるという,
生き急いだ少女に見た一つの答えは,特殊な世界で生き死にする彼には新鮮に映ったようで,
自信を持って大人を名乗るには,もう少し悩み,考えるための時間が必要なのかもしれません.
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No.2:
(3pt)

また、買ってしまったw

読みやすいです。内容は期待しない方いいですねw。
まよいスネイルは、好みもあるでしょうが私的には駄作、やっつけ仕事としか思えないです。
悪ふざけと言って良いレベル、言い過ぎ?
以前にレビューしたように、いい加減な未来譚を書いてしまうと、いかに辻褄合わせをしようとも虚しく思うのみ。

まよいスネイクは、短編ですが私的には好みですw。いいと思います。
これからも、あるとすれば主役交代か?と思わせてくれます。
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No.1:
(5pt)

良い

化物語から質は落ちていますが、まだまだ読んでいて面白い内容です。
高校生編と比べると刊行ペースが落ちているので質を上げないならもう少し早く出してほしいと思いました。
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