羊と鋼の森

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評判

羊と鋼の森の評価:

3.87/5点 レビュー 563件。 B ランク

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平均点3.87pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全763件 461〜480 24/39ページ
No.303
(5pt)

読後感がこんなに気持ちよい作品は初めて

小説は荒唐無稽系が好みなので、合わないだろうなと思いつつ
話題になっているので何となく読んでみたのですが、
案の定なんのドラマチックな展開も無く、どんでん返しがあるわけでもなく
平凡な毎日が丁寧に描かれているだけなのに、
(調律師という職業は平凡では無い気もしますが)
いつのまにか主人公と一緒にじれったく歯がゆい思いをしながら
小さな出来事に一喜一憂しながら、ああ良かったね、と
嬉しくなってほっこりして、陳腐な表現だけど、正に心温まる一冊でした。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.302
(5pt)

静かな涙が胸を充たした

文体とストーリーが見事に調和した、美しい物語だと思います。強い力に引かれるような感覚で一気に読み進めたのは、音楽を言葉で表現できる、筆者の確かな力量によるものでしょう。読後は、静かな幸福感と温かな涙がわき上がりました。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.301
(5pt)

静かな涙が胸を充たした

文体とストーリーが見事に調和した、美しい物語だと思います。強い力に引かれるような感覚で一気に読み進めたのは、音楽を言葉で表現できる、筆者の確かな力量によるものでしょう。読後は、静かな幸福感と温かな涙がわき上がりました。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.300
(5pt)

久々に読書の本当の楽しみを味わえた。

とにかく熱中して、何かで中断させられることにからり苛立ちを感じるくらい、夢中になって読んだ。
こういうのが本当の読書だと思う。
図書館の順番待ちで1年1ヶ月も待ったのがものすごく悔やまれる。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.299
(5pt)

久々に読書の本当の楽しみを味わえた。

とにかく熱中して、何かで中断させられることにからり苛立ちを感じるくらい、夢中になって読んだ。
こういうのが本当の読書だと思う。
図書館の順番待ちで1年1ヶ月も待ったのがものすごく悔やまれる。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.298
(5pt)

ピアノ調律師という職人が人々を幸せにする物語

ピアノ調律師という職業がある。その存在を知っていものの、日常生活に深く関わる人ではないので、日々その存在を意識することはない。本書で語られるのは、職人が我々とどのように関わっているのか、普段は黒子の存在でいる調律師の存在とは何かだ。ピアノなんて普段聞かないなあと思っていても、よくよく考えてみれば、テレビのCMでも流れるし、商店街やお店のBGMでも流れる。楽器の中では最も身近な存在だ。そのようなピアノを自然に聞く人の耳や心に届けるのが、調律師の仕事。このような職人の仕事には頭が下がる。主人公の外村は、優れた調律師に出会ったことで天職を見つけた。こんな幸運はなかなかない。生活に派手さはないが、外村は幸せだと思う。ピアノに関わる人々を幸せにしているし。ちなみにタイトルの「羊と鋼の森」はピアノそのもののことだった。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.297
(5pt)

ピアノ調律師という職人が人々を幸せにする物語

ピアノ調律師という職業がある。その存在を知っていものの、日常生活に深く関わる人ではないので、日々その存在を意識することはない。本書で語られるのは、職人が我々とどのように関わっているのか、普段は黒子の存在でいる調律師の存在とは何かだ。ピアノなんて普段聞かないなあと思っていても、よくよく考えてみれば、テレビのCMでも流れるし、商店街やお店のBGMでも流れる。楽器の中では最も身近な存在だ。そのようなピアノを自然に聞く人の耳や心に届けるのが、調律師の仕事。このような職人の仕事には頭が下がる。主人公の外村は、優れた調律師に出会ったことで天職を見つけた。こんな幸運はなかなかない。生活に派手さはないが、外村は幸せだと思う。ピアノに関わる人々を幸せにしているし。ちなみにタイトルの「羊と鋼の森」はピアノそのもののことだった。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.296
(5pt)

「音」の森に分け入る

やられた。

タイトルは比喩だと思っていた。
ピアノの音を支える弦とハンマー、それらに使われる鋼と羊毛。
それらが複雑に有機的に組み合わさっているピアノを森と表現しているのだと。
美しいが比喩にすぎないと思っていた。

だが違った。
ピアノの音自体が、音楽自体が森なのだ。
うかつにも最後になってようやく気づいた。
実際、「ピアノって、音楽って、ほんとうは自然そのものなんじゃないか」(229-30)
という言葉がある。
そして気づいてみれば、この小説は最初から最後までそういうものだったのだ。

深く、そして遠い、おそらくはずっといにしえからの自然、
その一部である音、そして音楽。
この小説では、
山深い土地で生まれ育ったらしい主人公の意識に乗せられて、
あくまで柔らかく、ひそやかにではあるが、
そうした根源的ともいえる次元で、人間の生活や自然や音楽が結び合わされる。
語られる自然は不思議だ。
普通の意味の、具体的なものとしての自然描写ではなく、音や光を受け止める感覚として描かれる。
若いピアノ調律師の成長を描いたこの小説は、そうした「森」に深く分け入ってゆく発見の物語でもある。

『羊と鋼の森』は本屋大賞を受賞したし、
調律師というユニークな人物設定でも話題になったから以前から知ってはいたが、
最初からそれほど読もうと思っていたわけではない。
それが恩田陸の『蜜蜂と遠雷』を読んでいる途中で、
やはりピアノと音楽を描いた評判の良い小説ということで意識しだした。
それが直接のきっかけだったといってもいい。

しかし同じくピアノや音楽を扱っていると言っても、この二つの小説はずいぶん違う。
ピアノコンクールを描いた『蜜蜂と遠雷』は音楽への情熱に満ち溢れて、いかにも熱い。
そこへいくとこちらはいかにも静かな、静かな物語だ。
音楽の曲名もほとんど出ては来ない。
もちろん違うのは当たり前といえば当たり前で、
読者によって好き好きはあるだろうが、
私にはどちらも別の魅力でとても楽しかった。

ここに描かれているのは音の哲学と呼んでもいいものかと思う。あるいは音の詩学。
だから具体的な曲名は少ないし、静かでもあり、自然とつながってもいる。

ピアノを45年調律してもらっているという作者の宮下奈都さんはもちろん音楽が好きなのだろうが、
音楽との関わり方というのは、人それぞれ様々な形を持っているのだとあらためて思う。
思えば私自身は、こんなふうに音楽を、
音として、それも自然とつながる音として、考えたことはなかったかもしれない。
また一つ違った感性に導かれて、新しいともいえる音=音楽の魅力に触れることができて嬉しい。宮下さんに感謝。

主人公の素朴な人柄も魅力だが、
彼が心を寄せる和音との関わり方も、ありがちな恋愛もののような形で描かれていないのもいいと思った。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.295
(5pt)

「音」の森に分け入る

やられた。

タイトルは比喩だと思っていた。
ピアノの音を支える弦とハンマー、それらに使われる鋼と羊毛。
それらが複雑に有機的に組み合わさっているピアノを森と表現しているのだと。
美しいが比喩にすぎないと思っていた。

だが違った。
ピアノの音自体が、音楽自体が森なのだ。
うかつにも最後になってようやく気づいた。
実際、「ピアノって、音楽って、ほんとうは自然そのものなんじゃないか」(229-30)
という言葉がある。
そして気づいてみれば、この小説は最初から最後までそういうものだったのだ。

深く、そして遠い、おそらくはずっといにしえからの自然、
その一部である音、そして音楽。
この小説では、
山深い土地で生まれ育ったらしい主人公の意識に乗せられて、
あくまで柔らかく、ひそやかにではあるが、
そうした根源的ともいえる次元で、人間の生活や自然や音楽が結び合わされる。
語られる自然は不思議だ。
普通の意味の、具体的なものとしての自然描写ではなく、音や光を受け止める感覚として描かれる。
若いピアノ調律師の成長を描いたこの小説は、そうした「森」に深く分け入ってゆく発見の物語でもある。

『羊と鋼の森』は本屋大賞を受賞したし、
調律師というユニークな人物設定でも話題になったから以前から知ってはいたが、
最初からそれほど読もうと思っていたわけではない。
それが恩田陸の『蜜蜂と遠雷』を読んでいる途中で、
やはりピアノと音楽を描いた評判の良い小説ということで意識しだした。
それが直接のきっかけだったといってもいい。

しかし同じくピアノや音楽を扱っていると言っても、この二つの小説はずいぶん違う。
ピアノコンクールを描いた『蜜蜂と遠雷』は音楽への情熱に満ち溢れて、いかにも熱い。
そこへいくとこちらはいかにも静かな、静かな物語だ。
音楽の曲名もほとんど出ては来ない。
もちろん違うのは当たり前といえば当たり前で、
読者によって好き好きはあるだろうが、
私にはどちらも別の魅力でとても楽しかった。

ここに描かれているのは音の哲学と呼んでもいいものかと思う。あるいは音の詩学。
だから具体的な曲名は少ないし、静かでもあり、自然とつながってもいる。

ピアノを45年調律してもらっているという作者の宮下奈都さんはもちろん音楽が好きなのだろうが、
音楽との関わり方というのは、人それぞれ様々な形を持っているのだとあらためて思う。
思えば私自身は、こんなふうに音楽を、
音として、それも自然とつながる音として、考えたことはなかったかもしれない。
また一つ違った感性に導かれて、新しいともいえる音=音楽の魅力に触れることができて嬉しい。宮下さんに感謝。

主人公の素朴な人柄も魅力だが、
彼が心を寄せる和音との関わり方も、ありがちな恋愛もののような形で描かれていないのもいいと思った。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.294
(5pt)

静かな筆致で問いかける「やり続けること」の意味

ピアノの調律師という世間的にはあまり注目されない仕事を取り上げており、しかも物語上、大きなイベントはない。静かな筆の運びと相まって、地味な小説だという感じを抱いて読み始めた。

しかし、読み終えた今では、良い作品に出会ったと感じている。

音という目に見えないもの、それも調律の違いのような感じとれる人も多くはないであろうものを、見事に文字で表現しきっている。この力量はすごい。

調律の世界に、到達点などない。このことを、主人公の苦悩を通じて、これでもか、これでもかと投げ掛けてくる。それでも本書は、希望に満ちている。

「才能」とは何か、「継続」とは何か。考えさせられるところの多い作品だった。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.293
(5pt)

静かな筆致で問いかける「やり続けること」の意味

ピアノの調律師という世間的にはあまり注目されない仕事を取り上げており、しかも物語上、大きなイベントはない。静かな筆の運びと相まって、地味な小説だという感じを抱いて読み始めた。

しかし、読み終えた今では、良い作品に出会ったと感じている。

音という目に見えないもの、それも調律の違いのような感じとれる人も多くはないであろうものを、見事に文字で表現しきっている。この力量はすごい。

調律の世界に、到達点などない。このことを、主人公の苦悩を通じて、これでもか、これでもかと投げ掛けてくる。それでも本書は、希望に満ちている。

「才能」とは何か、「継続」とは何か。考えさせられるところの多い作品だった。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.292
(5pt)

特にピアノが好きな人にはおすすめです

ついつい小説の中に惹きこまれ、気が付くと最後のページでした・・・。読み終わるのがもったいない小説でした。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.291
(5pt)

特にピアノが好きな人にはおすすめです

ついつい小説の中に惹きこまれ、気が付くと最後のページでした・・・。読み終わるのがもったいない小説でした。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.290
(5pt)

感動

「美しく 善い 祝福の歌」 
 こんな風に美しいメロディー、文章、景色に囲まれて ずっと過ごしていきたいね。
世界中の人が 「明るく静かに澄んで懐かしい」 気持ちで生きていれば素敵なのに。

鍵カッコの中の文字は、本からの引用です。読んでいる時間は、ずっと美しく澄んだ気分でした^^
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.289
(5pt)

感動

「美しく 善い 祝福の歌」 
 こんな風に美しいメロディー、文章、景色に囲まれて ずっと過ごしていきたいね。
世界中の人が 「明るく静かに澄んで懐かしい」 気持ちで生きていれば素敵なのに。

鍵カッコの中の文字は、本からの引用です。読んでいる時間は、ずっと美しく澄んだ気分でした^^
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.288
(5pt)

そこら辺のより面白い

ご自身で読んで見てどう感じるかだと思いますが、基本的には調律師のお話です。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.287
(5pt)

そこら辺のより面白い

ご自身で読んで見てどう感じるかだと思いますが、基本的には調律師のお話です。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101
No.286
(5pt)

佳品

普段書籍は1度しか読みませんが、読み返したい。正直に言うと今年の直木賞&本屋大賞より、私には読みごたえあり。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.285
(4pt)

80点。外村君。

もちろん、本屋大賞でその名を知って、手に取りました。
 宮下さんは、スコーレ以来。スコーレはとっても良かった。
 期待大。で、ワクワクしてページをめくりました。

 主人公は外村君。北海道の山の中で育った彼が、高校の体育館で
目にしたものは、板鳥さん。板鳥さんがやっていたのは調律。ピアノに
息を吹き込む。ピアノに話しかける。ピアノが産声をあげる。
 その姿に外村君が目指したものは調律師。
 就職したのは板鳥さんの姿を追って。
 スタートした外村君が出会ったのは柳さん、秋野さん。
 そしてその二人が憧れる板鳥さん。
 やがて外村君がめぐり合うのは様々なピアノ、様々なピアニスト。
 そこにはそれこそ語りつくせない物語がそれぞれにあって、外村君の
感性を磨きます。
 まっすぐな外村君に話しかける双子の姉妹。和音ちゃんと悠仁ちゃん。
 二人の成長と外村君の成長。
 響き合うのはどこに向かって、そしてどんな音色を。

 という物語。
 静かな滑り出しから、北海道の山の風景、しばれる寒さ、そして森の
風、山鳴り。それが一貫してピアノに映し出される姿が外村君の心に
重なり、味わいは良好。
 80点。
 静かに始まり、静かに終わりました。
 柳さんと和音ちゃんと秋野さんと板鳥さんの笑顔。
 いいお話でしたが、ちょっと盛り上がりが低くて、高い山を登る
感覚がなかったかな。
 宮下さんはスコーレがすごくいいんです。人の成長。
 描き出しています。これからも期待しています。
羊と鋼の森 Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森より
4163902945
No.284
(5pt)

佳品

普段書籍は1度しか読みませんが、読み返したい。正直に言うと今年の直木賞&本屋大賞より、私には読みごたえあり。
羊と鋼の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 羊と鋼の森 (文春文庫)より
4167910101