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ぼくのキャノン



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【この小説が収録されている参考書籍】
ぼくのキャノン (文春文庫)
ぼくのキャノン (角川文庫)

ぼくのキャノンの評価: 4.10/5点 レビュー 20件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(2pt)

残念

評価が良かったので楽しみにして読みましたが、残念な感じでした。
ハチャメチャものは嫌いではないのですが、その中にも伝えるものがあるべきなのに無いというか、丁寧でないというか。特に最後は無理やり終わらせた感を強く感じました。
ぼくのキャノン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ぼくのキャノン (角川文庫)より
4043647107
No.2:
(1pt)

正直、面白くない……

「パガージマヌパナス」と「風車祭」はもちろん、読者レビューの評価が微妙な「レキオス」でさえ、僕には面白かった。本を閉じる時、読み終えてしまったことが、せつなく感じてしまったぐらいに面白かった。

なのに、この「ぼくのキャノン」だけは、正直、全く面白くない。ぜんぜん、楽しめない。
感じ方は人それぞれと解っていながら、「高評価つけている人、なんなの?釣りなの?」と、ヤツ当たりしたくなるほど面白くなかった(あくまで比喩で、高評価付けている方々への悪意ではありませんので、ご容赦ください)し、最後まで諦めずに読むことが苦痛でした。途中、何度本を放り投げてしまおうと思ったことか。

その理由は、「ことぶき♪(実際はハートマーク)」です。

ハイレグ水着の美女六人「ことぶき隊」が、並んで“組体操のクジャク”を作ると、そのセクシーさでもって、(主に敵組織の)男どもが骨抜きになって、何でも言いなりになってしまうという……「ことぶきフラッシュ!」みたいな「超」技……一発ギャグならまだしも、これが、話の要所要所(主人公たちは、このピンチをどう乗り切るんだろう?……うそだろ?また「ことぶき♪」かよ!みたいな)で出てきます。あまりにばかばかしくてorz。

セクシー美女軍団です。しかし、「ことぶき隊」というと、おばあちゃん戦隊を想像してしまうのですが、どうでしょう?「還暦レッド」「白寿ホワイト」他、喜寿と(黄寿とあてて)イエローで、米寿がベージュみたいな。

もちろん、この話自体、スケールの非常に大きい話を小さな沖縄の村で展開させるので、それをまとめるには、このような非日常的で強引なキャラクターも必要になってくるのは理解できますが……それにしても寒すぎませんか?

この「ことぶき隊」が面白いと思えるか、許せるかどうかで、評価が大きく変わってくると思います。

他、ライバルの社長令嬢、身長より長いターバン布をなびかせて走り回る男衆(忍者か月光仮面ですか?)、義手が某ガンダムのように伸びる刺客(漁師)、キャッツアイやルパンも顔負けのオバァ……キャラクターがどうもピンとこなかったです。

話の本筋が悪いとは、思いません。筋立ては十分に面白いものだったと思います。
しかし、本筋以外の小ネタが寒すぎて、最後に壮大な秘密を知っても、何の感動もしませんでした。
「ああ、やっと終わった」と思っただけ。

お金を出して買った以上、損をすまいと最後まで読みましたが、読み終えて時間を浪費した以外、何の得も無かった。
ぼくのキャノン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ぼくのキャノン (角川文庫)より
4043647107
No.1:
(1pt)

・・・

なんで?なんでこんな小説になっちゃったんだろう?
僕は「風車祭」を読んで池上永一さんの虜になりました。
あの目に浮かんでくるような沖縄の風景の描写、現実とファンタジーを
織り交ぜた壮大かつ爽快なストーリー。そしてオバァを筆頭に何度も笑わせてくれる登場人物たち・・・。あれは本当にどうしようもなく良い作品でした。ところが・・・。あの池上さんの新作が出版されると聞いて、どんな内容なのかも見ずに早速予約しました。発売日の次の日に家に届き、表紙の帯を見るとどうやら沖縄戦を書いた作品のようでした。「復帰世代が初めて書く沖縄戦」というフレーズに強く惹かれ、期待しながら読み進めてみると・・・、思わず何なんだこれは?という気持ちになりました。60年前の戦争の遺物、キャノン砲を神と崇める村人たち、大きくなったら島にリゾートやブランド店を建てたいという主人公たちの夢、そして村の秘密を守るためなら何人殺しても構わないという思想・・・。本当にウンザリです。後半でなにか展開が変わるのかな?という希望をもって最後まで読みましたが、結局は全て肯定して終わってしまいます。戦争自体を肯定しているわけではないけれど、主人公が誇らしげにキャノン砲を操縦するシーンなどを読んでいると著者が何を考えているのか分からなくなり、寒気まで覚えました。「風車祭」や「復活、へび女」を書いた著者はどこにいってしまったんだろう?あんなに暖かくて楽しい本を書いた著者はどこに・・?この本を読んだ人なら分かってくれると思います。まだまだ言いたいことはありますが、全て上げるときりがないのでこのへんで。とにかく最悪です。著者の前作を読んだ人で期待を裏切られたいなら読んでみるのもいいかもしれません。本当は星0個にしたいところなのですが、しかたないので1つです。
ぼくのキャノン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ぼくのキャノン (角川文庫)より
4043647107

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