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ロード・エルメロイII世の事件簿 case.剥離城アドラ
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【この小説が収録されている参考書籍】
ロード・エルメロイII世の事件簿 case.剥離城アドラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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400ページ近い文庫の3分の1を読んで、やっと事件の入り口という展開の遅さですが、丁寧に世界観や背景や伏線を描写しているので、飽きません。売れるのがよくわかります。 | ||||
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時計塔の成り立ちや派閥争い、魔術、魔術師なんかの描写は面白く読めた反面、 キャラの心理描写がくどい グレイたんから見たⅡ世の描写もくどい ルヴィアの美貌の描写もくどい 何べん同じこと言うんだ?それが何ページも続くから途中からアーハイハイになってしまった… 橙子さんみたいなおなじみのキャラの台詞なんかはそれっぽくなってると思うけど、 感情の機微や心理描写、心の話になると途端にくどくなっていや何でそういう結論に?てなる 特にグレイたん 特殊な生まれゆえって描写かもしれないけど倫理観が狂ってようとある程度順を追って思考してほしい 本家士郎だっておかしな思考ではあったけど彼なりの理屈があって論理があった あと途中から慣れたけど、一人称なのか三人称なのか、一人称なら「今」「誰」の視点なのかがパッとわかりにくくて何度か「ん?」てなった 続きは読むけど色々惜しいなと思った | ||||
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テレビアニメ版の『ロード・エルメロイII世の事件簿』でファンになりました。 アニメだけでは良く理解できなかった「時計塔」などの背景や、十分には語られていなかったルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトとの関わりなども十分に説明されています。 「魔術」の存在をどのように理解する? アニメではそれについて深く洞察できません。 この小説を読むことで、この作品における魔術のイメージはしっかりと把握することができました。 あとがきによると「魔術考証」なるものが存在したようで、単に荒唐無稽のストーリー展開ではないことが分かりました。 ある意味で闇深く陰気なロンドンに存在する時計塔の住人の雰囲気を醸し出している重厚な文体は、ライトノベルファンの立場からは好き嫌いが分かれるところでしょう。 第五章でオルロック・シザームンドとげるゲリュオン・アッシュボーンの関係が明かされる展開はこの作品のクライマックス。 情景描写に熱を帯びていきます。 しかし、その後は他の部分と比較して表現が雑になってしまった気がします。 解説によるとFateと言うシリーズは大きなストーリーであり、ロードエルメロイⅡ世はその中のひとつの個性的なPartsのようです。 映像作品も含めて、他の作品にも関心が出てくる小説でした。 | ||||
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アニメのFATE ZEROとUBW、そして魔眼収集列車を見たあとの読後感なのでかなりウェイバー・ベルベット改めエルメロイ2世に肩入れした感想になる。物語の進行はグレイのかたりだが、主人公との共通点は魔術との距離感だろう。エルメロイ2世は何度も作中でグレイが触れるようにせいぜい2流どまりの魔術師でしかなく、その才能の貧弱者と卓越した知見のギャップに今も悩まされている。いっそ魔術と縁が切れれば楽なのだろうが、第4次聖杯戦争での師ケイネスの死への責任感がそれを許さない。そしてその後始末の一環として剥離状アドラに他の魔術師とともに招待される。 題名に事件簿とあるが推理が働く余地は少なく、そもそも魔術師にアリバイとか方法とか、一般的な推理が意味をなすわけもない。ただ、なぜそうしたのか、ホワイダニットのみは魔術師が魔術刻印に支配される運命にあるだけに意味を持つ。生物はDNAの船にすぎないという学者のセリフはつまるところ、生物は生きて殖やして遺伝子を未来に残すのが目的ということだ。そして魔術師は魔術刻印を代々発展され受けつぐ。では今回の剥離城の謎とはなにか、という物語です。 FATEシリーズはどこかに遊びがあることが多く、ZEROのような精神をえぐるような場面はむしろ例外だが、この作品は極めてシリアスにストーリーが編まれている。それはエルメロイ2世が非才の身に重すぎる役目を背負い、イスカンダルの隣に再び立とうとあがき続ける物語だからだろう。同時に規格外のキャラクター揃いの中で唯一、ほとんど普通人のキャラクターであるウェイバー・ベルベットはそのまま読者がもっとも身近に感じられる存在だ。理想と実力の間に苦しむ姿はリアルな人間だと言える。 ただ、魔術が神秘を旨とするのに教育の対象として、学問と同じく仕組みを顕かにするのは時計塔においては視点を変えた異能と映る。それは彼をめぐる魔術師たちが形は違っても等しく認めるものであることは物語の中で明らかになっていく。冬木市の鉄橋においてイスカンダルの死闘とギルガメッシュの激励を受けた少年の不器用さを描くには、ルヴィアですら戦う貴族令嬢の相貌で相対しなくてはふさわしくない。そしてその天才に非才のエルメロイ2世は率直に羨む言葉を呪詛のように吐くのだ。ある意味でもっとも重要な場面かもしれない。 最後にグレイについては多くを語っているのが意外だが、大敵を撃つにはそれなりの背景がないとかなわないと思えばこれはこれで良いのだろう。それが現実離れした神霊の域だけに、ルヴィアに説明するエルメロイ2世の言葉は平板で他人事のようだ。複雑な感情が見て取れてむしろ好ましい。 凡人があがき、星をつかもうとする様は滑稽かもしれない。しかし意図せずし思い焦がれたものとは違う星を掴むことがある。ウェイバー・ベルベットからロード・エルメロイII世への10年はまさにそんな年月だ。 | ||||
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実在する概念と型月の魔術の橋渡しになってくれるシリーズです。 | ||||
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端的に言えば、回りくどい言い回しを極めた、なんかfateシリーズの魔術とかそういう世界観とか設定とかが死ぬほど好きな人が楽しめる作品。 普通に読んでいると、周りくどくてとても読むのが辛いくなってくる。 序盤の招待状がきて館に行ったという、下手をすると数行で終わるような展開を、ネチネチ回りくどい「僕の考えたすごい世界観」を何ページにもわたって読み続けさせられる。 ミステリーとして、「続きが気になる」「展開がどうなるのだろう」とかそういう期待があると思うのだけれど、 fateの世界観を語るのを優先しすぎていて、同人誌といわれてもしょうがないレベル。 ちょっと肌に合わなかった。 作者のオナニーに共感が持てる人は楽しめると思う | ||||
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全体の完成度としてはfateの魔術師世界観をより詳しく理解できるもので高いモノだと感じた。 しかし、最初の導入部分は日常的な場面にもかかわらず大袈裟な文体で違和感を感じた。例えるなら、何気ないいただきますの合掌の描写で神仏に対する祈りを事細かく書いているようなものだった。 | ||||
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小説のことは知っていましたが手を出しておらず、アニメを先に見てからこちらを読みました。 他の方も書いてるがファン向け。基礎知識が無いと分からない。 後書きにも書いてあるが、もともと菌糸類がFateの世界観を広げるためのものとして企画したのだから当然。 アニメの評価でも散々言われていたが、ミステリーを期待して読むと盛大に裏切られる。 ミステリーは読者も推理ができて犯人探しができることに意味がある。 しかし本作は、現実世界の物理法則ではなく、型月世界の魔術法則をベースにした上で、ハウダニットではなくホワイダニットを問題にしている。 これでは普通のミステリー小説のような推理などできるはずがない。 これでミステリー小説・推理小説を謳うのは良くないんじゃないかと思います。 あ、自分はただの10年来のファンで、成長したウェイバーの活躍が見られて大満足なので⭐︎5です^ ^ | ||||
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TVアニメを先に全話視聴した。 ちなみにfateシリーズは無印からのファンである。 アニメがとても良かった(グレイたん可愛い)ので、 ウェイバーとグレイの出会いやアニメのその後など、アニメで語られなかったエピソードが知りたくて原作小説に手を出したが、 残念ながら時系列純ではないのか(型月ではよくあることだが)本書、第一巻はすでに出会い弟子となった後のエピソードだった。 ちなみにアニメ6話で本書での出来事にちらっと触れている。 ラノベとしては、まぁまぁおもしろかったかな。 もちろん、fateシリーズの知識がある程度あるとこが前提だが。 アニメではグレイたんから師匠への強い親愛の情が感じられるが、 本書では好感度が足りないのか、やや辛辣な見方をしている。 ちなみにルヴィアがエルメロイⅡ世を師として認めたのが本書である。 | ||||
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最高 | ||||
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今まではミステリー小説など触れたことがなかったのですが、「魔術が存在する世界観ならどうとでもなるんじゃね?」な感覚で読んでいました。読み終えた感想は、読みごたえのあるミステリーと読みやすくて入り込める世界観、主人公は魔術を使えないがそれを上回る知識による推理の深さに引きこまれます。 「犯人こいつだろう」と思っていたら本当に犯人で、「ここでその過去はわからんてーっ!!」と口にするほどの展開に意表をつかれました。 興奮が冷めないまま綴っている語彙が欠如しまくっているおかしなレビューとなりましたが、ウェイバーが好きな人には読んでほしいです。 | ||||
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いやー3日で全巻買って読んでしまいました。面白かった。 型月信者にはオススメです。 特徴としては、魔術師のミステリーとして物語が面白いのは勿論なのですが、型月の世界観や言葉の定義が物語全体を通して詳細に解説されています。 例えば直死の魔眼はどれぐらいの価値なのか、聖杯戦争の立ち位置、他作品であっけなく死んでしまったキャラの一面など。これまで気になっていたものが明かされます。 他作品との関連ですが、私はfate ubw、空の境界、魔法使いの夜の状態で読みました。余すことなく各作品の要素が散りばめられてて大変興奮しました。特にまほよファンからすると橙子さん大活躍なのは嬉しい。 あとまほよ続編まだ待ってます。 | ||||
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舞台になるので原作を、と手に取りました。ストーリーは面白いのですが、とにかく文章の表現に引っかかってしまい、後半飛ばし読みする箇所が増えました。例えの表現がオーバーで、腑に落ちない述部が多かったこと・・・。コミックにすればよかったかな、と思いました。 | ||||
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初出が自費出版のTYPEMOON BOOKSということで、元はいわゆる同人誌なわけだが、その同人小説が角川文庫という一般文芸のレーベルで出版されてしまっているのが、かなりの問題ではないかと思う。 なぜなら、小説としてのクオリティが、角川文庫というレーベルで、原作付きではない他の文芸作品と同じ書棚に並べられて売られるようなレベルには、まったく届いていないからだ。 既に他の方が指摘されているように、ミステリ仕立てになってはいるが伏線はほぼ存在せず、 探偵役のエルメロイ二世が最後に解説をするものの、なぜその結論に至ったのかという説明すらないので、 完全に読者が置いてきぼりの状態になってしまっている。ミステリを期待して購入すると、かなりがっかりする。 また、そういった小説の内容もさることながら、基本的に、とにかく書き手の文章力が低い。 例えば視点や一人称、三人称といった小説作法の問題。 この作品は、グレイ視点の一人称と、他のキャラクターの視点で書かれた三人称とが混在している多視点の小説だが、序盤から中盤のほとんどを占めるグレイ視点の一人称が、一人称としては書き方がかなり独特で、読み始めは一人称であることが大変わかりづらい。 なぜなら視点人物であるグレイが、地の文で主語を「自分」と呼称しており、セリフで彼女が使っている「拙」という主語を使っていない為、一見、三人称と誤解しがちである。 しかも、読者がようやくその一風変わった一人称に慣れ始めた頃に、他のキャラクターを視点人物に据えた三人称の節が挟まるようになるので、これまた誤解を招きやすく、バランスもすこぶる悪い。 さらに言えば、その三人称視点の節でも、一人称で使われるような表現が、セリフではなく地の文で使われているのも、小説としては大変よろしくない。 例えば三人称の地の文では「~みたいな」というような、口語に寄った表現はなるべく使うべきではなく、その場合は「~のような」と書くのが望ましいし、方向を指す場合も「こっち」ではなく「こちら」と書く方が収まりがいい。 その他にも、同じ単語がひとつのページに何度も登場する、主語と述語がねじれている等、細かい点を挙げればきりがないのでこの辺でやめにするが、なんというか、こういった小説の書き方や作法、文章に関することは、普段、ライトノベル以外の本もきちんと読んでいれば、感覚としておのずと身につくものである。 つまるところ、この書き手は普段、小説をほとんど読まないか、読んでいても熟読や精読をしていない人物であり、そういう著者の作品である、ということはクオリティも推して知るべし、といったところである。 あくまでファンアイテムとして割り切って購入するなら、イラストや装丁は綺麗だと思うのでそれなりにお薦めするが、読書を主眼とするならお薦めしない。 この作品はファンアイテムらしく、もっと大きめの版型で価格を釣り上げて、ライトノベル専門のレーベルで出すべきだと思う。ちなみに、そういった形式で出されていれば、私は買わなかった。 最初の発表が自費出版であったのは仕方ないとしても、改めて商業出版で出すならば、もう一度大幅に改稿するべきだと思う。 | ||||
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文庫になって持ち運びやすくなりました。しかし流石の文章量で厚いです。 ロードとなって活躍するウェイバー君の物語です。Zeroのその後、彼がどうなったのか?魔術とは?魔術協会とは?といった魔術に関するTYPE–MOONの世界を見ることができる小説です。魔術を解き明かすミステリー小説です。 ロードとなり成長したウェイバー君の活躍を見ることができます。 | ||||
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型月世界が今までとは違った切り口で見ることができるファングッズ本。基本知識なしに読むのはお勧めできないと思う。 | ||||
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Fateの世界観が好きな方なら 買って間違いない本ではないでしょうか ただ価格が少し割高に感じました | ||||
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先に漫画版を知って、2巻まで購入したところで、こちらをみつけて買いました。 ページ数たっぷりですが確かな文章力・構成で、後半のめまぐるしい展開も混乱なく、一気に読めました。 ちなみに 検索にHitしづらく、購入当時たどり着けなかったのですが、紙媒体版もいまだに買える状態です;; ぼろいPCにKindleをインストールして、ダウンロードして、読むのはなかなかに大変でしたので、 次巻からは紙媒体版を購入しようと思います。 | ||||
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先生のジンカンの方を先に拝読しており、文体や構成が好みであったのと某ゲームでのお祭り騒ぎをきっかけに手に取りました。記念とお祝いに一冊~ののりで。 こういうキャラクター物の小説は年取るごとに離れていましたが久々に読了後「面白かった~」ってなりました。 fate世界での魔術の世界観と、その神秘さを文字だけで美事表現している所に三田先生の骨太さを感じてしまいます。ええ、流れで二巻買いました読むの楽しみです。 神秘的なオカルトとミステリと人間ドラマがお好きな方は是非! | ||||
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結論から申しますとロード・エルメロイ(ウェイバー・ベルベット)ファンなら買いです。 少々お値段は張りますが読み応えはありますし、エルメロイ二世の主に頭脳面での活躍が十分に拝め、虚淵氏による第四次聖杯戦争のネタなども随所に織り込まれたファンサービスが嬉しい。 当時のへタレでテンパり気味の青臭いウェイバーを知る読者はこんなに立派になって……と親心で涙を流すこと請け合いです。 内容も広義のミステリーと考えれば十分許容範囲です。 私自身ミステリーは好きでよく読みますが、犯人やトリックの推理よりホワイダニット、いわゆる動機や事件を巡る人間関係の方に関心を抱く人間なので、同様の性向の方なら事件の顛末も然程抵抗なく受け入れられると思います。 剥離城に集った魔術師たちもいずれ劣らぬ強烈な個性の持ち主! ロード・エルメロイ二世とグレイの師弟関係は微笑ましく、寝ぼけたエルメロイ二世の世話を甲斐甲斐しく焼いたりなど、コミカルなやりとりにくすっとします。 冒頭におかれた猫のエピソードには、不条理な条理を割り切れられないエルメロイ二世の愚直さが集約されてじんときました。 魔術師としてはどこまでも二流でありながら、教育者としては最高の人材である二世の知識や助言が絶体絶命の窮地で生かされてきて、あの状況でこんな機転を利かせられる男なら、それはもう時計塔で抱かれたい男ナンバーワンの称号を欲しいままにするのも納得です。 魔術を行使するシーンは抽象的で観念的ながら非常に精妙な描写で、概念を補強する説得力を持たせています。 犯人が判明した後、真の黒幕といえる存在がとった行動と、その最期の描写が哀しくも美しく胸に迫りました。 一人称が「ボク」から「私」に切り替わるのは非常に憎い演出でした…… 第四次聖杯戦争を経たウェイバーの成長を見届ける意味でも、彼を応援していた読者には是非読んでほしいです。 | ||||
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