ひらいて

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評判

ひらいての評価:

3.76/5点 レビュー 59件。 B ランク

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平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全120件 81〜100 5/6ページ
No.40
(5pt)

疾走感あふれる作品

いつも通りさらさらと読みやすく、綿矢さんらしい作品だと思います。私はとても好きです。

「勝手にふるえてろ」や「かわいそうだね?」は、割と軽いタッチの印象で、そちらも好きでしたが、
今回の愛憎に満ちてやや重く暴走していくストーリーも好きでした。

また、高校生活が舞台の作品というのも、私には10年近く前の「インストール」や「蹴りたい背中」以来で、
そういう懐かしさもありつつ、新しい価値観が織り混ざって凝縮された今回の作品の良さがありました。
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.39
(2pt)

駄作!

小賢しい描写が続くところで感じる不快感
結局馬鹿な小娘が暴走して周りに迷惑をかけるだけの話
セックス描写だけは興奮を覚えたので星ふたつ
「かわいそうだね?」のほうがよかった
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.38
(1pt)

今回が一番ダメだった私には。

綿矢作品、出ているものは全部読んでいます。
綿矢さんは自分と同い年。芥川賞で大騒ぎになった時、私も大学生で、すごいなあと思い、読んだのがきっかけ。元々読書は好きで、現在、芥川賞選考委員をやっている作家の中に何人かファンの人たちがいて、みんな、褒めていたし。

今回の作品も、有名作家がべた褒めですし、レビューの評価も今までにないぐらい良くて、期待して、購入しました。

誰もが叶わない恋って経験あったと思うし、それが美人だろうがイケメンだろうが、皆、経験すること。
だから絶対共感できる自信もあった。

けど、だめでした。ゾクゾクしないんです。今までの作品の中で最も無難な印象だったんです。
世の中で、良いって言われるものって、やっぱり自分には合わないのかなあと、ショックでしたよ。

かわいそうだね?は、笑えて面白かったし、共感できる登場人物の馬鹿さがあったじゃないですか。現実に、あ〜いるいるって感じで。私は、綿矢さんこの路線かなって思ったんです。

今回は非常にまじめに丁寧に描いているんだけど。暴走が美しいって思うことができればそれまでですけど、中高生の恋だったら、もっと、行動しない思いの深さがあってもいいなあって思うんです。行動も出来ずに、思いを告げられなかった人が大半では?

主人公はめちゃめちゃ行動しますよね。はっきり振られるし。好きな人の彼女寝とるなんて、少女マンガじゃあるまいし。逆にリアリティーがなくなってしまって、ダメでした。

私は、ずっと読んできて気づいたんです。綿矢さんってめちゃめちゃ頭の良い作家さんなんです。だから、頭ですり合わせた感じがどうしても出てしまうんです。それを、人は美しい!って思うかどうかなんです。
美しい日本語、選び抜かれた言葉っていうのはある意味正しいけれど。言葉選びも、この小説に関しては嫌いです。あそこのことをゼリーとか。高校の描写も、深夜のマックの描写も飽きてしまう。

小説って、楽しいものなんだよ〜〜!!ほんとはね。疲れちゃう。
我慢して読んだって感じになってしまった。飽きてしまって。登場人物のだれも好きになれないし、綿矢さんの趣味かもしれないけど、「たとえ」が良い男に思えないし、父親とか、最後の鶴のところも唐突だし、昼ドラっぽい・・・

ずっと好きだったけど、これを機に読むのやめちゃうと思います。私は。もう私が読むのは最後です。

忌々しい気持ちで本を売るのは悲しいです。駄作とは思いたくないですが。
自分に合わないということで、片づけるしかないですね。

冥土めぐりを読めば良かった。そちらの方がゾクゾクしたかも。
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.37
(5pt)

蹴りたい背中を踏襲したような作品

設定は高校時代の恋愛問題で、
主人公が「たとえ」という男子生徒に
恋愛感情を抱きながらも、なかなか距離が
縮まらないはがゆさを描いています
それにしても綿矢りさは、ギャグの天才ですね
主人公が好きになる男子生徒の名前が「たとえ」だと
読んだとき、おもわず心の中で爆笑してしまいました
また、糖尿病でインスリンの注射を腕ではなく、
おなかを捲し上げてする同級生の女の子にも
笑わせてもらいました
綿矢りさは、自身が何歳になっても、高校時代の
甘酸っぱい恋愛小説を書き続ければ、売れ続けると
信じますよ
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.36
(5pt)

展開が読めない

新聞で角田光代さんが紹介されていたのを見て気になり購入してみました。
今まで綿矢りさの作品は「蹴りたい背中」「インストール」「勝手に震えてろ」を読んだことがありましたが、私はこの「ひらいて」を一番面白いと感じました。

舞台は高校ですが主人公の女子はお洒落で意志が強く、クラスの中でもいわゆる「いけている」人物です。その女子がクラスの「いけていない」男子に恋をしてしまい、ある夜学校に忍び込んでまで彼の机をあさると以外な事実が発覚し……といった話です。

話が二転三転していくので読んでいて飽きません。エンターテイメントの度では今までで一番高いのでは。そのうちにむき出しになっていく登場人物たちの心に胸が揺さぶられます。綿矢流の独特な比喩やレトリックも健在です。
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.35
(4pt)

暴走青春小説

目立たないが気になる男の子のいる教室風景。女子高校生の普遍的な光景から物語は始まる。
いけないとわかっているけど、他人の手紙を盗み読み。
 さあてここから一気に物語は暴走する。
 エキセントリックな登場人物が意味ありげに舞台に立ち、つられて主人公の過激な性格が発露する。

 そうだよ。高校生の頃って、充実していても不満一杯でも、とにかく自分を中心に地球が回っているんだ。
練られた文章が、小説内時間の一瞬一瞬を結晶化している。
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.34
(5pt)

新境地

新潮5月号に発表されて話題となっていた綿矢りささんの新作。雑誌発表時から著者の新境地と好評だったためか、解説など一切なく、そのままに単行本化された感じ。雑誌は入手しにくいので、このような早いスパンの単行本化は評価できる。内容は、著者が描く主人公にある、ひねくれた性格は健在だが、直接的行動に走る中に素直な愛情が感じられた。「夢を与える」「亜美ちゃんは美人」に、本作の兆しはあるのだが、著者の新境地というのは間違いないので、ファンにはより必読と思う。
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.33
(5pt)

「綿矢りさ」が、止まらない!

”大好きだ、大好きだ。こんな気持ち、恋とも愛とも呼んではいけない。彼を刺し貫く想いの矢だ。”(p.125)

「さびしさは鳴る。」にやられた人は、絶対おもしろいです。
(p.87の描写が『蹴りたい背中』を思い出す!)
今回も、最初のページから素晴らしい。
”存在するだけで私の胸を苦しくさせる人間が、この教室にいる。
さりげないしぐさで、まなざしだけで、彼は私を完全に支配する。”(p.3)
普段生活している中でなんとなく感じつつも言葉にできない感情や情景、空気などを
日本語化する綿矢の技術には本当に舌を巻く。

『インストール』の解説で高橋源一郎に
「天才」、さらに、”綿矢りさは、この「時代」と「日本語」に選ばれたのだ。”と
言わしめた極上の日本語を今作でも充分に鑑賞できます。

内容に関しては、後半にかけての疾走感が圧巻です。
前半を呼んでるうちは、このあとどうなるんだろう?と
結末を予測、な〜んてしながらゆっくり読んでいたのが、
帯にもある、「人間の根源的な愛を問う」スリリングな展開にページを繰る手が止まりませんでした。
(ラスト10ページの出来といったら、そりゃあ、もう!)

美しい日本語と、描写の繊細さ。
小説を読みながら映画を観ているような、そんな素敵な時間を過ごせました。

間違いなく、おすすめです!
ひらいて Amazon書評・レビュー: ひらいてより
4103326212
No.32
(3pt)

気味が悪い

女の情念というか、どろどろして、ねっとりして、気味が悪いです。
主人公が好きな男の彼女をつきとめたときの嫉妬のすごさにたじろいでしまい、それ以上は読めませんでした。
男性が読むものではないような気がします。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.31
(5pt)

感想

「インストール」「蹴りたい背中」に続き3作目に「ひらいて」を読んだ。

前作では、スクールカーストで言えばはみ出し者が描かれていたのに対し、当作品では、カーストトップの女子高生が主人公である。

そんな人気者の主人公「愛」は、表面だけを上手くとり繕い人気を博している。水面下での内面描写は読み応えがある。

それ故、たとえには欺瞞と受け取られ、恋は破壊に発展していく。

それでも一心不乱にぶつかっていく愛には好感を持てた。

最後には、たとえに「ひらいて」もらえたんではないでしょうか。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.30
(5pt)

こんな言語感覚が欲しかった。

主人公・愛が発する一つひとつの言葉のセンスがとにかくいい。
「悲しみよこんにちは」を読んだときと同じ感覚に陥った。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.29
(5pt)

ひらいて の 感想

最高に面白いです。綿谷りささんは内向的な人間の内面を描写する天才だと思います。いつも引きずり込まれてしまい、一気に最後までよみました。たとえ君 、美雪、主人公の愛 全て魅力的な存在です。好きな男の恋人を寝取る場面は、笑えるし、興奮するし、最高でした。ただ、愛が心の平安が見つけられないまま、未来に向かって強く希望を持ち、終わって行く感じがあったのがやや残念でした。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.28
(2pt)

あえて言わせてください

内容はとても面白かった。主人公の恋愛が暴走して、支離滅裂な方向に向かっていく過程がとても衝撃的だった。特に、好きになった男子の彼女と肉体関係を持った描写が印象に残った。様々な蛇行の末、綺麗な終わり方をする。その場面には鳥肌がたった。
しかし、「恋愛小説」としてどうだったか?と思う。サイドの性描写や、夜学校に忍び込んだ時のことなど、「恋愛感情」や「好意を抱いていた彼」が置いてけぼりにされてしまっていたと思う。その点が私は気に入らなかった。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.27
(5pt)

たとえがとても印象的です

本当に良かった。いろいろ本は読んできましたが、もっとも印象的で大切な本です。

レビューが分かれていることに驚いています。たぶん、心の中にたとえを飼っている人間のほうに、よりぐっと刺さる作品なんでしょう。たしかにまとまりなくバラバラだし、情感的過ぎるところも多いです。文章は読みやすいのに、そこに描かれていることが痛すぎて続きが読めなくなってしまう。読破にかはり時間をかけました。

でも、本当に買って良かった。こんな素晴らしい体験が本当に数百円でいいのか、と思います。

最後の終わりも、人によってはやっつけすぎると言うかもしれません。でも、あれこそわたしがたとえに言われたかったことなので、展開的におかしいとは思っても、とても救われた気持ちでした。むしろあそこで普通に終わっていたら、凡作になってしまっていたかもしれません。

耐えられないほど身勝手で寂しい恋をしたことがある人におすすめです。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.26
(3pt)

愛情というエゴ

決してリアリティがある設定ではないけども主人公「愛」の心の奥の奥をえぐりだす展開は綿矢さんのオリジナリティがあふれていて引き込まれる部分がありました。いろいろな伏線らしきものはありますが特に気にしなくてもいのかな。彼女の世界観は好き嫌いが分かれるのも分かる気がします。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.25
(5pt)

壊してゆくエネルギー

綿矢りさの作品の出来にはまだ凹凸があるが、これは良くできた作品だと思う。たとえという男子高校生に対する恋情が暴走し、その彼女である美雪をもまきこんで行くプロセスには動的な面白さがある。もちろん現実にここまで暴走することは稀だから、これは小説の世界での話なのだけど、主人公の愛の心理描写は、その(身勝手な)愛情にだけ絞られていて、それなりに首尾一貫性がある。現実の世界では、その他の有象無象のことが絡んだ生活のなかにいるわけだから、これほど純粋に暴走することはできないけれど、思考実験としてはとても面白い。もちろん暴走主人公が中心だから、たとえも美雪も、愛に翻弄され、ある意味では人形のような一面的な描かれ方をしているのだが、これは愛の愛情の物語だから仕方ない。
しかし、そうした物語であれば、この終わり方はないだろう、という気がした。もっと混沌とした訳の分からない状態に突入して終わり、という方が良かったように思う。それは自殺なんかではなく、愛が時折見せる外部世界を遮断する状態の究極の世界のようなものだ。最後の1ページは書き直してほしいなあ、などと思う。それと、ヘンリーミラーが使ったような、断片的な詩のようなイメージの重層的表現が、うまく使われていて、そこは気に行った。すくなくともロレンスダレルよりはうまくミラーを継承している・・といって綿矢さんがミラーを読んでいるのかどうかは知らないが。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.24
(3pt)

可哀想

途中まで面白かったが
愛が可哀想になってきて
著者の考え方に共感できなかった。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.23
(4pt)

駆け巡る衝撃

「ひらいて」の一文は短い。とても読みやすい小説。
けど、エンターテイメントではなく、純文学だ。

綿矢りさの「蹴りたい背中」を小学校六年生のころ、図書館で読んだ。
感じたことのない衝動に震えたのを覚えている。衝撃だった。
そのあと「インストール」を読んでからずいぶん久々に、今回綿矢りさの作品を読んだ。
「ひらいて」にも、あの時感じた身体を駆け巡る衝撃がたしかにあった。

あと、最後に谷崎の「春琴抄」が会話の中にでてきたのが気になった。

いいたいことは沢山ある。でも悔しいからとどめておく。
言うと自分の醜さがあらわになるからとどめておく。
でもこれだけは言わせてください。私はあなたにぜったいに負けない。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.22
(3pt)

しつけて。

まるで、幼く身勝手な作家自身でもあるような主人公。この女性を犯罪者にしないために「小説家」の肩書を授けたのは慧眼だったかも知れない、とさえ思えてしまう。

が、どうやら実際は「まるで他人ごとのようなふりをして、本も出した」(「履歴の無い女」『文學界』2015.1., p.99)うちの一冊に過ぎず、そうした「履歴」は結婚を機に何のみれんも無く捨てることができた作家はかつて「自分と遠いと思っていた、どこか別の世界の女たちと思って見ていた、夕方のスーパーで家族分の食料をそろえる彼女たち…」(同, p.101)という眼の高さでこの『ひらいて』も書いたのだ。
「…自分のことしか考えてな」(同, p.105)いことを作中でも(再三)主人公に自省させ乍ら、今も主要テーマは「私の居場所」(同, p.107)らしいこの作家はまた、「いままでの自分の生活に、プライドはないのか、と……。いや、ブライドっていうのとは違うな、でもうまく言葉が見つからない」(同, p.102)と自問したりもするけれど、これからは「やみくもに、自分本位に、あたりをなぎ倒しながら疾走する」主人公の気持ちだけでなく、それによって傷ついたひとの気持ちもきちんと描いてくれるだろうか。

『ひらいて』の主人公・愛のような子がいたら皆が迷惑するけれど、皆が未成熟な「学校」に限ってはそれも許される。これからの作家のテーマは、この子をどう躾けるか、だろう。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514
No.21
(1pt)

面白くなかったです

だんだん綿矢さんのかく作品が
面白くなくなってきた…と
思っていたら、やっぱりその
気持ちは今回の本で固まりました。

性描写ばっかりで面白くも
なんともなかったです。
ひらいて (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいて (新潮文庫)より
4101266514