ビアンカ・オーバースタディ
評判
ビアンカ・オーバースタディの評価:
3.68/5点 レビュー 80件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全134件 81〜100 5/7ページ
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ビアンカ・オーバースタディの評価:
3.68/5点 レビュー 80件。 D ランク
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いや、うん。新規性ないわこれ。「プロパーが持てない外部からのメタ視点で驚かせてやるのだフフン」と豪語して出て来たものがこれか、と失望を禁じ得ない。内側の人間って、ためつすがめつメタったりアンチったりするのも大好物なのだ。この程度のもので「お前らが想像も出来なかった一次元上の視点だ!どうだ驚愕しただろう」と言われても。
やはりメタ・アンチは愛あってこそと痛感する。外からの視点で中の滑稽さを戯画化するつもりで、実際の所、外からの無理解に満ちた偏見をそのまま曝すだけではお粗末。痛い所を鋭く衝いて怒らせてやろうという企画意図を実現できてないだろ…。嫌いだから嫌がらせして怒らせるだけで、批評や揶揄になり得ていない。ロートレック荘をミステリプロパーには思いもよらない画期的なものと自画自賛していた時代から何も成長していない。
ラノベをナメているのみならず、筒井康隆をもナメているように感じる。筒井っぽさの低次元なセルフ模倣にしか見えない。これぞ筒井と思う人は、本当の筒井康隆を知らないのでは。かつては叩かれても面白くしに行くイチビリ気質で、叩かれるのは結果だった。だが今や、それが目的。いつからか、叩かれるのが正義の証で大勝利という予防線含みのカルト気質に変容してしまった。痛々しい。
昔のように権威をおちょくり噛み付けば批評性も持ち得ようが、その逆で、権威が気に入らないものを踏み躙りにかかる唾棄すべき営為に堕している。「若造ラノベオタ発狂ザマアミロ、思い知ったか」は憎しみと蔑視によるバッシングにすぎない。よろしい、ならば戦争だ。
いや、感情の赴くままに気に食わない物を叩くのは、まだ理解はできる。「これでラノベしか読めないガキどもに本物を教えて取り込める」という、自分は高みにいると奢った植民地主義言説がおぞましすぎる。なんでこう、マンガやラノベやYAの読者を奴隷狩りの対象と捉える驕った発言が出るんだろう。なんである年齢以上の世代って、口汚く罵れば配下に組み込めると思ってるんだろう。お前おっくれってるぅーと頭ごなしに罵倒されたら羨ましがって物買ったり弟子入りしたりするのは、同一価値観の上での優劣を信じていた激マゾな昭和人だけ。現代人は当然、そんなことされたら敵かねじれの位置に回るよ?そういう態度がニュービーに反感を抱かせ先細らせてきたのではないか。これは筒井康隆当人ではなく筒井を神輿に担ぎたがるような人々の罪。猛省を促したい。
ただまあ、批評性を捏造して遊ぶのって、まれによくある。この本が批評として機能するかというと到底しないが、この本を取り巻く高評価は批評への批評として機能するだろう。