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教場0: 刑事指導官・風間公親
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教場0: 刑事指導官・風間公親の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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このタイトルから分かるように、この作品は時系列的には、前作「教場」「教場2」よりは過去のストーリーが描かれる。 主人公の風間公親がどこか県警の刑事として、新米刑事を3か月間引き受けて鍛えるという設定の短編集と なっている。それぞれのストーリーは長岡らしく凝っているし、ミステリーとしてのポイントも押さえている。だが、「教場」で 描かれた緊迫感のある警察学校の生徒の人間劇としての掘り下げはもう一つだ。風間も何かもう一つ緊張感が 過去の教場シリーズに比して欠けているような気がしてならない。彼の片目が義眼であることのエピソードも最終編で 入っているが、これも今後のシリーズの伏線か。風間をあまり目立った主人公にするとこのシリーズそのものの 意味合いが減じてくるように思う。 | ||||
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シリーズ1作目の「教場」からのファンです。 この「教官0」では風間教官の洞察力のスゴさが現場でも発揮されていて、こんなことってあるの?という驚きの連続であっという間に読みきってしまいました。 こちらもいつの日か、ドラマ化お願いします! 最新作の「風間教場」も出てますね。読むのが楽しみです。 | ||||
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木村拓哉主演のTVドラマ「教場』を観た。 警察学校を舞台にした教官風間と警察官に任用されたばかりのルーキーたちの群像劇で、学園ドラマにミステリー要素を取り入れて普段目にすることない葛藤やドラマを描いており二夜連続で魅入ってしまった。その力は、風間公親を造形した主演の木村拓哉にあるのだろう。いわゆる「何を演じてもキムタク」と呼ばれるような台詞回し、しぐさ、カッコ良さを封印し、つまりHERO的なケレン味を徹底的に消し去り、無駄のないシンプルさ、用の美に徹して、美しい。木村拓哉は、自らの力で「キムタク」をアップグレードして、新しいファンを開拓したと思われる。 さて、教場0である。 言わば、エピソード0である。警察学校教官になる前。県警本部捜査1課のデカ風間が、実際の殺人事件のなかで、ルーキー刑事たちをOJTで指導する。しかし、その指導方法は一風変わっている。犯行推定時間、物的証拠、アリバイ、鑑識など科学的捜査方法に目もくれない。 「人と会ったら、においを嗅いでみろ」「DNA鑑定で身元がわかる前に犯人を捕らえてみせるんだ」 風間公親は短く質問するだけ。新米刑事に自ら仮説を立てさせ、説明させ、ダメなら最初から考え直させ、説明させ、正解が出るまで、何度も何度も考えさせる。決めゼリフはこうだ「刑事失格だ。交番勤務に戻れるよう、本部長に転属願を書いてやろう」 人間は、感情の中に体験を記憶している。人を殺した体験はより深く記憶に根ざしている。従って、犯人の心の中に証拠はある。その感情を暴くのが刑事の役割。そのことがわかるとルーキーは成長する。例えばこの会話だ。 風間:xx(犯人の名前)をどう見る ルーキー:クロだと思います 風間:なぜだ ルーキー:普段と違うことしてますから このエピソードゼロでは、風間公親のひとつの謎が明かされる。乞うご期待を! | ||||
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本書の様な題材に初めて遭遇しました。描かれているシーンがリアルです。歪んだ心理を抱えつつ、いろいろ仕掛けられたシチュエーションを経て不屈の刑事へと育成されていく展開に圧倒されます。 | ||||
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短編ミステリーの傑作だと思う。思った以上に一編一編が短いけれど、事件→解明までのプロットがしっかりしていて、それでいて論理的。また一編の中に人間模様も織り交ぜられ面白い。刑事版OJTってのも斬新。 | ||||
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とても読みやすかった、何度も読み返しました。風間教官がワクワクして、読み進めました。警察学校の厳しさ、挫折を乗り越えていく様、TV放映が楽しみです。 | ||||
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裏の裏をかく面白さとそれが当たり前の感覚の主人公が渋すぎる。脇役や犯人の設定も素晴らしい。 | ||||
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内容が非常に面白かったのでおススメです。 | ||||
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今作は前2作とは打って変わって、各ストーリーで先に犯人及び犯行現場を描き、主役である捜査員が「完全犯罪」の隙を突き崩しホシをあげる叙倒式ミステリー。 ディテールは愁眉だと思う。ただ、3作いずれも短編集なのが惜しい。長編シリーズ化を望む。 | ||||
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意表を突く倒叙形式の連作短編集。文章が滑らかで嫌味がなく、さらっと読めます。ただ、どれも「作りもの」感が強く、この作者の作品にしてはレベルが低いと言わざるを得ません。人工甘味料入りの飲み物を飲んだような後味がします(タイトルも「0」ですし)。 その中では、第5話「指輪のレクイエム」が、被害者の心情に強く胸を打たれる佳品です。また第6話「毒のある骸」のラストは衝撃的で、この後どうなるのだろうという興味を掻き立てられます。 第4話まで読んだところでは星二つでしたが、この二話の分、一つアップします。 | ||||
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週刊文春のミステリーベスト10に選ばれていたので読みました。短編集です。ほぼ全編、倒叙推理形式ですね。 どの話もほど良い長さで、暇つぶしにはもってこいです。けれど、このクオリティで年間ベスト10ですかねえ。日本のエンタメ文壇はそれほど浅いんでしょうか。 言ってみれば、ごく普通のミステリー短編集。ただ、最後のお話の最後の場面はとても印象に残りました。 | ||||
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6編(1仮面の軌跡2三枚の画廊の絵3ブロンズの墓穴4第四の終章5指輪のレクイエム6毒のある骸)の短編集である。さすがに4、5辺りまで読んで、これは初期の「刑事コロンボ」のタイトルを捩っているなと気付いた。仮面の男・二枚のドガの絵・権力の墓穴・第三の終章・指輪の爪あと・偶像のレクイエム・毒のある花、などが泛ぶが、内容は別個のものである。 この試み――倒叙もので、タイトルを真似ての構想なので制約もあり、簡潔で味わいのある文章を本領とする長岡弘樹にとっては、けっこうシンドイ作業だったはずなので、労作といってもいい。個別に内容を見て行こう。1一筆書きの着想は良いが、咀嚼できていない。2・3ショーケースや溶接に難点あり。4なりきりトークは面白い。5完成度高く、これぞプロの作家。6先にテンゴクへ行ってます。見事。 総じてトリックそのものに感心したのは少ないが、風間と指導される新米刑事のヤリトリが面白く、特に、ラスト・平優羽子と風間のコンビは、あくまでも個人的に、シリーズ化して欲しいと思う。 | ||||
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気軽に読む分には、そこそこ楽しめます。最初の「教場」ほどのインパクトは全くありませんが、普通の警察小説の短編集としては及第点です。 正直、わざわざハードカバーを買わないで、文庫化されてからの購入で充分かと。 | ||||
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教場とは、このミステリーが面白い大賞を取った本だが、その原点となる本なのだろうという想像。そもそも教場を読んでないので分かりようがない(笑) ただミステリーの短編集というのは、「トリック探し」にポイントが置かれている傾向があり、私自身はあまり好きではない。そんなに頻繁に殺人事件が起こりポンポン解決するということ自体があまり想像できないからかも。 概要は、主人公の風間公親というのが、新人刑事の研修担当で、いろいろな事件に新人と同行し、刑事としてのノウハウを教えるというか考え方を教え(自分で考えさせる)て、謎解きを新人が見つけて解決する…という流れの短編集が、6話。 5番目の若い時に20歳年上の女性と結婚して、最終的に相手が先にボケてしまうのだが、自分はまだ現役バリバリ…という男が完全犯罪で女性を殺そうとして実際にはストリー通り展開し成功と思われたが、最後の最後にその女性の優しさに触れて自白してしまう…という話が泣けた。 まあ、ミステリー好きは読んで損ないかも。 私は教場を読むか読むまいか迷っている。そして多分買って読もうとしたら、いや待てこれ前に読んでるじゃん…となりそうな予感がしている… | ||||
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相変わらず「そこに繋ぐには、無理がある」とは思うけれど、ほどほどに楽しめるかと思います 「画家だからといって、キリコとタンギーのエピ知ってるとは限らないと思うよ?ゴッホの耳切りとはランク違うし」 「底と両サイドと仕切りを掃除して、何故「天井」に当たる部分を掃除しない?」 「今時の急須は茶漉しついてるから茶柱立つ余地ないよ」 指輪は「使っている」とはあんまり言わないぞ?いつもつけてる、とか大事にしてる、なら分かるけど。しかし、これでは自分なら落ちないな。妻の思いを「無にしない」為にも頑張る。「私が誤解されないようにそこまでしてくれたなんて…」と感涙にむせぶ方向にゴリ押す 何故、自分が「都合の悪い事を握ってる」相手の持参したモノなど飲むんだ? とか、色々 まあ、長岡氏の↑の感じ自体が楽しくなってるから、そこは、苦笑でOK って感じ | ||||
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このレビューにもあるように、特に「指輪の・・・」が秀逸。 読後感は他2冊の教場よりさわやかなので、ダークなものを求める方は少し物足りないのかな? でも評価が思いのほか低いのは意外です。 ただ、エピソード0はもう少し後で読みたい気もします。 あと、スピンオフも期待大です。 | ||||
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タイトルの「0 ZERO」で想像した通りの設定でした。 端的かつ簡潔さゆえの不気味さと畏怖効果にこだわりすぎると食傷気味になるのはやむを得ないところでしょうか。 「教場」の舞台設定が新鮮で衝撃的だっただけに余韻を求めて同じ味わいを求める向きも多いとは思いますが、義眼の原因の暴露という本作にて「教場」風味は一区切りとしてはいかがでしょうか。 ただ、風間門下生が活躍する物語は興味あるところです。 その際は短編連作ではない長編ものを期待したいと思います。 | ||||
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倒叙ミステリーの短編集。風間道場に入れられた新人刑事(毎回違う方)が、鬼刑事風間公親に「解決できなければ転属願を出せ」とプレッシャーを受けつつ(パワハラですけどね)、事件解決へ、そして成長へと向かう物語。倒叙ミステリーによくある犯人が見落とした物証だけでなく、「心の中の証拠」に切り込んでいくところが、この作品の魅力。 話が進むほど、マンネリでなく、逆に良くなっていきます。特に第5話「指輪のレクイエム」は涙。 (かなり評価の低いレビューでしたので、筆を執りました。他の方の意見を否定する訳ではなく、それぞれ一理あると思いますし、逆に言えばシリーズとしての期待が高いからこその低評価なのだなとも感じております。ただ、評価点のみ見て、読まないと決めるのは残念との思いがあり、投稿した次第です) | ||||
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前二作には大変楽しませて頂きました。本書は、型式に拘ったからか、リアルさを決定的に失ってしまっていると感じました。アイディアが優れているだけにファンとして残念ッ。3ケ月に1件、本部が建たない程度の殺人事件が必ず発生する(道府)県警って・・・・・・ | ||||
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前2作が、それなりに面白く読めたので、当然のように買ったのですが失敗でした。本当につまらない。残念です。 もうこのシリーズは買いません。 | ||||
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