薪小屋の秘密
評判
薪小屋の秘密の評価:
3.20/5点 レビュー 5件。 D ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1〜2 1/1ページ
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薪小屋の秘密の評価:
3.20/5点 レビュー 5件。 D ランク
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この作品は、ロジカルな本格推理ではなく、江戸川乱歩が「奇妙な味」と名づけた部類の探偵小説なのだと思う。
事件に巻きこまれるヒロインの事を、他の登場人物の誰もが(探偵役のクルック弁護士さえも)世間知らずでお人好しのバカだと思っている。
その女性の名前は「アガサ」なのだ。
この作品の発表時点で、既にアガサ・クリスティは推理作家として一家を成していた。
一方、作者のアントニイ・ギルバートは、実は女性で、クリスティやドロシー・セイヤーズを先輩作家として認識しつつも、まだまだ女性作家はマイナーな存在だと考え、あえて男性名のペンネームで推理小説を書いていた。
その作家が、バカ女の登場人物を「アガサ」と名づけているのだ。
このことだけでも、かなり皮肉なユーモアを湛えた作品だとお分かりいただけるだろう。
全篇、そうした調子で文章がつづられ、弁護士はバカ女が事件に巻き込まれるのを「おいしい話」だと笑っているほどだ。
こうしたユーモアを理解できるかどうかで、本書の評価は変わってくると思う。
それにしても…本書の邦訳から十余年、よもや21世紀の日本で、本書の男女の役割を逆転させたかのような「婚活連続殺人事件」が起こるとは。
何とも皮肉な話である。