告白

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評判

告白の評価:

4.48/5点 レビュー 176件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全300件 161〜180 9/15ページ
No.140
(4pt)

万人受けしたらあかんではないか。

なぜこの作品がかくも多くの方々から称揚されているのだろうか?
正直、アホーな読者である私にとってみれば、この作品には得心がいかないところがままあるのですが。
例えば「主人公の思考のループに辟易するわ」とか「あんだけ頻出していた森の小鬼云々は結局なんだったのよ」とか
「せっかく楽しい気分で読んでたのに終盤の絶望感はなんじゃい」とか「ていうか縫ちゃんが不憫すぎてもう…」とかである。

でもなんかおもろい。ようわからんけどおもろい。おもろいっていうかリアル、とてつもなくリアル。
腑に落ちないところも含めて、世の中ってこんなもんやん、人間ってこんなもんやん、と言われてみれば確かにそうかもしれない。
でもやっぱりこんなにみんなから褒められるのも何か違う気がするなあ、上手く言えないけど。

個人的には主人公とその妻が連れだって墓参りをするシーンが(その後の展開を考慮しても)白眉でした。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.139
(4pt)

万人受けしたらあかんではないか。

なぜこの作品がかくも多くの方々から称揚されているのだろうか?
正直、アホーな読者である私にとってみれば、この作品には得心がいかないところがままあるのですが。
例えば「主人公の思考のループに辟易するわ」とか「あんだけ頻出していた森の小鬼云々は結局なんだったのよ」とか
「せっかく楽しい気分で読んでたのに終盤の絶望感はなんじゃい」とか「ていうか縫ちゃんが不憫すぎてもう…」とかである。

でもなんかおもろい。ようわからんけどおもろい。おもろいっていうかリアル、とてつもなくリアル。
腑に落ちないところも含めて、世の中ってこんなもんやん、人間ってこんなもんやん、と言われてみれば確かにそうかもしれない。
でもやっぱりこんなにみんなから褒められるのも何か違う気がするなあ、上手く言えないけど。

個人的には主人公とその妻が連れだって墓参りをするシーンが(その後の展開を考慮しても)白眉でした。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.138
(5pt)

良かった、とても良かった

読後のカタルシスがすごかったです。
町田康さんの作品の中で一番好き。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.137
(5pt)

良かった、とても良かった

読後のカタルシスがすごかったです。
町田康さんの作品の中で一番好き。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.136
(5pt)

すばらしい!

レビューを見て購入しました。

『きれぎれ』を読んで、とても独創性のある人だと感動し今回たっぷり厚みのある本が届き、わくわくして読んでいくと、進むにつれてハマっていくので、泣く泣く一旦本を置く・・・という生活をしていました。
(一気に読むことはできなかったです;)

ストーリーは始めからわかっているのに、一語一句、表現の仕方が非常に素晴らしく、とにかく感動しました。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.135
(5pt)

すばらしい!

レビューを見て購入しました。

『きれぎれ』を読んで、とても独創性のある人だと感動し今回たっぷり厚みのある本が届き、わくわくして読んでいくと、進むにつれてハマっていくので、泣く泣く一旦本を置く・・・という生活をしていました。
(一気に読むことはできなかったです;)

ストーリーは始めからわかっているのに、一語一句、表現の仕方が非常に素晴らしく、とにかく感動しました。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.134
(4pt)

心を震わす一冊です

食わず嫌いで今まで一度も読んだことのなかった町田康。なのに、この本はなぜか素通りできず手にとってみて・・・大正解でした。濃厚でおかしみにあふれた河内弁に熊太郎の標準語のことばや思索が時折入るおかしさ、違和感。熊太郎がはまるドツボは笑えるように見えて実は自分にはねかえってくる重さがあります。
周りの視線を気にし、自分の中で堂々巡りして本当に言いたいことがいえず気がつけばにっちもさっちもいかなくなって後悔したことを思い出し、とても面白いのに一気に読めず、インターバルをおきながらでないと読み終えることができませんでした。
熊太郎の結果的に善行に終わった行為が生んだ新しい出会いが熊太郎の存在意義を高めたように見えて、より一層熊太郎を抜き差しならぬ立場に追い込んだように感じられ、最後の方の場面での熊太郎の独白は、心に風穴があいたようでした。なんという終わり方!しかし、一人の人間が生きた実感に満ち溢れています。綺麗にまとまった小説に飽きた方は是非手に取っていただきたい傑作です。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.133
(4pt)

心を震わす一冊です

食わず嫌いで今まで一度も読んだことのなかった町田康。なのに、この本はなぜか素通りできず手にとってみて・・・大正解でした。濃厚でおかしみにあふれた河内弁に熊太郎の標準語のことばや思索が時折入るおかしさ、違和感。熊太郎がはまるドツボは笑えるように見えて実は自分にはねかえってくる重さがあります。
周りの視線を気にし、自分の中で堂々巡りして本当に言いたいことがいえず気がつけばにっちもさっちもいかなくなって後悔したことを思い出し、とても面白いのに一気に読めず、インターバルをおきながらでないと読み終えることができませんでした。
熊太郎の結果的に善行に終わった行為が生んだ新しい出会いが熊太郎の存在意義を高めたように見えて、より一層熊太郎を抜き差しならぬ立場に追い込んだように感じられ、最後の方の場面での熊太郎の独白は、心に風穴があいたようでした。なんという終わり方!しかし、一人の人間が生きた実感に満ち溢れています。綺麗にまとまった小説に飽きた方は是非手に取っていただきたい傑作です。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.132
(4pt)

すごいのかいちゃってるな〜

ノンストップの800ページ越え それを一気に読ませる力量
なんとも表現しがたい悲しみにくれる読後感 すごいです。

町田康お得意のユーモアも、熊太朗の今後を考えると悲しみの増幅でしかなく、
次に熊太朗にどんな不幸が降ってくるのかと思うと先を知るのがつらい。
だが読まずにいられない。

熊太朗は不器用で不幸を呼び込む体質というか、
こういうタイプは幸せになれないだろうなーというか

どんな極悪な殺人者も話を聞けばほぼ自分は間違っていないと答えるとか。
熊太朗は自覚があるようで、錯乱のようでもある。

小説にしかなしえない表現で小説の世界を越えてしまった町田康
これからもできるだけ彼の作品を読みたいと思う。

不器用で行き難い世の中を生きている人たち、心当たりありまくりなのではないでしょうか。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.131
(4pt)

すごいのかいちゃってるな〜

ノンストップの800ページ越え それを一気に読ませる力量
なんとも表現しがたい悲しみにくれる読後感 すごいです。

町田康お得意のユーモアも、熊太朗の今後を考えると悲しみの増幅でしかなく、
次に熊太朗にどんな不幸が降ってくるのかと思うと先を知るのがつらい。
だが読まずにいられない。

熊太朗は不器用で不幸を呼び込む体質というか、
こういうタイプは幸せになれないだろうなーというか

どんな極悪な殺人者も話を聞けばほぼ自分は間違っていないと答えるとか。
熊太朗は自覚があるようで、錯乱のようでもある。

小説にしかなしえない表現で小説の世界を越えてしまった町田康
これからもできるだけ彼の作品を読みたいと思う。

不器用で行き難い世の中を生きている人たち、心当たりありまくりなのではないでしょうか。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.130
(5pt)

まだ、ほんまのこと言うてへん気がする

2000年代の10年の間に読んだ本の中で出色の一冊。
 単行本で700ページ弱、文庫本で850ページの大著であるが、一気に読ませる力がある。ページをめくるごとに、泣けて、笑えて、憤って、一緒に喜べる。
 それにしても、「他人に話が通じない」という苛立ちをこんなに明確に書けるのは、町田康しかいない。
 人間は、規則に則って言葉をしゃべり、規則に則って理解され、規則に則って社会化される(社会に組み込まれる)。規則を共有できないものは、社会から排除される。村八分。このように人間と人間の間は(社会的)規則によって媒介されており、人と人が無媒介に(規則を共有しないで)結びつくということはまずないと言っていい。そこで、人間とつながろうとするときには、人間に向き合うというよりもむしろ、規則に則るため規則に向き合わねばならないという逆説的な事態が生じる。社会全体で共有している規則なんてもはやないのだから、社会でうまくやるためにはなおさら規則に向き合わねばならん。あほらし。
 町田康という人はパンクの人だが、パンクというのは、このような安穏と規則に則ることへの反抗の行為なのではなかろうか。そりゃ反抗したくもなる。「他者を理解する」というとき、「他者」が上述のような媒介された他者なのだったら、「理解」とはせいぜい規則の再確認にとどまるだろう。あるいはせいぜい規則を共有していることを確認するにとどまるであろう。ひどい場合には、自分の規則を他者に一方的に当てはめて勝手に理解したつもりになる。しかし翻って、じゃあそういう他者理解とは違う、無媒介で直接的な他者理解がありうるかというと、それも困難、というか絶望的であろう。どうしたらよいのか。とりあえず、どうしようもない。
 ところで、パンクが「パンク」というジャンルを確立してしまうと、それはもう、「パンク」という新しいしばり(=規則)が生まれてしまうということになるので、元々規定性への反抗であったはずのパンクの本義に反する。例えば「パンクやってます」という発言は、「パンク」の規定性に依拠していることになる。したがって、自己を表現しつつも、表現した瞬間に自己否定に走らなければならない。他者を理解したような気になった瞬間に、その理解を解体しなければならない。だから、どれだけ「本当のこと」を言おうとしても、「本当の本当の本当のところ」には、決して到達し得ないのかもしれない。
 そんなしどろもどろな一生涯がこの本には書かれています。特に最初の方で、他人の牛を橋から川に落として周囲の人にわめき散らしているシーンは、胸が痛むほどよく書けています。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.129
(5pt)

まだ、ほんまのこと言うてへん気がする

2000年代の10年の間に読んだ本の中で出色の一冊。
 単行本で700ページ弱、文庫本で850ページの大著であるが、一気に読ませる力がある。ページをめくるごとに、泣けて、笑えて、憤って、一緒に喜べる。
 それにしても、「他人に話が通じない」という苛立ちをこんなに明確に書けるのは、町田康しかいない。
 人間は、規則に則って言葉をしゃべり、規則に則って理解され、規則に則って社会化される(社会に組み込まれる)。規則を共有できないものは、社会から排除される。村八分。このように人間と人間の間は(社会的)規則によって媒介されており、人と人が無媒介に(規則を共有しないで)結びつくということはまずないと言っていい。そこで、人間とつながろうとするときには、人間に向き合うというよりもむしろ、規則に則るため規則に向き合わねばならないという逆説的な事態が生じる。社会全体で共有している規則なんてもはやないのだから、社会でうまくやるためにはなおさら規則に向き合わねばならん。あほらし。
 町田康という人はパンクの人だが、パンクというのは、このような安穏と規則に則ることへの反抗の行為なのではなかろうか。そりゃ反抗したくもなる。「他者を理解する」というとき、「他者」が上述のような媒介された他者なのだったら、「理解」とはせいぜい規則の再確認にとどまるだろう。あるいはせいぜい規則を共有していることを確認するにとどまるであろう。ひどい場合には、自分の規則を他者に一方的に当てはめて勝手に理解したつもりになる。しかし翻って、じゃあそういう他者理解とは違う、無媒介で直接的な他者理解がありうるかというと、それも困難、というか絶望的であろう。どうしたらよいのか。とりあえず、どうしようもない。
 ところで、パンクが「パンク」というジャンルを確立してしまうと、それはもう、「パンク」という新しいしばり(=規則)が生まれてしまうということになるので、元々規定性への反抗であったはずのパンクの本義に反する。例えば「パンクやってます」という発言は、「パンク」の規定性に依拠していることになる。したがって、自己を表現しつつも、表現した瞬間に自己否定に走らなければならない。他者を理解したような気になった瞬間に、その理解を解体しなければならない。だから、どれだけ「本当のこと」を言おうとしても、「本当の本当の本当のところ」には、決して到達し得ないのかもしれない。
 そんなしどろもどろな一生涯がこの本には書かれています。特に最初の方で、他人の牛を橋から川に落として周囲の人にわめき散らしているシーンは、胸が痛むほどよく書けています。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.128
(5pt)

一気に読めます!!

吸い込まれるように一気に読みました。
主人公熊太郎のこと、よく理解できます。頭の中で色々考えているうち、
何処か深いところに入っていってしまう。。。そんな人たまにいるんですよ。
フツーはダメダメそんなに入っては、と自分を取り戻すのですが、
そのままどんどん異世界に入っていく熊太郎。
町田さんの頭の中とリンクされているような。
この本を理解できない人はそんな経験ないんでしょうねえ・・・
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.127
(5pt)

一気に読めます!!

吸い込まれるように一気に読みました。
主人公熊太郎のこと、よく理解できます。頭の中で色々考えているうち、
何処か深いところに入っていってしまう。。。そんな人たまにいるんですよ。
フツーはダメダメそんなに入っては、と自分を取り戻すのですが、
そのままどんどん異世界に入っていく熊太郎。
町田さんの頭の中とリンクされているような。
この本を理解できない人はそんな経験ないんでしょうねえ・・・
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.126
(5pt)

いつのまにか熊太郎びいきに

十人を殺す小説なんだから暗いのだろうと思っていたら真逆だった。
笑える。かといって野暮ったらしくなく、むしろ作品全体の空気を作り出している。
人はなぜ人を殺すのか。
その究極的な問いにこの作品は真っ向からぶつかっている。
明治期の農村社会という共同体の中で熊太郎は言葉を持っていなかった。
周りの村民が使う言葉だけでは自分の思弁を表現しきれなかった。
自分では理不尽だと思うことが他人には理解されない。
自分の言動が周りには異質なものに見え、煙たがられる。
自分が阿呆なのか周りが阿呆なのか。
もちろん熊太郎は周りが阿呆だと思っているのだが、その他人に伝わらない思いが熊太郎の人生を変えていく。
そんな愚直で滑稽な熊太郎の言動に、あかんではないか。とつっこむ筆者の声には思わず吹き出してしまった。
その、あかんではないか。にはじまり熊太郎の最後の言葉「−−−−」に終わる構成の妙には舌を巻いた。
特に熊太郎の最後の言葉は私の心の内に尾を引いていつまでも私の心をぐらつかせている。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.125
(5pt)

いつのまにか熊太郎びいきに

十人を殺す小説なんだから暗いのだろうと思っていたら真逆だった。
笑える。かといって野暮ったらしくなく、むしろ作品全体の空気を作り出している。
人はなぜ人を殺すのか。
その究極的な問いにこの作品は真っ向からぶつかっている。
明治期の農村社会という共同体の中で熊太郎は言葉を持っていなかった。
周りの村民が使う言葉だけでは自分の思弁を表現しきれなかった。
自分では理不尽だと思うことが他人には理解されない。
自分の言動が周りには異質なものに見え、煙たがられる。
自分が阿呆なのか周りが阿呆なのか。
もちろん熊太郎は周りが阿呆だと思っているのだが、その他人に伝わらない思いが熊太郎の人生を変えていく。
そんな愚直で滑稽な熊太郎の言動に、あかんではないか。とつっこむ筆者の声には思わず吹き出してしまった。
その、あかんではないか。にはじまり熊太郎の最後の言葉「−−−−」に終わる構成の妙には舌を巻いた。
特に熊太郎の最後の言葉は私の心の内に尾を引いていつまでも私の心をぐらつかせている。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.124
(5pt)

「告白」します・・・、傑作でした。

町田康の小説は短編ばかり読んでいて、長編は久しぶりでした。
一言で言って、大変面白く読みました。

これほどの長編を飽きずに読ませ続けるのは、相当な作家としての力量がなくてはいけませんが、それをキチンとクリアしながら、丁寧に主人公、城戸熊太郎のマニアックな心情を描いています。
言葉と、心情がうまく一致しない、という孤独な悩みを抱えている熊太郎。
本当は、気が小さく、無理して強い自分を演じている熊太郎は、様々な他者の矛盾、酷薄さに孤独の影を深めていきます。

この熊太郎のぐだぐだと、やたら思弁的なところは、どこか自分と似ていて、重ね合わせていくことができたので、共感できるポイントが多く、その点でも印象的でした。
それに、町田康節炸裂の強烈なユーモアも見逃せません。
ゲラゲラ笑う、というのは良いものです。
なにぶん、暗くなりがちな性格なので、笑える、という事はそれだけで、「読みたい」と思えましたし。

ラストもやってくれましたね。
非常に良い本でした!
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.123
(5pt)

「告白」します・・・、傑作でした。

町田康の小説は短編ばかり読んでいて、長編は久しぶりでした。
一言で言って、大変面白く読みました。

これほどの長編を飽きずに読ませ続けるのは、相当な作家としての力量がなくてはいけませんが、それをキチンとクリアしながら、丁寧に主人公、城戸熊太郎のマニアックな心情を描いています。
言葉と、心情がうまく一致しない、という孤独な悩みを抱えている熊太郎。
本当は、気が小さく、無理して強い自分を演じている熊太郎は、様々な他者の矛盾、酷薄さに孤独の影を深めていきます。

この熊太郎のぐだぐだと、やたら思弁的なところは、どこか自分と似ていて、重ね合わせていくことができたので、共感できるポイントが多く、その点でも印象的でした。
それに、町田康節炸裂の強烈なユーモアも見逃せません。
ゲラゲラ笑う、というのは良いものです。
なにぶん、暗くなりがちな性格なので、笑える、という事はそれだけで、「読みたい」と思えましたし。

ラストもやってくれましたね。
非常に良い本でした!
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.122
(5pt)

あまりにも苦しい話

評判が良いので購入しました。
元々期待値が高かったのですが、その期待を遥かに超える見事な作品でした。

物語の結末を予め読者は知っているわけですが、
熊太郎が松永を殺そうと決意する、それ以降常にどきどきしながら読んでいました。
特に熊太郎が松永家で殺戮を始めた直後の錯乱している状況下では
読み手まで錯乱してしまうようなスピリチュアルな描き方が印象的でした。
読み終えてから本を眺めると、最初は味気ない様に思えた装丁が
作品の雰囲気にぴったりな気がして四六時中眺め愛でたい気分になりました。

蛇足ですが飛び魚の切り方で揉めている場面は、「夫婦茶碗」で主人公が冷蔵庫内で卵をどう置くか、
そんなどうでも良いことで思考を深めている場面と重なり笑えました。

作品の全体部、というかテーマについては多くのレビュアーが言及していますので割愛します。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.121
(5pt)

あまりにも苦しい話

評判が良いので購入しました。
元々期待値が高かったのですが、その期待を遥かに超える見事な作品でした。

物語の結末を予め読者は知っているわけですが、
熊太郎が松永を殺そうと決意する、それ以降常にどきどきしながら読んでいました。
特に熊太郎が松永家で殺戮を始めた直後の錯乱している状況下では
読み手まで錯乱してしまうようなスピリチュアルな描き方が印象的でした。
読み終えてから本を眺めると、最初は味気ない様に思えた装丁が
作品の雰囲気にぴったりな気がして四六時中眺め愛でたい気分になりました。

蛇足ですが飛び魚の切り方で揉めている場面は、「夫婦茶碗」で主人公が冷蔵庫内で卵をどう置くか、
そんなどうでも良いことで思考を深めている場面と重なり笑えました。

作品の全体部、というかテーマについては多くのレビュアーが言及していますので割愛します。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695