告白

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

告白の評価:

4.48/5点 レビュー 176件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全300件 61〜80 4/15ページ
No.240
(4pt)

思わず主人公に同感してしまう

「平成の30冊」に選ばれたという。初めは文庫本842ページの長さにたじろいだ。
しかし徐々に、外見と中身が一致しない主人公に同感する部分が出てくる。「百姓なのに思弁的。・・・その思弁をうまくみなの使っている言葉と同じ言葉を使って伝えることができず、思弁は内向して身体のなかを暴れ、身体を蝕み、挙句,彼奴以上に粗暴な言葉を使ったり・・・」何となく分かる気がするのだ。恐らく、話の下手な人間なら、あっ、自分もそうかも・・・と思うだろう。時代物と敬遠しなくてよいと思う。ただ読み通すのは根気が必要。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.239
(4pt)

思わず主人公に同感してしまう

「平成の30冊」に選ばれたという。初めは文庫本842ページの長さにたじろいだ。
しかし徐々に、外見と中身が一致しない主人公に同感する部分が出てくる。「百姓なのに思弁的。・・・その思弁をうまくみなの使っている言葉と同じ言葉を使って伝えることができず、思弁は内向して身体のなかを暴れ、身体を蝕み、挙句,彼奴以上に粗暴な言葉を使ったり・・・」何となく分かる気がするのだ。恐らく、話の下手な人間なら、あっ、自分もそうかも・・・と思うだろう。時代物と敬遠しなくてよいと思う。ただ読み通すのは根気が必要。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.238
(5pt)

一気読みでした

友人から勧められて読み始め、一気に読みました。独特の文章の奥に、私たち人間の生き様というのか、善悪取り混ぜた心の姿が垣間見えて、非常に面白かったです。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.237
(5pt)

一気読みでした

友人から勧められて読み始め、一気に読みました。独特の文章の奥に、私たち人間の生き様というのか、善悪取り混ぜた心の姿が垣間見えて、非常に面白かったです。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.236
(5pt)

人を殺す理由とは。

とても分厚い本ですが、それは主人公の思考がこれでもかといわんばかりに描かれるからです。なぜそれほどの物量で描かれるかというと、読み進めていく中で主人公に同化する必要があるからです。なぜ同化しなければならないかというと、主人公は無差別殺人ともいえる狂気に走りますが、著者はその動機について明確に語らず、本人からたった一言の「告白」がなされるのみだからです。
しかし、同化した読者とってもはや説明は不要です。
人が人を殺す理由、それは言葉で理解したり他者への共感で測れるものでは到底なく、当人そのものになってみなければ本当には分からない、そういうことだと思いました。
人間を描いた大傑作です。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.235
(5pt)

人を殺す理由とは。

とても分厚い本ですが、それは主人公の思考がこれでもかといわんばかりに描かれるからです。なぜそれほどの物量で描かれるかというと、読み進めていく中で主人公に同化する必要があるからです。なぜ同化しなければならないかというと、主人公は無差別殺人ともいえる狂気に走りますが、著者はその動機について明確に語らず、本人からたった一言の「告白」がなされるのみだからです。
しかし、同化した読者とってもはや説明は不要です。
人が人を殺す理由、それは言葉で理解したり他者への共感で測れるものでは到底なく、当人そのものになってみなければ本当には分からない、そういうことだと思いました。
人間を描いた大傑作です。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.234
(5pt)

神話的なテーマを持つ作品を探す誰かへ

"なんらの言葉もなかった。なんらの思いもなかった。なにひとつ出てこなかった。ただ涙があふれるばかりだった。熊太郎の口から息のような声が洩れた。『あかんかった』"2005年に発刊され、明治に起きた【河内十人斬り】を題材に人はなぜ人を殺すのか?を描く本書はユーモアと絶望のバランス感が素晴らしい‬。

個人的には著者の本は映画化もされた『パンク侍、斬られて候』に続く2冊目として、朝日新聞による『平成の30冊』の3位にランクインしていた事をキッカケに手にとったのですが。

【実際の事件であり、河内音頭のスタンダードナンバーとしても今に伝わっている】といった前情報を全く知らないで読み進めていたこともあるのか。前半の熊太郎の成長を描いている部分には、大阪出身でもある著者自身が反映されているのかな?とか【大阪南部の史実ネタ】にもニヤリとしながら思いつつ。後半のヤクザ者になれど、不器用な好人物である熊太郎が、何とも必然的な流れによってスピード上げて破滅に向かっていく姿には、嗚呼。と【ぐいぐい引き込まれて】あっという間に読み終えてしまいました。

しかし、褒め言葉ですが。川上未映子もそうですが、ミュージシャンもされている方特有なのでしょうか?全般にわたるリズミカルな文体、センスの良い自由自在な言葉運びにはズルいというか、ある種の嫉妬すら抱いてしまいますね。本当に素晴らしい。

神話的なテーマを持つ作品を探す誰かに、そして【大阪南部に縁のある】全ての人にオススメ。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.233
(5pt)

神話的なテーマを持つ作品を探す誰かへ

"なんらの言葉もなかった。なんらの思いもなかった。なにひとつ出てこなかった。ただ涙があふれるばかりだった。熊太郎の口から息のような声が洩れた。『あかんかった』"2005年に発刊され、明治に起きた【河内十人斬り】を題材に人はなぜ人を殺すのか?を描く本書はユーモアと絶望のバランス感が素晴らしい‬。

個人的には著者の本は映画化もされた『パンク侍、斬られて候』に続く2冊目として、朝日新聞による『平成の30冊』の3位にランクインしていた事をキッカケに手にとったのですが。

【実際の事件であり、河内音頭のスタンダードナンバーとしても今に伝わっている】といった前情報を全く知らないで読み進めていたこともあるのか。前半の熊太郎の成長を描いている部分には、大阪出身でもある著者自身が反映されているのかな?とか【大阪南部の史実ネタ】にもニヤリとしながら思いつつ。後半のヤクザ者になれど、不器用な好人物である熊太郎が、何とも必然的な流れによってスピード上げて破滅に向かっていく姿には、嗚呼。と【ぐいぐい引き込まれて】あっという間に読み終えてしまいました。

しかし、褒め言葉ですが。川上未映子もそうですが、ミュージシャンもされている方特有なのでしょうか?全般にわたるリズミカルな文体、センスの良い自由自在な言葉運びにはズルいというか、ある種の嫉妬すら抱いてしまいますね。本当に素晴らしい。

神話的なテーマを持つ作品を探す誰かに、そして【大阪南部に縁のある】全ての人にオススメ。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.232
(4pt)

寝転んで読むには重い

難解な語句や読み仮名を忘れてしまう地名などは時折ありますが、読みやすくユーモアのある文章で、
三人称や一人称が頻繁に切り替わって読者を厭きさせない工夫もあり、非常に読みやすい文体でした。
河内弁に関しても自分には関西弁すら馴染みがないのでどうかなと思っていましたが、わりと抵抗なく読めました。

物語としては序盤に動きが少なくどうにも退屈で、まだ後何百ページもある、と
しょっちゅうページ数を確認してしまい、読み終えることができるか不安でした。
テーマにある思弁的という主人公の心理描写に入ると、同じような思考の繰り返しなので
またかと思って読むのが億劫に感じることが終盤まで多々ありました。

引き込まれ始めたのは中盤あたりのおっさんとの盆踊りからで、
のりのりで踊るふざけた光景がありありと目に浮かび、思わず噴き出してしまいました。
好きな娘のことを考えて枕に顔を埋めて足をバタバタするシーンなど、おかしな描写に度々笑ってしまいます。
物語が動き始めるととてもおもしろいです。
ですがいつか読み返したいかというとそれほどでもなく、自分的には一回で満足でした。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.231
(4pt)

寝転んで読むには重い

難解な語句や読み仮名を忘れてしまう地名などは時折ありますが、読みやすくユーモアのある文章で、
三人称や一人称が頻繁に切り替わって読者を厭きさせない工夫もあり、非常に読みやすい文体でした。
河内弁に関しても自分には関西弁すら馴染みがないのでどうかなと思っていましたが、わりと抵抗なく読めました。

物語としては序盤に動きが少なくどうにも退屈で、まだ後何百ページもある、と
しょっちゅうページ数を確認してしまい、読み終えることができるか不安でした。
テーマにある思弁的という主人公の心理描写に入ると、同じような思考の繰り返しなので
またかと思って読むのが億劫に感じることが終盤まで多々ありました。

引き込まれ始めたのは中盤あたりのおっさんとの盆踊りからで、
のりのりで踊るふざけた光景がありありと目に浮かび、思わず噴き出してしまいました。
好きな娘のことを考えて枕に顔を埋めて足をバタバタするシーンなど、おかしな描写に度々笑ってしまいます。
物語が動き始めるととてもおもしろいです。
ですがいつか読み返したいかというとそれほどでもなく、自分的には一回で満足でした。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.230
(4pt)

感情と言葉の狭間に酔ってしまう

感情をリアルにエゲツなく表現されている文章に没頭させられる、人が人を殺す事がなんら特別な事ではなく、自分自身にも主人公の様に感情と言葉の間に嘘をついている間に自分を傷つける結果に陥ってしまった経験を幾度となく経験している。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.229
(4pt)

感情と言葉の狭間に酔ってしまう

感情をリアルにエゲツなく表現されている文章に没頭させられる、人が人を殺す事がなんら特別な事ではなく、自分自身にも主人公の様に感情と言葉の間に嘘をついている間に自分を傷つける結果に陥ってしまった経験を幾度となく経験している。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.228
(4pt)

すごい

ラスト近くまでは主人公はしょうもないけど軽快で面白かったのに、終盤で一気に現実にあった犯罪事件と帳尻を合わせてくるので、調子が狂うというか齟齬が激しい気がします。読後、私も胸を撃ち抜かれたようにもなります。
読み終わった後の勢いでは非常な名作だ、と思ったり、しばらくするといややっぱりこれはないだろうと思ったり。
それ位、心の中の色々な部分をつつきまわしてくれる物語だと思います。どう説明すればいいかよくわからないけど、すごい。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.227
(4pt)

すごい

ラスト近くまでは主人公はしょうもないけど軽快で面白かったのに、終盤で一気に現実にあった犯罪事件と帳尻を合わせてくるので、調子が狂うというか齟齬が激しい気がします。読後、私も胸を撃ち抜かれたようにもなります。
読み終わった後の勢いでは非常な名作だ、と思ったり、しばらくするといややっぱりこれはないだろうと思ったり。
それ位、心の中の色々な部分をつつきまわしてくれる物語だと思います。どう説明すればいいかよくわからないけど、すごい。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.226
(5pt)

This is the 文学

科学が数字や法則を用いてこの世界の仕組みを解き明かす学問であるなら、文学は文字をもって物語世界を構築し、この世界の真理を顕らかにしていく学問であり、この小説『告白』は紛れもなく文学だ。
中盤過ぎまではエンターテインメントとして非常に楽しく読めるのだが、終盤は一気に文学性が加速し、ラスト・シーンが激しく胸に突き刺さって読了後しばし呆然となる。

不器用で自意識過剰な熊やんに共感する読者は多いはずだ。そして面白おかしく読み進ませて親近感を持たせた挙句に突き落とす作者はかなりえげつない。だがそれは作者ですら辛かったらしく、最後は「3行書くごとにそのへんにある本を手にして読んで」いたという(※)。
私も終盤はとにかく読み進めるのが辛かった。性根は善人なのにコミュニケーションの下手な主人公熊太郎に自分を投影して悲しかった。弟分の弥五郎も男前で義理堅くいいやつだからこそ、愚かな熊太郎を無邪気に慕う姿がもどかしい。
他の人々は脊髄反射的に会話を楽しんでいるのに、熊太郎は思弁してからでないと話せない。話しても共感は得られない。
社交性を欠く熊太郎は現実よりも、他者の上に自分で作った幻を見てそれを信じた。善や正義や神秘を信じた。そうした幻は多かれ少なかれ誰でも抱く。弥五郎が熊太郎の上に見ていた理想の兄貴像も同じものだったろう。普通は現実と幻になんとか折り合いをつけて生きていくが、熊太郎にはそれが全然出来ない。

他者とのコミュニケーションに断絶を感じ続けた彼が最後に行った告白に意味はあったのか。
その告白後もまだなお自己の内面を見つめて言葉を捜した彼が見たもの、作者がここまで彼を追い詰めて見せた風景こそが、この世界の真理の一面であると思う。

だがしかし、正直打ちのめされてしんどい。作者の描く熊太郎弥五郎が好きだ。彼らに幸せになってほしいが、このラストには妙に納得できてしまう。
多分読者の多くがこうしたやりきれなさを痛切に感じ、世界の不条理を嘆き、熊太郎弥五郎が胸のどこかに生き続けるのだと思う。この作品に出会えてよかった。
※「作家の読書道」http://www.webdoku.jp/rensai/sakka/michi52.html
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.225
(5pt)

This is the 文学

科学が数字や法則を用いてこの世界の仕組みを解き明かす学問であるなら、文学は文字をもって物語世界を構築し、この世界の真理を顕らかにしていく学問であり、この小説『告白』は紛れもなく文学だ。
中盤過ぎまではエンターテインメントとして非常に楽しく読めるのだが、終盤は一気に文学性が加速し、ラスト・シーンが激しく胸に突き刺さって読了後しばし呆然となる。

不器用で自意識過剰な熊やんに共感する読者は多いはずだ。そして面白おかしく読み進ませて親近感を持たせた挙句に突き落とす作者はかなりえげつない。だがそれは作者ですら辛かったらしく、最後は「3行書くごとにそのへんにある本を手にして読んで」いたという(※)。
私も終盤はとにかく読み進めるのが辛かった。性根は善人なのにコミュニケーションの下手な主人公熊太郎に自分を投影して悲しかった。弟分の弥五郎も男前で義理堅くいいやつだからこそ、愚かな熊太郎を無邪気に慕う姿がもどかしい。
他の人々は脊髄反射的に会話を楽しんでいるのに、熊太郎は思弁してからでないと話せない。話しても共感は得られない。
社交性を欠く熊太郎は現実よりも、他者の上に自分で作った幻を見てそれを信じた。善や正義や神秘を信じた。そうした幻は多かれ少なかれ誰でも抱く。弥五郎が熊太郎の上に見ていた理想の兄貴像も同じものだったろう。普通は現実と幻になんとか折り合いをつけて生きていくが、熊太郎にはそれが全然出来ない。

他者とのコミュニケーションに断絶を感じ続けた彼が最後に行った告白に意味はあったのか。
その告白後もまだなお自己の内面を見つめて言葉を捜した彼が見たもの、作者がここまで彼を追い詰めて見せた風景こそが、この世界の真理の一面であると思う。

だがしかし、正直打ちのめされてしんどい。作者の描く熊太郎弥五郎が好きだ。彼らに幸せになってほしいが、このラストには妙に納得できてしまう。
多分読者の多くがこうしたやりきれなさを痛切に感じ、世界の不条理を嘆き、熊太郎弥五郎が胸のどこかに生き続けるのだと思う。この作品に出会えてよかった。
※「作家の読書道」http://www.webdoku.jp/rensai/sakka/michi52.html
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.224
(4pt)

告白

最近の小説はほとんど読んでいませんが、新聞の紹介記事で読みました。
章立てがないので、切りなく読ま根がなりません。でも、河内弁のテンポで終わりまで読みました。
読了後、昔読んだ、今東光の河内風俗を描いたもののほうがよかった、と思いました。年齢のせいですね。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.223
(4pt)

告白

最近の小説はほとんど読んでいませんが、新聞の紹介記事で読みました。
章立てがないので、切りなく読ま根がなりません。でも、河内弁のテンポで終わりまで読みました。
読了後、昔読んだ、今東光の河内風俗を描いたもののほうがよかった、と思いました。年齢のせいですね。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.222
(4pt)

朗読

町田康さんが読み手の告白を聴きたいです
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.221
(4pt)

朗読

町田康さんが読み手の告白を聴きたいです
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219