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ノクターナル・アニマルズ (ミステリ原稿)
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ノクターナル・アニマルズ (ミステリ原稿)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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映画を観る前に小説を読んでみようと思い購入しました。 最初は面白かったけれど読み進めるうちにくどくなってきて、ラストも予想できる範囲でした。 あの警察官は不要だと思います。 レベッカのように無駄な文章の無いサスペンス小説が読みたいです。 | ||||
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読み始めもおもしろく どんどん読み進めたくなります 主人公スーザンの現在と過去 小説の中の物語が交互に進んでいきます 作中小説は 別れて20年間音沙汰のなかった 元旦那から送られてきた小説 作中小説は途中で飽きますが最初の事件とラストが不毛でとても好きです。 スーザンの回想の過去の不貞 元旦那・現旦那のなれそめ などなど 結構思出話や考え事が多いので 覗き見きぶんで面白いのかも! と思いました。 | ||||
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クリストファー・イシャウッドの小説の映画化「シングルマン」がすばらしかったトム・フォードが映画化したというので、読みました。 20年以上前に離婚した元夫から送られてきた小説の原稿を、今は別の男性と家庭を築いているスーザンが読んでいくという内容。 小説の内容は、大学教授が妻と娘を惨殺され、自責の念と復讐心にさいなまれ、やがて警察から犯人についての連絡が、というミステリー仕立ての物語。 スーザンは作家志望だった元夫を経済的に支えるために博士号をとって英文学の教授になることをあきらめ、カレッジの英語教師になったが、元夫の書く小説を英文学者として批判した過去があり、それが離婚の原因の1つだった。 小説を読むうちに、スーザンは、小説の主人公トニーが巻き込まれる暴力と、それに対してなすすべのないインテリの限界に、自分自身を重ね合わせていく。彼女もまた、現在の夫に対し、不満と怒りを抱いているからだ。 作中小説「夜の獣たち」は一見、荒っぽいサスペンスものに見えるが、暴力に対して躊躇してしまうトニーの苦悩がミステリーというよりは純文学のようだ。 そして、それを読むスーザンの部分が、殺人のような異常な事態がない日常にも暴力の問題が潜んでいることを明らかにする。 この作品の暴力に関するテーマ、暴力に対する知性の無力のテーマは非常に複雑で、いろいろな解釈が可能だと思う。 映画では元夫とトニーをジェイク・ギレンホールが二役で演じているようだが、フォードの映画に期待したい。 なお、小説の原題は「トニーとスーザン」だが、映画は作中小説の「夜の獣たち」がタイトルになっている。 夜の獣たち(夜行性動物)もいろいろに解釈できる。ミステリーやメタ文学の枠を超えた深い作品だ。 | ||||
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ある日突然、前の夫から小説を書いたので読んでもらいたいと頼まれた主婦がその小説を読み始めたら・・・という小説。 作中作の小説が妻子を殺された大学教授の復讐を巡る葛藤劇で、主人公の主婦はその小説に秘められた前の夫の狙いは何か、果たして読むだけを目的に送られてきたものなのか思索するという展開のお話でした。 ここで作中作の主人公を普通に小説の主役、作中作を読む主婦を我々読者のメタファーとすると、ただ単純に残酷な小説を読むだけでいいのか、或は残酷な小説を娯楽として読んでいいのかという推理小説批判ととれるように思えました。そしてその批判はこの小説を読んでいる私やあなたを直撃しているように感じました。主人公の主婦の読後の葛藤もそのように思えましたがどうでしょうか。 推理小説としての衝撃度や面白さにはやや欠けますが以上のような観点を踏まえて星三つにしましたが、人によっては喰い足りないかも。 凄く知的な印象を受けた作品でこの著者の他の作品も読んでみたくなりました。機会があったらもっと紹介してもらいたいですね。 | ||||
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