それを愛とは呼ばず

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評判

それを愛とは呼ばずの評価:

3.79/5点 レビュー 19件。 D ランク

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平均点3.79pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全25件 21〜25 2/2ページ
No.5
(5pt)

孤独で複雑

人の日々の生活のいとなみは、なんと複雑なのだろうとおもう。皆何かを抱えて生きている。
小さな支えが励みになって生きている。失ったとたん大切さを思い知らされるような小さなものに。
桜木さんの作品は、いつも育った家庭環境が必ずしも一筋縄でいかない人が描かれ、
平凡な人の表立ってはでてこない事情が細やかに描かれていて、何かにいつも共感できるし、いつも胸を打たれる。
そして生きつづけるたくましさと、死のはかなさが漂う。

最終章の終わり方を全く想像してなくてびっくりしたのだけど、こういうオチもいいかなとも思う。
それを愛とは呼ばず Amazon書評・レビュー: それを愛とは呼ばずより
4344027337
No.4
(3pt)

孤独から生まれた狂気

新聞連載された桜木紫乃さんの長編小説です。

全12章で構成されており東京、北海道、新潟を舞台に女性主人公、紗季
男性主人公、亮介のストーリーが展開されて行きます。

タイトル「それを愛とは呼ばず」の意味を考えながら読み進めて行き
終盤に向けてやっとそれが明らかになる場所に辿り着きました。

しかしながら、あまりの急展開に衝撃と言うよりも唐突さを感じてしまった事は否めません。
美しく丁寧な文章で読みやすい物語ですが、紗季に感情移入出来る部分が少なかった事と
紗季と亮介の間にそれ程までに強い絆がある様に感じられなかった中でのあの展開には少し違和感を感じてしまいます。

文中に絶えず流れていた陰鬱感や寂寥感、そしてその中で紗季が取った数々の行動には狂気すら感じ
「それを愛とは呼ばず」のタイトルに納得しつつも何とも言い難い余韻が残りました。
それを愛とは呼ばず Amazon書評・レビュー: それを愛とは呼ばずより
4344027337
No.3
(2pt)

ひとりよがりな主人公に共感できず

登場人物の考えていることが不思議すぎて誰にも共感できなかった。特に主人公(?)の紗希の行動はなにからなにまで理解不能。読後のもやもやが晴れず「面白かった!」とは思えなかった。
それを愛とは呼ばず Amazon書評・レビュー: それを愛とは呼ばずより
4344027337
No.2
(5pt)

また一つ高みに達した桜木紫乃

一作ごとに進化し続けている桜木紫乃が、また一つ高みに達した感がある。
凡百な作者ならただの官能小説にしか仕立てられなかったであろう物語を、表面は清々しく、内面は美しくかつ荒涼とした精神の物語に仕立てている。
とにかく一読したら桜木紫乃の達した領域が実感できる物語である。
それを愛とは呼ばず Amazon書評・レビュー: それを愛とは呼ばずより
4344027337
No.1
(3pt)

哀しい女を描かせたら現在日本一の作家

これは新聞に連載されていた小説なのですね。
と、すればふだん桜木さんの本を読んだことのない人も多く目にしたはずで、
その人達には独特の全編に渡ってどこか湿り気のあるような文章はどう映ったのでしょうか。

今回は唐突に感じられた最終章に代表されるように、どこか淡泊に感じました。
いつもの霧に覆われたような鬱鬱とした中に、それでいて目を懲らすと1本のしっかりした糸が根底を貫いている、
そんなものが感じられませんでした。
最終章だけで100ページ足りない。
そこに至った経緯、心情をもっと描なければなかった。
「それを愛と呼ばず」の「それ」とは何か、
結果だけではなく、相手の背景もこちらに納得させるまで描いて欲しかった。
タイトルの割に★3個としましたが、その桜木紫乃だけに点数は辛くなります。

いつか哀しい男と女で上下巻それぞれ500ページを超える大作を書いてください。
それを愛とは呼ばず Amazon書評・レビュー: それを愛とは呼ばずより
4344027337