(短編集)

起終点駅(ターミナル)

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

起終点駅(ターミナル)の評価:

3.82/5点 レビュー 57件。 C ランク

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平均点3.82pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全60件 1〜20 1/3ページ
No.60
(4pt)

さすがです

本も新しくてよかったです。内容は、さまざまなシチュエーションの人たちが描かれ、釧路の暗く寒い夏の雰囲気の小説群。大ファンとしてはやめられない。
起終点駅(ターミナル) (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル) (小学館文庫)より
4094061363
No.59
(4pt)

大卒者ばかりじゃつまらない

映画『起終点駅ターミナル』(2015年制作)を観て桜木氏に憑りつかれた私は、本を漁りはじめているのだが、映画の原作となったこの本は、桜木作品にしては少し趣向が違うと感じた。その理由は、社会の底辺にいて、問題は自分に学歴がないからだと諦観して、階梯思考を捨て、それでも自棄に陥らず、世間に伍して行く姿を丁寧に描いてゆくというのが、桜木文学の最大魅力と考えて来たからである。

本書は違う。この短編集に登場する主人公的な人物は、最後の一篇を除いて、エリート会社員であり、神父であり、新聞記者であり、弁護士であり、北大出の失業者であり、皆が一流大学を出ている。彼らの相方として先に述べたような人々も登場するが、なにしろ語り手が大学卒なので、相方との間に距離が生じてしまう。

大学出を眼の仇にするわけではないが、現在四年制大学への進学率が50%を超え、当然作家もその中におり、と言うことは、多くの作家の家庭は「中流」で、作家デビューする前は、執筆に時間を割ける比較的余裕のある優良企業に就職できたり、或いは親の金を当てにしたり出来る身分なので、通常それより下の階層が見えない。登場人物も必然的に大学卒となる。

勿論大卒者でも、「こんなはずではなかった」と儘ならぬ人生を悔やむ輩らはいる。だが彼らには学生時代の(あてにできる)多少の友人もいるし(いないのは大勢の学生がいるキャンパスで人付き合いの機会を意識的に避けてきた彼らが悪い)、物おじしない学歴もあるし、それに弁もたつ(立たないのは学業に励まなかった彼らが悪い)。

勿論、小説が描く、一度はこういった挫折を味わった大卒者からも大成する人物は出る。そうでなくとも非大卒者には与えられていない転運の機会は多い。

桜木氏は、そんなことはない、私の描く人物を見てもっと良く観て欲しい。とおっしゃるだろう。小説は階層を書くものではなく個人を書くものだと。当然そんな指摘は気にも留めないだろう。あえて領域を少し拡げたかったのかもしれない。だが、世の中には、依然として、半分近くの非大卒の老若男女が、余り日の当たらぬ場所で、自暴自棄にもならずに、「必死で流されて」いるのだ。目移りはしない方が良い
起終点駅(ターミナル) (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル) (小学館文庫)より
4094061363
No.58
(4pt)

大卒者ばかりじゃつまらない

映画『起終点駅ターミナル』(2015年制作)を観て桜木氏に憑りつかれた私は、本を漁りはじめているのだが、映画の原作となったこの本は、桜木作品にしては少し趣向が違うと感じた。その理由は、社会の底辺にいて、問題は自分に学歴がないからだと諦観して、階梯思考を捨て、それでも自棄に陥らず、世間に伍して行く姿を丁寧に描いてゆくというのが、桜木文学の最大魅力と考えて来たからである。

本書は違う。この短編集に登場する主人公的な人物は、最後の一篇を除いて、エリート会社員であり、神父であり、新聞記者であり、弁護士であり、北大出の失業者であり、皆が一流大学を出ている。彼らの相方として先に述べたような人々も登場するが、なにしろ語り手が大学卒なので、相方との間に距離が生じてしまう。

大学出を眼の仇にするわけではないが、現在四年制大学への進学率が50%を超え、当然作家もその中におり、と言うことは、多くの作家の家庭は「中流」で、作家デビューする前は、執筆に時間を割ける比較的余裕のある優良企業に就職できたり、或いは親の金を当てにしたり出来る身分なので、通常それより下の階層が見えない。登場人物も必然的に大学卒となる。

勿論大卒者でも、「こんなはずではなかった」と儘ならぬ人生を悔やむ輩らはいる。だが彼らには学生時代の(あてにできる)多少の友人もいるし(いないのは大勢の学生がいるキャンパスで人付き合いの機会を意識的に避けてきた彼らが悪い)、物おじしない学歴もあるし、それに弁もたつ(立たないのは学業に励まなかった彼らが悪い)。

勿論、小説が描く、一度はこういった挫折を味わった大卒者からも大成する人物は出る。そうでなくとも非大卒者には与えられていない転運の機会は多い。

桜木氏は、そんなことはない、私の描く人物を見てもっと良く観て欲しい。とおっしゃるだろう。小説は階層を書くものではなく個人を書くものだと。当然そんな指摘は気にも留めないだろう。あえて領域を少し拡げたかったのかもしれない。だが、世の中には、依然として、半分近くの非大卒の老若男女が、余り日の当たらぬ場所で、自暴自棄にもならずに、「必死で流されて」いるのだ。目移りはしない方が良い
起終点駅(ターミナル) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル)より
4093863180
No.57
(5pt)

面白い

満足
起終点駅(ターミナル) (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル) (小学館文庫)より
4094061363
No.56
(5pt)

面白い

満足
起終点駅(ターミナル) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル)より
4093863180
No.55
(4pt)

期待を裏切らない作品だった

表題作の映画をBSで見て本書を購入、作者の作品は初読だったが期待を裏切らない秀逸な作品だった、特に表題作は過去、現在を巧みに描かれており物語にひきこまれた、ただラストシーンは映画では5歳で別れた息子の結婚式に出席するけど原作では欠席と重要な局面だけに意外だった。
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4094061363
No.54
(4pt)

期待を裏切らない作品だった

表題作の映画をBSで見て本書を購入、作者の作品は初読だったが期待を裏切らない秀逸な作品だった、特に表題作は過去、現在を巧みに描かれており物語にひきこまれた、ただラストシーンは映画では5歳で別れた息子の結婚式に出席するけど原作では欠席と重要な局面だけに意外だった。
起終点駅(ターミナル) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル)より
4093863180
No.53
(5pt)

うれしい限りです。

バリューブックスは丁寧にお礼のチラシやカレンダーまで入っており、うれしい限りです。
起終点駅(ターミナル) (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル) (小学館文庫)より
4094061363
No.52
(5pt)

うれしい限りです。

バリューブックスは丁寧にお礼のチラシやカレンダーまで入っており、うれしい限りです。
起終点駅(ターミナル) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル)より
4093863180
No.51
(5pt)

装丁が好きです

やや少女めいた表紙ですが、私はそれに惹かれて書いました。若い世代が上の世代の過去に触れながら、あるいは、上の世代が若い子を見ながら、、、日常を過ごしている。ドラマチックな内容ですが、あながち現実離れしてるとも言えない気がしました。若い時の過ち、若い故の激しい衝動。そんな過去を持ちながら今も生きている人々の姿に魅力を感じました。いろんな世代の方におすすめの本だと思います。
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4094061363
No.50
(5pt)

装丁が好きです

やや少女めいた表紙ですが、私はそれに惹かれて書いました。若い世代が上の世代の過去に触れながら、あるいは、上の世代が若い子を見ながら、、、日常を過ごしている。ドラマチックな内容ですが、あながち現実離れしてるとも言えない気がしました。若い時の過ち、若い故の激しい衝動。そんな過去を持ちながら今も生きている人々の姿に魅力を感じました。いろんな世代の方におすすめの本だと思います。
起終点駅(ターミナル) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル)より
4093863180
No.49
(5pt)

国選しか請けない弁護士が背負った過去

華やかさとは縁のない土地に独りで暮らす男は、弁護士である。もう高齢にさしかかっている。国選しか引き受けない。人間との深い関係を絶っているともみえるが、つつましいながら生活は乱れていない。むしろ食べ物にも、身の回りのものにこだわった暮らし振りである。桜木さんの作品にはこうした過去を背負った男と女が出てくる。舞台も同じ「釧路」。読むたびにこの地に行ってみたくなる。この弁護士のように、自分にもなにか再生のきっかけが見つかるのではないかと思わせてくれる明るさがこの作品にはある。
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4094061363
No.48
(5pt)

国選しか請けない弁護士が背負った過去

華やかさとは縁のない土地に独りで暮らす男は、弁護士である。もう高齢にさしかかっている。国選しか引き受けない。人間との深い関係を絶っているともみえるが、つつましいながら生活は乱れていない。むしろ食べ物にも、身の回りのものにこだわった暮らし振りである。桜木さんの作品にはこうした過去を背負った男と女が出てくる。舞台も同じ「釧路」。読むたびにこの地に行ってみたくなる。この弁護士のように、自分にもなにか再生のきっかけが見つかるのではないかと思わせてくれる明るさがこの作品にはある。
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4093863180
No.47
(4pt)

情緒があります

この著者の作品は他のものも読んだが、こちらの方が繊細で情緒的である。半面性的描写や官能的な面は薄らいでいるのだが。個人的にはこちらの方が好きだ。特に起終着点が良かった。映画では佐藤浩市が演じたそうだが、呼んだイメージからするともっと年取った俳優の方が良いと思う。私は北海道在住だがこの作者が描く道東は縁がないが自然描写の北海道的なものは感じ取ることはできる。良い作品だった。
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4094061363
No.46
(4pt)

情緒があります

この著者の作品は他のものも読んだが、こちらの方が繊細で情緒的である。半面性的描写や官能的な面は薄らいでいるのだが。個人的にはこちらの方が好きだ。特に起終着点が良かった。映画では佐藤浩市が演じたそうだが、呼んだイメージからするともっと年取った俳優の方が良いと思う。私は北海道在住だがこの作者が描く道東は縁がないが自然描写の北海道的なものは感じ取ることはできる。良い作品だった。
起終点駅(ターミナル) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル)より
4093863180
No.45
(4pt)

やはり著者の文章力はたいしたものだと、改めて思わされました。

雑誌に「無縁」という題名で1~6話まで連載された短編集を収録した作品です。いずれも孤立と死がテーマの中心にあるようです。「潮風の家」「起終点駅」「海鳥の行方」の三作が結末の曖昧さもなく、読ませる作品群であると個人的には感じました。
 「起終点駅」に関しては、最後の展開が映画では、ハッピーエンド模様というかほのぼのとした雰囲気で終えていますが、それは映画という性格上仕方の無いことでしょう。しかし、原作の方が確かに「文学」になっていると思われます。(それにしても、確かに本田翼さんは敦子の役には合っていませんでした。どうして選んだのか?)
 他の3話に関しても、少々最後の展開に曖昧さを感じはしますが、なんにしても、この著者の文章力はいずれも大したもので、純文学の域に達していると言ってよいと思われます。短編を書かせたら、今一番の力量を備えた作家でしょう。兎も角、読ませます。
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4094061363
No.44
(4pt)

やはり著者の文章力はたいしたものだと、改めて思わされました。

雑誌に「無縁」という題名で1~6話まで連載された短編集を収録した作品です。いずれも孤立と死がテーマの中心にあるようです。「潮風の家」「起終点駅」「海鳥の行方」の三作が結末の曖昧さもなく、読ませる作品群であると個人的には感じました。
 「起終点駅」に関しては、最後の展開が映画では、ハッピーエンド模様というかほのぼのとした雰囲気で終えていますが、それは映画という性格上仕方の無いことでしょう。しかし、原作の方が確かに「文学」になっていると思われます。(それにしても、確かに本田翼さんは敦子の役には合っていませんでした。どうして選んだのか?)
 他の3話に関しても、少々最後の展開に曖昧さを感じはしますが、なんにしても、この著者の文章力はいずれも大したもので、純文学の域に達していると言ってよいと思われます。短編を書かせたら、今一番の力量を備えた作家でしょう。兎も角、読ませます。
起終点駅(ターミナル) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル)より
4093863180
No.43
(4pt)

映画版とはエンディングが少し違います

映画を見て原作を読んでみたくなりkindleで購入しました。短編集なので、タイトル作も短い時間で読めます。キャラクターの設定やストーリーの脚色など原作から脚本への変化がわかり易いので日本映画が好きな人は一読してみる事をお勧めします。最も映画と原作で違っている部分はエンディング部分ですが、好みが分かれる部分ですね。
起終点駅(ターミナル) (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル) (小学館文庫)より
4094061363
No.42
(4pt)

映画版とはエンディングが少し違います

映画を見て原作を読んでみたくなりkindleで購入しました。短編集なので、タイトル作も短い時間で読めます。キャラクターの設定やストーリーの脚色など原作から脚本への変化がわかり易いので日本映画が好きな人は一読してみる事をお勧めします。最も映画と原作で違っている部分はエンディング部分ですが、好みが分かれる部分ですね。
起終点駅(ターミナル) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル)より
4093863180
No.41
(4pt)

起終点駅(ターミナル)について

桜木紫乃さんが描く北海道独特の雰囲気に加えて、登場する人物の孤独とその先にある光を描いた短編で大変よかったです。
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4094061363