キトラ・ボックス

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

キトラ・ボックスの評価:

4.15/5点 レビュー 20件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.15pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 1〜20 1/2ページ
No.30
(5pt)

なかなか

まだ途中ですが読み応えおります。
キトラ・ボックス (角川文庫) Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックス (角川文庫)より
4041080312
No.29
(5pt)

なかなか

まだ途中ですが読み応えおります。
キトラ・ボックス Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックスより
4041037255
No.28
(5pt)

面白い。知的刺激たっぷりの上質なエンターテインメント

〇 文句なく面白いこの小説は、いくつかの物語が絡み合って進む。中心となるストーリーは、日月神社のご神体である鏡と剣の由来を研究する日中考古学者の物語であるが、これに兄がウィグル・チベット解放運動のリーダーであるために中国政府に追われる中国人考古学者の物語、さらに7世紀の昔に大海人皇子に仕えて律令制度の整備に力を尽くした阿部御主人の物語などが深くかかわってひとつの大きな物語となって行く。

〇 どのように面白いのか。第一に、ミステリーとして面白い。謎は深いし、アクションもあるし、悪党も登場するしで、ハラハラドキドキ追い立てられるようにページが進む。第二に、知的刺激に満ちている。キトラ古墳は誰の墓か、壬申の乱の立役者、古歌の読み解き、遣唐使メンバーの友情と生涯、中国の少数民族問題などがあちらこちらに盛り込まれていて、そうだったのか!そんなこともあったかもしれない!と常に知的興奮を味わえる。そればかりでない。登場人物は、国家とはどのようなものか、好ましい人生とは何か、人間の運命とは、というところまで想いを及ばせる。第三に、文章が端正である。明晰、流麗で明るくテンポが良い。描く対象と時代に即して見事に雰囲気を変える。現代の文章のお手本だと思う。

〇 話の進め方は映画を思わせる。ひとつひとつの場面は短く映像描写のようで、ひとまとまりの映像が描かれるとからりと次の映像に切り替わる。これもこの小説が読みやすい理由なのだと思う。
キトラ・ボックス (角川文庫) Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックス (角川文庫)より
4041080312
No.27
(5pt)

面白い。知的刺激たっぷりの上質なエンターテインメント

〇 文句なく面白いこの小説は、いくつかの物語が絡み合って進む。中心となるストーリーは、日月神社のご神体である鏡と剣の由来を研究する日中考古学者の物語であるが、これに兄がウィグル・チベット解放運動のリーダーであるために中国政府に追われる中国人考古学者の物語、さらに7世紀の昔に大海人皇子に仕えて律令制度の整備に力を尽くした阿部御主人の物語などが深くかかわってひとつの大きな物語となって行く。

〇 どのように面白いのか。第一に、ミステリーとして面白い。謎は深いし、アクションもあるし、悪党も登場するしで、ハラハラドキドキ追い立てられるようにページが進む。第二に、知的刺激に満ちている。キトラ古墳は誰の墓か、壬申の乱の立役者、古歌の読み解き、遣唐使メンバーの友情と生涯、中国の少数民族問題などがあちらこちらに盛り込まれていて、そうだったのか!そんなこともあったかもしれない!と常に知的興奮を味わえる。そればかりでない。登場人物は、国家とはどのようなものか、好ましい人生とは何か、人間の運命とは、というところまで想いを及ばせる。第三に、文章が端正である。明晰、流麗で明るくテンポが良い。描く対象と時代に即して見事に雰囲気を変える。現代の文章のお手本だと思う。

〇 話の進め方は映画を思わせる。ひとつひとつの場面は短く映像描写のようで、ひとまとまりの映像が描かれるとからりと次の映像に切り替わる。これもこの小説が読みやすい理由なのだと思う。
キトラ・ボックス Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックスより
4041037255
No.26
(4pt)

冗長だがおもしろい

主人公の気持ちが多く書かれているのでやや冗長で,展開が遅くなる傾向があるが,題材が良いので大変おもしろい。1作目もおもしろかったが,2作目も期待を裏切られなかった。主人公の過去を掘り下げる作業は,1作目を読んでいる読者にとっては冗長でつい読み飛ばしてしまうので,そこだけマイナスです。
キトラ・ボックス (角川文庫) Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックス (角川文庫)より
4041080312
No.25
(4pt)

冗長だがおもしろい

主人公の気持ちが多く書かれているのでやや冗長で,展開が遅くなる傾向があるが,題材が良いので大変おもしろい。1作目もおもしろかったが,2作目も期待を裏切られなかった。主人公の過去を掘り下げる作業は,1作目を読んでいる読者にとっては冗長でつい読み飛ばしてしまうので,そこだけマイナスです。
キトラ・ボックス Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックスより
4041037255
No.24
(4pt)

無し

問題無し
キトラ・ボックス Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックスより
4041037255
No.23
(4pt)

無し

問題無し
キトラ・ボックス (角川文庫) Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックス (角川文庫)より
4041080312
No.22
(5pt)

時空を越える壮大なパノラマ。

キトラ古墳を舞台に壮大な歴史ロマンが広がっていき、魅了される。
7世紀末にタイムスリップ。
672年の壬申の乱。
阿倍御主人をはじめ、高市皇子、竹田大徳。
友情の絆。
日本とウイグルに架ける橋。
その天文図は生き続けている。
一方では、ドタバタのエンターテイメントが加えられて、小説はふくらみを増している。
キトラ・ボックス Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックスより
4041037255
No.21
(5pt)

時空を越える壮大なパノラマ。

キトラ古墳を舞台に壮大な歴史ロマンが広がっていき、魅了される。
7世紀末にタイムスリップ。
672年の壬申の乱。
阿倍御主人をはじめ、高市皇子、竹田大徳。
友情の絆。
日本とウイグルに架ける橋。
その天文図は生き続けている。
一方では、ドタバタのエンターテイメントが加えられて、小説はふくらみを増している。
キトラ・ボックス (角川文庫) Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックス (角川文庫)より
4041080312
No.20
(5pt)

歴史ロマンと逃亡活劇

こちらを購入した直後に文庫版が出て軽いショックを受けましたが、「アトミックボックス」の続編の本作は、時空を超えた歴史ロマンに、結構ハラハラドキドキの逃亡劇も加わり(前作も同じ)、物静かな池澤作品の中のエンターテイメント部門といえます。氏が楽しんで執筆されてるのを感じながら読んでいます。
キトラ・ボックス Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックスより
4041037255
No.19
(5pt)

歴史ロマンと逃亡活劇

こちらを購入した直後に文庫版が出て軽いショックを受けましたが、「アトミックボックス」の続編の本作は、時空を超えた歴史ロマンに、結構ハラハラドキドキの逃亡劇も加わり(前作も同じ)、物静かな池澤作品の中のエンターテイメント部門といえます。氏が楽しんで執筆されてるのを感じながら読んでいます。
キトラ・ボックス (角川文庫) Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックス (角川文庫)より
4041080312
No.18
(5pt)

殺人の無い知的な考古学ミステリー

三面の禽獣葡萄鏡の関連性の謎を、キトラ古墳の被葬者、壬申の乱の最大の功労者高市皇子、そして高市皇子の参謀であるウイグル出身のヤグラカル(竹田大徳)の3人の交情に絡めた著者の設定は、如何にも小説的ロマンに溢れ見事なものだと思いました。キトラ古墳の主の独白、遣唐使の一員(留学生)としての見聞とヤグラカルとの出会いが印象に残っています。

銅剣に象嵌された北斗の謎を剣の柄を分解しX線撮影、ファイバースコープによる観察などの科学的調査を行い小さな書簡体の古文書を発見し、前記3人の交流が確認されるという巻末の謎解きの構成も知的で素晴らしい。三次郎が可敦に話した百万頭陀羅尼(お経が入っている)が伏線として効いている。

古墳や考古学と言う硬いテーマに、新疆ウイグル自治区という民族問題を絡めながらも読みやすくエンターメント性溢れる小説になっているのは、時折見せる著者のユーモラスにして、軽妙洒脱な筆致にあるんでしょうね。民博の女性研究者可敦を誘拐し監禁した二人のチンピラの思惑、所作には笑ってしまいました。
殺人などの無い知的な考古学ミステリー、良かったですな!
キトラ・ボックス (角川文庫) Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックス (角川文庫)より
4041080312
No.17
(5pt)

殺人の無い知的な考古学ミステリー

三面の禽獣葡萄鏡の関連性の謎を、キトラ古墳の被葬者、壬申の乱の最大の功労者高市皇子、そして高市皇子の参謀であるウイグル出身のヤグラカル(竹田大徳)の3人の交情に絡めた著者の設定は、如何にも小説的ロマンに溢れ見事なものだと思いました。キトラ古墳の主の独白、遣唐使の一員(留学生)としての見聞とヤグラカルとの出会いが印象に残っています。

銅剣に象嵌された北斗の謎を剣の柄を分解しX線撮影、ファイバースコープによる観察などの科学的調査を行い小さな書簡体の古文書を発見し、前記3人の交流が確認されるという巻末の謎解きの構成も知的で素晴らしい。三次郎が可敦に話した百万頭陀羅尼(お経が入っている)が伏線として効いている。

古墳や考古学と言う硬いテーマに、新疆ウイグル自治区という民族問題を絡めながらも読みやすくエンターメント性溢れる小説になっているのは、時折見せる著者のユーモラスにして、軽妙洒脱な筆致にあるんでしょうね。民博の女性研究者可敦を誘拐し監禁した二人のチンピラの思惑、所作には笑ってしまいました。
殺人などの無い知的な考古学ミステリー、良かったですな!
キトラ・ボックス Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックスより
4041037255
No.16
(5pt)

考古学ファンで無くても、とても面白いです。

予備知識無しに読み始め、一気に読んでしまいました。
これが真相なのでは?と思ってしまいます。
考古学ファンでなくても、とても面白く読めました。
キトラ・ボックス (角川文庫) Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックス (角川文庫)より
4041080312
No.15
(5pt)

考古学ファンで無くても、とても面白いです。

予備知識無しに読み始め、一気に読んでしまいました。
これが真相なのでは?と思ってしまいます。
考古学ファンでなくても、とても面白く読めました。
キトラ・ボックス Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックスより
4041037255
No.14
(5pt)

顔がわかる魅力的な登場人類たち

キトラ古墳の埋葬者を探求する歴史ロマンと、国家レベルの陰謀の渦巻くサスペンスが、ちょうどよい組み合わせで描かれたエンターテイメントでした。
登場人物たちの学ぶこと、研究することに対する姿勢がとても素晴らしいし、自分の仕事に誠実に取り組む人たちもかっこよかったです。
いろいろな役割を持った人たちがこうして1つの物語を作り上げている光景は感動的でした。
キトラ・ボックス (角川文庫) Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックス (角川文庫)より
4041080312
No.13
(5pt)

顔がわかる魅力的な登場人類たち

キトラ古墳の埋葬者を探求する歴史ロマンと、国家レベルの陰謀の渦巻くサスペンスが、ちょうどよい組み合わせで描かれたエンターテイメントでした。
登場人物たちの学ぶこと、研究することに対する姿勢がとても素晴らしいし、自分の仕事に誠実に取り組む人たちもかっこよかったです。
いろいろな役割を持った人たちがこうして1つの物語を作り上げている光景は感動的でした。
キトラ・ボックス Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックスより
4041037255
No.12
(5pt)

友愛の星

一気呵成に読んだ。最後は不覚にも涙した。これは見事なエンタメである。

「こんな結果になって驚いていることと思う。また私と君の仲だから悲しんでくれていると思う。これは定まったことではなく、私が選んだ道だ。この国で長寿の果てに身罷るはずもなかったのだが、他ならぬ今というのは私が決めた。人には死ぬのにふさわしい時というものがあって、私の場合はそれが今だった」(147p)

この世界には、これが見つかれば考古学的大発見、歴史が一瞬にして変わるというものが幾つかある。例えば雄略天皇の実在が確定された稲荷山古墳の鉄剣もそれに類似したものだった。しかし何よりも欲しいのは邪馬台国時代の封泥。それによって、8割ぐらいの割合で邪馬台国の場所を確定できる。

もちろんそんなありきたりな物語を池澤夏樹は作らない。ここで出て来たのは、キトラ古墳の被葬者を特定し、なおかつ当時の最大事件である壬申の乱の新解釈を呼び起こし、なおかつ当時の人々の想いさえも再現する超一級の遺物であった。

因みにここで出てくる遺物や遺跡が、あまりにも真に迫っていたので、日月神社の存在、そこから見つかった鏡と銅剣、トルファン出土の禽獣葡萄鏡と大三島の大山祇神社の禽獣葡萄鏡が同じ鋳型だったこと、岡山県美作市の鍛冶屋逧古墳の存在、それらは検索してみたら見事な「ウソ=創作」だった。

​前回の「アトミック・ボックス」​の登場人物が出てくるとは知っていたが、まさかこんなにもゾロゾロ出てくるとは予想していなかった。嬉しい誤算であり、それだけでもワクワクしながら読んだ。

ストーリーはきっちりエンタメ・考古学サスペンスの部類に入るのだが、前回と同様に幾つかの瑕疵があるのを指摘せざるを得ない。中国政府やウィグル独立運動当事者は、ここに描かれているほど甘くはない、と私は思う。しかし、そんなものは私には決定的な瑕疵ではない。

ここにあるのは、あり得たかもしれない歴史の中の「友愛」である。それは信じることができる。それだけでも嬉しい。

2017年10月、日本の歴史の曲り角になる選挙が終わった翌日に読了。
キトラ・ボックス (角川文庫) Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックス (角川文庫)より
4041080312
No.11
(5pt)

友愛の星

一気呵成に読んだ。最後は不覚にも涙した。これは見事なエンタメである。

「こんな結果になって驚いていることと思う。また私と君の仲だから悲しんでくれていると思う。これは定まったことではなく、私が選んだ道だ。この国で長寿の果てに身罷るはずもなかったのだが、他ならぬ今というのは私が決めた。人には死ぬのにふさわしい時というものがあって、私の場合はそれが今だった」(147p)

この世界には、これが見つかれば考古学的大発見、歴史が一瞬にして変わるというものが幾つかある。例えば雄略天皇の実在が確定された稲荷山古墳の鉄剣もそれに類似したものだった。しかし何よりも欲しいのは邪馬台国時代の封泥。それによって、8割ぐらいの割合で邪馬台国の場所を確定できる。

もちろんそんなありきたりな物語を池澤夏樹は作らない。ここで出て来たのは、キトラ古墳の被葬者を特定し、なおかつ当時の最大事件である壬申の乱の新解釈を呼び起こし、なおかつ当時の人々の想いさえも再現する超一級の遺物であった。

因みにここで出てくる遺物や遺跡が、あまりにも真に迫っていたので、日月神社の存在、そこから見つかった鏡と銅剣、トルファン出土の禽獣葡萄鏡と大三島の大山祇神社の禽獣葡萄鏡が同じ鋳型だったこと、岡山県美作市の鍛冶屋逧古墳の存在、それらは検索してみたら見事な「ウソ=創作」だった。

​前回の「アトミック・ボックス」​の登場人物が出てくるとは知っていたが、まさかこんなにもゾロゾロ出てくるとは予想していなかった。嬉しい誤算であり、それだけでもワクワクしながら読んだ。

ストーリーはきっちりエンタメ・考古学サスペンスの部類に入るのだが、前回と同様に幾つかの瑕疵があるのを指摘せざるを得ない。中国政府やウィグル独立運動当事者は、ここに描かれているほど甘くはない、と私は思う。しかし、そんなものは私には決定的な瑕疵ではない。

ここにあるのは、あり得たかもしれない歴史の中の「友愛」である。それは信じることができる。それだけでも嬉しい。

2017年10月、日本の歴史の曲り角になる選挙が終わった翌日に読了。
キトラ・ボックス Amazon書評・レビュー: キトラ・ボックスより
4041037255