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星が吸う水
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星が吸う水の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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内容は女性の方が理解しやすいようで、男性のほうが理解しやすいと思います。 いずれにしても最後のオチである、オンナの立ちションは60年ぐらい昔の田舎ではオバサンが普通にやっていましたネ。 | ||||
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村田沙耶香作品を、 全部読もうと決めています。 文庫になればという、 条件付きではありますが。 ぼくは小説は、 中古やレンタルでなく、 新品を買って読みます。 作家さんを応援したいし、 もっと面白い小説が読みたいし。 村田沙耶香さんも、 応援している作家の一人です。 この文学臭いタイトルは、 正直、覚えられません。 中身も相応で、 ずっと退屈でした。 ぼくにはこの本は、 空っぽに思えました。 彼女の作品は全部好きだと、 思い込んでましたが、 こんな空回りしてるのも、 なかにはあるんですね。 表題作ともう一本はいってますが、 どっちも一緒です。 両方存在しなくても、 どっちかでいいくらい。 同じだろこれと思いました。 もともと、 作品の幅は狭い作家さんですが、 これはもう狭いどころか、 手癖だけで書いてる感じで。 好みの問題なのか、 すごく手抜きに見えました。 文字を埋めてるだけというか、 いきあたりばったりで、 迷子になって諦めたというか。 変態でもいい、 エログロでもいい、 残酷でも、バカでも、 ワンパターンでも、 面白ければなんだっていい。 どんな反則だって、 面白ければ正道も糞もない。 面白いものが正義です。 『よいとされる本』なんて、 あってもなくても一緒です。 村田さんには個性がある。 それが一番ステキなところだし、 それがなければ、 いないのと一緒です。 これは、この作品は、 なんだろう、なんていうか、 集中力を感じませんでした。 工夫のない、 小手先の小説って感じ。 こんなに叩いたのは、 村田さんの本では、 初めてです。 文学者気取んな調子のんな! と、書いていて、 自分でも思わなかったのかな。 かっこつけて、 それっぽくしてますが、 つまらん本でした。 今回はイマイチとか、 村田さんにしてはちょっと、 とか、 低評価のものも、 読んでいくうちに何冊か、 今までもありましたが、 これは普通にダメでした。 書くことないなら書くなよと、 読んでてずっと思いました。 | ||||
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残酷なほど、表現できない能力を約束された人なのか、誰もこのキヲテラッタ露骨な。言葉の散乱を文学とはいえないと思う。 男と女のチラシ程度がいいとこ。はたらきたまへ。 | ||||
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自分の中の常識や固定観念を壊されました。 読みやすい文体で、表現も軽いタッチで、だからこそなのか、なぜこんなに圧倒されるのでしょうか。 「コンビニ人間」を読んだときも、作者の村田沙耶香さんの常識にとらわれない視座に、脳を直接平手打ちをされたような気分になりましたが、 本作でも自分の凝り固まった考え方、価値観を含め、またも脳をバシバシと叩かれた気分です。 読後の疲労感を感じるのは私だけでしょうか? 村田沙耶香さんのワールドがすごすぎて、読み終われば「どんな話だったっけ、、?」となりつつも、また他の作品を読みたくなる中毒性があります。 | ||||
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橋本治は「女は自分が女であることを早々に受け入れてその事にあまり疑問を持たない」と言ったが、どうも違うのではないかと思うようになった。村田沙耶香さんは自分が女であることに疑問を持っているように感じた。よくある「社会に押し付けられた女らしさなんて嫌だ」というのではなく、素朴に疑問に思っている印象。主人公の鶴子はペニスのない女だが勃起する。勃起するから女であることに違和感を感じるのか、女であることに違和感を感じていることを勃起に小説的に表現されているのかそこまではわからない。『コンビニ人間』もそうだったが、女らしさの定形から外れた主人公が、世間を代表する「女らしさを早々に受け入れた」友人との会話にギャップを感じるシーンがある。『コンビニ人間』は一度世間の考えを受け入れ就職しようとするが再びコンビニに戻るところで終わり、『星が吸う水』はその違和感を立ちションすることで友人にカミングアウトするところで終わる。村田さんの女であることへの違和感はどこから来るのだろう。岸田秀を読んだだけではわからない性の話。彼女の他の著作も読んでみたいと思った。 村田沙耶香『星が吸う水』 | ||||
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コンビニ人間がすごくよかったので、こちらも読んでみました。 普通って何だろう、というのがこの村田さんの問いかけたいことなんでしょうね。 共感できる部分も多かったですが、性的描写も含め、ちょっと表現が重めに感じました。 コンビニ人間の方がよかったです。 | ||||
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実は、紹介されている結真と美紀子の話は、表題作の話ではなく、他一篇の『ガマズミ航海』の話です。セックスの後に「それはセックスじゃない」と感じる結真の性生活を、彼氏との行為は嫌だけど彼氏と別れられないというさらに困った後輩・美紀子が、引っ掻き回していくというストーリーで、結真が精液でない暖かいものを飲まされたり、美紀子と彼氏の場面を覗き見させられたりするのだけれども、パンツは下ろすけれども裸は書かないという姿勢が徹底している文章なので、これは哲学的な比喩であってエロスを感じるのは間違っているのだろうかと考えてしまいます。 表題作の『星が吸う水』は、ストーリーを説明すると一行でまとまってしまう話です。 「女友だち三人組が、日帰り温泉旅行に行きました」 ちなみに肌描写を出さないという点では『ガマズミ航海』以上に徹底していて、主人公の鶴子はおそらく家では裸族の生活をしていて、後半は温泉場面であるにも関わらず、出てくる肌描写は一行だけです。 「あばらが浮き出た身体は、鶴子にはとても太ったように見えなかった。」 ただ、この鶴子さん(元レストラン店長・ブラック勤務ののち退職・現在職探し中で避妊中・そして禁煙中)の結婚どうのこうので焦っている友人に対する心の中のツッコミが相当鋭く(「梓にとって、結婚は一世一代の人身売買だろうな」とか)、結婚をネタに人格そのものを否定されるようなことを言われても傷つかない姿勢は、タフでハンサムなので共感が持てます。 | ||||
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作者の三島賞受賞をきっかけに購入しました。一般的な感性ではないと思いますが、性について特異的な感性から書かれた内容です。官能小説ではありませんが、ある程度性に関する描写はあります。感動と共感を覚えるかというとそうでもありませんが、こういう性もあるんだと興味深く読むことができました。 | ||||
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性に纏付く情感をキッパリ取り除くことができたら、という若い女性カップル(?)のオハナシ。思想小説の部類なのだろう。主人公は性的関係は相互利用だと思っているから(少なくとも性が情緒纏綿たるものであるべきだ、とは信じていないから)オトコに弄ばれたと憤る友の心情がいまいちピンとこない。どうやら愛やら恋やらまつわりつく肉体関係はうっとうしい、というカゲキ思想の持ち主で、オトコ依存症とおぼしい二十歳そこそこのパートナーを得て同性愛者でもないのに紛らわしい行為におよぶ。実践記録といえばおどろおどろしいが文章はいたっておとなしい。 | ||||
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