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鬼の蔵 よろず建物因縁帳



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【この小説が収録されている参考書籍】
鬼の蔵 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)

鬼の蔵 よろず建物因縁帳の評価: 4.02/5点 レビュー 47件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.02pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全35件 21~35 2/2ページ
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No.15:
(5pt)

初めて内藤了先生の作品に触れてみて

※感想の中に少々ネタバレが有りかもしれませんが...
三代目当主が自らの腕で書いた「鬼」の血文字、その正体は屋敷神か祟り神か...オクラサマ、被害にあい犠牲となった子供達を写した写真に現れる不気味な怪奇現象、風車の音に混じり聴こえる赤ん坊の声など和製ホラーらしい要素に、時々ゾクリ...としながらもワクワクとしながら読み進んでいくにつれて「あれよあれよ」と物語に引き込まれていきました。
お話のヒロインである春菜にも好意が持て、不穏や不安、良からぬモノや空気を感じた時、ちょっとした音や暗がりなどに敏感になったりする場面に「あるある!」と思わず共感するところも(笑)性格も負けず嫌いなところなど可愛らしい女性だなぁ、と思いました。曳き屋・仙龍さんも何だかんだで人が善かったりと...現在の時点では続編の情報を全く知りませんが今後も仙龍&春菜コンビ(?)に期待したいです。もちろん続編にも目を通すつもりです。
内藤先生の作品に触れたのは、この作品が初めてでしたが、ただ怖いだけではなくストーリーにも中身があり、最後まで読み終え「怖いけど切なくて、どこか心がスッキリする良い話だな」と思え、この作品はホラーに強くない人でも楽しめる作品ではないかなぁ...と個人的には感じました。
ですが、余計なことを云うなら耳袋や実話怪談系やヘビー級のホラーを求める人には物足りないかも......?しかし、自分にとっては丁度良く楽しめる作品でした(^-^)
鬼の蔵 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:鬼の蔵 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)より
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No.14:
(4pt)

面白かった

このシリーズを初めて読みましたが、ホラー(怪談)系が入っていて面白かったです。
旧家の蔵に封じられた怨念を払う話しで、呪いの陰惨さと呪いが解かれた爽快さが醍醐味?
主人公の女性の性格が、藤堂比奈子と被らないようにしたせいか、いまひとつ。
実際にこういう女性がいたら同性からは鼻につく存在じゃないかなと。笑
怪談系は大好きなので、早く次作が読みたいです。
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No.13:
(5pt)

ただただ面白いです

面白いです。
あまりの面白さにページをめくる手が止まらず、一気に読んでしまいました。
鳥肌の立つような怖さの中にも、そうなったに至る原因の切なさなどがあり、読み終わったあとも余韻で楽しめました。
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No.12:
(5pt)

鬼の蔵 よろず建物因縁帳

シリーズ1作目で「首洗い滝」の前の話になる
読む順序が逆だったがこちらを先に読んでいれば「首洗い滝」で人間関係と春菜の心情が解りやすかった
この春菜という女性、近くにいたらなかなか面倒くさいタイプと感じた
もちろんそれは仙龍への秘めたる想いを読者として知り得ているからで、それを抜きにすれば鼻っ柱は強いが仕事はできる女
仙龍と関わったことで鼻先で笑っていた祟りや怨霊の存在を実感することになり、これを受け入れることで成長していく
一見軽薄そうに見えるコーイチも実は博士号を持つキレ者でそれを鼻にもかけないお調子者というキャラもよし
このシリーズ、気に入った
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No.11:
(5pt)

面白い

猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズも面白いが、
このシリーズの方が、リアリティがあって面白い。
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No.10:
(4pt)

藤堂比奈子シリーズ同様

登場人物のキャラが面白いのと、グロさありのホラーでなかなか面白かったです。あまり好みの話題ではなかったので、少々読みにくいところもありましたが、最後の方は下り坂を転げ落ちるボールのごとく凄い勢いで読む速さが増していき、気がついたら一気読みしていました。もうすでに続編が出てるので、今後主人公2人の関係性の変化を期待しながら楽しみたいと思います。
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No.9:
(5pt)

最高

とても面白くて、何度も読み返ししてしまいました。
続編とても楽しみです。
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No.8:
(4pt)

カラーが違うシリーズ

藤堂比奈子シリーズとは全くカラーが違うシリーズだと思います。
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No.7:
(4pt)

うんうん・・・

ざわざわと落ち着かない感じで読み進みました。ちょっと腑に落ちない描写とかもありましたが、全体的にはおもしろかったです。

でも、やっぱり「藤堂比奈子シリーズ」のほうが断然おもしろいな(笑)
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No.6:
(4pt)

建物怪談

知識のある人が書くと、説得力が増すなぁと、感じた作品。
怖さもあるが、恐怖と言う感情ではなかったですね。

ちょっと主人公の春奈と仙龍というラノベのような、少女漫画のような、「なによあの男!」からの「好き…」みたいな超お決まりの展開は好き嫌いはありそうですが。

夏頃新刊が出るようなので、二人の関係も合わせて、どうなるか楽しみです。
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No.5:
(5pt)

シリーズ化を望みます

内藤先生が長野出身ということもあり
伝奇?ホラー?でありながら、大変リアル感がありました。
母の実家が島根の旧家で
大きな梁の天井や、箱階段、蔵、苔むした庭、弘法様の石像、畑など、
思い浮かべながら読んでいたせいかもしれませんが…。
トイレ否便所が外(庭の隅)にあり、幼い頃遊びに行って
夜行くのがものすごく怖かったのを思い出しました。

作品は、貧しい山村にしがみつくようにして生きてこなければならなかった人々の
言葉にできない慟哭が蔵や家屋から聞こえてきそうな、第一級のエンターテイメントです。
目に見えないものへの畏れや肌にまつわりつくような湿気などなど、「あるわあ」と感じました。
ページ、送らずには
どこかのプロデューサーさん、映像化して下さい。
信州の美しい自然と悲しい村の歴史や古い建造物。ロケーションは素晴らしいと思います。
ヒロインは波留さんで!

悲しい歴史をまとった古民家や寺院、神社、多いと思います。
参考までに、島根県奥出雲町に岩屋寺という廃寺があります。
仁王門のある古刹で、本堂・護摩堂・蔵王堂・宝蔵や天然記念物の切開(崖)
などがあり、山奥深く回峰して歩けるようなところです。
今の日本、こんなところがいっぱいあるのでしょうね。

内藤先生!次回作、お待ちしています。
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No.4:
(5pt)

怖いモノ見たさですみません

凄く面白かったです!!藤堂比奈子シリーズの「BACK」も買ったのですが…ついこちらを読んでしまいました。
まだ続くらしいので楽しみにしています。
内藤さんにはどんどん書いて欲しいのですが
おどろおどろしいのも大好きです。
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No.3:
(5pt)

「鬼の蔵」実に面白い作品!

怖いもの見たさというのは誰しも持っている感情ですが、この作品はそれを超えて引きこまれて行きました。
恐ろしいだけではなく、心に宿る哀しみや切なさが身に染みて辛い思いが実感として感じられました。
只々不気味であったり苦味が残るのではなく、死している者、生きている者の苦しみや悔しさの想いが通じて
言葉にはならない温かな気持ちに満た作品でした。
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No.2:
(4pt)

藤堂比奈子につづくヒロイン登場か?

そもそも、「曳き家」という仕事そのものが不思議だ。すでに建築されて、人の住んでいる家が、どこも壊されることなくそっくり一軒、そろそろと道を曳かれて移動するという。
「そんなことが出来るの?」と驚いたものだが、たしかに近所にも「曳き家さん」の事務所があって、町内では「曳き家さん」と呼ばれている。
個人の住宅はもちろん、歴史的な価値のある建築も、曳き家作業で移転することがある。

でも、普通は馴染みがないもんね、「曳き家」さん。
というか、トンカチ、ノコギリ、釘やカンナを使う大工さんが今や珍しい。カンナや墨つぼを使う職人さんの手つきは、子供心にはまるで手品師のようだった。
「たてまえ」(上棟式)は、お祭り騒ぎ。近所の人たちが昼間から振る舞いに集まり、棟に登った棟梁が、空の高みを背にして餅やらお菓子を撒くのです。

などと、昔の情景を思い出させてくれた「鬼の蔵」。

内藤了のデビュー作、「藤堂比奈子シリーズ」は、「ホラーな感じの警察ミステリーなのに、どうもほのぼのする」という、冷たいけど温かいアフォガートみたいな矛盾の美味しさがなんとも魅力なのですが。
新作「よろず建物因縁帳」シリーズは、「怪談なのに、スカッとカタルシス!」。
一言で言うと、「後味の良い怪談」です!!
「怖い話は好きなんだけど、なーーんか、後味が悪くてねえ…」という方、どうぞ。
読後爽やかです、この怪談。

主人公春菜の頑張りを、曳き家仙龍(お職人さんのかっこよさ、極まれり!)を始め、個性豊かな登場人物がチームで応援して事件を解決に導く流れが、比奈子シリーズを思わせながらも、さらにドライブ感があり、ぐいぐい話に乗せられます。
人物の造形もまた上手で、秀逸なのが設計士「パグ男」。敵役としてレギュラー登場してほしい!きらいだけど!!

と、褒めておきながら星4つなのは、もすこし長く読みたかったから!
怪異を際立たせる山岳地帯の田舎の描写、一族と土地の歴史の流れ、怪異に巻き込まれた人々の人間模様、もっと、書いて欲しかった。
それに、和式トイレすら知らない世代が増えた今、「外便所」そのものの説明もあったほうがいいような気もするし。土蔵や建物の描写も、もっとあっても良かったかなあ、とかね。
そして、何と言っても、「曳き家」作業のあれこれが、知りたいなあ。
純粋に、建築的な興味で知りたいです。

さて、書き始めると止まらなくなりそうだけれど、今日買ってきた「藤堂日向子シリーズ」の新刊「BACK」を読まなきゃならんので、あとは皆様、ご自分で本を手にとって下さいね!
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No.1:
(5pt)

筆者が紡ぎ出す怪しげな世界に幻惑される。

おもしろかったです。非常に雰囲気のある文章で怪異を描くので、まるでほんとうにあったことのよう。少し実話怪談っぽいかもしれません。
明かされる一族の因縁もまた、ただ悲惨だけではなく、哀しみもたっぷりと込められているので、
なんといいますか、ただの怖い話ではありません。
ホラーが苦手な方もいちどぜひ手に取ってみていただきたい佳品です。
最終ページに巻末の予告もありますね。非常に楽しみです。
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