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アノマリー: 水鏡推理4
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アノマリー: 水鏡推理4の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 1~20 1/3ページ
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前向き、納得できないことは許さないと言うか、どうしてここまで出来るんだろう?と思わせる瑞希の行動力に脱帽。 | ||||
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天気予報を競う民間気象会社のコンペ。 一社がかなりの高確率で優勝。 その後企業各社との提携をものし急成長を遂げている。 この天気予報を用いて女子少年の更生目的とした登山で四人の少女が八甲田山で荒天のため遭難。 この事件の背後に巧妙な気象庁、民間予報会社、文科省の不正が明るみに出る。 瑞希の対応が高度化、ハードボイル化してきた。 一般文学通算2495作品目の感想。2021/02/23 20:40 | ||||
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水鏡推理、水鏡推理IIの頃は、 ・一般職の管理職も居り、一般職が総合職の上司と成り得るにも関わらず、総合職が一般職を蔑んでいる ・キャリア官僚と言う言葉がある以上、キャリア(総合職)では無い官僚も当然存在するにも関わらず、一般職は官僚では無いと言い切る など、霞が関について作者の思い込みのみで書いていたと思われるが、総合職と一般職の人数構成や一般職無くして業務が回らないなど、多少は実態を理解し、その点については変節もしくは転向したようだ。 文章力は相変わらず低く、言葉の明らかな誤用も散見されるが、内容は、璃子を瑞希、鑑定士を公務員に置き換えただけとも言えるものなので、悪く言うとマンネリ、良く言えば安定である。 | ||||
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水鏡科作品以外、ほぼコンプです(今水鏡をイチから読書中) 変わらず快活で読みやすい作品。最高です。 グッと重い題材を荒びなく締めくくる山場谷間に飛んだ作品でした。 特徴は、探偵よりも軽く、万能よりも重くな感じですが、 前作からの漫然とした鑑定感から、ススっと吹き出る探偵の世界観が出てくるのがとても盛り上がりました。 結末も今までの作品とは大分違う締めくくりが心地よく、この一作でも心から楽しめる作品でした。 | ||||
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いつもわくわくしながら読んでいます。読み終えた時は、気持ちがすっきりしてjます。 | ||||
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この小説シリーズものとして、すべて読みたく、揃えつつあります。宜しくおせわくさださい。 | ||||
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貴方の命の値段は、おいくら? 外道の金儲けの道具として、オモチャにされてもいいの? おバカだから、お命頂戴されても黙ってるの? 松下幸之助さんが、自分が出世できたのは、“家が貧乏”、“病気がち”、“学校行ってない”と、この三つしかないと仰っている。 だから、〇〇がないから駄目なんじゃなく、じゃあどうすればいいんだ?って思考し行動するしかない。 誰しも、親業一年生。 子どもが思うよりも、完璧じゃないから、失敗することもあるし、おっちょこちょいなとこも、うっかりしたところもあるんだよ。 そんな時、笑って“ゆるします”って言えるような大人になりたいもので。 貴方が幸せになることが、最高の親孝行。 | ||||
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丁寧な描写で描かれた少女達の話から始まり、読んでいる本を間違えたぐらいです。そこから、現代日本の問題にまで深く切り込み物語を大きく展開させていくストーリーに脱帽しました。 天気と気象に関する物語だったが、現代日本の抱える少女達の非行と回りの環境、国家公務員の光と闇。それぞれの物語を、複雑に絡み合わせ一つの物語として綺麗に纏めた「時間が進むのを忘れるほど物語に引き込まれる‼」 そんな作品でした。 | ||||
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読み始めた瞬間、今までとは少しテイストが違う入り方だったように思えた。というのも、本作品の冒頭は犯罪を犯し捕まった不良少女について書かれており、印象が重く感じられたからである。しかし、読み進めていくうちに自分の考えが浅はかなものだと気付かされた。 物語のストーリーとしては文科省のヒラ女職員が悪に立ち向かう王道の内容ではあるが、数々の謎が彼女の頭脳によって解き明かされていくその爽快な流れには毎回のことながら脱帽だ!!時を忘れていっきに読み終えてしまう。あぁ、また、松岡マジックにかかってしまった。 と、ここまででも今までの作品と同じように魅力たっぷりなのが幾分か伝わったと思うが、初めに述べたように本作品には明らかな違いがあったように思うう。 それは、人との繋がり。いや、家族との繋がりにスポットライトが当てられていた、ということである。例えば、心の傷を負った少女たちとその家族との関係性や水鏡自身と家族との距離感などなど。他にも創意工夫がいたるところに散りばめられている。また、本作品のサブタイトルでもある「アノマリー」は悪の行いに対してだけでなく、水鏡自身の親への思いにも重ねることができるだろう。詳しくは読んで彼女の葛藤を肌で感じ取ってもらいたい。 松岡先生、今回の作品には深く考えさせられました。ありがとうございました!! これからも楽しみにしております。 | ||||
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このシリ-ズもすべて読んでます。いろんな事件があって面白いです。 | ||||
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”女子少年”と登山、そして完璧ではない天気予報。最初はどんな風にそれぞれが繋がって物語が進むんだろうと感じていました。 読み始めたときは、4人の少女らを非行を繰り返したあげく少年院に入った”特別な子”たちだと思ってました。しかし読み進めていくうちにそれは違うことに気付かされました。また身勝手な大人達の身勝手な考えに怒りを感じました。 ストーリーは前作と同じように難しい言葉を解説するように進んでいくので、非常に読みやすかったです。 | ||||
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天気予報、少女の更生、登山、官僚などなど、盛りだくさんの要素が出てくるが、リアリティの感じられる記述が感情移入しやすく、先へ先へと引き込まれる。裏表紙にあるような「巨悪」とはやや大げさであるが、ノンキャリ役人がキャリア官僚を出し抜いて事件を解決していく様は爽快。 | ||||
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出だしが重い故に、なかなか先に進めなかったが、いわゆる起の部分が終われば、グイグイ引き込まれるのは相変わらずである。気がついたら時間を忘れて読んでいた。しっかりした長文で書かれているので、読み応えは十分である。次作が楽しみである。 | ||||
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水鏡推理Ⅳアノマリーの冒頭は孤独な四人の少女たちの一人称から始まる。少年院で暮らす女子中学生である彼女たちは、いずれも心満たされぬ家庭で育つ。居場所のない家、関心のない親、長続きしない恋愛に勉強。これらのフレーズは程度の大小こそあれ、誰しも一度は自分の事として感じたことではないだろうか。今回の作品では霞ヶ関の巨悪という社会的に大きな謎のみならず、親からの愛という個人の問題としての大きな謎が解き明かされている。 この作者の著作の特徴は、終盤にかけて一気に謎がほどけ、悪党がばさりと断罪される、テンポの良さと爽快感にある。しかし、これまでのシリーズの主人公であったスーパーウーマンとも呼びたくなる女性たちとは異なり、水鏡瑞希は完璧な人間ではない。彼女の悩みや苦しみは極めて卑近なものであり、本作中に見られる親への怒りやいらだちなどは瑞希の感情が伝染してくるほど共感してしまう。 そんな主人公だからこそ、最期に瑞希が自身の親と語らう場面では何とも言えない浄化を感じる。 親を疎んじる全ての子どもにおすすめしたい。 | ||||
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「ほかの誰にもできないことをやれ」。この4巻では、タスクフォースのなかで自分の存在についても考え、それに対する答えを見つける。いろんな登場人物の思いのなか、水鏡瑞希はどうなっていくのか楽しみな1冊でした。 | ||||
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女子少年院生の登山更生プログラムをSNSで発信するといういかにも怪しげな企画と民間気象予報会社のあまりにも的中しすぎたコンペ結果。 両者が結びついて山岳遭難事件が発生。しかし、その裏には国家公務員総合職の予算獲得をめぐる常軌を逸した謀略が。今回は、水鏡の推理の みならず、身体を張った事件解明とともに水鏡自身にも降りかかる親子間の愛情問題。単なる謎解きに終わらない好作品。 | ||||
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ジャンルはサスペンス。舞台は文部科学省。そして主人公は女の子。 でも、ぜひ読んで頂きたいのは中間管理職の方や、社員が直ぐ辞めていってしまう会社の方。 今回のお話は、良く当たるというお民間企業の天気予想と非行少女たちの更生を目的としたプロジェクトが絡み合い、少女たちと、ヒロインの上司、そしてヒロインまでが命の危機に晒される。 隠された陰謀を解き明かそうと今回もヒロインが走るのだが、今回はちょっと何時もと違う。 仕事に悩み、存在意義に悩み、傷つきながらヒロインの出した結論とは・・・。 私もそうだったが、今も昔も、男女を問わず経験した事だろう。 「仕事、辞めたい・・・。」 今は、昔と違った形の最悪な職場環境も多いと聞くから、猶更だろう。だからこそ、新しい未来を切り開くために、是非とも読んでほしい。 最後に、ヒロイン瑞希ちゃん、幸せになってほしいなぁ・・・ | ||||
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この物語の良さは,一般事務官である”水鏡瑞希”が 最初は距離感を感じる総合職の上司と不正研究を調査していく中で, お互いを信用し合い,自己の欲望に目のくらんだ者の企みを防いでいくところにあると思っています。 最初は一般職ということで,あれやこれやと行動に制限のかかっている瑞希ですが, 物語が進行する事によって上司からの信頼を獲得し,彼女らしい自由奔放な行動がみられます。 水鏡瑞希を取り巻く人間関係が上司の言動や態度で巧みに表現されており, 普段は冷静で論理的な判断を行うがゆえに氷のように冷たい態度の上司から瑞希への 一言一句に言葉の重みがあり,一冊の中に散りばめられた, それらを目にするだけでもこの作品に出会えて良かったと思えます。 今回は,「天気予報」が科学的なテーマとして物語の中核を担っており, そこからどんなミステリーになるのか想像できませんでしたが, 幅広い人に楽しんでもらえるエンターテイメント作品に仕上がっていると思います。 シリーズの巻を重ねることで,事務官として地に足が着いてきた瑞希の活躍と ストーリを支える瑞希の両親,元アルバイト先の探偵事務所の社長とのふれあいなど みどころが増しており,次回作に期待が膨らみます。 | ||||
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本作は少年院の院生たちが、登山を通して早期退所を果たそうというプログラムを、某NPO法人のリードで実験するところからスタートする。例によってスピーディに話は進むが、少女たちはスマホやタブレットで登山の自撮り実況中継を行い、瞬く間にネット・アイドル的存在になってゆく。しかし民間天気予報会社が気象を読み違えたことにより、誤った気象判断をした彼女らは八甲田山において遭難事件を起こしてしまう。 話はどんどんスケールアップし、文部科学省や気象庁などの国家的陰謀へと広がってゆく。手品のような小説作法を得手とする松岡圭祐は、もちろんそれらから巧みに目線を反らす話術、仕掛けられた伏線の山、思いもよらぬどんでん返しの連続によって展開してゆく。もちろんメディアやマスコミ、インターネット世界までを駆使しての、一大イベントでもあるかのように仕上げてしまうのである。 現代という葉脈にアンテナを這わせ、話題や興味をディープに掘り下げての小説化という作業は、もはや彼の独壇場と言うしかない。早書きと多作も、彼の特徴であるゆえ、常にライブ感溢れる社会現象や政治汚職など現実のリアルタイム素材は油断なくペン先を向けられる。下地を作るための情報収集努力と分析の鋭さを武器に、松岡ノベルワールドはさらにその地平を容赦なく広げてゆきそうである。 アノマリー。気象用語で「特異日」のことらしいが、アノマリー(特異)なのは少年院にスポイルアウトされた少女たちにかけられた言葉でもあると思う。何が間違っていたのか、どう対処するのか、徹底的にとは言えないまでも作者の眼が優しく彼女らの未来に注がれている辺りがこの小説の真の軸なのではなかろうか。 | ||||
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松岡さんの本はもうほぼ新刊で読んでいる。 もはや逃れられない。 なぜか待てないのだ。 中毒ですね... 必ず最後に越前裁きが待っている。 逃れられないのだ。ワハハ | ||||
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