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北海の墓場



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北海の墓場の評価: 2.00/5点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

冒険しなけりゃ意味がないね

後期マクリーンの衰えはつとに知られているが、本書はその典型例。もともと『ナヴァロンの要塞』に見られるように、冒険小説に推理小説の味わいを加えて抜群の効果を出すのがマクリーンの得意とするところであったが、本書は冒険小説の要素がまったくなく、孤島物といわれる推理小説の凡庸な例となっている。マクリーンらしく吹雪の吹き荒ぶ海に漂う船中で起きる連続殺人という意外に面白そうな設定なのだが、犯人指摘にいたるロジックも別段見どころがなく、極めて退屈な一編となってしまった。「私」の語りが達者なのでそこそこ読めるが、これがマクリーンの作品かと思うと少々悲しい。原書初版1971年。
北海の墓場 (1979年) (ハヤカワ文庫―NV)Amazon書評・レビュー:北海の墓場 (1979年) (ハヤカワ文庫―NV)より
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