白夜の爺スナイパー
評判
白夜の爺スナイパーの評価:
4.33/5点 レビュー 3件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1〜3 1/1ページ
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白夜の爺スナイパーの評価:
4.33/5点 レビュー 3件。 - ランク
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しかし読み進めると、この過去や夢、時系列を行ったり来たりしながら故人を鏡に自分と向き合う老人の姿に非常なリアリティが感じられてきて、それがとても心地良い。そう、作中でも言われていたが、クリスマス・キャロルの過去の亡霊のように、喪ったことを消化しきれなかった親しい人々の幻が、老人を導き、「今度こそは」という気持ちを奮い立たせる。
主人公シェルドンは皮肉屋の頑固爺だが、口も達者だし頭も回る。周りは少なからず認知症だと思っているが、実際はどうなのか、作中では説明されない。私は、認知症とはまた別の、人生終盤でひときわ頭が冴えるような、落ちる間際の線香花火のような、そんな脳の活性化なのでは…と思って読んでいる。色々と緩みが出てきて、過去の辛い記憶や後悔に蓋が出来なくなっているのだと。
ラストシーンは色々と解釈が分かれるところ。現実はどうなのか…。
映画になったらその表現方法もなかなか難しそう。「ジャンヌ・ダルク」みたいに内面との対話を表現するのかな。