(短編集)

蛇行する月

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評判

蛇行する月の評価:

4.35/5点 レビュー 48件。 B ランク

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平均点4.35pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全86件 21〜40 2/5ページ
No.66
(4pt)

幸せの価値を考える作品

自分にとっての幸せ、生きるということを考える作品だなぁって、素直に感動する。
蛇行する月 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 蛇行する月 (双葉文庫)より
4575518948
No.65
(4pt)

幸せの価値を考える作品

自分にとっての幸せ、生きるということを考える作品だなぁって、素直に感動する。
蛇行する月 Amazon書評・レビュー: 蛇行する月より
457523835X
No.64
(4pt)

一人の人物を関係する複数の人間の目から時間をずらしてから描写していく手法が斬新。

登場人物の女性一人一人の人生を蛇行する川にたとえ、曲がりくねりながらも皆それぞれに目的地である海に向かって流れていく。作者の登場人物に対する温かい共感が感じられる。
蛇行する月 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 蛇行する月 (双葉文庫)より
4575518948
No.63
(4pt)

一人の人物を関係する複数の人間の目から時間をずらしてから描写していく手法が斬新。

登場人物の女性一人一人の人生を蛇行する川にたとえ、曲がりくねりながらも皆それぞれに目的地である海に向かって流れていく。作者の登場人物に対する温かい共感が感じられる。
蛇行する月 Amazon書評・レビュー: 蛇行する月より
457523835X
No.62
(4pt)

リアリティ

読んでいて、あーこんな人生ありそうだな。と友達の実話や相談を隣でただ実直に意見もせず聞いてる時に似ていました。
蛇行する月 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 蛇行する月 (双葉文庫)より
4575518948
No.61
(4pt)

リアリティ

読んでいて、あーこんな人生ありそうだな。と友達の実話や相談を隣でただ実直に意見もせず聞いてる時に似ていました。
蛇行する月 Amazon書評・レビュー: 蛇行する月より
457523835X
No.60
(4pt)

女性の逞しさを感じる作品

釧路の高校の同級生女子たちと、彼女らと縁のある女性たちの20年余にわたる軌跡が描かれた作品。

主役を変えながらの連作短編集の形式で、それぞれ人生の残酷さを感じさせる重い始まりだ。不倫の挙句失踪してしまった女性が、全編を通しての象徴的な役割なのだろう。彼女の母親、同級生たち、夫を奪われた女性の日々が、彼女への様々な思いとかさなっていく。

各短編のラストが微かな光りさす物語となっているのが良い。女性の逞しさを感じる作品となっている。一方、男性はというとダメなヤツしか出てこないけど・・・
蛇行する月 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 蛇行する月 (双葉文庫)より
4575518948
No.59
(4pt)

女性の逞しさを感じる作品

釧路の高校の同級生女子たちと、彼女らと縁のある女性たちの20年余にわたる軌跡が描かれた作品。

主役を変えながらの連作短編集の形式で、それぞれ人生の残酷さを感じさせる重い始まりだ。不倫の挙句失踪してしまった女性が、全編を通しての象徴的な役割なのだろう。彼女の母親、同級生たち、夫を奪われた女性の日々が、彼女への様々な思いとかさなっていく。

各短編のラストが微かな光りさす物語となっているのが良い。女性の逞しさを感じる作品となっている。一方、男性はというとダメなヤツしか出てこないけど・・・
蛇行する月 Amazon書評・レビュー: 蛇行する月より
457523835X
No.58
(5pt)

順子と出会えて

この作者の表現力はどうであろう。引き込まれてしまう。

さまざまな年齢の女たちがオムニバスのように登場するが、まずその背景となる場所の雰囲気の伝え方が秀逸。例えば「1984 清美」。不景気な割烹ホテルのささくれ立った職場を描くのにメニューを持ってくる。このメニューを見ると、ああそれねと、うらぶれ感に納得してしまう。
細かい所に作者の腕が光る。

女たちはそれぞれの事情を抱えている。登場する場面での年齢もそれぞれ。
ただ皆生きるのに必死だ。自分で自分を養わなければならない。自分を幸せに一歩でも近づかせるため懸命だ。

その女たちの向こうにいつも見えるのが順子。
東京のはずれの寂れたラーメン屋で、かつて駆け落ちした男と、その男との間に出来た息子とで暮らしている。そのラーメン屋の描写が余りに鮮やかで、本当に自分が訪れたことがあるのではないかと思うほどリアル。
最初の章でちらりと見えていた順子は章を追うごとにしだいに生き生きとした存在になっていく。
最後には順子のシワだらけの笑顔が私自身に向けられているように思えてくる。

最後の章「直子」。
直子は自分は確かに一生懸命に生きてはきたが、結局は自分が一番可愛かったにすぎないという思いが消えない。けれど直子は順子に会い、「自分は許されているのだと思った。誰でもない、須賀順子という天使に」。この「許されている」という感覚を小説の中で描くのは難しいのではないか。だがその感覚が決してウソではないと、難しいところで支えているのが順子の描き方の素晴らしさだ。

順子やその他の登場した女たちに出会えて良かったと思える本。
お勧めです。
蛇行する月 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 蛇行する月 (双葉文庫)より
4575518948
No.57
(5pt)

順子と出会えて

この作者の表現力はどうであろう。引き込まれてしまう。

さまざまな年齢の女たちがオムニバスのように登場するが、まずその背景となる場所の雰囲気の伝え方が秀逸。例えば「1984 清美」。不景気な割烹ホテルのささくれ立った職場を描くのにメニューを持ってくる。このメニューを見ると、ああそれねと、うらぶれ感に納得してしまう。
細かい所に作者の腕が光る。

女たちはそれぞれの事情を抱えている。登場する場面での年齢もそれぞれ。
ただ皆生きるのに必死だ。自分で自分を養わなければならない。自分を幸せに一歩でも近づかせるため懸命だ。

その女たちの向こうにいつも見えるのが順子。
東京のはずれの寂れたラーメン屋で、かつて駆け落ちした男と、その男との間に出来た息子とで暮らしている。そのラーメン屋の描写が余りに鮮やかで、本当に自分が訪れたことがあるのではないかと思うほどリアル。
最初の章でちらりと見えていた順子は章を追うごとにしだいに生き生きとした存在になっていく。
最後には順子のシワだらけの笑顔が私自身に向けられているように思えてくる。

最後の章「直子」。
直子は自分は確かに一生懸命に生きてはきたが、結局は自分が一番可愛かったにすぎないという思いが消えない。けれど直子は順子に会い、「自分は許されているのだと思った。誰でもない、須賀順子という天使に」。この「許されている」という感覚を小説の中で描くのは難しいのではないか。だがその感覚が決してウソではないと、難しいところで支えているのが順子の描き方の素晴らしさだ。

順子やその他の登場した女たちに出会えて良かったと思える本。
お勧めです。
蛇行する月 Amazon書評・レビュー: 蛇行する月より
457523835X
No.56
(5pt)

お金と幸せとは

高校を卒業後に駆け落ちし、全国を転々とした順子を様々な女性たちからみた短編小説集。
「お金」と「幸せ」は密接に関連する。しかし、順子はそんなものとは関係なく自分は幸せだと言ってくる。みんなそれぞれに苦労しているし、順子はもっと大変なはずなのに、幸せであることを信じて疑わない。
最後の展開は読む人にしかわからない感動がある。生きるという幸せを感じることができる。

桜木紫乃の作品を何作も読んでいると、相当波瀾万丈でワケありな人生を歩んできたのかな?と思わせるが、本人の想像力がとても強いのだとわかった。

2017.5.5 読了36冊目
蛇行する月 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 蛇行する月 (双葉文庫)より
4575518948
No.55
(5pt)

お金と幸せとは

高校を卒業後に駆け落ちし、全国を転々とした順子を様々な女性たちからみた短編小説集。
「お金」と「幸せ」は密接に関連する。しかし、順子はそんなものとは関係なく自分は幸せだと言ってくる。みんなそれぞれに苦労しているし、順子はもっと大変なはずなのに、幸せであることを信じて疑わない。
最後の展開は読む人にしかわからない感動がある。生きるという幸せを感じることができる。

桜木紫乃の作品を何作も読んでいると、相当波瀾万丈でワケありな人生を歩んできたのかな?と思わせるが、本人の想像力がとても強いのだとわかった。

2017.5.5 読了36冊目
蛇行する月 Amazon書評・レビュー: 蛇行する月より
457523835X
No.54
(4pt)

幸せを得るための本当の要素

主人公、須賀順子の生き方を各章毎の登場人物を通して描かれている連接短編小説。

高校卒業後、割烹ホテルに就職した同級生は理不尽な仕事環境に嫌気がさし、新たな就職先を見つけて幸せを探る1984年

高校卒業後、国内フェリーの搭乗員になった同級生は上向き景気の最中から、着飾る豊かさで幸福感を満たしている1990年。

老舗和菓子屋の女将は幸せな人生を再構築するため、長く失踪している旦那との話し合いに重かった腰を上げる1993年。

ある思いから教師になった同級生は、学生時代から焦がれていた高校教師との結婚を間近に控えるも、それが真の幸せなのかの自己疑念に陥る2000年

いつも男の存在があった主人公の母は、幸せの本質を考える賢さを持たずに人生半ばを過ぎ、今もただひたすらに日常を生きている2005年。

看護師になった同級生は、結婚に対する過度の願望なく今に至り、独身のまま淡々とした毎日を過ごす2009年。

お金に不自由のない幸せ、一人気ままに暮らせる幸せなど、個々の幸せの物差しで幸福度を推し量っているが、そのことが本当の幸福なのかはいつの時代も多くの人が自問している。
そのなか、主人公は病気に蝕まれている今も、今の生活が幸せだと目を輝かせて断言する。
本当の幸福とは何なのかを再考させられる作品。
蛇行する月 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 蛇行する月 (双葉文庫)より
4575518948
No.53
(4pt)

幸せを得るための本当の要素

主人公、須賀順子の生き方を各章毎の登場人物を通して描かれている連接短編小説。

高校卒業後、割烹ホテルに就職した同級生は理不尽な仕事環境に嫌気がさし、新たな就職先を見つけて幸せを探る1984年

高校卒業後、国内フェリーの搭乗員になった同級生は上向き景気の最中から、着飾る豊かさで幸福感を満たしている1990年。

老舗和菓子屋の女将は幸せな人生を再構築するため、長く失踪している旦那との話し合いに重かった腰を上げる1993年。

ある思いから教師になった同級生は、学生時代から焦がれていた高校教師との結婚を間近に控えるも、それが真の幸せなのかの自己疑念に陥る2000年

いつも男の存在があった主人公の母は、幸せの本質を考える賢さを持たずに人生半ばを過ぎ、今もただひたすらに日常を生きている2005年。

看護師になった同級生は、結婚に対する過度の願望なく今に至り、独身のまま淡々とした毎日を過ごす2009年。

お金に不自由のない幸せ、一人気ままに暮らせる幸せなど、個々の幸せの物差しで幸福度を推し量っているが、そのことが本当の幸福なのかはいつの時代も多くの人が自問している。
そのなか、主人公は病気に蝕まれている今も、今の生活が幸せだと目を輝かせて断言する。
本当の幸福とは何なのかを再考させられる作品。
蛇行する月 Amazon書評・レビュー: 蛇行する月より
457523835X
No.52
(4pt)

女性仲良しグループの人生50年をリアルに小説にした感じ

1984年頃に高校生だった女性 清美・桃子・弥生・美菜恵・静江・直子の同級生(図書部)の生き様を2009年くらいまで追いかけていくお話。高校三年の夏に担当の先生に愛を告白したが断られたことで人生が狂っていった女性を中心に、女性特有の(こう書くとまずいのかもしれないが)エゴ・妬み・プライドがおり混ぜられて、ドロドロに進んでいく。見栄で幸せを演じ続けるメンバーが最終的にどこに行き着くのか…。

本当に生活感と年をとっていく様子がリアルで、本当にこんなことが起こっていたのかも…と思わせるところがさすが直木賞の桜木さん。でもこの人の話ってなんとなく、ホテルとか色恋沙汰の話が多い気がする。(だからファンが多いのか?)

なんでこんな馬鹿に人生を送るのだ…という一人の女性が最後の最後にますます悲しいことになるのだが、そこまでどうしても一気に読んでしまう。

時代背景が私と同じような環境なのでとても感情移入してしまいます。旅行や出張の移動中にどうぞ。
蛇行する月 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 蛇行する月 (双葉文庫)より
4575518948
No.51
(4pt)

女性仲良しグループの人生50年をリアルに小説にした感じ

1984年頃に高校生だった女性 清美・桃子・弥生・美菜恵・静江・直子の同級生(図書部)の生き様を2009年くらいまで追いかけていくお話。高校三年の夏に担当の先生に愛を告白したが断られたことで人生が狂っていった女性を中心に、女性特有の(こう書くとまずいのかもしれないが)エゴ・妬み・プライドがおり混ぜられて、ドロドロに進んでいく。見栄で幸せを演じ続けるメンバーが最終的にどこに行き着くのか…。

本当に生活感と年をとっていく様子がリアルで、本当にこんなことが起こっていたのかも…と思わせるところがさすが直木賞の桜木さん。でもこの人の話ってなんとなく、ホテルとか色恋沙汰の話が多い気がする。(だからファンが多いのか?)

なんでこんな馬鹿に人生を送るのだ…という一人の女性が最後の最後にますます悲しいことになるのだが、そこまでどうしても一気に読んでしまう。

時代背景が私と同じような環境なのでとても感情移入してしまいます。旅行や出張の移動中にどうぞ。
蛇行する月 Amazon書評・レビュー: 蛇行する月より
457523835X
No.50
(5pt)

幸せって何?

女性の名前を冠した連作短編小説集。

どこか満たされない、どこか人生がうなくいかない人女性の名前を冠した連作短編小説集。

すべての小説に出てくる人が、高校の恋愛で失敗し、不倫の末駆け落ちし、流行らないラーメン屋を東京の片隅で細々と営みながら、家族三人でひっそりと暮らす順子。傍からみれば、とても幸せそうに見えない順子は、いつも幸せだと語る。そして、順子に会いに行き、それぞれの幸せを考える。

抜群の構成と、文章力。そして、人生を語るメッセージ。
是非、お読みあれ。
蛇行する月 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 蛇行する月 (双葉文庫)より
4575518948
No.49
(5pt)

幸せって何?

女性の名前を冠した連作短編小説集。

どこか満たされない、どこか人生がうなくいかない人女性の名前を冠した連作短編小説集。

すべての小説に出てくる人が、高校の恋愛で失敗し、不倫の末駆け落ちし、流行らないラーメン屋を東京の片隅で細々と営みながら、家族三人でひっそりと暮らす順子。傍からみれば、とても幸せそうに見えない順子は、いつも幸せだと語る。そして、順子に会いに行き、それぞれの幸せを考える。

抜群の構成と、文章力。そして、人生を語るメッセージ。
是非、お読みあれ。
蛇行する月 Amazon書評・レビュー: 蛇行する月より
457523835X
No.48
(5pt)

アイディアがいい

目新しくはないのかもしれないけれど、この連作のアイディアはとてもいいとおもいました。もしかしたら桜木さんの小説の中でいちばん好きかもしれない。女性が女性性を丸出しにしていなくて(つまり現実に即している)、すべての登場人物に素直に感情移入できました。読み終えて10日ほど経ちますが毎日一回ぐらい心の中で反芻しています。
蛇行する月 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 蛇行する月 (双葉文庫)より
4575518948
No.47
(5pt)

アイディアがいい

目新しくはないのかもしれないけれど、この連作のアイディアはとてもいいとおもいました。もしかしたら桜木さんの小説の中でいちばん好きかもしれない。女性が女性性を丸出しにしていなくて(つまり現実に即している)、すべての登場人物に素直に感情移入できました。読み終えて10日ほど経ちますが毎日一回ぐらい心の中で反芻しています。
蛇行する月 Amazon書評・レビュー: 蛇行する月より
457523835X