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強奪箱根駅伝



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【この小説が収録されている参考書籍】
強奪 箱根駅伝
強奪 箱根駅伝 (新潮文庫)

強奪箱根駅伝の評価: 3.68/5点 レビュー 22件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.68pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

やや難解ですが・・良い作品です。

箱根駅伝と同時進行に進む誘拐事件、電波が色々語られますが、チンプンカンプンでした。
それを差し引いてもとても濃い内容に引き込まれました、ただ犯行の動機がやや弱いかな
という事と犯人を特定する件はええ?と思いましたが・・。
強奪 箱根駅伝 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:強奪 箱根駅伝 (新潮文庫)より
4101301514
No.4:
(3pt)

とくに面白くはなかった

三浦しをんの『舟を編む』を読んだあと、そのアマゾンレビューを見ると、「三浦しをんは『風が強く吹いている』が傑作だ」というので、その本を持っていた知人に貸してもらったら、この『強奪 箱根駅伝』も同時に貸してくれたので、「箱根駅伝もの」を2冊読むことになった。
『風が強く〜』は、駅伝の勝敗部分は荒唐無稽(ありえない話)なんだけど、「走る」ことについてしっかり書き込まれた、青春小説の力作ではあった。
で、こちらはサスペンス小説。犯人は箱根駅伝の中継を妨害することでテレビ局を脅す。その意図は何なのか ―― 。犯人、箱根駅伝を走る神奈川大学チーム、中継するテレビ局、そして警察の四者がからんで物語が展開する。
必要以上に長いというのが読後、いや読中の感想。話の筋となる駅伝の勝敗部分はやはり荒唐無稽で、加えて事件の部分はサスペンスというほどハラハラしない。多くの人物が出てくるのだが、その描写がそっけない。じっくり読まないと誰が誰だがわからなくなる。じっくり読めばいいんだけど、それほど引きつけられる内容ではない。文章が変に淡泊だ(こういうのはハードボイルドな文体とは言わない)。
ひょっとして、箱根駅伝が好きな人、サスペンスが好きな人、それからテレビ中継のシステムに関心のある人には面白いのかも。うーん、西上心太という書評家の解説もつまらなかった。
強奪 箱根駅伝 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:強奪 箱根駅伝 (新潮文庫)より
4101301514
No.3:
(3pt)

内容は「強奪・箱根駅伝TV中継」です。

駅伝を舞台にしたサスペンスではなく、駅伝のTV中継を舞台にしたサスペンスです。そのためレース自体は事件とはほとんど無関係に進行しますし、自分はTV局の人の仕事にはあまり興味がないので、読むのが苦痛な場面が多かったです。
なにしろ駅伝中継そのものが主人公なので、表面的な描写(見えるもの、聞こえるもの)が過剰・冗長になる一方で、ランナーや監督といった実際に箱根駅伝を走る側の登場人物の心情描写は異常なまでにドライです。場面や視点も次々と変わり、時系列も前後するため、読者は一貫した流れが把握しにくいです。これが読みにくさに直結しています。クライマックスに至っても視点は飛びまくり、過剰な描写はさらに勢いを増し、ほとんど混乱の極みの中でこの小説は終わります。

正直なところ、文章の体裁が小説というよりも、テレビドラマの脚本のように感じました。
これを逆手にとって、過剰な描写から映像のディテールを想像してTVドラマを見るように読むと、サスペンスらしいスピード感とスリルを存分に味わうことができます。
徳光アナウンサーがこの小説のクライマックスで号泣したそうですが、彼はTV業界の人なので、たぶん映像がリアルに浮かんできたのだと思います。映像が浮かんでくる人にとって、この小説の終盤はかなり泣けると思います。

以下は個人的な感想です。
この小説は、ランナーを主人公にして、彼の視点を中心にしたストレートな展開を取った方が良かったのではないかと思います。ランナーを主人公に据えると「前代未聞の事件に巻き込まれた箱根駅伝出場選手!はたして彼は、最初で最後の箱根を走ることができるのか?そしてレースの行方は!?」という内容になって、わかりやすく感情移入しやすい内容になったと思います。
強奪 箱根駅伝 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:強奪 箱根駅伝 (新潮文庫)より
4101301514
No.2:
(3pt)

面白い部分もありましたが…

スポーツものの小説が好きです。
箱根駅伝も好きです。

この作品も、面白い部分はあったと思います。
箱根駅伝と共に進む切迫感とか、青春を感じさせる感動とか。

しかし、文章が読みづらく、かつ、ストーリーにも単純すぎる所や、無理があるように思えて、
高い評価はしたくない感じでした。
強奪 箱根駅伝 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:強奪 箱根駅伝 (新潮文庫)より
4101301514
No.1:
(3pt)

あなたもこれを読んでマラソン始めよう

私は、市民ランナーであり、箱根駅伝のファンでもあるので題名に惹かれて読みました。読み物としてのおもしろさは、もちろんありますが、下記の点を考えてしまいました。一つ目が、誘拐犯の要求が箱根を特定の選手に走らせないことです。ここで、好きなこと、夢を実現することが目の前にあったときどういう行動をとることができるだろうか?二つ目が、箱根駅伝の毎年当たり前のに中継されていることのすばらしさです。技術の進歩があるということも大きいでしょうが、同じ日本でさえ、高校駅伝の県大会のテレビ生中継さえ小さな大会だと行われていません。まして、山に登り、早朝の霧の中、雪の中でも中継があるのはすばらしいことだと思いました。そんな中、作品中のように、犯人に駅伝中継を邪魔されても、完全中継を実行するためにどれだけ人間の犠牲、お金(身代金を含む)を注ぎ込むことができるのだろうかと思ってしまいました。実際は、ハプニング賞レベルの出来事でフィクションのような出来事の心配がないことはすばらしいことだと思います。ただ、盗聴・盗撮など紙面をにぎわせる世の中に進んでいることも事件としてあります。現実離れしているからこそ、三面記事の事件よりも考えさせられます。それらも著者が誘拐犯がらみの一連のストーリー、スポーツにおける試合に出る選手、出られない選手、裏方のマネージャーの描写、放送どうやって行われているか技術的に、人間がどう関わっているかなどをうまく小説にしていることが成せる技だと思います。
強奪 箱根駅伝Amazon書評・レビュー:強奪 箱根駅伝より
4104027030

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