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硝子の太陽N - ノワール
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硝子の太陽N - ノワールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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姫川玲子が、主人公だと思ったら、ほんの少ししか出なかった。でも、新宿署の東弘樹は、不思議な魅力ある刑事だった。公安を嫌い、ガンテツ 勝俣を天敵のように思っている。 新宿 歌舞伎町セブンという現代版必殺仕事人が、クローズアップされる。歌舞伎町セブンは、悪に鉄槌を下す7人であるが、誰なのかは明らかにされていない。歌舞伎町セブンの一人、フリーライターの上岡が殺されることで、物語は本格化する。 沖縄の反基地闘争が大きな役割を果たすが、どうも進入角度があまり面白くない。 ①在日アメリカ軍のポリスの車が、基地反対闘争の老人を跳ね殺した画像としているが、その画像はフェイクだった。その画像で、反基地闘争を煽り立てるという着想が気持ち悪い。 米軍による沖縄における犯罪的行為が、日本は何もできないという地位協定があることが問題であることは、理解できる。 ②安保条約を破棄させるために、官房副長官の中学生の娘を誘拐して、安保条約を解除させるという荒唐無稽で強引な計画。 「安保条約の第十条 この条約が十年間効力を存続した後は、いずれの締約国も、他方の締約国に対しこの条約を終了させる意思を通告することができ、その場合には、この条約は、そのような通告が行なわれた後一年で終了する。」ということを根拠にする。 これは、個人的なテロ行為で、政府の幹部の娘を誘拐して、脅してできるものではない。 その行為の馬鹿らしさが、浮き彫りになっていないのが残念。 ③普天間基地を買い占めるというお金がどこから出てきたのか? ④リーダーの砂川雅人、暴力的な安里竜二、花城数馬の出自が、よくわからない。そして、目的はなんだったろうか?いわゆる個人的なテロリストになるのか。 というような、問題はあるが、歌舞伎町セブンやNWO;新世界秩序という存在の着想が物語を大きく見せている。矢吹近江という左翼の親玉の存在が不気味でもある。 誉田哲也のジウからくる新世界秩序の世界、姫川玲子の執拗な追いかけが交差して、ガンテツの意味不明の活躍ぶりと毒舌が、東弘樹という刑事の姿が見えてくる。歌舞伎町セブンの陣内が、結構いいキャラしている。誉田哲也ワールドは、どう広がって行くのだろうか? | ||||
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面白いです!ただネトウヨっぽい中学生みたいな歴史観を登場人物に語らせてて安っぽくなってしまっているのがとても残念。それさえ無ければ最高だったのになあ。 | ||||
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一般的なカスタマーレビューを読むと厳しい意見が多いようですが(ルージュの方も)、誉田作品をずっと読んでいる身としては、出来は悪くないと思います。 世界観を好んでいますので、歌舞伎町を飛び出した「セブン」メンバーの行動にも興味を引かれます。 多作で酷い出来の混じる作家もいることを考えれば、毎度毎度5つ星は無理かと。コンスタントに平均点レベルでも読みたい人は読みますから。 キャラクターが生き延びて出現してくれるほうが嬉しいですね(駄作なら勘弁ですが)。 おそらく「コラボ」は出版社サイドの過剰宣伝だと感じます。そう思わなければ「おっ。ヒメカワが、ガンテツが」程度で楽しめるのではないかと。 | ||||
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姫川×ジウ、サイドを変え2冊同時刊行。 こちらはジウ、というか東サイドです。 こちらも沖縄米軍基地問題や日米地位協定の闇が描かれています。 奇しくもこれを読んでいる最中、またしても沖縄で事件が発生。 いつも以上に何か考えさせられる時間となりました。 ルージュとノワール。 先にルージュを読んでコラボ感のなさにがっかりしました。 しかし、両方読めばすごい仕掛けがあるのではと期待したのですが 結果としては非常に残念でした。 たしかにコラボはしてるんです。 お互いの事件の関係者が双方に出てきたり、姫川、東が少しだけ出てきたりと。 しかし、事件同士の絡みもなく、登場人物同士の絡みもありません。 ただ同じ人物が出てくる、話題に挙がる程度なのです。 同じ時間軸で起きている別の事件を、各々が独自で捜査しているだけに過ぎません。 よって、読む順序による甲乙は一切ありません。 2冊を跨いで、密接に人が絡み合ったり、 最終的に1つの同じ事件に繋がっていくようなコラボをイメージすると肩透かしを食らいます。 | ||||
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