びっくり館の殺人

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

びっくり館の殺人の評価:

3.15/5点 レビュー 68件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.15pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全62件 41〜60 3/4ページ
No.22
(5pt)

がっかりした人はもう一回読むといいよ!

mixiの綾辻コミュニティに詳しく書いたんですが、この物語には語られなかった真相が背後にでんと控えてる。でも、作者は最後までそれについてはひとことも触れない。
だって、語り手はひとりだから。彼が知らなかったことは、起こらなかったことと同じ。
だから、ミステリファンが眉をしかめたとってつけたような幻想シーンが最後にあるんですね。
そこで、おや、と思った人は、表面的に明らかにされた「真相」に疑問をもってもう一回読み返すかもしれない。
けっ、と思った人はもう二度とこの本を開かないかもしれない。
どっちの態度が正しいってわけじゃないけど、作者は少なくとも二度は楽しめる物語としてこれを書いたんじゃないだろうか。
『虚無への供物』へのオマージュとして書かれたというのは、ガジェットをちょちょいと拝借しましたよってだけじゃなくて、『虚無』がもつ構造的な部分(殺人はあったのか、なかったのか?正統派ミステリとしてなんの破綻もない『虚無』がなぜアンチ・ミステリと称されるのか?)にチャレンジしたって意味じゃないのかな。
傑作じゃないかもしれない。でも、こんな意地悪なメルヘンはそうそうない。
『びっくり館』にはセクシャルな暗喩やサタニズム的な符合が、目立たないように、そこかしこに散らばっている。
そう、ヘンリー・ジェイムズの『ねじの回転』みたいに。
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.21
(5pt)

がっかりした人はもう一回読むといいよ!

mixiの綾辻コミュニティに詳しく書いたんですが、この物語には語られなかった真相が背後にでんと控えてる。でも、作者は最後までそれについてはひとことも触れない。
だって、語り手はひとりだから。彼が知らなかったことは、起こらなかったことと同じ。
だから、ミステリファンが眉をしかめたとってつけたような幻想シーンが最後にあるんですね。
そこで、おや、と思った人は、表面的に明らかにされた「真相」に疑問をもってもう一回読み返すかもしれない。
けっ、と思った人はもう二度とこの本を開かないかもしれない。
どっちの態度が正しいってわけじゃないけど、作者は少なくとも二度は楽しめる物語としてこれを書いたんじゃないだろうか。
『虚無への供物』へのオマージュとして書かれたというのは、ガジェットをちょちょいと拝借しましたよってだけじゃなくて、『虚無』がもつ構造的な部分(殺人はあったのか、なかったのか?正統派ミステリとしてなんの破綻もない『虚無』がなぜアンチ・ミステリと称されるのか?)にチャレンジしたって意味じゃないのかな。
傑作じゃないかもしれない。でも、こんな意地悪なメルヘンはそうそうない。
『びっくり館』にはセクシャルな暗喩やサタニズム的な符合が、目立たないように、そこかしこに散らばっている。
そう、ヘンリー・ジェイムズの『ねじの回転』みたいに。
びっくり館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061826239
No.20
(4pt)

これはこれでアリ

ミステリーランドという形での「変化球」として投げられた「館」の一作。これはこれで、十分シリーズの一作といえると思います。
どこか少年探偵団を彷彿とさせる懐かしい雰囲気も、他の館モノと比して風味は違えど、決して劣っているとは思えません。
また、配本の性格上、描写や文章量は抑えめですが、作中で語られる「びっくり館縁起」のおどろおどろしさ(真相を知ってから再読するとなお一層怖い!)や、読者の目の前に堂々と謎を据えたストーリー、叙述における「さりげない」真相の示唆など、決して「手抜き」しているわけではないと感じました。
ただ、完全に取って付けた鹿谷門美の登場と、オチにつけられたホラー風味が不満なので★−1でしょうか。
個人的には「暗黒館」の分量に多少辟易していた感があったので、これくらいの量で綾辻作品を読ませてもらえるのもいいですね。
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.19
(4pt)

これはこれでアリ

ミステリーランドという形での「変化球」として投げられた「館」の一作。これはこれで、十分シリーズの一作といえると思います。
どこか少年探偵団を彷彿とさせる懐かしい雰囲気も、他の館モノと比して風味は違えど、決して劣っているとは思えません。
また、配本の性格上、描写や文章量は抑えめですが、作中で語られる「びっくり館縁起」のおどろおどろしさ(真相を知ってから再読するとなお一層怖い!)や、読者の目の前に堂々と謎を据えたストーリー、叙述における「さりげない」真相の示唆など、決して「手抜き」しているわけではないと感じました。
ただ、完全に取って付けた鹿谷門美の登場と、オチにつけられたホラー風味が不満なので★−1でしょうか。
個人的には「暗黒館」の分量に多少辟易していた感があったので、これくらいの量で綾辻作品を読ませてもらえるのもいいですね。
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.18
(4pt)

乱歩風味

大人ならば、懐かしさを楽しむための作品。
結末には物足りなさを覚えましたが、子どもの頃、わくわくしながら読んだ乱歩の世界が展開されていました。
館シリーズの館シリーズたる所以は、どの作品も趣向を異にする、という点にあると思います。
時計館・黒猫館・人形館・水車館……トリックを基軸に考えれば、これらの作品にも優劣はあります。
しかし、同じ風味のものは一つとしてない。だからこその館シリーズなのだと思います。
その意味で、本作は先行作品とは全く異なる、独自の風味を持っています。
子どもたちに、ミステリーの面白さを伝えるという目的は達していると思うし、
綾辻ファンの大人たちには、子どもの頃、探偵小説を夢中で読んでいたときに
感じた、あのわくわくする感覚を思い出させることに成功している。
これはこれで、立派な「館シリーズ」の一つです。
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.17
(4pt)

乱歩風味

大人ならば、懐かしさを楽しむための作品。
結末には物足りなさを覚えましたが、子どもの頃、わくわくしながら読んだ乱歩の世界が展開されていました。
館シリーズの館シリーズたる所以は、どの作品も趣向を異にする、という点にあると思います。
時計館・黒猫館・人形館・水車館……トリックを基軸に考えれば、これらの作品にも優劣はあります。
しかし、同じ風味のものは一つとしてない。だからこその館シリーズなのだと思います。
その意味で、本作は先行作品とは全く異なる、独自の風味を持っています。
子どもたちに、ミステリーの面白さを伝えるという目的は達していると思うし、
綾辻ファンの大人たちには、子どもの頃、探偵小説を夢中で読んでいたときに
感じた、あのわくわくする感覚を思い出させることに成功している。
これはこれで、立派な「館シリーズ」の一つです。
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.16
(4pt)

子供向きに書かれた物です!

誤解されてる方が多いようですが、ミステリーランドシリーズはあくまで子供達にミステリーを!と言う事で作られたシリーズです。
他のものは、題名内容共、かなり子供向けに書かれているので、分かりやすいのでしょうが、綾辻氏の作品はさすがに大人も読めるものになっています。(物足りなさはもちろんありますが・・・)
ウチでは娘(小5)と2人でとても楽しめました。親子で読めて意見交換出来るお勧めの一冊ですよ♪
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.15
(4pt)

子供向きに書かれた物です!

誤解されてる方が多いようですが、ミステリーランドシリーズはあくまで子供達にミステリーを!と言う事で作られたシリーズです。
他のものは、題名内容共、かなり子供向けに書かれているので、分かりやすいのでしょうが、綾辻氏の作品はさすがに大人も読めるものになっています。(物足りなさはもちろんありますが・・・)
ウチでは娘(小5)と2人でとても楽しめました。親子で読めて意見交換出来るお勧めの一冊ですよ♪
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.14
(4pt)

おもしろい!!

館シリーズとして読んでいる方が多いようですが、これは、あくまでも「作者が年少の読者にも楽しめる」ように書いた作品。
その割には、結構ダークな雰囲気が漂っていたり、倒錯的な人物が出てきたりと、「オトナ」な部分も描かれていて。
私は、素直にけっこう楽しめました。
ただラストがねぇ…ちょっと尻切れでガッカリ。
ここでパパーッと事件が解決しちゃえば尚面白かったのになぁ…。
小さい頃って、入ってはいけない場所とか妙に入りたくなりますもんねぇ…。
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.13
(4pt)

おもしろい!!

館シリーズとして読んでいる方が多いようですが、これは、あくまでも「作者が年少の読者にも楽しめる」ように書いた作品。
その割には、結構ダークな雰囲気が漂っていたり、倒錯的な人物が出てきたりと、「オトナ」な部分も描かれていて。
私は、素直にけっこう楽しめました。
ただラストがねぇ…ちょっと尻切れでガッカリ。
ここでパパーッと事件が解決しちゃえば尚面白かったのになぁ…。
小さい頃って、入ってはいけない場所とか妙に入りたくなりますもんねぇ…。
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.12
(5pt)

ヤカタの本

昔、小学校の図書室で恐る恐る読んだ、江戸川乱歩の少年少女向けミステリーを彷彿させる「ミステリーランド・シリーズ」の最新作。
子供向けと侮ってはいけない。
活字にフリガナがふられてはいるものの、文体は幼稚な表現が無く、クールな印象を受ける。
丁寧に展開していくストーリーはシンプルながらも、登場人物が重くて暗い過去を引きずっている。
「館」シリーズのお約束はきちんと守られた貴重なシリーズの一編となっている。
ただし、最後の2ページの終わり方は・・・非常に恐ろしい。
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.11
(5pt)

ヤカタの本

昔、小学校の図書室で恐る恐る読んだ、江戸川乱歩の少年少女向けミステリーを彷彿させる「ミステリーランド・シリーズ」の最新作。
子供向けと侮ってはいけない。
活字にフリガナがふられてはいるものの、文体は幼稚な表現が無く、クールな印象を受ける。
丁寧に展開していくストーリーはシンプルながらも、登場人物が重くて暗い過去を引きずっている。
「館」シリーズのお約束はきちんと守られた貴重なシリーズの一編となっている。
ただし、最後の2ページの終わり方は・・・非常に恐ろしい。
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.10
(5pt)

予想外の秀作

基本的に子供向けということで、そういうレベルの作品なのだろうなと、あまり期待せずに読んだら……びっくりした。な、なんですか。この異様な物語は。
著者のほかの「館シリーズ」に比べると、文章は平易に書かれているし、ページ数も少ない。ミステリーランドというシリーズの制約だろう。それでも、もしかしたらこれは、シリーズ中もっとも「異形」で「怖い」作品なのではないか。とくに「びっくり館縁起」の章で描かれる腹話術劇……!このシーンのためだけでも読む価値あり、と思った。
メインのトリックが、海外の某古典的名作の珍しいバリエーションだったり、あちこちに中井英夫の「虚無への供物」が埋め込まれていたりと、こういう趣向はきっと、子供の読者を想定した「時限爆弾」だろう。そんな著者の配慮や計算も随所にうかがえて、うれしくなってしまう。
七戸優の装画や挿画との相乗効果もあって、これは予想外の秀作。
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.9
(5pt)

予想外の秀作

基本的に子供向けということで、そういうレベルの作品なのだろうなと、あまり期待せずに読んだら……びっくりした。な、なんですか。この異様な物語は。
著者のほかの「館シリーズ」に比べると、文章は平易に書かれているし、ページ数も少ない。ミステリーランドというシリーズの制約だろう。それでも、もしかしたらこれは、シリーズ中もっとも「異形」で「怖い」作品なのではないか。とくに「びっくり館縁起」の章で描かれる腹話術劇……!このシーンのためだけでも読む価値あり、と思った。
メインのトリックが、海外の某古典的名作の珍しいバリエーションだったり、あちこちに中井英夫の「虚無への供物」が埋め込まれていたりと、こういう趣向はきっと、子供の読者を想定した「時限爆弾」だろう。そんな著者の配慮や計算も随所にうかがえて、うれしくなってしまう。
七戸優の装画や挿画との相乗効果もあって、これは予想外の秀作。
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.8
(4pt)

第8弾。

まさかの「館」シリーズ登場。
そうか、講談社なわけですからね。「ミステリーランド」はUさん発だそうですし。
はい。
ミステリーランドならではの要請から来るものでしょうけど、「館」シリーズにしては装飾がシンプル。ストーリー、プロットの骨子が解り易いです。
と同時に、語り口の巧みさは綾辻さん作品の中でも屈指、と思います。こういうスタイルって、実はこの作者さんに予想以上に合ってたりして。大変そうですが…。
物語として、子供にも、かつて子供だった人にも読み応えある本に仕上がりました(筈)。
で。
ミステリファンからすれば、「館」シリーズらしい仕掛っぷりと、超有名トリックを彷彿とさせる併せ技、そしてある意味最もこの作者さんらしい(多分)ラストの括り方。
きらりと光るシリーズ中の小品でもあると思いますよ。
綾辻ファン、そして勿論面白い本が読みたいお子さんにも、是非どうぞ。
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.7
(4pt)

第8弾。

まさかの「館」シリーズ登場。
そうか、講談社なわけですからね。「ミステリーランド」はUさん発だそうですし。
はい。
ミステリーランドならではの要請から来るものでしょうけど、「館」シリーズにしては装飾がシンプル。ストーリー、プロットの骨子が解り易いです。
と同時に、語り口の巧みさは綾辻さん作品の中でも屈指、と思います。こういうスタイルって、実はこの作者さんに予想以上に合ってたりして。大変そうですが…。
物語として、子供にも、かつて子供だった人にも読み応えある本に仕上がりました(筈)。
で。
ミステリファンからすれば、「館」シリーズらしい仕掛っぷりと、超有名トリックを彷彿とさせる併せ技、そしてある意味最もこの作者さんらしい(多分)ラストの括り方。
きらりと光るシリーズ中の小品でもあると思いますよ。
綾辻ファン、そして勿論面白い本が読みたいお子さんにも、是非どうぞ。
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.6
(5pt)

シンプルな謎解きの美しさ、作家の技量の卓越。

 やはり、綾辻行人は、すごい。
 推理小説の命というべきあっと驚くどんでん返しと強固な合理性、そして、なお残るある種の物悲しさと幻想性――これぞミステリ、というべきである。
 「答え」のシンプルさは、決して、少年少女向けにレベルを落としたということを意味しはしない。むしろそれは、作家の技量の卓越を示すものである。数々の伏線がぴたりと一つに繋がる壮快さは、もしかしたら、シリーズ随一かも知れない。
 騙し絵のように、読了後にもう一度読み返せば、全然違う光景が見えてくる不思議。私も、真相には気づけたのになお(この点が重要!)、完全に引っかかってしまった。
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.5
(5pt)

シンプルな謎解きの美しさ、作家の技量の卓越。

 やはり、綾辻行人は、すごい。
 推理小説の命というべきあっと驚くどんでん返しと強固な合理性、そして、なお残るある種の物悲しさと幻想性――これぞミステリ、というべきである。
 「答え」のシンプルさは、決して、少年少女向けにレベルを落としたということを意味しはしない。むしろそれは、作家の技量の卓越を示すものである。数々の伏線がぴたりと一つに繋がる壮快さは、もしかしたら、シリーズ随一かも知れない。
 騙し絵のように、読了後にもう一度読み返せば、全然違う光景が見えてくる不思議。私も、真相には気づけたのになお(この点が重要!)、完全に引っかかってしまった。
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.4
(5pt)

やはり綾辻行人氏

・綾辻行人の館シリーズとしての1冊
・講談社ミステリーランドとしての1冊
なかなか両立しないであろうこの2つの案件を見事に満たしており、
素直に感動しました。
しかし、館シリーズとしての1冊としては、外伝的な扱いになるでしょう。
従来作品と違って限られた文量ゆえか、複数のトリックのたたみかけがなく、
「館シリーズ」に連なる短編集の中の佳品、といった趣を感じさせます。
中村青司という魔世界に迷い込んだ者、従来作品ならば「大人」であり、
今回はたまたま1人の「少年」であったということでしょう。
「暗黒館」「びっくり館」と、2作続けて外伝的な作品になりました。
(「黒猫館」以前にも1つだけそんな作品がありましたが・・・)
「時計館の殺人」のような正統的な作品を待ちたいものです。
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.3
(5pt)

やはり綾辻行人氏

・綾辻行人の館シリーズとしての1冊
・講談社ミステリーランドとしての1冊
なかなか両立しないであろうこの2つの案件を見事に満たしており、
素直に感動しました。
しかし、館シリーズとしての1冊としては、外伝的な扱いになるでしょう。
従来作品と違って限られた文量ゆえか、複数のトリックのたたみかけがなく、
「館シリーズ」に連なる短編集の中の佳品、といった趣を感じさせます。
中村青司という魔世界に迷い込んだ者、従来作品ならば「大人」であり、
今回はたまたま1人の「少年」であったということでしょう。
「暗黒館」「びっくり館」と、2作続けて外伝的な作品になりました。
(「黒猫館」以前にも1つだけそんな作品がありましたが・・・)
「時計館の殺人」のような正統的な作品を待ちたいものです。
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796