楽園

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評判

楽園の評価:

3.76/5点 レビュー 232件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全278件 161〜180 9/14ページ
No.118
(4pt)

一歩一歩、問題意識を深めている

『模倣犯』におけるような、犯罪者が生み出される

ことと、現代の日本がバブル経済とその崩壊を経てもなお

豊かさを享受し、生まれながらにして豊かである世代が

どんどん多数派になっていくことは、関連があるだろう。

そして、これらの犯罪者に不条理にも襲われ、被害を

受けるのは、豊かさの中にいる人であるよりは、

地道に、地に足の着いた「普通」の生活を営んでいる人々だ。

生み出された犯罪者を「怪物」と表現するが、

宮部氏は、この「怪物」の内面を一作ごとに明確に捉えつつある。

「怪物」の内面を理解するキーワードとして「怒り」という言葉を

選んだ宮部氏は、小説家のスゴサ・可能性を示したと思う。

「怪物」と普通の人々との対決を描いたのが『模倣犯』であった

とすれば、『楽園』は、生まれてしまった「怪物」とどう付き合って

いくのか?というテーマに進んだのではないかと思います。

「怪物」が自分の息子や娘だったら・・・どうしますか?

『模倣犯』を、さらに掘り下げた作品が『楽園』であるとは

思いますが、この本を『模倣犯』の続編として宣伝した

出版社は、ちょっとやりすぎではなかったでしょうか?
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.117
(4pt)

一歩一歩、問題意識を深めている

『模倣犯』におけるような、犯罪者が生み出される
ことと、現代の日本がバブル経済とその崩壊を経てもなお
豊かさを享受し、生まれながらにして豊かである世代が
どんどん多数派になっていくことは、関連があるだろう。
そして、これらの犯罪者に不条理にも襲われ、被害を
受けるのは、豊かさの中にいる人であるよりは、
地道に、地に足の着いた「普通」の生活を営んでいる人々だ。
生み出された犯罪者を「怪物」と表現するが、
宮部氏は、この「怪物」の内面を一作ごとに明確に捉えつつある。
「怪物」の内面を理解するキーワードとして「怒り」という言葉を
選んだ宮部氏は、小説家のスゴサ・可能性を示したと思う。
「怪物」と普通の人々との対決を描いたのが『模倣犯』であった
とすれば、『楽園』は、生まれてしまった「怪物」とどう付き合って
いくのか?というテーマに進んだのではないかと思います。
「怪物」が自分の息子や娘だったら・・・どうしますか?
『模倣犯』を、さらに掘り下げた作品が『楽園』であるとは
思いますが、この本を『模倣犯』の続編として宣伝した
出版社は、ちょっとやりすぎではなかったでしょうか?
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.116
(5pt)

読むといいよ

模倣犯や理由のような、物語に圧倒される感覚や読後感はない。
作者の「静」の部分を表した作品だと言えると思う。

この本を読んで、予めカスタマーレビューなるものをみることの
無意味さを痛感した。先入観などいらない。とにかく読めばわかるし、
読まないとわからないな、と痛感した。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.115
(5pt)

読むといいよ

模倣犯や理由のような、物語に圧倒される感覚や読後感はない。
作者の「静」の部分を表した作品だと言えると思う。
この本を読んで、予めカスタマーレビューなるものをみることの
無意味さを痛感した。先入観などいらない。とにかく読めばわかるし、
読まないとわからないな、と痛感した。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.114
(3pt)

前畑がんばれ。

皆さんのレビューを拝見すると、おおむね、
1,読んで後悔はない水準以上の作品。
2,だが、宮部作品としては(期待度が高いだけに)不満。
3,『模倣犯』の主人公・前畑滋子を再登場させた必然性が疑問。
……というところでしょうか。
自分も、同感です。
特に気になった点は、今回、前畑の舅・姑が死没していること。
これは、(設定上で)邪魔物は消せとしか思えない。二人とも、
相次いで病没したというのは、『模倣犯』から9年後の設定ながら、不自然。
どちらかが認知症気味でも存命で(また、そうした新たな問題を抱えつつ)、
前畑が苦労しながら問題を解決していってこそ、日本の現状を踏まえて納得がいく。
『模倣犯』では前畑の舅・姑が健在で、この二人との微妙な人間関係が、
凄惨な事件の「取材」がもたらすストレスと呼応して、
前畑の人物像を二重にも三重にも深くしていました。
それに比べて、今回の設定は、前畑の舅・姑の死没一点をとっても、
宮部作品にしては、ややご都合主義的過ぎるように思います。
むしろ美少女殺人・死体埋葬と、特殊な能力のあった少年の事故死、
という主軸だけに絞って、前畑の出て来ない
全く違う話にしたほうが良かったような気がします。
魅力的な登場人物、抜群の人間描写、そして展開の必然性とという、
宮部作品がもっていた輝きが、『模倣犯』の設定を取り込むことで、
かえって弱まってしまったのが本作。残念です。
覆水盆に返らずとあれば、いっそのこと、
前畑滋子のシリーズを立ち上げ、次回作に期待する、
というのは如何でしょうか。
楽園 下 Amazon書評・レビュー: 楽園 下より
4163263608
No.113
(3pt)

おもしろかったけど‥

おもしろかったんですが、もっと文章で読ませてくれって感じです。無駄な会話が多すぎる気がします。最後に土井崎さんに宛てた手紙も無駄に長すぎ。野本刑事や敏子さん達のたいして関係ない会話を延々と読まされる土井崎さんも迷惑なんじゃないかなぁ。
楽園 下 Amazon書評・レビュー: 楽園 下より
4163263608
No.112
(3pt)

微妙・・・?

宮部さんの作品は、読み出したら最後までとまらなくなるものと、もうとっかかりから駄目だ〜と思うものに分かれるのですが、これは本当に微妙でした。

なんだか名作の予感を感じさせながら始まったので、ちょっとわくわくしながら読んだのですが、う〜ん・・・。

面白くないことはない。
でも、何ていうか、模倣犯の続編にしてはつっこみが足りないし、模倣犯とは別の物語として読んだら模倣犯を読まなきゃ分からない描写もあるし・・・。
もう本当に微妙。

最後は「いや、そんな終わらせ方あり?ちょっと無理ないっすか?」って思うんだけど、思っていながらもちょっとうるっときました。
暗いから。内容が暗いから。
最後に救いがあって良かったのかなあ???

前畑さんのキャラが微妙で・・・。ちょっと言い回しがくどい。
あと、性格がふらふらしているというか、人間の感情って後戻りするし、優柔不断だから、すごくリアルに描いているのかもしれない。
なんせ感情移入できません!

でも、模倣犯はもう一回読みたくなった。

模倣犯の促販本?
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.111
(3pt)

微妙・・・?

宮部さんの作品は、読み出したら最後までとまらなくなるものと、もうとっかかりから駄目だ〜と思うものに分かれるのですが、これは本当に微妙でした。
なんだか名作の予感を感じさせながら始まったので、ちょっとわくわくしながら読んだのですが、う〜ん・・・。
面白くないことはない。
でも、何ていうか、模倣犯の続編にしてはつっこみが足りないし、模倣犯とは別の物語として読んだら模倣犯を読まなきゃ分からない描写もあるし・・・。
もう本当に微妙。
最後は「いや、そんな終わらせ方あり?ちょっと無理ないっすか?」って思うんだけど、思っていながらもちょっとうるっときました。
暗いから。内容が暗いから。
最後に救いがあって良かったのかなあ???
前畑さんのキャラが微妙で・・・。ちょっと言い回しがくどい。
あと、性格がふらふらしているというか、人間の感情って後戻りするし、優柔不断だから、すごくリアルに描いているのかもしれない。
なんせ感情移入できません!
でも、模倣犯はもう一回読みたくなった。
模倣犯の促販本?
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.110
(2pt)

悪くはなかったが……

正直に言えば前作でも共感しにくかった前畑滋子が前面に出てくることで、
この作品にのめりこめる瞬間が全くなかったのが、読んでて一番つらかった。
今回も例によって、重要な局面でハッタリを駆使して、問題を解決していく
が、当事者でもなく、大義名分も立たない状況の中で、そういう嘘をつき、
他人の領域に土足で上がりこむ主人公を見ていて気分が悪くなった。
今回滋子が対峙する事件も、前作に比べればチャチなものでしかなく、重要
な伏線のひとつが全く解き明かされてないことを考えれば、宮部氏の作品と
しては駄作と言ってもいいでしょう。
じゃあ、つまらなかったかといえば、そうでもない。そこは作者の筆力が優
れていたのかな? でも、宮部氏特有の作品が終わるギリギリまで、風呂敷を
広げ、最後の最後で魔法のようにきれいに畳み込むマジックは、もうできな
いのかな?
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.109
(2pt)

お奨めしません

長短篇から時代小説まで、宮部みゆきの作品の大部分を読んでいますが、これはいただけません。これまでの彼女の現代小説には、登場人物や設定が縦横に関連し合いながら、それぞれに新しさを出していましたが、平板な展開にがっかりしました。文章にブレやケレンが無いので、すいすいと読めるのですが、これまでの作品のように「本に吸い込まれる」ような展開が無く退屈です。文藝春秋には、彼女の長編小説に二人三脚で取り組める実力のある編集者がいないと思います。安易な企画に流されることになく、今後の力の入った作品に期待したいと思います。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.108
(2pt)

お奨めしません

長短篇から時代小説まで、宮部みゆきの作品の大部分を読んでいますが、これはいただけません。これまでの彼女の現代小説には、登場人物や設定が縦横に関連し合いながら、それぞれに新しさを出していましたが、平板な展開にがっかりしました。文章にブレやケレンが無いので、すいすいと読めるのですが、これまでの作品のように「本に吸い込まれる」ような展開が無く退屈です。文藝春秋には、彼女の長編小説に二人三脚で取り組める実力のある編集者がいないと思います。安易な企画に流されることになく、今後の力の入った作品に期待したいと思います。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.107
(3pt)

対称的な二つの家族

この作品は「育てにくいために”親の責任”という理由で親に殺害された少女」と、「問題行動があっても過保護な家族が他人を犠牲にしても守ろうとした青年」が対照的に書かれているように思いました。親に見捨てられた少女も、家族が過保護なために自分の異常さに気づけない青年も、犯罪は許されませんが不幸だと思いました。模倣犯の後日談はおまけ要素的なものなので、模倣犯のその後が知りたいと思って買う人は期待しない方がいいです。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.106
(3pt)

対称的な二つの家族

この作品は「育てにくいために”親の責任”という理由で親に殺害された少女」と、「問題行動があっても過保護な家族が他人を犠牲にしても守ろうとした青年」が対照的に書かれているように思いました。親に見捨てられた少女も、家族が過保護なために自分の異常さに気づけない青年も、犯罪は許されませんが不幸だと思いました。模倣犯の後日談はおまけ要素的なものなので、模倣犯のその後が知りたいと思って買う人は期待しない方がいいです。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.105
(2pt)

正直なところ、がっかりでした。

「模倣犯」の感動を期待していただけに、がっかりしました。

他人の秘密を暴くうちにたまたま現在の犯罪に行き着いた話という気がします。
「模倣犯」のように犯人像は見えてこなくて、「ボタンのかけ違い」で非行に、、、というのは人物描写の素晴らしい宮部さんの作品としては物足りませんでした。

全体的には単調と感じてしまい、「どうなるのだろう」というわくわく感を持てないまま終わってしまいました。

宮部さんがもう一度「興奮と感動」を与えてくれるのを期待しています。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.104
(2pt)

正直なところ、がっかりでした。

「模倣犯」の感動を期待していただけに、がっかりしました。
他人の秘密を暴くうちにたまたま現在の犯罪に行き着いた話という気がします。
「模倣犯」のように犯人像は見えてこなくて、「ボタンのかけ違い」で非行に、、、というのは人物描写の素晴らしい宮部さんの作品としては物足りませんでした。
全体的には単調と感じてしまい、「どうなるのだろう」というわくわく感を持てないまま終わってしまいました。
宮部さんがもう一度「興奮と感動」を与えてくれるのを期待しています。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.103
(5pt)

どうしようもない、もどかしさ。

事故で死んだ子どもが生前に書いた絵の謎を追う、ライターの前畑滋子。カギを握るその等がこの世にいないという設定が、読んでいるこちらに、ある種の落胆を抱かせてしまう。かわいそう。それ以上調べてなにがわかるの?もうその子は死んでしまっているのに。
私は、この作品の前作といわれる「模倣犯」を読んでいないし、宮部作品で読んだことのあるのは「理由」1作のみ。しかも「楽園」は、上巻を読み終えたばかりであるが、とてもおもしろく引き込まれました。悲しい運命に翻弄された母と子。そして、たびたび登場する滋子が深くかかわったという前作「模倣犯」の連続殺人事件。この作品は、この後に絶対読まなくてはいけないでしょう!
前畑滋子の直感や洞察力もすばらしいが、行くところ行くところに事件や物語が待っているのなら、物書きなら書かずにはいられないと思う。書かないことにこだわる滋子に矛盾というか、前作を読んでいないだけにまだ納得がいかないのだ。
下巻には大いに期待したい。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.102
(5pt)

どうしようもない、もどかしさ。

事故で死んだ子どもが生前に書いた絵の謎を追う、ライターの前畑滋子。カギを握るその等がこの世にいないという設定が、読んでいるこちらに、ある種の落胆を抱かせてしまう。かわいそう。それ以上調べてなにがわかるの?もうその子は死んでしまっているのに。
私は、この作品の前作といわれる「模倣犯」を読んでいないし、宮部作品で読んだことのあるのは「理由」1作のみ。しかも「楽園」は、上巻を読み終えたばかりであるが、とてもおもしろく引き込まれました。悲しい運命に翻弄された母と子。そして、たびたび登場する滋子が深くかかわったという前作「模倣犯」の連続殺人事件。この作品は、この後に絶対読まなくてはいけないでしょう!
前畑滋子の直感や洞察力もすばらしいが、行くところ行くところに事件や物語が待っているのなら、物書きなら書かずにはいられないと思う。書かないことにこだわる滋子に矛盾というか、前作を読んでいないだけにまだ納得がいかないのだ。
下巻には大いに期待したい。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.101
(4pt)

それなりに良い。

 今読了して思うのは、それなりに良かったということ。上下2巻、3400円分の価値はあると思う。
 確かに、直木賞や文部科学大臣賞を取ったかつての作品ほどの重さ、激しさはなかったかもしれない。しかし人間に対する温かさ、いとおしみが全体から感じられた。殺人事件を扱っているにもかかわらず、読了後幸せな気持ちになることができた。著者の人間理解の深さにも相変わらず舌を巻いた。
 『模倣犯』を読んだときは、残酷なシーンの描写が微に入り細に入っており、3度ほど飛ばし読みをした。主人公のような犯罪者に対する著者の怒りが、そのような書き方をさせたのだろう。しかしこの著書には、40代半ばを超えた著者の、ある意味成熟した面が出ているように思う。
 なお書中『模倣犯』のラストシーンが出てくるので、『模倣犯』を今後読むおつもりの方は、そちらを先に読まれたほうがいいと思う。
楽園 下 Amazon書評・レビュー: 楽園 下より
4163263608
No.100
(4pt)

面白かったです

ネタバレをしないように慎重にレビューします。
模倣犯から9年後の設定で全く別の事件ですが、この作品でも心理的に非常に深い揺さぶりを覚えました。
物語の最後で''『なぜ、そうなったのか'』を劇中のメディアやワイドショーは3行の文章で終らせる事が可能かも
しれませんが、主人公と当事者の言葉でゆっくりとそして力強く描写されます。これは非常に重いです。
私も読みながら、主人公と同様に放心状態になり掛け、呼吸が乱れました。宮部さん、さすがですね^^
文章も読み易くスラスラ頭に入ってきます。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.99
(4pt)

面白かったです

ネタバレをしないように慎重にレビューします。
模倣犯から9年後の設定で全く別の事件ですが、この作品でも心理的に非常に深い揺さぶりを覚えました。
物語の最後で『なぜ、そうなったのか』を劇中のメディアやワイドショーは3行の文章で終らせる事が可能かも
しれませんが、主人公と当事者の言葉でゆっくりとそして力強く描写されます。これは非常に重いです。
私も読みながら、主人公と同様に放心状態になり掛け、呼吸が乱れました。宮部さん、さすがですね^^
文章も読み易くスラスラ頭に入ってきます。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407