楽園

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評判

楽園の評価:

3.76/5点 レビュー 232件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全278件 141〜160 8/14ページ
No.138
(4pt)

おもしろく、考えさせられました

新刊時に買っておきながら、やっと読みました。今更ながらですが、おもしろく、一気に読まされてしまいました。模倣犯は、そのボリュームと救いようのない陰惨な犯罪描写がえぐ過ぎて、決して読後の感想は良いものではなかったのですが、本作品は、犯罪部分の描写は抑えた印象を受け、個人的にはその点が重過ぎず、丁度良かったかと思っています。その分、土井崎家の親と茜の関係が、自らの家庭の降りかかってきた時に、どのように対処できるだろうか、と言ったところに思いを巡らせてしまいました。親の経済力の格差が子供にも影響を与えてしまう現実、兄弟間の出来不出来、避けられない親との相性等、程度の差はあれど、実生活で抱えてしまう問題が散りばめられており、まだ小さい子供を持つ親として、ミステリーの本質とは違う部分ではありますが、宮部氏の社会問題への問題提起の鋭さに感じ入るとともに、考えさせられるテーマでした。勿論純然とミステリーとしても楽しめました。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.137
(4pt)

おもしろく、考えさせられました

新刊時に買っておきながら、やっと読みました。今更ながらですが、おもしろく、一気に読まされてしまいました。模倣犯は、そのボリュームと救いようのない陰惨な犯罪描写がえぐ過ぎて、決して読後の感想は良いものではなかったのですが、本作品は、犯罪部分の描写は抑えた印象を受け、個人的にはその点が重過ぎず、丁度良かったかと思っています。その分、土井崎家の親と茜の関係が、自らの家庭の降りかかってきた時に、どのように対処できるだろうか、と言ったところに思いを巡らせてしまいました。親の経済力の格差が子供にも影響を与えてしまう現実、兄弟間の出来不出来、避けられない親との相性等、程度の差はあれど、実生活で抱えてしまう問題が散りばめられており、まだ小さい子供を持つ親として、ミステリーの本質とは違う部分ではありますが、宮部氏の社会問題への問題提起の鋭さに感じ入るとともに、考えさせられるテーマでした。勿論純然とミステリーとしても楽しめました。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.136
(3pt)

・・・う〜ん

なんだかなぁ。
ちなみに宮部ファンです。(ほぼ全作読んでます)
ひぐらし。孤宿の人。楽園と続けて私のなかではいまいちです。
楽園のなんだかなは、ひぐらしのなんだかなと似てます。
ほじくり返さなくていいとことろをほじくりかえして、
躍起になったり、使命感持っちゃったり・・共感できません。
また、模倣犯の九年後っていう設定も中途半端だなと思います。
英雄の書を読もうかどうしようか悩んでます。
ブレイブストーリーは好きですが、イコはおもしろくなかったしな・・
楽園 下 Amazon書評・レビュー: 楽園 下より
4163263608
No.135
(4pt)

うんうん・・・という感じ。。

率直に言うと可もなく不可もなくという感じ。
ただ宮部みゆきさんが書いたとすると物足りない感じが強いです。
私がこの本を読んだ理由は「模倣犯」が面白いと思ったからです。
正直に言うとこの本は模倣犯が好きだから読めたという感じがします。
もし模倣犯が素晴しい小説ではなかったらおそらくこの楽園も読む気にならなかったでしょうね。
模倣犯の世界観にもう一度触れることができるという意味をこめて4にしました。
話だけなら3くらいかな?という印象です。。
楽園 下 Amazon書評・レビュー: 楽園 下より
4163263608
No.134
(4pt)

唯一残った謎が心残り

「模倣犯」の続編ともいうべき作品。あの前畑滋子が主人公です。
グイグイと読ませる力があり、さすが宮部みゆきはうまい。次から次へとでてくる疑問、浮かび上がる真実。
解き明かしていく上で新たな事件も見えてくる。山場がいくつもあり、読み応えがありました。
あの日、茜さんがしてしまった「とんでもないこと」。
帰宅してあんな態度を取ってしまったのは、茜さんなりに両親に救いを求めていたあらわれ。
最後まで不良娘としてしか描かれてない茜さんにもっと救いの場面が欲しかった。
これじゃあ、最後に不器用なりにも両親を頼った彼女があまりにかわいそう
でも、それでもそんな茜さんを許さなかったのが土井崎夫婦の「親としての愛」だったのかもしれない。
これ以上、茜さんに道を踏み外させてはいけないと・・・。
下巻、最後の最後の土井崎のお母さんの存在感にも圧巻。
それにしても等くんの描いた「山荘の絵」の謎だけが解明されないまま終わってるのが心残り。
等くんははたして誰の記憶を読んでいたのでしょうか?
楽園 下 Amazon書評・レビュー: 楽園 下より
4163263608
No.133
(4pt)

遠い世界のはなしではなく

宮部みゆきという作家の書くものは基本的に好きなのだけれど
いわゆる大御所、ベストセラー作家というものを、ひねくれて避けてしまうところがあったりします。
でも売れていようが売れていまいがいいものはいいのです。

「模倣犯」の事件から9年、事件の衝撃から立ち直れないままの前畑滋子のもとに舞い込んだ奇妙な依頼。心を動かされた滋子は、新たな事件の渦中に飛び込むことになる―。

既におきている犯罪の理由を追いかけていくことが物語の中心になります。
実の娘を殺し、家の下に埋め、時効成立後に自白をした父と母の、理由。
ひとつひとつ事実がつながっていき、明らかになる真相。
それはどんどん薄暗い道に入り込んでいくような、やりきれない物語です。
いい結末はないと知りながらも、とても途中でやめることはできないのです。

決して許されるようなことではない。
もっと違った方法があっただろうと思いながらも
もしあなただったら・・・という問いかけには答えに詰まる。
こうするべき、は答えられるけれど、もし、ほんとうに自分がそこにいたら?
あるいは何かを踏み越えて犯罪にいたるまでのひとつひとつの小さな積み重ねを
自分が作り出さないと、いいきれる?
ざわざわと、心が落ち着かなくなります。
この作家さんは登場人物をあまりに丹念に書いていくので
どの人も、そんなに遠い世界の人々ではない、血の通った隣人のようだから。

でも。
この物語の始まるきっかけになった敏子さんという女性。
この人の存在がお話全体に救いをもたらしています。
救いのない話を、ただ救いのないだけの話としては書かない。
宮部さんらしい優しさもちゃんとありますので、小説として楽しめます。
やっぱり大御所だなあ。上手いです。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.132
(4pt)

遠い世界のはなしではなく

宮部みゆきという作家の書くものは基本的に好きなのだけれど
いわゆる大御所、ベストセラー作家というものを、ひねくれて避けてしまうところがあったりします。
でも売れていようが売れていまいがいいものはいいのです。
「模倣犯」の事件から9年、事件の衝撃から立ち直れないままの前畑滋子のもとに舞い込んだ奇妙な依頼。心を動かされた滋子は、新たな事件の渦中に飛び込むことになる―。
既におきている犯罪の理由を追いかけていくことが物語の中心になります。
実の娘を殺し、家の下に埋め、時効成立後に自白をした父と母の、理由。
ひとつひとつ事実がつながっていき、明らかになる真相。
それはどんどん薄暗い道に入り込んでいくような、やりきれない物語です。
いい結末はないと知りながらも、とても途中でやめることはできないのです。
決して許されるようなことではない。
もっと違った方法があっただろうと思いながらも
もしあなただったら・・・という問いかけには答えに詰まる。
こうするべき、は答えられるけれど、もし、ほんとうに自分がそこにいたら?
あるいは何かを踏み越えて犯罪にいたるまでのひとつひとつの小さな積み重ねを
自分が作り出さないと、いいきれる?
ざわざわと、心が落ち着かなくなります。
この作家さんは登場人物をあまりに丹念に書いていくので
どの人も、そんなに遠い世界の人々ではない、血の通った隣人のようだから。
でも。
この物語の始まるきっかけになった敏子さんという女性。
この人の存在がお話全体に救いをもたらしています。
救いのない話を、ただ救いのないだけの話としては書かない。
宮部さんらしい優しさもちゃんとありますので、小説として楽しめます。
やっぱり大御所だなあ。上手いです。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.131
(2pt)

何かすっきりしない

上下巻あわせての感想です。
例によって、イッキに読ませてくれる宮部作品。
今回ももちろんその通りで、台所でお湯を沸かす間にも読み続けました。
しかし…
物語の流れと、最後の「楽園」がどうしても頭の中で繋がってくれない。
登場人物それぞれ(ひいては私達?)の楽園はすでに失われていて、それでもその楽園は確かに一瞬でも存在すると?
読み込み方が浅いのか、間違っているのか、私は登場人物の総てにそれぞれの楽園を見出すことが出来ませんでした。
そして「子殺し」の問題。
それについて、宮部さんは答えを出していないように見受けられました。出そうとしないのか、出せないのか、問題提起のみなのか、それを自分が読み取れなかったのが残念です。
子供を持つ立場として、深く考えされましたが。
仕事中も、ずーっとそれを考えつつ食品の箱詰め作業を行っていました…
もうひとつ、等くんが描いた山荘の絵についての謎もそのままなのが気になります。
わざと謎のままにしておくなら、一言滋子さんあたりからそのような独り言が欲しかったなぁという気もします。
犯人に関しては、私は等くんが小学校3年の時のムカつく担任がカラんでくるのかなぁとか、おおざっぱに思っていたのですが…
ああいう先生は現実にもいるわけで、怖くて眠れなくなります。
ひどい話です。
また、この先生に関する、等くんの必死の訴えをアッサリと自分の保身だけで流してしまう児童相談所の宮田という男にも深い憤りを感じました。
「クロスファイア」にもこういうタイプの人が出てきますよね。
宮部さんは、こういう人が大嫌いなんだろうなぁと思いました。
この作品を読みながら、一番泣けたのは、萩谷敏子さんが等くんに寄せる愛情でした。
それが、一番この小説の中で光っている部分だと思いました。
楽園 下 Amazon書評・レビュー: 楽園 下より
4163263608
No.130
(1pt)

残念な作品

「模倣犯」同様、悪人をひたすら悪人として描くことで読者を惹きつけようとする、
救いのない話。主人公についても、非常に独善的な価値観(メディア礼賛に近い)
に基づいて描かれている印象で、作者あるいはメディア関係の仕事をされる方でない
と感情移入できないのでは?と思わせる。そして、これまた「模倣犯」同様、無駄に長い。
あとがきの言い訳も見苦しく。

個人的には不朽の名作だと思っている「火車」のような作品を、また生み出して欲しい
のだが。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.129
(1pt)

残念な作品

「模倣犯」同様、悪人をひたすら悪人として描くことで読者を惹きつけようとする、
救いのない話。主人公についても、非常に独善的な価値観(メディア礼賛に近い)
に基づいて描かれている印象で、作者あるいはメディア関係の仕事をされる方でない
と感情移入できないのでは?と思わせる。そして、これまた「模倣犯」同様、無駄に長い。
あとがきの言い訳も見苦しく。
個人的には不朽の名作だと思っている「火車」のような作品を、また生み出して欲しい
のだが。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.128
(4pt)

あっという間に読み終わりました。

図書館で予約していたのですが、上巻を読んでから、なかなか読めなかったので、続きが気になって仕方ありませんでした。
しかし、昨日ついに読み始めることが出来ました。
そして、あっという間に、読み終わりました。
とても面白かったのですが、模倣犯ほどの、残酷さはなく、こちらは、最後はハッピーエンド(?)で、結末的には、私好みでした。
上巻で出てくる断章が下巻で繋がってきます。てっきり、あの断章は過去のものだと思っていたのですが、現在のものだったんですね。
本当にどうしようもない子供っているのですね。私はまだ、子育てをしたことがありません。
けれど、茜や三和明夫のように本当にどうしようもない、子供が出来てしまったらどうしよう。と不安に思ってしまいます。
楽園 下 Amazon書評・レビュー: 楽園 下より
4163263608
No.127
(4pt)

約束が反故に

最近の宮部みゆき氏の作品に不満だったが、この作品には一応満足しました。読んでいて面白かった。
 ただし、土井崎が茜を殺害したという前提でストーリーが続くので、これはどんでん返しがあるぞと期待してしまった。結局それはなかった。なんだか宮部氏に約束を反故にされたという気持ちが強い。ラストで読者を驚かせるような大きな展開があれば、ワンランク上の評価になったと思う。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.126
(4pt)

約束が反故に

 最近の宮部みゆき氏の作品に不満だったが、この作品には一応満足しました。読んでいて面白かった。
 ただし、土井崎が茜を殺害したという前提でストーリーが続くので、これはどんでん返しがあるぞと期待してしまった。結局それはなかった。なんだか宮部氏に約束を反故にされたという気持ちが強い。ラストで読者を驚かせるような大きな展開があれば、ワンランク上の評価になったと思う。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.125
(4pt)

加害者の家族・・・

今回とは話は全く別なので大丈夫なのですが、『模倣犯』を読んでからずいぶん経つので、どんな話だったか忘れてしまっていました…。読みながら思い出しましたが、まるで模倣犯の世界の一般の人々みたいだなって苦笑いしてしまいました。
 事件を予見していたかのような不思議なスケッチを残して亡くなった少年。彼のお母さんから、少年が一体何を見ていたのか依頼された前畑は、スケッチに残された絵の事件を調べるうちに、事件の背景に何があったのか突き止めていくことになる。
 芋蔓式に増えていく謎にページをめくる手が止まりませんでしが、何となく読み終わった後、ずしんとくるものがありました。責任はあるとはいえ、家族はどう対処すればよかったんでしょうか…。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.124
(4pt)

厳しい現実

何だかんだ言っても「さすが宮部みゆき」。
ストーリー展開の面白さに惹かれてあっという間に読破しました。
しかし・・・私が悲しかったのは、姉が殺されしかもその姉を殺したのが
自分の両親であった土井崎誠子の末路・・・。
確かに犯罪者の娘である誠子の末路が悲しいのは現実かもしれません。
でも他の登場人物はそれなりに光が見えているのに、誠子だけが
一筋の光も見えないようなラストだったのは、小説とはいえ厳しい現実
を突きつけられた気がして切なかったです・・・。
楽園 下 Amazon書評・レビュー: 楽園 下より
4163263608
No.123
(4pt)

加害者の家族・・・

 今回とは話は全く別なので大丈夫なのですが、『模倣犯』を読んでからずいぶん経つので、どんな話だったか忘れてしまっていました…。読みながら思い出しましたが、まるで模倣犯の世界の一般の人々みたいだなって苦笑いしてしまいました。
 事件を予見していたかのような不思議なスケッチを残して亡くなった少年。彼のお母さんから、少年が一体何を見ていたのか依頼された前畑は、スケッチに残された絵の事件を調べるうちに、事件の背景に何があったのか突き止めていくことになる。
 芋蔓式に増えていく謎にページをめくる手が止まりませんでしが、何となく読み終わった後、ずしんとくるものがありました。責任はあるとはいえ、家族はどう対処すればよかったんでしょうか…。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.122
(4pt)

アタシは怖かった。

『模倣犯』後のお話。
なんか、怖くって怖くって。『楽園』の意味はね。深いっ。
Lastまでいって。わかる。よね。

「オムライスのおばさん」よかったです。
最近の宮部作品の中ではすごくいいんじゃないかと思っております。
なんか、懐かしい感が湧くくらい。どす。

もう一度模倣犯かしら?
ものすごく、怖かったんだけど。ね!
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.121
(4pt)

アタシは怖かった。

『模倣犯』後のお話。
なんか、怖くって怖くって。『楽園』の意味はね。深いっ。
Lastまでいって。わかる。よね。
「オムライスのおばさん」よかったです。
最近の宮部作品の中ではすごくいいんじゃないかと思っております。
なんか、懐かしい感が湧くくらい。どす。
もう一度模倣犯かしら?
ものすごく、怖かったんだけど。ね!
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407
No.120
(5pt)

正直模倣犯より好き

●ちょっと肉厚な本ですがまあファンなら大丈夫だと思います。●模倣犯は首班の人物造詣がちょっと非現実的なのとあと少年の描写というか性根がどうしても好きになれずかなり読むのに骨が折れました。メソメソしすぎというか。●本作ではいろいろな人物の煩悶を描いてはいるのですが冗長さも理解不能な点もありませんでしたので苦になりませんでした。●最初は好人物として登場し後にちょっと嫌な感じを与える美術教師、あれをいたぶったあたりから主人公がだんだんペースを回復してくるのが面白かったです。●宮部さんこそが最もサイコパスについてえぐり続けている作家だと思います。なんというのでしょうか他の人の作品でもサイコパスは出てきますがすでにもうそうなっている状態として扱っている、そうなるまでの経過も描きたがりませんね。多分難しいからだと思いますが。あと生活感が無い。模倣犯のピース的な人物として扱われてます。宮部さんの作品は飯食って愚痴言って私たちの周りで息遣いをしている溶け込んでいるリアルさ怖さがあります。サイコパスの問題はこれから是非彼女に描き続けていただきたいテーマです。●まあ奴は死んで当然だと思います。できればもっとむごたらしくくたばればよかったのに。サイコパスだけど知恵が無いのは前作よりもの救いでしたね。
楽園 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 楽園 上 (文春文庫)より
4167549077
No.119
(5pt)

正直模倣犯より好き

●ちょっと肉厚な本ですがまあファンなら大丈夫だと思います。●模倣犯は首班の人物造詣がちょっと非現実的なのとあと少年の描写というか性根がどうしても好きになれずかなり読むのに骨が折れました。メソメソしすぎというか。●本作ではいろいろな人物の煩悶を描いてはいるのですが冗長さも理解不能な点もありませんでしたので苦になりませんでした。●最初は好人物として登場し後にちょっと嫌な感じを与える美術教師、あれをいたぶったあたりから主人公がだんだんペースを回復してくるのが面白かったです。●宮部さんこそが最もサイコパスについてえぐり続けている作家だと思います。なんというのでしょうか他の人の作品でもサイコパスは出てきますがすでにもうそうなっている状態として扱っている、そうなるまでの経過も描きたがりませんね。多分難しいからだと思いますが。あと生活感が無い。模倣犯のピース的な人物として扱われてます。宮部さんの作品は飯食って愚痴言って私たちの周りで息遣いをしている溶け込んでいるリアルさ怖さがあります。サイコパスの問題はこれから是非彼女に描き続けていただきたいテーマです。●まあ奴は死んで当然だと思います。できればもっとむごたらしくくたばればよかったのに。サイコパスだけど知恵が無いのは前作よりもの救いでしたね。
楽園〈上〉 Amazon書評・レビュー: 楽園〈上〉より
4163262407