神の値段

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神の値段の評価:

3.38/5点 レビュー 39件。 D ランク

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平均点3.38pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21〜28 2/2ページ
No.8
(4pt)

美術界、特にギャラリーやオークションのシステムについての記述がとても興味深く楽しめた。

なかなか、素人には知りようがないことが、かなり専門的な知識に裏付けされているのだろうなと思わせる。
美術界、特にギャラリーやオークションのシステムについての記述がとても興味深く楽しめた。
このミスの14回大賞受賞作なので、ミステリー部分については、微妙にミステリーぽくないかも。
無名のことだけで、1冊通してミステリーにしあげることもできたのでは?
唯子のことはむしろ無理感がある。
ミステリーとはいっても、殺人とか、警察とか無理に書かなくてもいけたような気がする。
殺人があった割に警察の捜査も、現状管理の部分もあまりに甘くて歯がゆく感じた。
【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段 Amazon書評・レビュー: 【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段より
4800250854
No.7
(5pt)

最後の一行に感動があります。

コンテンポラリーアートの世界を存分に見せてくれる作品でした。
敷居が高そうに見えるアート鑑賞の世界。作者さんにとって、この世界をより多くの人に足を踏み入れてもらう小説を、となったときに、ミステリー、という形になったのではないかな、と思います。
そうだとしたら、その試みは大成功かと思える作品です。
本格ミステリー、としては弱いと思いますが、本筋の謎が最後までブレないので、読ませる力が素晴らしいです。
追う謎があるから、読者は最後まで引き込まれるのだと思います。
その間に、外からは分からない美術界の仕組みから闇まで、リアリティを持って描かれ、芸術作品の表現描写も見事の一言です。
(作品の表現描写に関してはは恐らく、学芸員という資格をお持ちであろう作者さんの成せる技と思いますが)
アートを愛するが故に、最後の一行に辿り着いたのだろうな、と思い、読了後、とても良いものを読んだ、という気持ちになれた作品です。

敢えて言うなら、弱かったのは捜査関連記述。でもこれは、作者さんの専門外でこれからまだ伸び代があるものと思います。

私にとってはちょっとお高め小説。でもこれだけの値段の価値がありました!
次作に期待します!
神の値段 (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: 神の値段 (宝島社文庫)より
4800264898
No.6
(5pt)

最後の一行に感動があります。

コンテンポラリーアートの世界を存分に見せてくれる作品でした。
敷居が高そうに見えるアート鑑賞の世界。作者さんにとって、この世界をより多くの人に足を踏み入れてもらう小説を、となったときに、ミステリー、という形になったのではないかな、と思います。
そうだとしたら、その試みは大成功かと思える作品です。
本格ミステリー、としては弱いと思いますが、本筋の謎が最後までブレないので、読ませる力が素晴らしいです。
追う謎があるから、読者は最後まで引き込まれるのだと思います。
その間に、外からは分からない美術界の仕組みから闇まで、リアリティを持って描かれ、芸術作品の表現描写も見事の一言です。
(作品の表現描写に関してはは恐らく、学芸員という資格をお持ちであろう作者さんの成せる技と思いますが)
アートを愛するが故に、最後の一行に辿り着いたのだろうな、と思い、読了後、とても良いものを読んだ、という気持ちになれた作品です。

敢えて言うなら、弱かったのは捜査関連記述。でもこれは、作者さんの専門外でこれからまだ伸び代があるものと思います。

私にとってはちょっとお高め小説。でもこれだけの値段の価値がありました!
次作に期待します!
【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段 Amazon書評・レビュー: 【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段より
4800250854
No.5
(4pt)

斬新な切り口でエネルギッシュな作品

アートを扱う画廊を舞台とした一風変わったミステリー
著者自身が実際に画廊で数年働いていた経験があるとのことでなる程、リアリティのある舞台に序盤から引き込まれる
この舞台のリアリティと、アーティスト自身が人前に姿を現さないという設定の2点が興味を引く
文章も読みやすく、ストーリー展開と合わせてどんどん読み進めることができた
途中様々なアーティストの名前が登場するが自分には馴染みがないのでスマホで検索しつつ読んだのだが、それはそれで楽しい経験であった

オチについては賛否両論あろうが、総じて十分に魅力的な内容で新しい才能の出現を感じた
大賞受賞にふさわしい作品だろう
今後の成長も実に楽しみである
【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段 Amazon書評・レビュー: 【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段より
4800250854
No.4
(5pt)

おいしかったです

おいしかったです。
私もよく、値段について考えることがありますが、この作品を読んで少し前に前進しました。
定価はあるものが、あるかないかでその商品に付けられるものなのでしょう。
定価の「価」に注目です!
推理に関しては、転あたりで、ある程度察しは付きました。が!犯人はわかりませんでした。
【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段 Amazon書評・レビュー: 【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段より
4800250854
No.3
(5pt)

現代アートを舞台にした素晴らしい作品

導入の部分から、アートの世界の裏側の事情、売り手と作者、コレクターの駆け引きに引き込まれていきました。 その世界を知らない人も、芸術の世界で生きている人も、面白く読み進められる。 その流れの中でミステリーが展開され、主人公の芸術への想いが、少しずつ成長し、最後のクライマックスでは、作品の表現に涙が止まりませんでした。 二度三度と読み込みたくなる一冊となりました。
【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段 Amazon書評・レビュー: 【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段より
4800250854
No.2
(5pt)

アートをリアルに感じました。

ミステリーとしてすごく引き込まれました。 特にクライマックスへの盛り上がりから、ラストまで、息つく間もなく、一気に読まされました。 そして読み終えたあと、普段何気なく接していて、ときに理由なく感動させられる「アート」の意味や意義について、深く考えさせられました。 いままで全く現実味を感じなかったアートのリアルな裏側を、垣間見たように思います。
【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段 Amazon書評・レビュー: 【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段より
4800250854
No.1
(4pt)

美術界の光と影を映した稀有な作品。

美術界の内幕を仔細に描いており、筆者の経歴ならではの知見が存分に生かされていて興味深い。

ギャラリー経営者殺害の謎を追うのが主軸だが、犯人探しの要素は強くない。
むしろ経済の原理に翻弄され、時として犯罪とさえ絡みつく芸術というものの本質を
突き詰めていく展開の中で、自然に話が進んでいくような印象を受ける。

逆に、その「犯人探し」要素に代表されるミステリーとしては、終盤の謎解きでの傷も目立った。
(以下核心部を除き少し内容に触れる。)

現場に残されたサインのくだりは当事者にとって自分の首を絞めこそすれ、
上手く事が運ぶと思う方がおかしい程の軽率な行動に映る。
ギャラリー従業員の給与の安さの説明は、経営者が都心の高級タワーマンションに
居住していることと完全に矛盾しており、蛇足になってしまっている。

このような粗さもあるミステリーの精度よりも、美術界への造詣の深さに敬意を払いたい。
こういった分野に興味関心がある方は一層楽しめる作品だろう。
【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段 Amazon書評・レビュー: 【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段より
4800250854