坂の途中の家

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評判

坂の途中の家の評価:

3.72/5点 レビュー 137件。 B ランク

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平均点3.72pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全175件 41〜60 3/9ページ
No.135
(4pt)

意見を持ち、出すことの怖さの根っこはここでは?

幼児虐待と紙一重のワンオペ育児の闇にぞっとしました。いわゆる「毒親」育ちといわれるような、おそらく親や大人に大事にされたという経験の自覚がないまま親になってしまった人が次の世代にその傷をー巧妙に愛という名の元にー伝えてしまう実によくある現象など、興味深い内容で、読み手それぞれに我が身・親や子やパートナーとの関係を顧みて何かひっかかるところがあるのではと思う、とても怖い本でした。
最後の振り仮りが答えで、主人公の夫との関係は主人公と母親の関係のある種の再現なのでは(夫にそのようなふるまいを許してしまうのは主人公が十分に自分のために闘ってこなかったことに由来するのではないか?)と感じました。
「本来いるべき場所におらず、考えることも、決めることも放棄して、気楽さと不安を覚えながら動こうとしない、このなじみぶかい感覚。(中略)何が窮屈なのか考えることもせずに(後略)」というところ、これは必ずしも親子や夫婦関係だけにとどまらず、例えばリーダーシップを取ること(多勢と異なる意見をあえて表明することなども含む)への恐れや回避にもつながっているように感じました。主人公が協議の場での空気を読んで自分の意見を人前で言うことを避ける自信のなさが、最初は理解できなくて少々イライラしながら見守っていましたが、次第に痛々しく、またその根底にあるものが解きほぐされていく過程を応援したくなってきました。
少し気がかりなのは、保健師らの訪問が脅威になって最も求めている心理的助けが十分に得られなかったことで、
子どもの育ち(娘はもしかしたら軽度の発達障害があるかもしれない。さらにもしかしたらこれは疲れ果てた母親が時々無視したり放置したりすることへの反応かもしれない)に対する支援を主人公は自ら求めることなく奮闘していくのかなということ、これは親が子どものとてつもない癇癪に惑い向き合っていくなかで双方育っていくような別の話を読めたらと思いました。
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.134
(4pt)

意見を持ち、出すことの怖さの根っこはここでは?

幼児虐待と紙一重のワンオペ育児の闇にぞっとしました。いわゆる「毒親」育ちといわれるような、おそらく親や大人に大事にされたという経験の自覚がないまま親になってしまった人が次の世代にその傷をー巧妙に愛という名の元にー伝えてしまう実によくある現象など、興味深い内容で、読み手それぞれに我が身・親や子やパートナーとの関係を顧みて何かひっかかるところがあるのではと思う、とても怖い本でした。
最後の振り仮りが答えで、主人公の夫との関係は主人公と母親の関係のある種の再現なのでは(夫にそのようなふるまいを許してしまうのは主人公が十分に自分のために闘ってこなかったことに由来するのではないか?)と感じました。
「本来いるべき場所におらず、考えることも、決めることも放棄して、気楽さと不安を覚えながら動こうとしない、このなじみぶかい感覚。(中略)何が窮屈なのか考えることもせずに(後略)」というところ、これは必ずしも親子や夫婦関係だけにとどまらず、例えばリーダーシップを取ること(多勢と異なる意見をあえて表明することなども含む)への恐れや回避にもつながっているように感じました。主人公が協議の場での空気を読んで自分の意見を人前で言うことを避ける自信のなさが、最初は理解できなくて少々イライラしながら見守っていましたが、次第に痛々しく、またその根底にあるものが解きほぐされていく過程を応援したくなってきました。
少し気がかりなのは、保健師らの訪問が脅威になって最も求めている心理的助けが十分に得られなかったことで、
子どもの育ち(娘はもしかしたら軽度の発達障害があるかもしれない。さらにもしかしたらこれは疲れ果てた母親が時々無視したり放置したりすることへの反応かもしれない)に対する支援を主人公は自ら求めることなく奮闘していくのかなということ、これは親が子どものとてつもない癇癪に惑い向き合っていくなかで双方育っていくような別の話を読めたらと思いました。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.133
(5pt)

母親の苦悩

今年60歳になる女性です。読んでいくうちに自分が子育てしていた頃にタイムスリップしてしまい、何度も泣けてきました。あの頃この小説を読んでいたらどう思ったんだろう?救われたのかもしれない…って。子育て中の親御さんにも読んでもらいたい。
そして人の心の危うさ、同じ言葉もまったく違う意味を持って心に刺さる…いろいろと考えさせられました
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.132
(5pt)

母親の苦悩

今年60歳になる女性です。読んでいくうちに自分が子育てしていた頃にタイムスリップしてしまい、何度も泣けてきました。あの頃この小説を読んでいたらどう思ったんだろう?救われたのかもしれない…って。子育て中の親御さんにも読んでもらいたい。
そして人の心の危うさ、同じ言葉もまったく違う意味を持って心に刺さる…いろいろと考えさせられました
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.131
(5pt)

ドラマとタイアップ

ドラマを見ながら読み進めていった。面白かった~~
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.130
(5pt)

ドラマとタイアップ

ドラマを見ながら読み進めていった。面白かった~~
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.129
(5pt)

作品の世界に入り込む!

情景描写、心理描写がすごい。
こんなことまで、という作者の筆致力が見事。
ストーリーがリアルに、まるで動画を再生しているかのようだ。
主人公の友達、六実も時に鋭いことを言う。
主人公の切迫した感じがたまらず一気読みしてしまった。

坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.128
(5pt)

作品の世界に入り込む!

情景描写、心理描写がすごい。
こんなことまで、という作者の筆致力が見事。
ストーリーがリアルに、まるで動画を再生しているかのようだ。
主人公の友達、六実も時に鋭いことを言う。
主人公の切迫した感じがたまらず一気読みしてしまった。

坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.127
(5pt)

名作です。

子供がいなくても主人公の気持ちがよくわかります。言葉の暴力を意識して描かれた作品で、女性の心理がとても詳しく描かれています。私たちの日常生活においての暴力について考えさせられる作品だと思います。まるで近所の人の話のような身近な感じで読めます。この作品を書く時、角田先生は苦しかったでしょうね。
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.126
(5pt)

名作です。

子供がいなくても主人公の気持ちがよくわかります。言葉の暴力を意識して描かれた作品で、女性の心理がとても詳しく描かれています。私たちの日常生活においての暴力について考えさせられる作品だと思います。まるで近所の人の話のような身近な感じで読めます。この作品を書く時、角田先生は苦しかったでしょうね。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.125
(4pt)

あまりにも共感しすぎて苦しいほど

自分自身も子育て中です。
子供を愛おしいと思う気持ちと、常に自分の予定を自分でコントロールできないというストレスが共存してせめぎ合っている感じがすることがあり、自分のこのもやもやした気持ちが見事に文章にしてあり、引き込まれました。
が、共感しすぎて苦しいような気にもなりました。
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.124
(4pt)

あまりにも共感しすぎて苦しいほど

自分自身も子育て中です。
子供を愛おしいと思う気持ちと、常に自分の予定を自分でコントロールできないというストレスが共存してせめぎ合っている感じがすることがあり、自分のこのもやもやした気持ちが見事に文章にしてあり、引き込まれました。
が、共感しすぎて苦しいような気にもなりました。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.123
(5pt)

一字一句の情景描写が見事

著者の言葉の選び方が見事で、読みながら、さまざまな情景が浮かんでくる。
不思議なことに、自分の子育て経験と重なる部分があり、重なっているときには、最初に自分が子育てをしていた部屋の一室が小説の舞台となる。そのくらい食い込んできたということだろう。

手元に置き、もう一度、時間を置いて読み直してみたいと思う一冊でもある。
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.122
(5pt)

一字一句の情景描写が見事

著者の言葉の選び方が見事で、読みながら、さまざまな情景が浮かんでくる。
不思議なことに、自分の子育て経験と重なる部分があり、重なっているときには、最初に自分が子育てをしていた部屋の一室が小説の舞台となる。そのくらい食い込んできたということだろう。

手元に置き、もう一度、時間を置いて読み直してみたいと思う一冊でもある。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.121
(4pt)

母親の心の変化に衝撃を受ける作品。

児童虐待。そんな事件が後を絶たず、毎日のようにニュースで流れない日は無いくらい。耳にするたびにやるせない憤りを感じ。この作品では虐待死そのものよりも、そこに至る母親の心の変化をリアルに描く。普通が普通でない。誰にも分かってもらえない。何が正しいのか分からなくなる、そんな衝撃を覚えさせる作品。なんともいえない気持ちにさせられたが、無邪気な悪意は恐ろしい。
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.120
(4pt)

母親の心の変化に衝撃を受ける作品。

児童虐待。そんな事件が後を絶たず、毎日のようにニュースで流れない日は無いくらい。耳にするたびにやるせない憤りを感じ。この作品では虐待死そのものよりも、そこに至る母親の心の変化をリアルに描く。普通が普通でない。誰にも分かってもらえない。何が正しいのか分からなくなる、そんな衝撃を覚えさせる作品。なんともいえない気持ちにさせられたが、無邪気な悪意は恐ろしい。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.119
(4pt)

裁判員選任から家庭崩壊か?

補充裁判員に選ばれたことをきっかけに、事件の容疑者の生き方・心情を自らに重ねて感情移入してしまう女性を通して、夫婦の有り方や親子の有り方を問いかける作品です。

私は男性ですが、個人的には主人公の女性里沙子や被告の女性水穂の気持ちに100%共感しました(罪は罪として償うのは当然ですが)。
里沙子の夫陽一郎や被告の夫寿士のことは、妻をマインドコントロールしようとしている存在のように感じたし、マザコンぶりも甚だしいですね。

あと里沙子の娘彩香の度を越したわがままな姿が繰り返し作品の中で描かれますが、私は子育ての経験はないのですが、今までどちらかというと、子供がわがままなのは親が子供を甘やかして、きちんとしつけをしないからだと思っていました。
でも、里沙子も被告の水穂もしつけはきちんとやろうとしていますよね。
むしろ悪いのは、普段ろくに子育てに参加もしないくせに、子供がわがままを言ったときだけ良い顔をして、子供のご機嫌を取ろうとする夫や姑(舅も)の存在だと思いました。

また、この二人の母親が家庭内での力関係において、弱い立場であるのも関係あるかもしれません。子供はこの二人の母親をなめていて、ワザと言うことを聞かないようなところもありますよね。
なにか人をわがままで自分勝手な人間に育ててしまう、メカニズムを見たような気がしました。

最後に、おそらくこの小説は裁判員制度というものはストーリーを構成する舞台として使っただけで、裁判員制度そのものについて云々しているわけではないと思いますが、里沙子のように何も悪いことをしたわけでもない市民に、こんなにも精神的負担を強いる現状の制度って、いかがなものなのでしょうか?
裁判終了後の後日談は描かれていないですが、里沙子夫婦だって裁判員に選ばれたことがきっかけで、下手をすれば離婚になりそうですよね。

身近に裁判員に選任される呼び出し状を受け取った人がいますが、見せてもらった裁判員に関するパンフレットによれば、裁判員に選ばれる以前に裁判員をやってみたいと思っていた人が37%もいたそうです(やりたくなかった人は47%)。だったらなにもやりたくない人に裁判員を強制しなくても、やりたい人がやれば裁判員制度自体は維持できるのではないでしょうか?
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.118
(4pt)

裁判員選任から家庭崩壊か?

補充裁判員に選ばれたことをきっかけに、事件の容疑者の生き方・心情を自らに重ねて感情移入してしまう女性を通して、夫婦の有り方や親子の有り方を問いかける作品です。

私は男性ですが、個人的には主人公の女性里沙子や被告の女性水穂の気持ちに100%共感しました(罪は罪として償うのは当然ですが)。
里沙子の夫陽一郎や被告の夫寿士のことは、妻をマインドコントロールしようとしている存在のように感じたし、マザコンぶりも甚だしいですね。

あと里沙子の娘彩香の度を越したわがままな姿が繰り返し作品の中で描かれますが、私は子育ての経験はないのですが、今までどちらかというと、子供がわがままなのは親が子供を甘やかして、きちんとしつけをしないからだと思っていました。
でも、里沙子も被告の水穂もしつけはきちんとやろうとしていますよね。
むしろ悪いのは、普段ろくに子育てに参加もしないくせに、子供がわがままを言ったときだけ良い顔をして、子供のご機嫌を取ろうとする夫や姑(舅も)の存在だと思いました。

また、この二人の母親が家庭内での力関係において、弱い立場であるのも関係あるかもしれません。子供はこの二人の母親をなめていて、ワザと言うことを聞かないようなところもありますよね。
なにか人をわがままで自分勝手な人間に育ててしまう、メカニズムを見たような気がしました。

最後に、おそらくこの小説は裁判員制度というものはストーリーを構成する舞台として使っただけで、裁判員制度そのものについて云々しているわけではないと思いますが、里沙子のように何も悪いことをしたわけでもない市民に、こんなにも精神的負担を強いる現状の制度って、いかがなものなのでしょうか?
裁判終了後の後日談は描かれていないですが、里沙子夫婦だって裁判員に選ばれたことがきっかけで、下手をすれば離婚になりそうですよね。

身近に裁判員に選任される呼び出し状を受け取った人がいますが、見せてもらった裁判員に関するパンフレットによれば、裁判員に選ばれる以前に裁判員をやってみたいと思っていた人が37%もいたそうです(やりたくなかった人は47%)。だったらなにもやりたくない人に裁判員を強制しなくても、やりたい人がやれば裁判員制度自体は維持できるのではないでしょうか?
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.117
(4pt)

強いリアリティ

子どものごねる様子や、夫との齟齬など読んでいると目の前にイメージがありありと浮かんできました。創作とは思えないほど登場人物にもリアリティがあり、一気に読みました。
しかし、とても、些細な問題ですが、育休と産休の違いを理解しないで書いてあるようです。急にそこで一度気持ちが冷めてしまいました。作者は知らないとしても、編集段階でどうにかならなかったのではと思います。それとも編集業では育休も産休も関わりがないとのことなのか…
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.116
(4pt)

強いリアリティ

子どものごねる様子や、夫との齟齬など読んでいると目の前にイメージがありありと浮かんできました。創作とは思えないほど登場人物にもリアリティがあり、一気に読みました。
しかし、とても、些細な問題ですが、育休と産休の違いを理解しないで書いてあるようです。急にそこで一度気持ちが冷めてしまいました。作者は知らないとしても、編集段階でどうにかならなかったのではと思います。それとも編集業では育休も産休も関わりがないとのことなのか…
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454