坂の途中の家

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

坂の途中の家の評価:

3.72/5点 レビュー 137件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.72pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 21〜34 2/2ページ
No.14
(3pt)

不協和音

裁判の成り行きに興味を引かれ、一気に読みました。非常によくできた作品だと思います。専業主婦でありながら裁判員として呼ばれてしまった主人公の戸惑い、同じ年頃の子供を持つ母親が被告であるために起こる共感、自分と被告をいつしか同一視してしまう錯覚など、とてもよく書けていたと思います。
 ただ、裁判の中で、次々と登場する証言が人によって食い違っていくあたりがとても面白いのに、そこへ主人公が家庭で抱えている問題が出てきて興をそがれるように感じました。主人公は被告を「子育てに悩む母親」と捉えたのに対し、他の裁判員やマスコミは「子供を邪険に扱うセレブ妻」と捉えた対比は面白かったのですが。
 主人公が抱える問題をもっと控えめなものにしていたら、不協和音と捉えなくても済んだのではないか、と思います。とはいえ、非常にレベルの高い作品です。読んでよかったです。
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.13
(3pt)

不協和音

裁判の成り行きに興味を引かれ、一気に読みました。非常によくできた作品だと思います。専業主婦でありながら裁判員として呼ばれてしまった主人公の戸惑い、同じ年頃の子供を持つ母親が被告であるために起こる共感、自分と被告をいつしか同一視してしまう錯覚など、とてもよく書けていたと思います。
 ただ、裁判の中で、次々と登場する証言が人によって食い違っていくあたりがとても面白いのに、そこへ主人公が家庭で抱えている問題が出てきて興をそがれるように感じました。主人公は被告を「子育てに悩む母親」と捉えたのに対し、他の裁判員やマスコミは「子供を邪険に扱うセレブ妻」と捉えた対比は面白かったのですが。
 主人公が抱える問題をもっと控えめなものにしていたら、不協和音と捉えなくても済んだのではないか、と思います。とはいえ、非常にレベルの高い作品です。読んでよかったです。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.12
(3pt)

結末の方向に疑問が残ります

映画「八日目の蝉」がとても面白かったので購入しました。
育児経験がある方は、母が追いつめられていく様子が、非常にリアルな描写であると感じると思います。
しかし、結末がちょっと...私には一方的な考えに偏ったものだと思い、少し苦々しく感じました。
世の夫たちはどう思うでしょうか。
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.11
(3pt)

結末の方向に疑問が残ります

映画「八日目の蝉」がとても面白かったので購入しました。
育児経験がある方は、母が追いつめられていく様子が、非常にリアルな描写であると感じると思います。
しかし、結末がちょっと...私には一方的な考えに偏ったものだと思い、少し苦々しく感じました。
世の夫たちはどう思うでしょうか。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.10
(3pt)

子育て中の女性心理・・

主人公は、山咲里沙子。
二歳の女の子をもつ母親。

ある日、里沙子は裁判員に選出される。
担当する事件は、生まれて間もない
女の子を虐待死させた母親の裁判だった。

裁判員として公判を続ける過程で、
里沙子は自分自身を被告に重ねていく。

里沙子の娘への接し方は虐待なのか・・。
里沙子の夫の接し方は愛なのか・・。

子供が居る女性であれば、
誰でも共感できる部分があると思う。
産後、子育て中の女性が陥ってしまう
負のスパイラルについて詳しく書かれていた。

しかし、里沙子も被告の女性も、
相手の言葉を極端に自分に批判的に
受け止める場面が多かった。
(それも含めての女性心理ということは、
理解できるが・・。)
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.9
(3pt)

子育て中の女性心理・・

主人公は、山咲里沙子。
二歳の女の子をもつ母親。

ある日、里沙子は裁判員に選出される。
担当する事件は、生まれて間もない
女の子を虐待死させた母親の裁判だった。

裁判員として公判を続ける過程で、
里沙子は自分自身を被告に重ねていく。

里沙子の娘への接し方は虐待なのか・・。
里沙子の夫の接し方は愛なのか・・。

子供が居る女性であれば、
誰でも共感できる部分があると思う。
産後、子育て中の女性が陥ってしまう
負のスパイラルについて詳しく書かれていた。

しかし、里沙子も被告の女性も、
相手の言葉を極端に自分に批判的に
受け止める場面が多かった。
(それも含めての女性心理ということは、
理解できるが・・。)
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.8
(3pt)

NMA全開

ネガティヴ•マイナス•オーラが全編を容赦無く覆い尽くし、読書のボジティヴィティを奪うかのような小説だ。
裁判員というのも実は候補者を何十人か呼び寄せて、その中から人格的に適正な人物を選ぶ事になっていると聞いたことがあるのだが、この作品の主人公ときたらもう。。
極限まで他人の立場に自分を同化すると、どのような心理変化が訪れるのか?
一周廻ってギャグになりそうにヘヴィでホラーテイストな作品となっている。
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.7
(3pt)

NMA全開

ネガティヴ•マイナス•オーラが全編を容赦無く覆い尽くし、読書のボジティヴィティを奪うかのような小説だ。
裁判員というのも実は候補者を何十人か呼び寄せて、その中から人格的に適正な人物を選ぶ事になっていると聞いたことがあるのだが、この作品の主人公ときたらもう。。
極限まで他人の立場に自分を同化すると、どのような心理変化が訪れるのか?
一周廻ってギャグになりそうにヘヴィでホラーテイストな作品となっている。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.6
(3pt)

考えすぎ

角田光代さんは大好きな小説家の一人です。

この小説も大変楽しみにしていましたが、途中からは早く読み終わらないかなあと思ってしまいました。
子育てをした女性なら共感できる部分も多々ありますが、日常というのはこの小説に書いてあるような
事ばかりではないはず。 
人間のブラックな部分にばかり焦点を当てすぎ、深く考えすぎな部分が多く、
それが物語をハラハラドキドキさせずに、長々と感じさせてしまいました。
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.5
(3pt)

考えすぎ

角田光代さんは大好きな小説家の一人です。

この小説も大変楽しみにしていましたが、途中からは早く読み終わらないかなあと思ってしまいました。
子育てをした女性なら共感できる部分も多々ありますが、日常というのはこの小説に書いてあるような
事ばかりではないはず。 
人間のブラックな部分にばかり焦点を当てすぎ、深く考えすぎな部分が多く、
それが物語をハラハラドキドキさせずに、長々と感じさせてしまいました。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.4
(3pt)

外からは見えない心の揺れ、じれったい

主人公は、ある事件の被告に、補充裁判員というまったく一方的な形でかかわる。

法廷で耳に入ってくる検察側、弁護側からのさまざまの情報によって
彼女の心は揺さぶられ続け、自分の中に沈んでいた澱、自覚したくない現実に気づく。

夫と幼い子どもと自分。たった3人の中でしか存在していない、自分。
至らなさばかりをクローズアップしてしまう自分。
社会との接点を見失ってしまった主人公はあまりに影がうすく、儚い。

角田さんがつづる、主人公の思いや感情は発展しようのない繰り言かもしれない。
(じっさい読んでいて、じれったく、ずーんと疲れてしまう。
角田さんの『森に眠る魚』を思い出した)
閉塞した毎日に入り込んでしまうのは、
子育てに右往左往している母だからということが理由ではないと思う。
出口を見つけられないのは、主人公だけではない。

物語の終盤、主人公が補充裁判員としての自分の考えを述べるシーンで、
ようやく私はほっとした。儚い姿の主人公に、細い線ではあるが輪郭ができたように思えた。

主人公のじれったさよりも、イライラさせられたのは
裁判員の一員として登場する歳を重ねた女性と、義母である。

彼女たちは、常識やあるべき姿によって、現実を諮る。
その正義ゆえに他者を慮ることができない。
その狭隘さ。恐ろしさを感じる。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.3
(3pt)

外からは見えない心の揺れ、じれったい

主人公は、ある事件の被告に、補充裁判員というまったく一方的な形でかかわる。

法廷で耳に入ってくる検察側、弁護側からのさまざまの情報によって
彼女の心は揺さぶられ続け、自分の中に沈んでいた澱、自覚したくない現実に気づく。

夫と幼い子どもと自分。たった3人の中でしか存在していない、自分。
至らなさばかりをクローズアップしてしまう自分。
社会との接点を見失ってしまった主人公はあまりに影がうすく、儚い。

角田さんがつづる、主人公の思いや感情は発展しようのない繰り言かもしれない。
(じっさい読んでいて、じれったく、ずーんと疲れてしまう。
角田さんの『森に眠る魚』を思い出した)
閉塞した毎日に入り込んでしまうのは、
子育てに右往左往している母だからということが理由ではないと思う。
出口を見つけられないのは、主人公だけではない。

物語の終盤、主人公が補充裁判員としての自分の考えを述べるシーンで、
ようやく私はほっとした。儚い姿の主人公に、細い線ではあるが輪郭ができたように思えた。

主人公のじれったさよりも、イライラさせられたのは
裁判員の一員として登場する歳を重ねた女性と、義母である。

彼女たちは、常識やあるべき姿によって、現実を諮る。
その正義ゆえに他者を慮ることができない。
その狭隘さ。恐ろしさを感じる。
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.2
(3pt)

「途中で読むのを止めた本」でした

これは男が読むのと女が読むのとで、感想がもの凄く変わるのではないでしょうか。
で、自分的には久々に「途中で読むのを止めた本」でした。
角田さんで言うと『森に眠る魚』みたいな、ママが主人公のイヤミス系はかなり好きなんですよ。本書も、あらすじを見て速攻で買ったくらいですから。
でも、本書は主人公の里沙子があまりにも「ネガティブ、被害妄想、ウジウジ、はっきり言えばいいのに言わない」キャラで、読んでてただもうイライラしっぱなしで。
たしかに旦那も姑もイラッとはくるんです。旦那の「人当たりが良いいい人に見せて、実はかなりの自己中」というキャラも、相当イラつきました。
でも、里沙子がその100倍くらいイラッとくるので1ミリも感情移入できないというか。
育児経験のある女性が読むと、「わかるわかる!」って感じなんですかね。
というわけで、三分の二くらいまで読んで止めてしまいました。
心情的には星一つですが、最後まで読んでないので星三つとさせていただきます。
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.1
(3pt)

「途中で読むのを止めた本」でした

これは男が読むのと女が読むのとで、感想がもの凄く変わるのではないでしょうか。
で、自分的には久々に「途中で読むのを止めた本」でした。
角田さんで言うと『森に眠る魚』みたいな、ママが主人公のイヤミス系はかなり好きなんですよ。本書も、あらすじを見て速攻で買ったくらいですから。
でも、本書は主人公の里沙子があまりにも「ネガティブ、被害妄想、ウジウジ、はっきり言えばいいのに言わない」キャラで、読んでてただもうイライラしっぱなしで。
たしかに旦那も姑もイラッとはくるんです。旦那の「人当たりが良いいい人に見せて、実はかなりの自己中」というキャラも、相当イラつきました。
でも、里沙子がその100倍くらいイラッとくるので1ミリも感情移入できないというか。
育児経験のある女性が読むと、「わかるわかる!」って感じなんですかね。
というわけで、三分の二くらいまで読んで止めてしまいました。
心情的には星一つですが、最後まで読んでないので星三つとさせていただきます。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454