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封じられた街 薄氷(うすらい)のディープシャドウ
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【この小説が収録されている参考書籍】
封じられた街 薄氷(うすらい)のディープシャドウの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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小学生の娘に頼まれて購入しました。相当面白いようで何度も読んでいるので星5つにしました。 | ||||
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わたしはとても大好きな作品です!主人公達小学生ともののべ様が関わりを持って、事件に巻き込まれていく。 下巻も読みましたが、上巻のおふみちゃんの冒険感がワクワクしてわたし的に好きです。 シリアスなふんいきが好きです!知り合いに紹介したところ、とても気に入っていただけました。 | ||||
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上巻は「まぁ、ありそうな内容だな」と思っていましたが、下巻に入ると、今までに登場してこなかった誰かが現場を見ている所から始まります。 誰だろうと気になったんですが。 「もののけ様」の正体が明らかになります。 続きが気になり途中で読むのをやめられなくなりました。 市長の奥さん、秀平くん、日比野さんが下巻のカギを握っています。 そして春奈ちゃんの犬・ゴンも…。 もののべ様の正体とは?! 最後に沢村鐵さんが『私はいかにして「封じられた街」を書いたのか』が書かれていますが、本当にあった事なのか、これまた話しの続きなのか…? | ||||
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なんで今までこの作者のことを知らずにきたのだろう、そんな悔しいような思いにとらわれました。 和製ダークファンタジーというと「光車よ、まわれ!」を思い出しますが、この作品はこの名作に負 けず劣らずの素晴しい出来栄えでした。 自分たちの住む町がどうにもしっくりこない少年少女たち。 なにか冷たい悪意のような、陰にかくれた不気味な存在を感じとれるのは、私たちだけなのだろうか ? そんな思春期の子供たちの感性や心の動きを細やかに描き、文章もまた繊細で美しい。 登場する少年少女たちの個性的で豊かな表情が、読んでいてとても引き付けられました。 勇気と友情、そして笑いを武器に、闇の力に立ち向かっていく彼らの姿は、久し振りに胸を高鳴らせ てくれました。 勇敢な少女おふみさん、秀平くん、ハジメくん、春奈ちゃん、そして天才なのに頼りないマモルくん 。彼らの活躍、そして成長を見守りながら不思議な物語のなかに吸い込まれるのは、昔、ナルニア国 物語に浸っていたことを思い出します。 そして、忠犬ゴン! この物語でなんともユニークなキャラクターといえば彼でしょう。もう、すっかりゴンにはやられて しまいました。 ジュブナイルというジャンルで、大人が手をださないのは本当にもったいない。2巻にわたる彼らの 物語はボリュームもあり子供向けの本にありがちな、もの足りなさがありません。 しっかり物語りを描きこみきちんと完結している、こんな力作が10代だけに読まれるのは、おばさ んとしても、とても不本意です。ファンタジー、ホラーが好きな大人にも、是非読んで欲しい名作で す。 | ||||
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今の私はもののべ様の格好の餌食だ。 人を恨み世を恨み、そんな弱った心に付け込まれるだろう。 だから今彼らにとても会いたい。 おふみさん「大人でしょ、しっかりしなさい」 秀平くん「元気出せよ」 ハジメくん「大丈夫だよ」 きっとそんな言葉を掛けてくれそうだ。 春菜ちゃんは真っ直ぐな目で見つめてくれるだろう。 マモルくんはどんな絵を描いてくれるだろうか。 凹んでる大人にも読んでいただきたい。 彼らから勇気をもらい、きっと大切なことに気付かせてもらえる。 | ||||
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街を深くのみこもうとする影の正体が次第に明らかに・・ 子供達は勇気・信念・笑みという武器を持って立ち向かう 現実をしっかりと受け止めながら子供達は成長していく ・・やがて街に優しくあたたかな光が戻り愛に満たされる 現代社会が抱える様々な事情や問題を浮き彫りにし 大切なものは何か、在り方生き方を思い至らせてくれる 筆者のメッセージが込められた、深い作品だと感じました 子供達、周りの大人達、ゴンも愛おしく心に刻まれました 彼らと共に影に立ち向かい私も成長したような気がします | ||||
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シリーズ第二巻、完結編。町中で発生する異様な「事件」の真相を探る内、「邪悪な意思」の存在を知った彼らが、家族を、友を、愛する者達を救おうと立ち上がる第3部です。 子供の身で、恐怖に打ちのめされながらも前に進もうとする彼らの姿と、徐々に姿を現わす神秘的な「存在」の姿も描かれます。子供達が主人公ではありますが、その血の故に「影」にならざるを得なかった者の悲しみや、失われた「家族」の切ない思いも切々と語られていく・・・。 後半はほとんど異世界か?(笑) 暗い前半と対照的に、全てを浄化するような不思議な光りに満たされていきます・・・・。 愛する者を救うために「冥界」へ赴く、と言うのは古今東西良くある話ですが、現代日本の子供向けのお話でその手のものが出てくるとは思いもしませんでした。荒唐無稽とも言えるけれども、現代における最先端の知見も垣間見える。ひょっとすると・・ある意味真実を語っているかも知れないとも感じます・・・。丁寧に描かれた「異世界」の存在は意外なほどの説得力を持って迫ってきます。 その世界の中で、子供達の思いが一つになり、凍り付いていた「心」を解放していく・・・。恐怖と切迫感に苛まれながら走り続けた彼らが、切ないながらも幸福な表情を取り戻す結末はGood! 目次を見ると難解な英語の写真用語がズラリ。要所には推理小説からの思わせぶりな引用文・・・凝ってます・・・。 現代ダーク・ファンタジーという謳い文句ですが、異質な存在を排したり、人間関係が希薄になる一方の現代社会に対する抗議の声とも読めるお話です。子供向けと言って済ませるにはもったいないかな・・・。 | ||||
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封じられた街-北風のポリフォニー (TEENS' ENTERTAINMENT4)から続く物語が完結しました。 リズム良く流れている文章が愛すべき彼らの必至の奮闘を伝えてくれます。 彼らにまた会えたことを嬉しく思いつつ、その世界に引き込まれていきます。 なぜ自分だけが… 偶然関わってしまっただけなのに… などと嘆くことなく、 怖さから逃げず、守りたいものを守るために、 ただまっすぐに前を向いて立ち向かう。 彼らの限りなく強く優しい心を一緒に受け止めてみてください。 そして、私たちが感じるものはその心のままに。 最後には何かの余韻を残した爽やかな風が吹くと思います… | ||||
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