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鉄ヲタ探偵 曳野鉄の事件簿



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【この小説が収録されている参考書籍】
鉄ヲタ探偵 曳野鉄の事件簿 (双葉文庫)

鉄ヲタ探偵 曳野鉄の事件簿の評価: 1.88/5点 レビュー 8件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点1.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

これは良作なミステリー 読みやすい本格派

購入できましたので、早速読みました。鉄ヲタなのに、この探偵かっこいい。大変分かりやすいキャラ設定です。すんなりとキャラが頭の中で動き出しました。
ヒロインのウサミミも可愛く、年相応の行動や言動のテンポも良かったです。主人公が「鉄ヲタなのに」と曳野鉄を指して呟く地の文ではくすっと笑ったり、シリアスな笑いまで楽しませて戴きました。(詳しくは読んでみて下さい。五感で感じられると思います)
さて、終盤にさしかかった辺りで「これはミステリーかな」と思い、再度読み直しました。どうも、ミステリに馴染まない。雰囲気がキャラミスではない。これが率直な感想ですが最後まで読むと、その疑問は払拭されます。
これは「キャラミス」には収まらない、本格的なミステリの要素が散りばめられています。ノックスの十戒や、ミステリ大原則を守っているから、すっきりとして格調が高い気がしました。かつての作品の名探偵やミステリ作家のオマージュがそこかしこに感じられるのです。
その上、疑いようもない「電車」の知識が支えているのだから、面白くないはずがないのです。
この作品はエブリスタの双葉社の大賞作の書籍化ですが、なるほど。双葉社さんの目は確かですね。
かつてミステリの様々な片鱗、温かい構成や、社会を斬るような題材が鉄道知識で綺麗にまとめられてゆく。その上、探偵がちゃんと探偵している。当たり前のようでいて、やっぱり土台が違います。
確かに、色々気になるところはありましたが、一度「自作自演」とか「妨害」などというつまらないフィルタや視野を狭めるような垣根を捨てて、是非本気で読んでみて欲しい作品です。
ミステリ好きなら満足するかも知れません。ミステリを知らない読者なら、ミステリの面白さを知る絶好のチャンスでしょう。
むしろミステリを知りたい人に勧めたい本です。
色々今後に期待したいので、★は四つで。エブリスタ出身の本格派として、これからも是非、頑張ってください。応援しております。
鉄ヲタ探偵 曳野鉄の事件簿 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:鉄ヲタ探偵 曳野鉄の事件簿 (双葉文庫)より
4575518409

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