ライト・グッドバイ

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評判

ライト・グッドバイの評価:

3.78/5点 レビュー 18件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.78pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 1〜20 1/2ページ
No.22
(4pt)

このシリーズが好きです。

シリーズを最初から読んでいます。

はじめはちょっと読みにくい文章ですが慣れると味があって面白いです。
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051
No.21
(4pt)

軽薄系ハードボイルド

嫌な奴を書かせれば作者の力量が分かると思ってる自分にとってはいまいちということになる。
しかし、この作家はストーリーを舌で味わうというより文章をのど越しで味わうタイプなんだなあと思う。
大した内容じゃないし冗長なのにするする読んでしまった。
椎名誠の影響でも受けたのかと思えるとぼけた文体が結構好きだ。
ちなみに著者の作品を読んだのは初めて。
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051
No.20
(4pt)

最高に面白いんです

すすきの探偵シリーズは、面白いシリーズだと思います。笑えるしドキドキ感もあり、あっという間に読み上げてしまいます。現在、東京在住なので、すすきのが懐かしい!
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051
No.19
(4pt)

ラストがよかった

殺人容疑者と友達にならなきゃならないハメになったススキノ便利屋の「俺」が、あまりにも気が合わなさすぎて、カナリ無理をする様が、クスッと笑えます。殺人容疑者を外見から内面を想像させるものから、とにかく細かく描写してあるのですが、こんな気持ち悪い人いる⁈と思いつつも、だんだんいや、いるかもしれない…とリアルに感じさせるところが流石だな、と。それに、読み進めるうちに、こんなに変態だし 気持ち悪いヤツなのに微かに、ほんの少しだけ、情のようなものを感じるような気になってきたのが、不思議でした。だけど最後の最後に、その意味が なんとなくわかった気がして、ほんの少しだけ切なくなる、という作品でした。わたしは、ススキノ探偵シリーズの中で、いちばんスキです。
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051
No.18
(5pt)

おもしろい

とてもはやい対応でとても楽しめました!
また頼みたいと思います!
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051
No.17
(5pt)

おもしろい

とてもはやい対応でとても楽しめました! また頼みたいと思います!
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051
No.16
(4pt)

テンポよく読める

シリーズ通じ、文書のテンポが良く読みやすい。死体と暮らす感覚はわからないが…
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051
No.15
(4pt)

いいです。

新刊を買うのは高いのでこれで十分です。これからもよろしくどうぞよろしくお願いします。
ライト・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152086904
No.14
(5pt)

エンタテインメント性をもった「ご当地探偵物語」


 この物語の下敷きになった事件は、おそらく、今世紀が始まって間もない頃に、北海道内で起こった「女子高生失踪事件」であろう。それに「ネクロフィリア(necrophilia)」などが絡まっており、この二つの要素だけに着目すれば、ある意味、極めてダークでグロテスクな、身の毛もよだつ内容の小説となり得なくもない。それを良い表現が浮かばないのだけれど、つまり、アレだ…。うまく“中和”させているのが、作者の東直己さんの分身とも言えるススキノの「便利屋探偵」である《俺》の、牢固たる個性的なキャラクターであろう。こうした素材は、《俺》そして登場人物の性格付けなどがしっかりしていないと、週刊誌等によくある「ナントカの事件簿」風になってしまう。

 例によって、“あらすじ”は控えるけど、発端は元刑事の《種谷》の依頼だ。《種谷=種谷努》は、『消えた少年』(ハヤカワ文庫,1998年)で初登場ではなかったかな。その後、『探偵はひとりぼっち』(同,2001年)にも再登場し、『駆けてきた少女』(同,2006年)では北海道警察を退職していた。今回は《種谷》の執念が《俺》を無報酬で動かす訳だ。序盤、この《種谷》の“囁き(メール)”で《俺》は難を逃れるのだが、《俺》を引っ張り出す材料に使われた“葉っぱ売り”の《山崎秀樹》も、『バーにかかってきた電話』(同,1996年)に出ている。こうした人物達が、そうなんだろうなぁ…、といった感じで、何気にこのシリーズにリアリティをもって出没するから気が抜けない(笑)

 本作では、さすがの《俺》も40代最後となり、「いやぁ、俺らも年取ったなぁ」と《俺》に独語させている。その分、若い頃とは違って(?)力任せではなく、終盤において「スパイ大作戦(古いかな…?)」並みの大仕掛けな“ワナ”も張っている。これには《俺》の“ススキノ人脈”が力を貸してくれている。このような書き方をすると、《俺》の“芸風”が変わったのか、と思われるかもしれないが、《俺》の“悪態”や“憎まれ口”の類は依然健在で、随所でクスッと笑わせてくれている。それがなければ《俺》じゃないべさ、といったトコだ。この「ご当地探偵物語」も息の長いものとなっているけれど、時々の世相なども織り込み、エンタテインメント性を豊かに提供し続けてきている。
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
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No.13
(5pt)

エンタテインメント性をもった「ご当地探偵物語」


 この物語の下敷きになった事件は、おそらく、今世紀が始まって間もない頃に、北海道内で起こった「女子高生失踪事件」であろう。それに「ネクロフィリア(necrophilia)」などが絡まっており、この二つの要素だけに着目すれば、ある意味、極めてダークでグロテスクな、身の毛もよだつ内容の小説となり得なくもない。それを良い表現が浮かばないのだけれど、つまり、アレだ…。うまく“中和”させているのが、作者の東直己さんの分身とも言えるススキノの「便利屋探偵」である《俺》の、牢固たる個性的なキャラクターであろう。こうした素材は、《俺》そして登場人物の性格付けなどがしっかりしていないと、週刊誌等によくある「ナントカの事件簿」風になってしまう。

 例によって、“あらすじ”は控えるけど、発端は元刑事の《種谷》の依頼だ。《種谷=種谷努》は、『消えた少年』(ハヤカワ文庫,1998年)で初登場ではなかったかな。その後、『探偵はひとりぼっち』(同,2001年)にも再登場し、『駆けてきた少女』(同,2006年)では北海道警察を退職していた。今回は《種谷》の執念が《俺》を無報酬で動かす訳だ。序盤、この《種谷》の“囁き(メール)”で《俺》は難を逃れるのだが、《俺》を引っ張り出す材料に使われた“葉っぱ売り”の《山崎秀樹》も、『バーにかかってきた電話』(同,1996年)に出ている。こうした人物達が、そうなんだろうなぁ…、といった感じで、何気にこのシリーズにリアリティをもって出没するから気が抜けない(笑)

 本作では、さすがの《俺》も40代最後となり、「いやぁ、俺らも年取ったなぁ」と《俺》に独語させている。その分、若い頃とは違って(?)力任せではなく、終盤において「スパイ大作戦(古いかな…?)」並みの大仕掛けな“ワナ”も張っている。これには《俺》の“ススキノ人脈”が力を貸してくれている。このような書き方をすると、《俺》の“芸風”が変わったのか、と思われるかもしれないが、《俺》の“悪態”や“憎まれ口”の類は依然健在で、随所でクスッと笑わせてくれている。それがなければ《俺》じゃないべさ、といったトコだ。この「ご当地探偵物語」も息の長いものとなっているけれど、時々の世相なども織り込み、エンタテインメント性を豊かに提供し続けてきている。
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
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No.12
(5pt)

エンタテインメント性をもった「ご当地探偵物語」


 この物語の下敷きになった事件は、おそらく、今世紀が始まって間もない頃に、北海道内で起こった「女子高生失踪事件」であろう。それに「ネクロフィリア(necrophilia)」などが絡まっており、この二つの要素だけに着目すれば、ある意味、極めてダークでグロテスクな、身の毛もよだつ内容の小説となり得なくもない。それを良い表現が浮かばないのだけれど、つまり、アレだ…。うまく“中和”させているのが、作者の東直己さんの分身とも言えるススキノの「便利屋探偵」である《俺》の、牢固たる個性的なキャラクターであろう。こうした素材は、《俺》そして登場人物の性格付けなどがしっかりしていないと、週刊誌等によくある「ナントカの事件簿」風になってしまう。

 例によって、“あらすじ”は控えるけど、発端は元刑事の《種谷》の依頼だ。《種谷=種谷努》は、『消えた少年』(ハヤカワ文庫,1998年)で初登場ではなかったかな。その後、『探偵はひとりぼっち』(同,2001年)にも再登場し、『駆けてきた少女』(同,2006年)では北海道警察を退職していた。今回は《種谷》の執念が《俺》を無報酬で動かす訳だ。序盤、この《種谷》の“囁き(メール)”で《俺》は難を逃れるのだが、《俺》を引っ張り出す材料に使われた“葉っぱ売り”の《山崎秀樹》も、『バーにかかってきた電話』(同,1996年)に出ている。こうした人物達が、そうなんだろうなぁ…、といった感じで、何気にこのシリーズにリアリティをもって出没するから気が抜けない(笑)

 本作では、さすがの《俺》も40代最後となり、「いやぁ、俺らも年取ったなぁ」と《俺》に独語させている。その分、若い頃とは違って(?)力任せではなく、終盤において「スパイ大作戦(古いかな…?)」並みの大仕掛けな“ワナ”も張っている。これには《俺》の“ススキノ人脈”が力を貸してくれている。このような書き方をすると、《俺》の“芸風”が変わったのか、と思われるかもしれないが、《俺》の“悪態”や“憎まれ口”の類は依然健在で、随所でクスッと笑わせてくれている。それがなければ《俺》じゃないべさ、といったトコだ。この「ご当地探偵物語」も息の長いものとなっているけれど、時々の世相なども織り込み、エンタテインメント性を豊かに提供し続けてきている。
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
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No.11
(5pt)

エンタテインメント性をもった「ご当地探偵物語」


 この物語の下敷きになった事件は、おそらく、今世紀が始まって間もない頃に、北海道内で起こった「女子高生失踪事件」であろう。それに「ネクロフィリア(necrophilia)」などが絡まっており、この二つの要素だけに着目すれば、ある意味、極めてダークでグロテスクな、身の毛もよだつ内容の小説となり得なくもない。それを良い表現が浮かばないのだけれど、つまり、アレだ…。うまく“中和”させているのが、作者の東直己さんの分身とも言えるススキノの「便利屋探偵」である《俺》の、牢固たる個性的なキャラクターであろう。こうした素材は、《俺》そして登場人物の性格付けなどがしっかりしていないと、週刊誌等によくある「ナントカの事件簿」風になってしまう。

 例によって、“あらすじ”は控えるけど、発端は元刑事の《種谷》の依頼だ。《種谷=種谷努》は、『消えた少年』(ハヤカワ文庫,1998年)で初登場ではなかったかな。その後、『探偵はひとりぼっち』(同,2001年)にも再登場し、『駆けてきた少女』(同,2006年)では北海道警察を退職していた。今回は《種谷》の執念が《俺》を無報酬で動かす訳だ。序盤、この《種谷》の“囁き(メール)”で《俺》は難を逃れるのだが、《俺》を引っ張り出す材料に使われた“葉っぱ売り”の《山崎秀樹》も、『バーにかかってきた電話』(同,1996年)に出ている。こうした人物達が、そうなんだろうなぁ…、といった感じで、何気にこのシリーズにリアリティをもって出没するから気が抜けない(笑)

 本作では、さすがの《俺》も40代最後となり、「いやぁ、俺らも年取ったなぁ」と《俺》に独語させている。その分、若い頃とは違って(?)力任せではなく、終盤において「スパイ大作戦(古いかな…?)」並みの大仕掛けな“ワナ”も張っている。これには《俺》の“ススキノ人脈”が力を貸してくれている。このような書き方をすると、《俺》の“芸風”が変わったのか、と思われるかもしれないが、《俺》の“悪態”や“憎まれ口”の類は依然健在で、随所でクスッと笑わせてくれている。それがなければ《俺》じゃないべさ、といったトコだ。この「ご当地探偵物語」も息の長いものとなっているけれど、時々の世相なども織り込み、エンタテインメント性を豊かに提供し続けてきている。
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051
No.10
(5pt)

エンタテインメント性をもった「ご当地探偵物語」


 この物語の下敷きになった事件は、おそらく、今世紀が始まって間もない頃に、北海道内で起こった「女子高生失踪事件」であろう。それに「ネクロフィリア(necrophilia)」などが絡まっており、この二つの要素だけに着目すれば、ある意味、極めてダークでグロテスクな、身の毛もよだつ内容の小説となり得なくもない。それを良い表現が浮かばないのだけれど、つまり、アレだ…。うまく“中和”させているのが、作者の東直己さんの分身とも言えるススキノの「便利屋探偵」である《俺》の、牢固たる個性的なキャラクターであろう。こうした素材は、《俺》そして登場人物の性格付けなどがしっかりしていないと、週刊誌等によくある「ナントカの事件簿」風になってしまう。

 例によって、“あらすじ”は控えるけど、発端は元刑事の《種谷》の依頼だ。《種谷=種谷努》は、『消えた少年』(ハヤカワ文庫,1998年)で初登場ではなかったかな。その後、『探偵はひとりぼっち』(同,2001年)にも再登場し、『駆けてきた少女』(同,2006年)では北海道警察を退職していた。今回は《種谷》の執念が《俺》を無報酬で動かす訳だ。序盤、この《種谷》の“囁き(メール)”で《俺》は難を逃れるのだが、《俺》を引っ張り出す材料に使われた“葉っぱ売り”の《山崎秀樹》も、『バーにかかってきた電話』(同,1996年)に出ている。こうした人物達が、そうなんだろうなぁ…、といった感じで、何気にこのシリーズにリアリティをもって出没するから気が抜けない(笑)

 本作では、さすがの《俺》も40代最後となり、「いやぁ、俺らも年取ったなぁ」と《俺》に独語させている。その分、若い頃とは違って(?)力任せではなく、終盤において「スパイ大作戦(古いかな…?)」並みの大仕掛けな“ワナ”も張っている。これには《俺》の“ススキノ人脈”が力を貸してくれている。このような書き方をすると、《俺》の“芸風”が変わったのか、と思われるかもしれないが、《俺》の“悪態”や“憎まれ口”の類は依然健在で、随所でクスッと笑わせてくれている。それがなければ《俺》じゃないべさ、といったトコだ。この「ご当地探偵物語」も息の長いものとなっているけれど、時々の世相なども織り込み、エンタテインメント性を豊かに提供し続けてきている。
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051
No.9
(5pt)

エンタテインメント性をもった「ご当地探偵物語」


 この物語の下敷きになった事件は、おそらく、今世紀が始まって間もない頃に、北海道内で起こった「女子高生失踪事件」であろう。それに「ネクロフィリア(necrophilia)」などが絡まっており、この二つの要素だけに着目すれば、ある意味、極めてダークでグロテスクな、身の毛もよだつ内容の小説となり得なくもない。それを良い表現が浮かばないのだけれど、つまり、アレだ…。うまく“中和”させているのが、作者の東直己さんの分身とも言えるススキノの「便利屋探偵」である《俺》の、牢固たる個性的なキャラクターであろう。こうした素材は、《俺》そして登場人物の性格付けなどがしっかりしていないと、週刊誌等によくある「ナントカの事件簿」風になってしまう。

 例によって、“あらすじ”は控えるけど、発端は元刑事の《種谷》の依頼だ。《種谷=種谷努》は、『消えた少年』(ハヤカワ文庫,1998年)で初登場ではなかったかな。その後、『探偵はひとりぼっち』(同,2001年)にも再登場し、『駆けてきた少女』(同,2006年)では北海道警察を退職していた。今回は《種谷》の執念が《俺》を無報酬で動かす訳だ。序盤、この《種谷》の“囁き(メール)”で《俺》は難を逃れるのだが、《俺》を引っ張り出す材料に使われた“葉っぱ売り”の《山崎秀樹》も、『バーにかかってきた電話』(同,1996年)に出ている。こうした人物達が、そうなんだろうなぁ…、といった感じで、何気にこのシリーズにリアリティをもって出没するから気が抜けない(笑)

 本作では、さすがの《俺》も40代最後となり、「いやぁ、俺らも年取ったなぁ」と《俺》に独語させている。その分、若い頃とは違って(?)力任せではなく、終盤において「スパイ大作戦(古いかな…?)」並みの大仕掛けな“ワナ”も張っている。これには《俺》の“ススキノ人脈”が力を貸してくれている。このような書き方をすると、《俺》の“芸風”が変わったのか、と思われるかもしれないが、《俺》の“悪態”や“憎まれ口”の類は依然健在で、随所でクスッと笑わせてくれている。それがなければ《俺》じゃないべさ、といったトコだ。この「ご当地探偵物語」も息の長いものとなっているけれど、時々の世相なども織り込み、エンタテインメント性を豊かに提供し続けてきている。
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051
No.8
(5pt)

エンタテインメント性をもった「ご当地探偵物語」


 この物語の下敷きになった事件は、おそらく、今世紀が始まって間もない頃に、北海道内で起こった「女子高生失踪事件」であろう。それに「ネクロフィリア(necrophilia)」などが絡まっており、この二つの要素だけに着目すれば、ある意味、極めてダークでグロテスクな、身の毛もよだつ内容の小説となり得なくもない。それを良い表現が浮かばないのだけれど、つまり、アレだ…。うまく“中和”させているのが、作者の東直己さんの分身とも言えるススキノの「便利屋探偵」である《俺》の、牢固たる個性的なキャラクターであろう。こうした素材は、《俺》そして登場人物の性格付けなどがしっかりしていないと、週刊誌等によくある「ナントカの事件簿」風になってしまう。

 例によって、“あらすじ”は控えるけど、発端は元刑事の《種谷》の依頼だ。《種谷=種谷努》は、『消えた少年』(ハヤカワ文庫,1998年)で初登場ではなかったかな。その後、『探偵はひとりぼっち』(同,2001年)にも再登場し、『駆けてきた少女』(同,2006年)では北海道警察を退職していた。今回は《種谷》の執念が《俺》を無報酬で動かす訳だ。序盤、この《種谷》の“囁き(メール)”で《俺》は難を逃れるのだが、《俺》を引っ張り出す材料に使われた“葉っぱ売り”の《山崎秀樹》も、『バーにかかってきた電話』(同,1996年)に出ている。こうした人物達が、そうなんだろうなぁ…、といった感じで、何気にこのシリーズにリアリティをもって出没するから気が抜けない(笑)

 本作では、さすがの《俺》も40代最後となり、「いやぁ、俺らも年取ったなぁ」と《俺》に独語させている。その分、若い頃とは違って(?)力任せではなく、終盤において「スパイ大作戦(古いかな…?)」並みの大仕掛けな“ワナ”も張っている。これには《俺》の“ススキノ人脈”が力を貸してくれている。このような書き方をすると、《俺》の“芸風”が変わったのか、と思われるかもしれないが、《俺》の“悪態”や“憎まれ口”の類は依然健在で、随所でクスッと笑わせてくれている。それがなければ《俺》じゃないべさ、といったトコだ。この「ご当地探偵物語」も息の長いものとなっているけれど、時々の世相なども織り込み、エンタテインメント性を豊かに提供し続けてきている。
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051
No.7
(5pt)

エンタテインメント性をもった「ご当地探偵物語」


 この物語の下敷きになった事件は、おそらく、今世紀が始まって間もない頃に、北海道内で起こった「女子高生失踪事件」であろう。それに「ネクロフィリア(necrophilia)」などが絡まっており、この二つの要素だけに着目すれば、ある意味、極めてダークでグロテスクな、身の毛もよだつ内容の小説となり得なくもない。それを良い表現が浮かばないのだけれど、つまり、アレだ…。うまく“中和”させているのが、作者の東直己さんの分身とも言えるススキノの「便利屋探偵」である《俺》の、牢固たる個性的なキャラクターであろう。こうした素材は、《俺》そして登場人物の性格付けなどがしっかりしていないと、週刊誌等によくある「ナントカの事件簿」風になってしまう。

 例によって、“あらすじ”は控えるけど、発端は元刑事の《種谷》の依頼だ。《種谷=種谷努》は、『消えた少年』(ハヤカワ文庫,1998年)で初登場ではなかったかな。その後、『探偵はひとりぼっち』(同,2001年)にも再登場し、『駆けてきた少女』(同,2006年)では北海道警察を退職していた。今回は《種谷》の執念が《俺》を無報酬で動かす訳だ。序盤、この《種谷》の“囁き(メール)”で《俺》は難を逃れるのだが、《俺》を引っ張り出す材料に使われた“葉っぱ売り”の《山崎秀樹》も、『バーにかかってきた電話』(同,1996年)に出ている。こうした人物達が、そうなんだろうなぁ…、といった感じで、何気にこのシリーズにリアリティをもって出没するから気が抜けない(笑)

 本作では、さすがの《俺》も40代最後となり、「いやぁ、俺らも年取ったなぁ」と《俺》に独語させている。その分、若い頃とは違って(?)力任せではなく、終盤において「スパイ大作戦(古いかな…?)」並みの大仕掛けな“ワナ”も張っている。これには《俺》の“ススキノ人脈”が力を貸してくれている。このような書き方をすると、《俺》の“芸風”が変わったのか、と思われるかもしれないが、《俺》の“悪態”や“憎まれ口”の類は依然健在で、随所でクスッと笑わせてくれている。それがなければ《俺》じゃないべさ、といったトコだ。この「ご当地探偵物語」も息の長いものとなっているけれど、時々の世相なども織り込み、エンタテインメント性を豊かに提供し続けてきている。
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051
No.6
(5pt)

エンタテイメント性をもった「ご当地探偵物語」


 この物語の下敷きになった事件は、おそらく、今世紀が始まって間もない頃に、北海道内で起こった「女子高生失踪事件」であろう。それに「屍体愛好趣味(ネクロフィリア,necrophilia)」などが絡まっており、この二つの要素だけに着目すると、ある意味、極めてダークでグロテスクな内容の小説と言えなくもない。それを良い表現が浮かばないのだけれど、アレだ…。つまり、うまく“中和”させているのが、作者の東直己さんの分身とも言えるススキノの「便利屋探偵」である《俺》の、牢固たる個性的なキャラクターであろう。こうした題材は、《俺》そして登場人物の性格付けなどがしっかりしていないと、週刊誌等によくある「何とかの事件簿」風になってしまう。

 例によって、“あらすじ”は控えるけど、発端は元刑事の《種谷》の依頼だ。この《種谷=種谷努》は、『消えた少年』(ハヤカワ文庫,1998年)で初登場ではなかったかな。その後『探偵はひとりぼっち』(同,2001年)にも再登場し、『駆けてきた少女』(同,2006年)では北海道警察を退職していた。この《種谷》の執念が《俺》を無報酬で動かす訳だ。序盤、この《種谷》の“囁き(メール)”で《俺》は難を逃れるのだが、《俺》を引っ張り出す材料に使われた“葉っぱ売り”の《山崎秀樹》も、『バーにかかってきた電話』(同,1996年)に出ている。こうした人物達が、そうなんだろうなぁ…、といった感じで、何げにこのシリーズにリアリティをもって出没するから目が離せず、面白い。

 本作では、さすがの《俺》も50近くとなり、実際「いやぁ、俺らも年取ったなぁ」と《俺》に独語させている。その分、今回は、若い頃とは違って(?)力任せではなく、後半で「スパイ大作戦(古いかな…?)」並みの大仕掛けな“ワナ”も張っている。これには《俺》の“ススキノ人脈”が力を貸してくれている。こうした書き方をすると、《俺》の“芸風”が変わったのか、と思われるかもしれないが、《俺》の“悪態”や“悪口雑言”の類は依然健在で、随所でクスッと笑わせてくれている。それがなければ《俺》じゃないべさ、といったトコだ。この「ご当地探偵物語」も息の長いものとなっているけれど、時々の世相なども織り込み、一級のエンタテイメントを提供し続けてきている。
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051
No.5
(4pt)

「軽妙な」ハード・ボイルドを満喫できました

ススキノ探偵シリーズの長編第7作目の本作品は、2005年発表。

前作「探偵は吹雪の果てに」では、ストーリーが広がり過ぎて、低めの評価としましたが、今回は完全復調といった感じでした。

本作品で<俺>が奔走する事件は、旧来から関わりのある北海道警察の退職刑事から依頼を受けたもの。
それは、一昨年の春に起きた女子高生失踪事件に関係している思われる男性と友人になり、事件の真相を探ってほしいというものであった…。

この「友人になる」という設定が面白く、<俺>が無類の酒好きということから、いわゆる「飲み友達」となって接近していくことになります。
そんな訳で、今回は「酒飲み」シーンが満載。
もともと酒好きの主人公なので、お酒のシーンが多いシリーズですが、「飲み友達」になっていく過程が捜査の一貫でもあるのですから、「酒場でのやり取り」に多くのページが割かれていくことになります。

この相手の人物の「性格のゆがみ方」が半端ではなく、<俺>でなくとも、一緒に酒を飲みたくないタイプ。
その心情をぐっと堪えて、捜査を進めていくため、普段と違う飲み方をしてしまう<俺>。
この「飲み方」へのこだわりが本シリーズらしさかも。

さらに、本シリーズならではなのが、「軽妙さ」。
探ろうとしている事件の内容はかなり残忍なものですが、「悲惨さ」が表に出ていないのはそのためでしょうか。
そして、「飲み友達」作戦の果てに相手の男性が<俺>に発したメッセージには、笑っていいのやら…。

ラストのセリフも、本シリーズらしさが良く出ていて、楽しめる作品に仕上がっていると思われます。
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051
No.4
(4pt)

あいかわらず

本作品はシリーズの中でも特異?なおとり捜査が主体としたストーリーとなっている。あいかわらずあっさりしたクライマックスだが、少々心にしみてしまう内容だった。
ライト・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152086904
No.3
(4pt)

あいかわらず

本作品はシリーズの中でも特異?なおとり捜査が主体としたストーリーとなっている。あいかわらずあっさりしたクライマックスだが、少々心にしみてしまう内容だった。
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)より
4150309051