戦闘妖精・雪風

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評判

戦闘妖精・雪風の評価:

4.61/5点 レビュー 54件。 A ランク

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平均点4.61pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全99件 21〜40 2/5ページ
No.79
(5pt)

深井零中尉、復活!!!…ネタバレあり

SF作家神林長平の戦闘妖精・雪風シリーズ、第一作から十年越しで放たれた第二弾であります。

前作のラストで任務中に異星体「ジャム」の人間型兵器に銃撃され、負傷したFAF特殊戦第五飛行隊所属の深井零中尉。

何とかスーパーシルフ「雪風」に搭乗し脱出を試みるも、「ジャム」の攻撃を受け、スーパーシルフ「雪風」は被弾、惑星フェアリィの森に墜落してしまう。

炎上するスーパーシルフ「雪風」。

しかし「雪風」自身は、深井中尉が、いや他の人類や「ジャム」や読者も、思いもよらぬ手段でこの窮地から脱出し、任務を達成する。

負傷した深井中尉も炎上するスーパーシルフから射出される。

深井中尉は「雪風」のとった予想外の行動に受けた衝撃のため?、はたまた失血のため?意識を失ってしまう…。

前作を読了した当時の自分が、多分、最も気になったことのうちの一つが、深井零中尉の「その後」でした。

普通に考えば、まあ「戦死」した、でしょうか。

脱出、そして任務達成、厳密には帰投完了の時点で達成でしょうが、した「雪風」が深井中尉の救難信号受信を近辺のFAF基地に報告しているので、運が良ければ遅かれ早かれ救助が来るでしょう。

ただし、深井中尉は銃撃で負傷している。

また、惑星フェアリィの森には原始恐竜なる、多分、生物がいるようで、前作のⅠ章「妖精が舞う空」では当時のスーパーシルフ「雪風」のフライト・オフィサ、零の相棒、が食べられているらしい。

そんなこんなを考えあわせると、今回の深井中尉の生還率は余り高くない。

でもそこはSFだから…。

続編がもしあれば、ひょっとすると…。

別のレヴューにも書いたのですが、自分と神林長平作品との「最初の接触」が『戦闘妖精・雪風』旧版でした。

幸運な出逢いだったと思います。

これで神林長平作品に興味を持って、他の作品も探して読むようになりました。

それだけではあきたらず、SFマガジンやSFアドベンチャー、SFイズムにまで手を出すこともありました。

あわよくば、『雪風』の続編やそのヒントでも見つからないかなあ、と。

しかし、『雪風』の続編は発表されず、幾星霜…。

自分の中では、すっかり「深井零は戦死した」で落ち着いておりました。

ところが、ある日突然…。

『雪風』の続編が!!!

どうやって最初にそのことを知ったのか、最早覚えておりません。

多分、本屋さんでSFMの現物を見たのでしょう。

即買って帰宅して読みました。

これが最初の話の半分だけで、何とももどかしい。

しかも変な気分でもありました。

今更生きてると言われてもねえ。

例えるなら…。

実は、沖田艦長が生きていたとか、年上だったルパン三世がいつの間にか年下になっていたとか…ちょっと違うかな。

ま、何にせよ、最初にあった微妙な違和感は、しかし、次々作品が発表されるに従い、全く気にならなくなりました。

前作もそうでしたが、SFマガジンに飛び飛びに各エピソードが発表されるのですが、この第二部の後半は結構連続で毎号掲載されました。

当時まだ月刊だったSFマガジンを毎号楽しみにしていた覚えがあります。

第二部完結後、単行本が発売されるとすぐ買ってしまいました。

何というか、この第二部は前作と随分赴きが違います。

前作はハードボイルド、ハメットの方、みたいな文体といいましょうか。

対して今作は、確か文庫版の解説だったかにも書いてありましたが、膨大な量の会話からなっています。

前作では人間関係が希薄というか、ほとんど破綻していたというか、残った関係にすがりついていた深井零が、前作ラストの「雪風」の行動に勝手に傷ついて、しかし今作では周辺との関係を再構築していくという、いわば深井零のリハビリテーションの話といっていいのでしょうか。

前作も今作も、大状況としては、わりと絶望的な状況であることにに変わりはない、寧ろ酷くなっているかも、のですか、不思議と悲壮感がないのは深井零がリハビリテーションに成功しているからでしょうか。

思えば、前作ラストの「その後」が気になったのは、当時はそんなに深く考えてなかったのですが、深井零の当時の状況が不憫だとそれなりに感じたからでしょうか。

その辺については著者自身やアニメーション版の、確か今はもう鬼籍に入られたプロデューサーの方もどこかで発言されておられたような記憶があるのですが、さて…。

最後に、外れた自分の予想などを少し。

第二部の最初にヤガシラ小尉という例の「ジャム」側の人間型兵器が出てくるのですが、最初の話の前編だけ読んで、あ、今回は、人間に創られた機械兵器である「雪風」とこの「ジャム」に創られた人間型兵器のヤガシラくんとのバディ物になるんだ、等と無邪気に考えたのでした。

が、そんな、ある意味で能天気な、話が許容されるには、この雪風ワールドはシビア過ぎるようです。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.78
(5pt)

深井零中尉、復活!!!…ネタバレあり

SF作家神林長平の戦闘妖精・雪風シリーズ、第一作から十年越しで放たれた第二弾であります。

前作のラストで任務中に異星体「ジャム」の人間型兵器に銃撃され、負傷したFAF特殊戦第五飛行隊所属の深井零中尉。

何とかスーパーシルフ「雪風」に搭乗し脱出を試みるも、「ジャム」の攻撃を受け、スーパーシルフ「雪風」は被弾、惑星フェアリィの森に墜落してしまう。

炎上するスーパーシルフ「雪風」。

しかし「雪風」自身は、深井中尉が、いや他の人類や「ジャム」や読者も、思いもよらぬ手段でこの窮地から脱出し、任務を達成する。

負傷した深井中尉も炎上するスーパーシルフから射出される。

深井中尉は「雪風」のとった予想外の行動に受けた衝撃のため?、はたまた失血のため?意識を失ってしまう…。

前作を読了した当時の自分が、多分、最も気になったことのうちの一つが、深井零中尉の「その後」でした。

普通に考えば、まあ「戦死」した、でしょうか。

脱出、そして任務達成、厳密には帰投完了の時点で達成でしょうが、した「雪風」が深井中尉の救難信号受信を近辺のFAF基地に報告しているので、運が良ければ遅かれ早かれ救助が来るでしょう。

ただし、深井中尉は銃撃で負傷している。

また、惑星フェアリィの森には原始恐竜なる、多分、生物がいるようで、前作のⅠ章「妖精が舞う空」では当時のスーパーシルフ「雪風」のフライト・オフィサ、零の相棒、が食べられているらしい。

そんなこんなを考えあわせると、今回の深井中尉の生還率は余り高くない。

でもそこはSFだから…。

続編がもしあれば、ひょっとすると…。

別のレヴューにも書いたのですが、自分と神林長平作品との「最初の接触」が『戦闘妖精・雪風』旧版でした。

幸運な出逢いだったと思います。

これで神林長平作品に興味を持って、他の作品も探して読むようになりました。

それだけではあきたらず、SFマガジンやSFアドベンチャー、SFイズムにまで手を出すこともありました。

あわよくば、『雪風』の続編やそのヒントでも見つからないかなあ、と。

しかし、『雪風』の続編は発表されず、幾星霜…。

自分の中では、すっかり「深井零は戦死した」で落ち着いておりました。

ところが、ある日突然…。

『雪風』の続編が!!!

どうやって最初にそのことを知ったのか、最早覚えておりません。

多分、本屋さんでSFMの現物を見たのでしょう。

即買って帰宅して読みました。

これが最初の話の半分だけで、何とももどかしい。

しかも変な気分でもありました。

今更生きてると言われてもねえ。

例えるなら…。

実は、沖田艦長が生きていたとか、年上だったルパン三世がいつの間にか年下になっていたとか…ちょっと違うかな。

ま、何にせよ、最初にあった微妙な違和感は、しかし、次々作品が発表されるに従い、全く気にならなくなりました。

前作もそうでしたが、SFマガジンに飛び飛びに各エピソードが発表されるのですが、この第二部の後半は結構連続で毎号掲載されました。

当時まだ月刊だったSFマガジンを毎号楽しみにしていた覚えがあります。

第二部完結後、単行本が発売されるとすぐ買ってしまいました。

何というか、この第二部は前作と随分赴きが違います。

前作はハードボイルド、ハメットの方、みたいな文体といいましょうか。

対して今作は、確か文庫版の解説だったかにも書いてありましたが、膨大な量の会話からなっています。

前作では人間関係が希薄というか、ほとんど破綻していたというか、残った関係にすがりついていた深井零が、前作ラストの「雪風」の行動に勝手に傷ついて、しかし今作では周辺との関係を再構築していくという、いわば深井零のリハビリテーションの話といっていいのでしょうか。

前作も今作も、大状況としては、わりと絶望的な状況であることにに変わりはない、寧ろ酷くなっているかも、のですか、不思議と悲壮感がないのは深井零がリハビリテーションに成功しているからでしょうか。

思えば、前作ラストの「その後」が気になったのは、当時はそんなに深く考えてなかったのですが、深井零の当時の状況が不憫だとそれなりに感じたからでしょうか。

その辺については著者自身やアニメーション版の、確か今はもう鬼籍に入られたプロデューサーの方もどこかで発言されておられたような記憶があるのですが、さて…。

最後に、外れた自分の予想などを少し。

第二部の最初にヤガシラ小尉という例の「ジャム」側の人間型兵器が出てくるのですが、最初の話の前編だけ読んで、あ、今回は、人間に創られた機械兵器である「雪風」とこの「ジャム」に創られた人間型兵器のヤガシラくんとのバディ物になるんだ、等と無邪気に考えたのでした。

が、そんな、ある意味で能天気な、話が許容されるには、この雪風ワールドはシビア過ぎるようです。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.77
(5pt)

相変わらず,読み手を選ぶ

前巻を読み終えている人であれば問題は無いでしょうが。ただ,話はどんどんややこしくなっている印象です。
 まぁ,ある程度の期間続く話であれば,物語の中で世界が広がる,あるいは話の規模が大きくなるのは仕方ないといえばそうですが,付いていくのは大変です。
 個人差は当然あるのでしょうが。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.76
(5pt)

相変わらず,読み手を選ぶ

前巻を読み終えている人であれば問題は無いでしょうが。ただ,話はどんどんややこしくなっている印象です。
 まぁ,ある程度の期間続く話であれば,物語の中で世界が広がる,あるいは話の規模が大きくなるのは仕方ないといえばそうですが,付いていくのは大変です。
 個人差は当然あるのでしょうが。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.75
(5pt)

面白い

PanPanPan, code U uniform
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.74
(5pt)

面白い

PanPanPan, code U uniform
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.73
(5pt)

物語のキーポイント?

話が動き出している感じが凄くしました。
アンブロークンから続くこれはまさに承が詰め込まれた一冊ですね。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.72
(5pt)

物語のキーポイント?

話が動き出している感じが凄くしました。
アンブロークンから続くこれはまさに承が詰め込まれた一冊ですね。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.71
(5pt)

面白い

海外の友達に頼まれて購入しました。
友達曰く、揃えていた本が手に入って本当に良かったとのことです。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.70
(5pt)

面白い

海外の友達に頼まれて購入しました。
友達曰く、揃えていた本が手に入って本当に良かったとのことです。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.69
(5pt)

神林長平、遅まきながらファンになりました。

雪風シリーズ、面白い。
これほどの経年を感じさせない。
kinndle版が値段の高い。
電子書籍は中古品の使い回し(転売市場)は機能しないのかな?
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.68
(5pt)

神林長平、遅まきながらファンになりました。

雪風シリーズ、面白い。
これほどの経年を感じさせない。
kinndle版が値段の高い。
電子書籍は中古品の使い回し(転売市場)は機能しないのかな?
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.67
(5pt)

なかなか

なかなか興味深い手法で書かれていて面白い。アニメ版も観るとより理解出来るかも。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.66
(5pt)

なかなか

なかなか興味深い手法で書かれていて面白い。アニメ版も観るとより理解出来るかも。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.65
(5pt)

引き込まれる

雪風の進化、雫の変化に驚きです。
色んな人物の心理描写も引き込まれます。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.64
(5pt)

引き込まれる

雪風の進化、雫の変化に驚きです。
色んな人物の心理描写も引き込まれます。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.63
(4pt)

SF的思想を遺憾なく発揮した良作。ただし、文章がくどい。

未知の生命体<ジャム>との存在をとおして、人類、構成知性、ないしは自己と他者を画定を大きく考え直させる作品だ。
 侵略異星人物の戦闘機SF小説、と侮っていると不意打ちを食らうだろう。
 冒頭から「異星人が攻めてきても、それでも人類は一つになれなかった。地球人になりえなかった」といったくだりは、限りある土地の線引きに必死な人の矮小さをずばり指摘し、そのうえで「俺には関係ない」が口癖の他人に無関心な主人公の特異さを、すなわち作風をビシッと提示できてうまい。
 難点をいえば、文章がくどいこと。
 
 以下、本書の文書の癖をまねつつ感想を書こう、それがどれだけ真似られるかというと、しかし不安ではあったが、ただその雰囲気をなんとなく掴めるだろう、と私は楽観する。
 くどいと思うのは、まず接続詞の使い方が、センテンスのつなぎに多用しすぎている、ということだろう、と私は考えている。“しかし”、の使いどころが、句点のつなぎに使うのでなく、トピックセンテンス的に使うのでもなく、読点のつなぎにつかうから、文章が長くなる、と私は分析した。したがって、文章の切りが悪いのだ、と感じてならい。3ページに1回くらいは、しかしかならず登場する言い回しなので、読んでいて疲れてしまうのだ、と読後に私はふけってしまうのである。
 もちろん、それでも抜群におもしろい小説ではあるのだが、しかしそれだけに残念だ。
 星5つから、しかし一つ引いておこう。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.62
(4pt)

SF的思想を遺憾なく発揮した良作。ただし、文章がくどい。

未知の生命体<ジャム>との存在をとおして、人類、構成知性、ないしは自己と他者を画定を大きく考え直させる作品だ。
 侵略異星人物の戦闘機SF小説、と侮っていると不意打ちを食らうだろう。
 冒頭から「異星人が攻めてきても、それでも人類は一つになれなかった。地球人になりえなかった」といったくだりは、限りある土地の線引きに必死な人の矮小さをずばり指摘し、そのうえで「俺には関係ない」が口癖の他人に無関心な主人公の特異さを、すなわち作風をビシッと提示できてうまい。
 難点をいえば、文章がくどいこと。
 
 以下、本書の文書の癖をまねつつ感想を書こう、それがどれだけ真似られるかというと、しかし不安ではあったが、ただその雰囲気をなんとなく掴めるだろう、と私は楽観する。
 くどいと思うのは、まず接続詞の使い方が、センテンスのつなぎに多用しすぎている、ということだろう、と私は考えている。“しかし”、の使いどころが、句点のつなぎに使うのでなく、トピックセンテンス的に使うのでもなく、読点のつなぎにつかうから、文章が長くなる、と私は分析した。したがって、文章の切りが悪いのだ、と感じてならい。3ページに1回くらいは、しかしかならず登場する言い回しなので、読んでいて疲れてしまうのだ、と読後に私はふけってしまうのである。
 もちろん、それでも抜群におもしろい小説ではあるのだが、しかしそれだけに残念だ。
 星5つから、しかし一つ引いておこう。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232
No.61
(4pt)

SF的思想を遺憾なく発揮した良作。ただし、文章がくどい。

未知の生命体<ジャム>との存在をとおして、人類、構成知性、ないしは自己と他者を画定を大きく考え直させる作品だ。
 侵略異星人物の戦闘機SF小説、と侮っていると不意打ちを食らうだろう。
 冒頭から「異星人が攻めてきても、それでも人類は一つになれなかった。地球人になりえなかった」といったくだりは、限りある土地の線引きに必死な人の矮小さをずばり指摘し、そのうえで「俺には関係ない」が口癖の他人に無関心な主人公の特異さを、すなわち作風をビシッと提示できてうまい。
 難点をいえば、文章がくどいこと。
 
 以下、本書の文書の癖をまねつつ感想を書こう、それがどれだけ真似られるかというと、しかし不安ではあったが、ただその雰囲気をなんとなく掴めるだろう、と私は楽観する。
 くどいと思うのは、まず接続詞の使い方が、センテンスのつなぎに多用しすぎている、ということだろう、と私は考えている。“しかし”、の使いどころが、句点のつなぎに使うのでなく、トピックセンテンス的に使うのでもなく、読点のつなぎにつかうから、文章が長くなる、と私は分析した。したがって、文章の切りが悪いのだ、と感じてならい。3ページに1回くらいは、しかしかならず登場する言い回しなので、読んでいて疲れてしまうのだ、と読後に私はふけってしまうのである。
 もちろん、それでも抜群におもしろい小説ではあるのだが、しかしそれだけに残念だ。
 星5つから、しかし一つ引いておこう。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306834
No.60
(4pt)

雪風がしゃべる

なんて書くと誤解を生むけど、実際人語を操りだす。なんというか冒頭で一時的にあった、基本無言で零が代弁するスタイルがよかったけど、そういうのがめんどくさかったのか、新ツールを導入してしゃべらせ始めたらしい。ツール名が笑っちゃうけど。。。まあ、りんごが元気だった時代なわけだ。
内容は全体的に個人や、FAFコンピューターの意識の分析をやってるかんじ。哲学的という言い方をされるようだが、俺には普段の意味のない思考をやや有形にして書いてあるだけような印象もうけた。要するに意味がわからない。腹減った、なんで腹減ったんだろう、あ、あの女かわいいな的な思考が何で生まれたのか?みたいな。
証拠になにを語ってあったかほとんど覚えてない。とりあえず特殊戦の面々の”どうでもいい症候群”を扱いきれなくなってきたのだけは間違いない。んでもまあ、ジャムとコンタクトしたり、幽霊部隊が出てきたり、話自体はちゃんとできている。そのおかげで意味のわからない議論がそれなりに面白い内容になっているようだ。ただしそれほど融合率は高くない。なんつうか、難解なものがウケけるのは人間の自尊心に依存する(俺って頭いいんだぜという思考)らしいので、あんまりおもしろいよとオススメはできない。。。けど、それなりにちゃんと楽しんで読めるので、構成面も含めて4。
ブロークンアローは文庫待つかな?
ちなみにまた尻切れで終わります。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 Amazon書評・レビュー: グッドラック―戦闘妖精・雪風より
4152082232