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アジアン・カフェ事件簿1プーアール茶で謎解きを
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アジアン・カフェ事件簿1プーアール茶で謎解きをの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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シンガポールの文化背景や言葉や地理がわかってると楽しいです。逆に、わからないとちょっと難しいかも。むしろ、訳者の方はよく訳せたなと感心しました。 | ||||
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推理の面白さ以上にシンガポールの名物カフェ店主アンティ・リーの人としての魅力がたっぷりと味わえるコージー・ミステリー新シリーズの第一作です。私もそうでしたが今回の訳題を読んだ方が最初に思い浮かべたのはあの有名な某お茶のCMソングでしょうね。「ハトムギ、玄米、月見草、ドクダミ、はぶ茶、プーアール」というお馴染みの歌詞で、こうしてスッと出て来るというのは考えたら凄い事だよなと改めて感心しましたね。 観光地セントーサ島の浜辺で女性の死体が発見された事件を知った地元の名物カフェ店主アンティ・リーは俄然興味津々となりメイドのニーナの制止を振り切って情報集めに積極的に乗り出して行くのだった。 カバー・イラストのシルエットの左側の小太りな方が老婦人アンティ・リーで右側のほっそりとした方がメイドのニーナですね。本書のミステリーとしての魅力は、アンティ・リーの料理とはおそらく正反対の薄味で、何となく直感が閃いて知らぬ間に真相が降りて来た様な感じでしたが、でも振り返って読むと真犯人の心理の描写はさり気なく自然に書かれていて露ほども疑いを抱かせない著者のテクニックの部分だけは感心しましたね。まあ、まだ第一作ですので今後追々と調子が出て来るのを楽しみに待ちましょうね。それよりもやっぱり本書の一番の魅力はアンティ・リーの素晴らしい人間性に尽きるでしょうね。亡夫と先妻の息子マークの嫁セリーナを本人のいない所では常に「お馬鹿のセリーナ」と呼んでいるのが愉快で笑えますし、メイドのニーナに対する公平で親切な態度や、後半に出て来る現代の愛の形の問題に対する考え方にも肯ける部分があって、とにかく無条件に信頼できて人として深く尊敬できますよね。他のキャラの感想としては、お馬鹿のセリーナがどんなに意地悪をしても結局はアンティ・リーに敵わないのが痛快ですし、メイドのニーナとの主従というよりも友人に近い親密な関係性が心地良く、シンガポール警察のサリム上級巡査部長とラジャ長官も全然偉そうでなくアンティ・リーには一目置いている態度に好感が持てますよね。そしてアンティ・リーの料理はどれもみな美味しそうに書かれていて思わず食べてみたくなりますので、きっと本書を通じてシンガポールに興味を抱く人が増える効果が期待できるだろうなと思いますね。 | ||||
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