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誰のための綾織
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誰のための綾織の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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かつてひと騒動あり、回収・絶版となっている。 読んでみるとあまり面白いストーリーとも言えず、トリックが多用されているのはわかるが、読みずらく、興をそぐ感じであった。 そのうえこんなに高額になっているなら、超絶ミステリマニアだけが読んでおけばよいのであって、普通のマニアは読む必要はないだろう。 私が買ったのは、コンディション「可」3000円台のものだったと記憶している。 どうしても読みたいなら「可」で十分であり、価格は3000円台が限度であろう。 それ以上はお金の無駄である。 | ||||
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盗作疑惑で絶版になった本作ですが、プロットそのものの流用ではなくセリフなどの直接引用が原因のようです。リサーチ時の資料の管理方法に手違いがあったのでしょうか。現在プレミア価格でしか本書を購入できませんが、本書を絶版のまま埋もれさせるのは非常にもったいないです。三原先生側とうまく折り合いをつけてもう一度再販されることを期待します。 | ||||
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8人中4人が評価1を付けるためのアカウントとは凄まじい……。 氏も厄介なファン層を敵に回しましたね。 なんて言うと僕も怒られそうですが。 あくまでニュートラル(?)な立場から言わせてもらえば内容自体は問題なく楽しめました。 惹句や粗筋ほど陰惨なものでなく、実際には誘拐グループと女子高生のハートウォーミングなお話です。 ただ、堕天使拷問刑が大好きで他の飛鳥部作品に手を出した身としては、同じネタにまたやられました。 あー、くやしい。 | ||||
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盗作が一部あるということで現在廃刊の飛鳥部氏の長編ミステリーである。 作者と同じ名前の作家が登場し、劇中作が挟まれる入れ子形式の叙述トリック系の凝った設定の作品となっている。 いわゆる意外な犯人のパターンを追求した作品であり、最後の一行ですべてが判明する構成。 現在は廃刊となっているのが惜しまれる力作である。 | ||||
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この作品には、踏まえられている作品が4つある。 一つ目がアガサ・クリスティーの「アクロイド殺し」、これは、禁じ手の方法として。 二つ目は同じくアガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」、 孤島の舞台設定で繰り広げられる、罪の償いを強いられた殺人として。 三つ目は横溝正史「本陣殺人事件」、日本間の密室殺人として。 そして四つ目が、話題となった三原順「はみだしっ子」、主に主人公の心情として、である。 なぜか文脈横断のために四つ目だけが大きくとりあげられ話題となり、 上三つは全く気づかれずに無視され、挙句、絶版の憂き目を見た。 そして今、この作者は、出版界から葬り去られようとしている。 いうなれば、「読めない人」によって、「見える部分」だけがあげつらねられ、 不幸にも「罪」をかぶせられた作品である。 しかし稚拙ではあるにせよ、綿密に計画をねられ、整理され、 いくつかの作品を組み入れて作り上げられた作品であることは間違いない。 つまりあれは「作品技法」による「結果」の一つなのだ。 読者諸氏には今一度ネット上にあげられた考察を参考にして、作品を振り返っていだたきたい。 | ||||
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この本が、故三原順氏の名作「はみだしっ子」のエピソードや会話をまる写しして書かれたことは、すでに周知の事実である。 作者もついに認めるところとなり、この本はすでに絶版、店頭からは回収されている。 それでも、この本はこうしてこの世に存在し続けている。 古本として流通するものまでは、回収できないからである。 どんな形であれ、この本が流通し続ける限り、この本は「はみだしっ子」を冒涜し続ける気がする。 それが、ただひたすらに哀しくてならない。 作品を生み出す喜びや苦しみを知っていたはずの作者は、どうして他の作家が苦労の末に創り上げた果実を、汚れた手で簡単にもぎ取ることができたのか。憤りは今も治まっていない。 結局、この作者は自ら自分自身を葬り去ってしまった。 それもまた、虚しく哀しいことだと思わざるを得ない。 | ||||
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ヘンシュウガァトォテモジョウズゥデェスネッ! | ||||
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新しい試みの推理小説かと思えば、女学生が書いた形で書き込みをわざとうやむやにしたという展開。掟破りと言うより、反則負けです。創作上のリアリティというのは、作家が作り上げた世界に読者を引き込むから生まれるのであって、作品上で起こったことを「コレが起こったことなのだから仕方ないんです」ではただの押しつけに過ぎない。文中のプロットの多くは、どこかで聞いたような理屈問答だし、オリジナリティが感じられません。おそらくそれすらも「中身は女学生が書いた文章を更にぶつ切りにした物だから仕方ない」とでも言いたげな仕上げ。作品としての丁寧さに欠けます。 | ||||
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三原順作品の、出来の悪い焼き直しでしかない。 「作品」になって無いので、評価は実際には無印。 あとがきより 「記念すべき第十長編」「地道に努力を重ねて、第十作出版の願いが叶った」。 この作家にとって、他人の作品からプロットやフレーズをかっぱらう事は「地道に努力」する事なのか。記念すべき作品が盗作という事が恥では無いのか。 「興味本位で比較してみたが、案外違っていた」という人もいるようだが、驚いた。本当に『はみだしっ子』と比較したなら判るはず。一部の熱狂的な読者には失礼だが、盲目的にならずに見極めなさい、と言いたい。 その文体、盗品ですよ。 その台詞、パチモンですよ。 その登場人物、借り物ですよ。 「オマージュ」でも「インスパイア」でも無いですよ、これは純粋な「パクリ」です。「盗作」です。 盗品だろうと酔えれば良いとでも言うのだろうか。 他人の褌で相撲を取るんじゃない。魯鈍者。 | ||||
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三原順氏の『はみだしっ子』の登場人物の台詞(受け答えまで含む)とエピソードを、 本書の登場人物のものとして使用していることから、これは完全に盗作と言えます。 カスタマーさんは「興味本位で比較してみたが、案外違っていた」と書いていますが、 本当に比較したのであれば、そっくりなことが分かるはずです。 少し注目していただけに、この作家の本はもう二度と読みたくないです。 | ||||
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題名と表紙に惹かれ読んでみて、怒りを感じました。 登場人物の科白や、挿入されているいくつかのエピソードに、です。 三原順さんの著作から、一部(言葉遣いとか)変えているだけで、 ほとんど同じものがあったのです。 それも、本文中に何箇所も。 最初は、偶然だろうかと思いながら読んでいましたが、3度4度…と 記憶にある三原先生の作品とほぼ同一のものが出てくるので、 これは偶然ではないと確信し、同時に怒りがわいたのです。 もしかしたら、あとがきでなにか触れているかと思いましたが、 それもなし。 これはもうオマージュだと言ったとしても通用するようなレベルでは ないと思います。 著者は、恥ずべきです。 | ||||
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どこかねじれたような文章、箍が外れたような登場人物、不自然な会話、などがたまらなく魅力的な作家です。 幻想味も強いのですが、しっかりミステリ。 少女が出てきて、作者自身の描いた絵がついている作品が、個人的には好きです。 〈後記〉 好きな作家なのでこの問題は残念でなりません。 誠意のある対応をして、復活されることを願っています。 | ||||
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