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弁護人



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【この小説が収録されている参考書籍】
弁護人〈上〉 (講談社文庫)
弁護人〈下〉 (講談社文庫)

弁護人の評価: 3.40/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

絶対絶命のピンチ、弁護士<ポール・マドリアニ>シリーズ第5弾

アメリカの中堅人気作家スティーヴ・マルティニによる、弁護士<ポール・マドリアニ>シリーズの’99年発表の第5弾である。
先日、邦訳されたばかりの第8弾にあたる『策謀の法廷』(’05年)を読んで、その読み応えに感銘を受けて既刊の作品を探して読むことにした5冊目である。

愛娘セーラの11才という年齢と、妻ニッキーが他界した年から類推して、前作『裁かれる判事』事件解決からおよそ3年後。‘わたし’ことマドリアニは、活動の拠点をカリフォルニア州の州都サクラメントから州南部・メキシコとの国境に近いサンディエゴに移した。本書で重要な役割を果たす新しい恋人でサンディエゴ児童保護局長スーザンの存在も大きかった。

そんな‘わたし’のもとに10年以上前、新人弁護士時代の古い知り合いヨナが訪れる。ヨナは元工場労働者で今は高額な宝くじ当選長者だ。彼は麻薬常習者の娘に連れ去られた孫娘アマンダを取り返して欲しいと言う。この“誘拐”には過激な女性擁護組織がからんでいた。組織に対する怒りに燃えるヨナだったが、その組織の女性代表が射殺死体で発見されるに及んで、第一級謀殺の容疑で逮捕・起訴されてしまう。

アリバイもなく、明らかな物的証拠から、シリーズを通してみても圧倒的に不利な裁判にのぞむ‘わたし’だったが、メキシコの麻薬密売組織がからんで、重要な証人となるべき者が消され、‘わたし’にも魔の手が伸びる・・・。

本書は、法廷での攻防はもちろん、シリーズ第2作『重要証人』以降で見られる、ラストの法廷外の体を張ったアクションでの解決に読み応えがあるが、さらにその先に“どんでん返し”も用意されていた。まさに“謎解き派”リーガル・サスペンスと呼ぶにふさわしい作品である。

弁護人〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護人〈上〉 (講談社文庫)より
4062736039
No.4:
(3pt)

アクションあり法廷シーンあり、映画向けのリーガルサスペンス

 「薬物依存の娘にさらわれた孫娘を捜し出して欲しい」。
弁護士のPaulに、かつての依頼人Jonahが頼みにきた。
誘拐の背後にいるのは、女性の権利を主張する過激運動家Suadeらしい。
彼女は関与を認めず、逆に虐待で訴えると脅してきたが、直後に殺されてしまう。
現場にはJonah の葉巻と、その日につり上げた魚の鱗が残されていた…。
 今回のPaulの恋人は、児童福祉局につとめるSusanです。
 彼女の住む海辺の町に引っ越したPaulは、早速事件に巻き込まれます。
 例によって、スリリングな法廷シーンの他に、ハートウォーミングなシングルファーザーぶり、
 派手な追跡劇や銃撃戦、意表をつく真相と、サービス満点のエンタメ作品です。
 Paul Madrianiシリーズ5作目ですが、舞台も人間関係も一新しているので、
本作から読んでも問題なく楽しめます。
弁護人〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護人〈上〉 (講談社文庫)より
4062736039
No.3:
(3pt)

シリーズ物は最初から

おそらく新聞の書評に取り上げられて,評判がよかったから読むことにしたと思います。かなり最初の段階で,「もしこの人が犯人だったら興ざめだな」と感じましたが,ほぼその通りで,大変残念!シリーズ物はやはり最初から読んで,主人公と同じ履歴を持たないと十分に物語を楽しめないと思います。ちなみに,私はこれがマドリアニシリーズで最初に読んだものでした。インターネット時代,サンディエゴやメキシコの町(サンルカス?)を検索しながら,少し観光気分にしたりました。
弁護人〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護人〈上〉 (講談社文庫)より
4062736039
No.2:
(4pt)

手に汗握る法廷闘争

南カリフォルニアの弁護士ポール・マドリアーニは旧知の友人ジョナ・ヘイルから孫娘の捜索と保護の依頼を受ける。孫娘の母親、つまりヘイルの娘が孫娘を連れて失踪したのだ。この失踪は女性活動家ゾランダ・スエイドによって仕組まれたものだった。そのスエイドが何者かに殺され、ヘイルは殺人の疑いで逮捕される。マドリアーニはヘイルの無実を証明するため辣腕検事リューベン・ライアンと法廷で死闘を繰り広げる。ライアンの執拗な証拠・証人調べでマドリアーニは絶体絶命のピンチに...法廷での緊迫したやりとりもさることながら、ギャングとのアクション・シーンもあってぐいぐい読ませる。ライアン検事のしつこい証人調べには読んでいるこっちもうんざりしたが、最後は二重の大ドンデン返しで一気に読んでしまった。日本でも同じだと思うが法廷では発言の一字一句が問題視され、油断していると相手方に揚げ足をとられてしまう。けっこう勉強になりました、役立てたいとは思わないけど。
弁護人〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護人〈上〉 (講談社文庫)より
4062736039
No.1:
(4pt)

マドリアニ弁護士久しぶり登場

80数億円当たり、孫娘と住む老人。麻薬で刑務所送りを繰り返すその娘。前夫への恨みから男への復讐に手段を選ばない女活動家。娘と活動家がつるんで、孫娘を誘拐した事から老人の悪夢のような日々が始まる。 舞台はワシントンからサンデイエゴに移り、いつものように女友達との絡みや娘との問題もあり。
弁護人〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:弁護人〈上〉 (講談社文庫)より
4062736039

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