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(短編集)

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』 記憶の形成は作為



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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』 記憶の形成は作為の評価: 4.78/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.78pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(4pt)

本編を読む上で必要ではないが

みーまーシリーズを読んでる方なら読んでも損はないと思います。
短編5編構成で、4つは小学校時代の話、1つは「もしも」の話です。
季節になぞらえて4つお話があるんですが、春と夏と冬が好きですね。(ほとんどじゃねーかw)
まぁ、それなりに楽しいです。
あ、まーちゃんはさほど登場しません。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)より
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No.8:
(5pt)

「正常な状態」って何だろ……

今回は、過去話が4つ+特別編1つの短編集です。そのどれもが女絡みのお話でしかももれなくみーくんへの好意付き、主人公補正もいい加減にしとけとか読みながら思ったりもしたりして。でも、羨ましいのかと問われるとそう素直に首肯出来るものでもなく。何しろどれもが、そこに「あい(i)」を感じるにはかなりの苦労と精神的暴力、そして何より身体的痛みを要するものなので……。
 剥き出しの悪意、狂気、好意――そして「あい(i)」。みーくんの過去話が中心なので自然「嘘だけど」の防壁が低くなり、よってそれら今ならば一見見え難いものが割とストレートに露わとなる、と。これが意外とキツイ、恋日先生の存在が一応緩衝材にはなっていますが。というか、今巻のヒロインは完全に恋日先生ですよね――そりゃみーくんもあれだけ捻くれていても、困った時に自然頼る相手になる筈です。ここまで子供時代に、そのいい面を見せられていれば。
 巻末の話はあらゆる意味で必見、「この作品における正常の状態」とは如何なるものかを嫌というほど実感させられます。そして、「嘘だけど」のその起源やタイトルに入っている「i」の意味といった、「?」的なものについてもきっと読後には得心が行っていることでしょう。「みーくんの存在している世界」、それは決して間違ってなどいない――そう確信出来る物語、分厚くとも読む価値は確かにありです!
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)より
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No.7:
(5pt)

最後の1行にこめられた意味は…

全編通してとても素晴らしい短編集だと思います。シリーズのファンの方なら買って損はないかと〜

「もし誰も狂ってなかったら?」というIFストーリー…最後の1行をみた時、とても胸が苦しくなりました。いつ読み返しても見る度に切なくて、泣きそうになります…
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)より
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No.6:
(5pt)

ニー日先生が素敵

みーまーの短編集です。
それぞれの季節に××が出会った人たちとの心暖まらないお話が四つ、
「もしも誰も狂ってなかったら」のIF世界を描いた書下ろしが一つ。

特に印象に残っているのがIFの話。
いきなり冒頭で医者でみーくんの支えになっている坂下恋日先生と思しき人物が
……(ネタバレなので自重)
まだみーくんが子供の頃の話にも恋日先生は出てきますが、とても芯の強い女性
という印象があります。
ですが、まともな世界=みーくんが恋日先生の助けを必要としない世界では、
どうしようもないくらいに自分の中にストレスを溜め込んでしまい……(自重)
支えられているようで、実はお互いに凄く依存しているんだなーというのが
読んだ感想でした。

「みーまー」シリーズの中で「周りから見てどんなに不幸でも、本人が幸せと
感じているなら、それは幸せだ」という風な一文がありましたが、今回の
書下ろしがまさにそれかな、と。
みーくんとまーちゃんのハートフル(ボッコ)ラブコメをずーっと読んできた
感想では、今回のIFの世界は確かに客観的に見れば幸せなんだろうけど、
どこか物悲しさを誘う作品でした。
悲しいけど、とても面白い。
……嘘だけど。

で締めたいなぁ、作品的に。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)より
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No.5:
(5pt)

どこまでも、うそであるように。

入間人間先生の「みーくんまーちゃん」シリーズが出ていると中身をパラパラと確認しなくてもレジへ持って行くようになりました。もうすっかりファンです。
今回のお話もとても良かったです。この「i」を読んで前よりもっと恋日先生が好きになりました!
幼い頃の「うそだけど」を変換して「嘘だけど(漢字)」になっている所も成長を表していてよかったです。幼い頃の「ぼく」は、恋日先生に対して“ぼくなんかに時間を割いて”とか“かみさまはいないほうが納得できるから”と思っています。「ぼくなんかに」と自分を卑下する考えや「かみさまは助けてくれない」と思うだけの悲惨な過去が感じられます。
「ぼく」と、恋日先生のマフラーの話が好きです。にもうとの話では、戦う(?)描写はアレとしても、最後の方のにもうととの会話は良かったです。可愛いと思います。この兄妹そんなに仲悪くないんじゃないかな…?
まーちゃんやトーエも良かったです☆「ぼく」が「(人間としての)免許をなくしても人間は止められないわけだ」と言っていて、その言葉が胸に残りました。人間を「止められない」。中身(心)が壊れていても、見た目は人間だから。

「昔に一番こだわっているのは」ぼくだよ「マユちゃんなんだ」と言う書き方や、セリフの「間」も好きです。挿し絵もとても可愛いです!左先生のイラスト素敵です…!最後に収録されている「壊れていない正しさの〜」もなんだか切ないです…。視点を変えて「あったかもしれない世界」を思うと、胸が押し潰されそう。ぼくの世界が壊されませんように」生きる限り誰かを絶対に傷つけない生き方なんて出来ないけど、誰かの世界を壊してはいけないんだと、みーくんから感じました。優しい心を持とう。全てはそこから。
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No.4:
(4pt)

監禁事件直後、小学生時代のi君のお話。書き下ろしが蛇足。

雑誌に連載されていた短編集だそうですが、そのまま、みーまーの過去編として読むことができます。ただ、最後の「もし、あの事件がなかったら」編は、あたりまえですが、普通の人生だし、あい君も嘘つきじゃないし、みーまーでなく、あいゆゆだし、まったく蛇足ですね。7巻がひどかったので、8巻での復活を希望します。
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No.3:
(5pt)

とても優秀な短編集でした

本編中でいろいろと匂わせていた過去の出来事が描かれる短編集です。

 女医(!)の恋日先生と患者たちの精神病院、もどってきた小学校とクラスメイト、にもうととのピクニック、まーちゃんによる再びの監禁事件。まだ嘘をつくことに慣れていないちいさな××、i くんが出会っていく人々との魅力がたっぷりです。

 最後の書き下ろしは、「もしも」なお話。伏見ゆーたんが“あい”のお嫁さんとかそういうかんじ。だいたい。
 
 本編に劣らぬ切なさとやるせなさ、本編以上のモテモテみーくん。そしてなにより、最後の一行の破壊力。とても満足な内容の短編ばかりでした。
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No.2:
(5pt)

ぼくの世界が、壊されませんように。

本書は電撃文庫MAGAZINEに掲載された短編4編に書き下ろしを加えた、みーまー初の短編集です。

内容はまだぼくが僕になる前のお話。誘拐事件後の日々の中での出会いが語られます。
では以下、短編ごとに簡単なあらすじもどきと感想をつらつらと。
ちなみに雑誌掲載時とタイトルが変更されていますので、()内に追記しておきます。

春『う そが階段を上るとき』(う そつきみーくんと優しい恋日先生)

入院生活。ヤマナさんとおしゃべりしたり、恋日先生に治療して頂いたり。

先生大好きなぼく&ぼく大好きな先生に和みます。
恋日先生の苦悩、ヤマナさんの生きる意味、とかなり重たい話でした。
この話を読んでから1巻を読み返すと先生の心中察するに余りあります。

夏『ともだち計画』(う そつきみーくんと無邪気な浜名さん)

学校復帰。いじめっ子トーエ登場。二人で遊ぶ夏休みの始まり始まり。

トーエは自分的に容姿、性格共にどストライクのキャラです。
そういうわけで、是非とも再登場して欲しかったんですけど……
何気に好きなのが叔母さんとのやり取り。
あと、やっぱりこの時から金子は良い奴ですね。

秋『蟻と妹の自転車籠』(う そつきみーくんと勝手な妹)

秋の遠足。みんなとはぐれたぼくはお弁当を広げながら、妹との過ぎ去りし思い出を回想したり。

にもうとの可愛さが尋常じゃありません。もう破壊的な可愛さです。
素直になれず顔真っ赤にしてるとこなんてもう悶死するところでした。
ぼくもちゃんとお兄ちゃんで、そこには確かに兄妹の絆が感じられました。

冬『Happy Child』(う そつきみーくんと壊れたまーちゃん(仮))

監禁再び。今回の犯 人はまーちゃんでちゅどーんなお話。

ぼくのマユに対する想いが嘘でコーティングされずに語られるところは必読です。
そして、とにかく恋日先生が恰好良過ぎです。惚れます。
極めつけは、最後の喜びっぷり。可愛過ぎです。

とってももしもにもしかして『壊れていない正しさのある世界なら』

もしも誘拐事件が起きなかったら、というパラレルワールド的な夢の書き下ろし作品。
天野あいが送る平凡で退屈で幸福な日常が綴られます。

はっちゃけるにもほどがあるシュリンプ香奈恵、相変わらずの毒舌天使枇杷島、この世界では一番変な人になっちゃってる癒し系柚々、ポジションにぶれがない金子、宋田&一宮、菅原&まーちゃんのダブルバカップル、地味っこ透、と超絶豪華なメンバーが集う高校が舞台です。
読んでる間はすごく面白くて笑えたんですが、読了後、やるせなさというか切なさに襲われました。

総合的な感想はもう大っっっっっっっっ満足の一言です。
短編は既読でしたが、改めて文庫で読むとまた違った読み方が出来たりしましたし、何より短編が豪華過ぎます。
既刊で名前だけ出てきたキャラもいるので、?だった方もこれで理解出来るかと。
ナンバリングの『i』も秀逸なチョイスだと思います。
ごちゃごちゃと御託を並べましたが、何をどう考えても買いの一冊です。嘘なんかじゃありませんよ。

9月に8巻の発売も決まってテンション上がりまくりな今日この頃ですが、
なんとイメージアルバムなるものの発売も決定したそうです。
期待は膨らむばかりで発売前に破裂する勢いです。
そしてそして、『週刊入間』が発行される日もそう遠くはないと信じております、夢だけど。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)より
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No.1:
(5pt)

嘘つき「××ちゃん」の一年+α

誘拐事件よりは後で みーくんになるよりは前の 嘘つき少年「××ちゃん」の物騙りが春夏秋冬四編 平々凡々な高校生「あいちゃん」のもしかしたら有り得たかもしれない普通で幸せな日常が一編 みーくんになって得たモノと みーくんになって失ったモノと 優劣をつける事は出来ないけど 最後の一行に切なくなった
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