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絶対城先輩の妖怪学講座 六
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絶対城先輩の妖怪学講座 六の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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この作品のシリーズは、全巻持っています。絶対城阿頼耶先輩がすこしやさしくなっている気がします。 | ||||
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妖怪の正体はワンパターンになりかかっていたので、ここらでひとくぎりだと思っていたら、小説として実に上手に締めくくっていて、著者の腕を感じた。 | ||||
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あとがきで、作家様ご自身が「第一シーズン完」と書かれている通り、上手くまとまってると思います。 6巻は、章のタイトルが「鬼」仕様となっており、1冊全てひとつの話です。 今までも妖怪の正体が、実は○○だったという展開はありましたが、 今回もそういう感じですが、「おおー、それ使いますかー」と面白かったです。 最終章は第二シーズンに向けてなのか、そうでないのか分かりませんが、「そー来たか」というオチ。 良いシリーズでした。 次回作というか、第二シーズンも期待です。 | ||||
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黒羽織を纏った傲岸不遜な妖怪学の徒・絶対城先輩に「覚」の能力を持ち合気道も 達人レベルだけど女子力がちょっと足りない「ユーレイ」こと湯ノ山礼音が毎度の如く ヒドい目に遭わされる人気シリーズ・第六弾、ファーストシリーズ完結編! 物語は絶対城先輩、礼音、杵松のいつものメンバーにクラウス教授を加えた四人が 四十四番資料室で鍋を突きながら「鬼とは何か?」と話している場面から始まる 暴行も辞さない連中の存在故に鬼の研究から手を引く様に警告するクラウス教授だったが 絶対城が諦める筈もなく、「鬼の事をよく知っている連中を引きずり出す」と宣言 着飾らせた礼音を連れて政財界の有力者が集うパーティーに乗り込む事に。とある 夫人のネックレス盗難騒ぎに巻き込まれた礼音を助けるべく「鬼」についての講釈を 垂れる絶対城だったが、会場で挨拶をしていた若手政治家とその配下の黒幕によって 会場外につまみ出される羽目に。腹違いの兄である若手政治家を前に櫻城晃の死と その背後に見え隠れする「鬼」の正体について詰問する絶対城。だが、兄は何も知らず ただ「鬼についてはタブーであり何も触れるな」と繰り返すばかりで… 毎回章題に妖怪の名を冠した本シリーズだけど、今回は「方相氏」、「清姫」、「牛鬼」、 「鬼」、「酒'童子」と全章が見事なまでに「鬼」絡み。クラウス教授を脅し、秘密に 迫った事で、絶対城先輩の妖怪学の仲間であった櫻城晃を亡き物にした連中との 暗闘と、その結末までが描かれている 今回のテーマとなっている「鬼とは何か?」という疑問を解き明かしていくのが 基本的な話の流れなのだけど、今回もビックリ生物学は健在。「牛鬼」の正体については 小生の地元である待兼山(阪大キャンパスのある土地としても有名ですね?)から、まさか 「あんな物」が出てきたとは驚き。ていうか日本にあの生き物が生息していたのか… 中国では明代まで生息して人間と戦っていたと言うのも驚きと言う他ない。この シリーズは読んでいるとオカルト以上に生物学に詳しくなるなあw ただし、この毎回最後の最後で明かされた生物学的な要素は今回に限っては中盤で 明かされ、最終的に明かされるのは「日本の裏の歴史」という事になる。酒'童子に まつわる平安時代末期の貴族と武士階級の関係の変化や、朝廷によって滅ぼされた 「土蜘蛛」の様な氏族や「サンカ」と思しき山中の民が絡んだ秘密を巡って絶対城先輩と 礼音が絶体絶命に…ならないんだな、これが 「のっぺらぼう」糸倉が絡んできたり、礼音の秘密である「覚」の血筋が一般学生に バレて大ピンチになった時は「おお、これはどうなるのかな?」と思ったのだけど、 日本史の秘密を守ってきたと僭称する連中が意外なほどにあっさりやられちゃうので 話の展開としては肩透かしも良い所。緊張感から言えば二巻の海竜の里の方が大ピンチ という感じは強かったかな?冒頭の政財界の有力者が集うパーティーで起きた盗難事件の 真相と絡めて「秘密」という物の性質を絡めた辺りは上手いと感じたけれど その一方で絶対城先輩と礼音の関係は「覚」の能力が友人たちバレて「自分はやっぱり 化物なんだ」と消沈する礼音に絶対城先輩がまさかの行動…いやはやニヤニヤさせられるw 礼音が「子猫ちゃん」化するとは! 事の顛末の意外なあっけなさで「ファーストシーズン終了にしては意外としょぼいな」と 思っていたら最後の最後、エピローグで全てを持って行かれた。超意外な人物が登場! 絶対城先輩の過去に関してはまだまだ伏せられている部分が大きいし、礼音との関係が どう発展するかも見てみたい。何より最後の最後に現れた人物が今後どう関わってくるのか… セカンドシーズンの早期刊行が待たれる。というか早く出してくれ、頼むから。このまま では蛇の生殺しに近いぞ。こんな楽しいシリーズをこんなに早く終わらせてはいけない | ||||
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