(短編集)

人魚ノ肉

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評判

人魚ノ肉の評価:

3.95/5点 レビュー 20件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.95pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21〜32 2/2ページ
No.12
(4pt)

幕末ジャパニーズゴシックホラー

前作の「宇喜多の鬼嫁」が好きなので、こちらも読みました。引きこまれました。かなり血生臭いです。もし映像化したら、B級ホラー映画になってしまうかもしれませんが、観てみたいです。現在の京都の賑わいを見て、人魚の血のおかげだと妄想せずにはいられません。
人魚ノ肉 Amazon書評・レビュー: 人魚ノ肉より
4163902856
No.11
(4pt)

こんな隊士も有りか!

大好きな新撰組の隊士は昔から此の方の勝手なイメージどうりでしたが、史実に基づくかどうかは別にして、隊士が妖に化けるって発想が面白いとしか言いようがありません。歴史ファンも楽しめますよ(笑)
人魚ノ肉 Amazon書評・レビュー: 人魚ノ肉より
4163902856
No.10
(3pt)

歴史モノが好きな方にはオススメ

人魚の肉と血に関わる歴史上の人物の短編集。短編集なのでいろいろなお話しが出てきますが、個人的には最初の話が人魚との関わりが多く、誰でも知っている坂本竜馬などが出てきて一番面白かったです。
でも後にいくにつれて、新撰組のマニアックな人が出てきたり(少なくとも日本史では学ばないと思う)、あまり人魚とは関連ないような話などもあったりで、まるで歴史モノを呼んでいる気分になって、どんどん読むのが辛くなっていきました。自分的には「人魚」の話を読みたかったので、最初の話を膨らませた長編なら☆5つだと思います。
人魚ノ肉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 人魚ノ肉 (文春文庫)より
4167910829
No.9
(3pt)

歴史モノが好きな方にはオススメ

人魚の肉と血に関わる歴史上の人物の短編集。短編集なのでいろいろなお話しが出てきますが、個人的には最初の話が人魚との関わりが多く、誰でも知っている坂本竜馬などが出てきて一番面白かったです。
でも後にいくにつれて、新撰組のマニアックな人が出てきたり(少なくとも日本史では学ばないと思う)、あまり人魚とは関連ないような話などもあったりで、まるで歴史モノを呼んでいる気分になって、どんどん読むのが辛くなっていきました。自分的には「人魚」の話を読みたかったので、最初の話を膨らませた長編なら☆5つだと思います。
人魚ノ肉 Amazon書評・レビュー: 人魚ノ肉より
4163902856
No.8
(2pt)

土佐弁が母語である方からの反論をお待ちします

著者の勉強不足を叱らせていただきたいので★を二つにしてみました。
冒頭の章「竜馬の夢」は坂本竜馬と中岡慎太郎の会話でストーリーが進んでゆくのですが、これが痛い!「《ゆう》と《ちゅう》』の使い方、使い分け方」「《がか?》の使いすぎ?」「東京弁の混入」など、気になるというか意味不詳というべきか、外国語からの直訳調翻訳本でもあるまいし、読者がいちいちセリフの意図を解読しながら読み進めなくてはならない小説なんて、そう多くはないと思います。
具体例をいくつか挙げておき、土佐弁母語話者の方からの反論をお待ちします。

「それにしても慎太郎、腹へりゆうがやないか。これじゃあええ案なんか思い浮かばんろ」(9頁)
「のう以蔵、浜はまだかね」「ああ、あの丘を越えたら見えてきゆう。それにしても喉が渇きゆうね」(11頁)
「お遍路さんや」「見りゃあ、わかりゆう」(12頁)
「おい、死んじゅうがか、それとも生きちゅうがか」「だから、それを今確かめゆうがぁ」五本の指が胸へと移動する。「うごいちゅうがやないがか、胸がうごいちゅうろ」人魚の胸や腹が緩やかに隆起と沈下を繰り返しているように見えた。(17頁)
「せっかく男を捨てゆうええ機会やと思ったのに」(20頁)

若い頃に6年間高知市に住んでいただけなので僕の母語は土佐弁ではありませんから、そう断言的には言えないのですが、それにしても「この土佐弁は無いろう」という印象が強すぎます。奥付を見ると著者は奈良県出身のようです。それなら東京弁の混入はもう少しチェックできなかったのかなぁとも思います。作中の京都弁などは大丈夫なのでしょうか?ちょっと心配になります。方言として近いからこそうまく書き分けられないなんてこともあるかもしれませんよね。
人魚ノ肉 Amazon書評・レビュー: 人魚ノ肉より
4163902856
No.7
(3pt)

歴史モノが好きな方にはオススメ

人魚の肉と血に関わる歴史上の人物の短編集。 短編集なのでいろいろなお話しが出てきますが、個人的には最初の話が人魚との関わりが多く、誰でも知っている坂本竜馬などが出てきて一番面白かったです。 でも後にいくにつれて、新撰組のマニアックな人が出てきたり(少なくとも日本史では学ばないと思う)、あまり人魚とは関連ないような話などもあったりで、まるで歴史モノを呼んでいる気分になって、どんどん読むのが辛くなっていきました。 自分的には「人魚」の話を読みたかったので、最初の話を膨らませた長編なら☆5つだと思います。
人魚ノ肉 Amazon書評・レビュー: 人魚ノ肉より
4163902856
No.6
(5pt)

京都の妖しい路地を彷徨う

妖しい世界を堪能した。 「新選組の面々が妖怪になるハナシ」みたいなレビューを読んでしまったので何ソレ大丈夫?面白いの?と興味半分で手に取りつつも、『宇喜多の捨て嫁』で評判を得ている作者なのでハズレはしないだろうと購入。 当たりでした。 京都の、少し妖しい闇の中を彷徨った気分。 のめり込んで読んだ。 明るい日中ではなく、夕方から夜にかけての読書をオススメ。 齋藤一が主人公の話もあって満足。
人魚ノ肉 Amazon書評・レビュー: 人魚ノ肉より
4163902856
No.5
(5pt)

そう来ましたか!

いい意味で予想を裏切られました。 直木賞狙いで手堅く来るだろうと思っていましたが、蓋を開けてみればなかなかの勝負手。 とは言いつつも竜馬に始まり以蔵で締めるあたりは堅実。 バランス良く仕上がっているなという印象です。 噛めば噛むほど味が出そうな名作。 早く次回作も読みたいですね。
人魚ノ肉 Amazon書評・レビュー: 人魚ノ肉より
4163902856
No.4
(4pt)

決して荒唐無稽なだけではない怪奇譚

幕末を舞台に、沖田総司、坂本龍馬などが「人魚の肉」というおどろおどろしいもので つながっていく中編集。 人魚の肉を食べて人が変わるエピソードが、 史実を踏まえながら、そこに創造力を膨らませて展開する。 私はあまりホラーものを読まないのだが、 幕末という場面設定もあってか、 比較的スムーズに読めた。 荒唐無稽なストーリーではあるのだが、 そう思わせないワザのようなものがある。 作者はまだ新人の部類に入ると思うのだが、 先が楽しみな作家である。
人魚ノ肉 Amazon書評・レビュー: 人魚ノ肉より
4163902856
No.3
(5pt)

史実の妖しさと創作の怪しさ

人魚の肉を食べてしまい、新撰組の隊士が妖に化ける怪異譚。似たような先行作品はあるので、期待していなかったが発想がすごい。史実や言い伝えをしっかりと人魚の肉というフィクションにつなげている。

左目が潰れているが、なぜか死角の左から攻められると強い平山五郎。
池田屋事件で結核のため、喀血したと言われる沖田総司。
大晦日に介錯で汚れた手を洗いもせずに餅つきの返し手をした安藤早太郎。
切腹したにもかかわらず、数度蘇生し新撰組隊士に斬りかかった佐野七五三之助。
介錯の失敗が原因で首が横を向いたまま戻らなくなった横向き小文吾こと、沼尻小文吾。
山口次郎、斎藤四郎、藤田五郎など変名の数々を持つ斎藤一。

これらの実際にあった史実伝承を、百眼鬼、吸血鬼、ゾンビ、首なし幽霊、ドッペルゲンガーなどの怪異と絡めている。Wikiなどで各隊士の逸話を確認すれば、荒唐無稽な作り話を無理矢理怪異にしたのではないことがわかる。
特に感心したのは、いつも穴の開いた袷の服を着てそこから指を出して考えごとをしていたと言われる山南敬介だ。彼が怪異になるわけではないが、着物に開いた穴という伝承から、沖田総司とのドラマに重要なオチをつけている。見事。

ビックリしたのは、京都の女陰陽師が隠れ切支丹で血の儀式をしていたが、大塩平八郎に摘発され磔にされたというエピソード。さすがにこれは創作かと思っていたが、新聞の書評によると実際にあった史実らしい。これを幕末の新撰組に繋げるのは、やや乱暴だが豪腕には違いない。

個人的にニヤリとしたのは京都の北山に、口寄せの巫女がいるというエピソード。実はこれも史実で、今でも祇園などの花街では接吻のことを「北山(口同士を寄せる)」という隠語で言う。知ってる知ってると思わず膝を叩いてしまった。

史実の妖しさと創作の怪しさが絡み合う好編だ。どこまでが本当に史実か、を調べるのもまた楽しかった。
人魚ノ肉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 人魚ノ肉 (文春文庫)より
4167910829
No.2
(5pt)

史実の妖しさと創作の怪しさ

人魚の肉を食べてしまい、新撰組の隊士が妖に化ける怪異譚。似たような先行作品はあるので、期待していなかったが発想がすごい。史実や言い伝えをしっかりと人魚の肉というフィクションにつなげている。

左目が潰れているが、なぜか死角の左から攻められると強い平山五郎。
池田屋事件で結核のため、喀血したと言われる沖田総司。
大晦日に介錯で汚れた手を洗いもせずに餅つきの返し手をした安藤早太郎。
切腹したにもかかわらず、数度蘇生し新撰組隊士に斬りかかった佐野七五三之助。
介錯の失敗が原因で首が横を向いたまま戻らなくなった横向き小文吾こと、沼尻小文吾。
山口次郎、斎藤四郎、藤田五郎など変名の数々を持つ斎藤一。

これらの実際にあった史実伝承を、百眼鬼、吸血鬼、ゾンビ、首なし幽霊、ドッペルゲンガーなどの怪異と絡めている。Wikiなどで各隊士の逸話を確認すれば、荒唐無稽な作り話を無理矢理怪異にしたのではないことがわかる。
特に感心したのは、いつも穴の開いた袷の服を着てそこから指を出して考えごとをしていたと言われる山南敬介だ。彼が怪異になるわけではないが、着物に開いた穴という伝承から、沖田総司とのドラマに重要なオチをつけている。見事。

ビックリしたのは、京都の女陰陽師が隠れ切支丹で血の儀式をしていたが、大塩平八郎に摘発され磔にされたというエピソード。さすがにこれは創作かと思っていたが、新聞の書評によると実際にあった史実らしい。これを幕末の新撰組に繋げるのは、やや乱暴だが豪腕には違いない。

個人的にニヤリとしたのは京都の北山に、口寄せの巫女がいるというエピソード。実はこれも史実で、今でも祇園などの花街では接吻のことを「北山(口同士を寄せる)」という隠語で言う。知ってる知ってると思わず膝を叩いてしまった。

史実の妖しさと創作の怪しさが絡み合う好編だ。どこまでが本当に史実か、を調べるのもまた楽しかった。
人魚ノ肉 Amazon書評・レビュー: 人魚ノ肉より
4163902856
No.1
(4pt)

新人の2作目とはとても思えない。実は凄い良作なんじゃあ?と思わせる

人魚の肉というと真っ先に高橋留美子の「人魚シリーズ」を思い出した。 新撰組やその時代の関係者が人魚の肉によって狂って行くという 設定が斬新で、史実をSFやホラーでぶち壊しながらもぐいぐい読ませる筆力がある。 かなりオリジナリティに富んだ良作。
人魚ノ肉 Amazon書評・レビュー: 人魚ノ肉より
4163902856