王とサーカス

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評判

王とサーカスの評価:

3.86/5点 レビュー 106件。 B ランク

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平均点3.86pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全24件 21〜24 2/2ページ
No.4
(3pt)

読み応えあり

2016年(2015年発行)のこのミス国内編1位の作品です。年内に読み終わろうと頑張って、やっと今日読み終わりました。この人昨年も「満願」で1位でしたね。私が読んだのは、本作と「満願」と「折れた竜骨」の3作品ですが、私としては「折れた竜骨」が一番面白かったですけどね。本作は、2001年6月に実際に起こったネパール王族殺害事件(ネパールの国王夫婦他王族9人が皇太子によって殺害され、皇太子も自殺したと伝えられる事件ですがこんな事件があったなんとちっとも知らなかった)を背景として日本人の女性ジャーナリストが殺人事件に巻き込まれるというストリートなっています。背景は大きいですが、ミステリーとしての謎解き部分は古典的な仕掛けです。ネパールの社会情勢を背景にニュースを伝える者のまた受け取る者のあり方を問いかけてくる佳作で読み応えのある一品ですが、「このミス」の1位といわれると、???です。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.3
(3pt)

ミステリーとしてはちょっと。

ネパールの王室内で起きた事件に興味がわいて読み進めていったのでちょっと肩透かしにあった感じ。 伝える側、書き手の本音、ある意味狡さをが分かったのが収穫。 ミステリーとしては上手いなあとは思いますが、今一というか今三ぐらい。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.2
(3pt)

よく聴く話が集まったような

完全にフィクションじみた空気の中にふと生々しい人間らしさが浮き出て ドキリとさせられるというのがこの作家の売りなのだと(勝手に)解釈しているのですが、 この本は大きく広げた風呂敷の上で想像の範囲内に収まる悪意や道徳がフワフワと漂うだけで 『折れた竜骨』ほどの切迫感や感情に訴えられる事はありませんでした。 小手先の技量で小綺麗にまとめたという印象で、筆者の力量からすれば特筆する作品では無いと思います。 装丁はお洒落ですが…。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512
No.1
(3pt)

ミステリとジャーナリズム

私は米澤先生の著作は全て読んできたので、本書も速攻で予約。特に「さよなら妖精」は米澤作品にのめり込むきっかけとなったので、期待大でした。

物語の舞台はネパール。 王族の大量殺害と言う異常事態の中、太刀洗は警備の国軍軍人の死に遭遇します。限られた時間の中(原稿の締め切りが有るので)、制約された行動の中で(外出禁止令が出るので)、見るべきものを見て、伝えるべき事を絞り込んでいきます。

探偵としての太刀洗は、軍人の死の謎を追いかけます。王族の大量殺害と言う異常事態を、殺害の動機、時間・行動の制約として生かすだけでなく、ジャーナリズムの観点から事件をどう捉えるべきかの判断を迫らせる構成は、非常に丁寧にまとめられており、流石だと感じました。様々な背景を持つ登場人物たちも、それぞれの立場の言動を通して、多面的な見方を与えます。特に「本当の敵」の救いの無さは、平和な日本のニュースで取り上げられるサーカスそのものであり、やるせなさを感じさせます。

高いレベルでまとめられたミステリで、一気に読む事が出来ました。
ただ、それでも、高い点数は付けられない・・・。乙女だったのがセンドーの大きな魅力だったのに、この作品では殆ど表れません。29歳で乙女というのも、微妙ではありますが。僕は「さよなら妖精」の続編が読みたかったのですよ。次は仕事に誇りをもって、しかし恥ずかしがってそれを表に出せないセンドーさんを読みたいです。
王とサーカス Amazon書評・レビュー: 王とサーカスより
4488027512