パーマー・エルドリッチの三つの聖痕

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評判

パーマー・エルドリッチの三つの聖痕の評価:

4.00/5点 レビュー 23件。 B ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全60件 21〜40 2/3ページ
No.40
(4pt)

トランプ!

ドナルド・トランプは、パーマー・エルドリッチだ!
いや~なんか選挙運動中からなんか既視感あるなー、と思っていたが、きのう気がついた。
彼の嫁はんやファミリーも皆、墓穴世界から来た人造加工感満載のシミュラクラぽいし、大国パワーゲーム状態や得票経過などの”設定”も、「太陽クイズ」とかいろいろごちゃまぜのディックワールドそのもの。

というか現実が、完全にP・K・ディックに侵食されてしまっているではないか!
すごいなあディック。天才の作品、とはこういうことを言うのだろうか。
でも、そんなディック世界に、本当に住むことになるとは思わなかったよ、トホホー。
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (1978年) (海外SFノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (1978年) (海外SFノヴェルズ)より
B000J8QW0K
No.39
(4pt)

タイトルがいい

ジャケ買い、という言葉があるが、この作品はタイトルがいいのでタイトル買い。
ディック作品、次は何を読もうかな、
とさんざん迷ったあげく、タイトルで本書に決めました。
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF)より
4150105901
No.38
(4pt)

タイトルがいい

ジャケ買い、という言葉があるが、この作品はタイトルがいいのでタイトル買い。
ディック作品、次は何を読もうかな、
とさんざん迷ったあげく、タイトルで本書に決めました。
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (1978年) (海外SFノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (1978年) (海外SFノヴェルズ)より
B000J8QW0K
No.37
(4pt)

タイトルがいい

ジャケ買い、という言葉があるが、この作品はタイトルがいいのでタイトル買い。
ディック作品、次は何を読もうかな、
とさんざん迷ったあげく、タイトルで本書に決めました。
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (海外SFノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (海外SFノヴェルズ)より
4152020024
No.36
(5pt)

まさに円熟期の傑作

これはユービックや火星のタイムスリップ、アンドロイドは電気羊の夢を見るか?、と並ぶ、伝統SF期(と言ってもディックですから、他の作家とはまるで異なりますが)円熟期の傑作だと思います。
何年かぶりに読みましたが、とにかく人間がよく描けていて、SFガジェットまみれな中、自分の仕事と若い番号のマンション(地球では温暖化が激しく進んでいて、マンションの番号が大きいほど灼熱の住処になります。子供が出来ると遠方の灼熱の大きい番号になります)のために陶芸家の妻と離婚してしまったプレコグ(予言者)のバーニイ・メイヤスン、その妻の再婚した夫がもってきた陶芸品の売り込みを追い返すメイヤスン、火星でパーキーパット(ドラッグと合わせて使うと地球で暮らしてる幻覚に興じられるシルバニアファミリーみたいなキット)に興じる移民とつい現実で不倫してしまう移民、経営者のエゴ丸出しでそのエゴとパーマー・エルドリッチと戦うレオ・ビュレロ(前書きは読んだあとに再度読むと泣ける!)、等々、書き出したら止まらないほどのエピソード満載です。ついでにこの時期のディックは、他の作品のように情緒にダラダラにならず(ハヤカワ版の作品はだいたいそうですが。ちなみに情緒ダラダラ作品はファンにはそれがまた良いので、あとで試してください)、文章はよくコントロールされていて、抑制と自信にあふれています。メイヤスン、の名前間違えるエピソードなんかディックと思えない余裕のユーモア。というわけでまさに円熟期の傑作です。ディックにハマりたいなら絶対に絶対に読まなければなりません!
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF)より
4150105901
No.35
(5pt)

まさに円熟期の傑作

これはユービックや火星のタイムスリップ、アンドロイドは電気羊の夢を見るか?、と並ぶ、伝統SF期(と言ってもディックですから、他の作家とはまるで異なりますが)円熟期の傑作だと思います。
何年かぶりに読みましたが、とにかく人間がよく描けていて、SFガジェットまみれな中、自分の仕事と若い番号のマンション(地球では温暖化が激しく進んでいて、マンションの番号が大きいほど灼熱の住処になります。子供が出来ると遠方の灼熱の大きい番号になります)のために陶芸家の妻と離婚してしまったプレコグ(予言者)のバーニイ・メイヤスン、その妻の再婚した夫がもってきた陶芸品の売り込みを追い返すメイヤスン、火星でパーキーパット(ドラッグと合わせて使うと地球で暮らしてる幻覚に興じられるシルバニアファミリーみたいなキット)に興じる移民とつい現実で不倫してしまう移民、経営者のエゴ丸出しでそのエゴとパーマー・エルドリッチと戦うレオ・ビュレロ(前書きは読んだあとに再度読むと泣ける!)、等々、書き出したら止まらないほどのエピソード満載です。ついでにこの時期のディックは、他の作品のように情緒にダラダラにならず(ハヤカワ版の作品はだいたいそうですが。ちなみに情緒ダラダラ作品はファンにはそれがまた良いので、あとで試してください)、文章はよくコントロールされていて、抑制と自信にあふれています。メイヤスン、の名前間違えるエピソードなんかディックと思えない余裕のユーモア。というわけでまさに円熟期の傑作です。ディックにハマりたいなら絶対に絶対に読まなければなりません!
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (1978年) (海外SFノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (1978年) (海外SFノヴェルズ)より
B000J8QW0K
No.34
(5pt)

まさに円熟期の傑作

これはユービックや火星のタイムスリップ、アンドロイドは電気羊の夢を見るか?、と並ぶ、伝統SF期(と言ってもディックですから、他の作家とはまるで異なりますが)円熟期の傑作だと思います。
何年かぶりに読みましたが、とにかく人間がよく描けていて、SFガジェットまみれな中、自分の仕事と若い番号のマンション(地球では温暖化が激しく進んでいて、マンションの番号が大きいほど灼熱の住処になります。子供が出来ると遠方の灼熱の大きい番号になります)のために陶芸家の妻と離婚してしまったプレコグ(予言者)のバーニイ・メイヤスン、その妻の再婚した夫がもってきた陶芸品の売り込みを追い返すメイヤスン、火星でパーキーパット(ドラッグと合わせて使うと地球で暮らしてる幻覚に興じられるシルバニアファミリーみたいなキット)に興じる移民とつい現実で不倫してしまう移民、経営者のエゴ丸出しでそのエゴとパーマー・エルドリッチと戦うレオ・ビュレロ(前書きは読んだあとに再度読むと泣ける!)、等々、書き出したら止まらないほどのエピソード満載です。ついでにこの時期のディックは、他の作品のように情緒にダラダラにならず(ハヤカワ版の作品はだいたいそうですが。ちなみに情緒ダラダラ作品はファンにはそれがまた良いので、あとで試してください)、文章はよくコントロールされていて、抑制と自信にあふれています。メイヤスン、の名前間違えるエピソードなんかディックと思えない余裕のユーモア。というわけでまさに円熟期の傑作です。ディックにハマりたいなら絶対に絶対に読まなければなりません!
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (海外SFノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (海外SFノヴェルズ)より
4152020024
No.33
(5pt)

まさに円熟期の傑作

これはユービックや火星のタイムスリップ、アンドロイドは電気羊の夢を見るか?、と並ぶ、伝統SF期(と言ってもディックですから、他の作家とはまるで異なりますが)円熟期の傑作だと思います。
何年かぶりに読みましたが、とにかく人間がよく描けていて、SFガジェットまみれな中、自分の仕事と若い番号のマンション(地球では温暖化が激しく進んでいて、マンションの番号が大きいほど灼熱の住処になります。子供が出来ると遠方の灼熱の大きい番号になります)のために陶芸家の妻と離婚してしまったプレコグ(予言者)のバーニイ・メイヤスン、その妻の再婚した夫がもってきた陶芸品の売り込みを追い返すメイヤスン、火星でパーキーパット(ドラッグと合わせて使うと地球で暮らしてる幻覚に興じられるシルバニアファミリーみたいなキット)に興じる移民とつい現実で不倫してしまう移民、経営者のエゴ丸出しでそのエゴとパーマー・エルドリッチと戦うレオ・ビュレロ(前書きは読んだあとに再度読むと泣ける!)、等々、書き出したら止まらないほどのエピソード満載です。ついでにこの時期のディックは、他の作品のように情緒にダラダラにならず(ハヤカワ版の作品はだいたいそうですが。ちなみに情緒ダラダラ作品はファンにはそれがまた良いので、あとで試してください)、文章はよくコントロールされていて、抑制と自信にあふれています。メイヤスン、の名前間違えるエピソードなんかディックと思えない余裕のユーモア。というわけでまさに円熟期の傑作です。ディックにハマりたいなら絶対に絶対に読まなければなりません!
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF)より
4150105901
No.32
(5pt)

まさに円熟期の傑作

これはユービックや火星のタイムスリップ、アンドロイドは電気羊の夢を見るか?、と並ぶ、伝統SF期(と言ってもディックですから、他の作家とはまるで異なりますが)円熟期の傑作だと思います。
何年かぶりに読みましたが、とにかく人間がよく描けていて、SFガジェットまみれな中、自分の仕事と若い番号のマンション(地球では温暖化が激しく進んでいて、マンションの番号が大きいほど灼熱の住処になります。子供が出来ると遠方の灼熱の大きい番号になります)のために陶芸家の妻と離婚してしまったプレコグ(予言者)のバーニイ・メイヤスン、その妻の再婚した夫がもってきた陶芸品の売り込みを追い返すメイヤスン、火星でパーキーパット(ドラッグと合わせて使うと地球で暮らしてる幻覚に興じられるシルバニアファミリーみたいなキット)に興じる移民とつい現実で不倫してしまう移民、経営者のエゴ丸出しでそのエゴとパーマー・エルドリッチと戦うレオ・ビュレロ(前書きは読んだあとに再度読むと泣ける!)、等々、書き出したら止まらないほどのエピソード満載です。ついでにこの時期のディックは、他の作品のように情緒にダラダラにならず(ハヤカワ版の作品はだいたいそうですが。ちなみに情緒ダラダラ作品はファンにはそれがまた良いので、あとで試してください)、文章はよくコントロールされていて、抑制と自信にあふれています。メイヤスン、の名前間違えるエピソードなんかディックと思えない余裕のユーモア。というわけでまさに円熟期の傑作です。ディックにハマりたいなら絶対に絶対に読まなければなりません!
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (1978年) (海外SFノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (1978年) (海外SFノヴェルズ)より
B000J8QW0K
No.31
(5pt)

まさに円熟期の傑作

これはユービックや火星のタイムスリップ、アンドロイドは電気羊の夢を見るか?、と並ぶ、伝統SF期(と言ってもディックですから、他の作家とはまるで異なりますが)円熟期の傑作だと思います。
何年かぶりに読みましたが、とにかく人間がよく描けていて、SFガジェットまみれな中、自分の仕事と若い番号のマンション(地球では温暖化が激しく進んでいて、マンションの番号が大きいほど灼熱の住処になります。子供が出来ると遠方の灼熱の大きい番号になります)のために陶芸家の妻と離婚してしまったプレコグ(予言者)のバーニイ・メイヤスン、その妻の再婚した夫がもってきた陶芸品の売り込みを追い返すメイヤスン、火星でパーキーパット(ドラッグと合わせて使うと地球で暮らしてる幻覚に興じられるシルバニアファミリーみたいなキット)に興じる移民とつい現実で不倫してしまう移民、経営者のエゴ丸出しでそのエゴとパーマー・エルドリッチと戦うレオ・ビュレロ(前書きは読んだあとに再度読むと泣ける!)、等々、書き出したら止まらないほどのエピソード満載です。ついでにこの時期のディックは、他の作品のように情緒にダラダラにならず(ハヤカワ版の作品はだいたいそうですが。ちなみに情緒ダラダラ作品はファンにはそれがまた良いので、あとで試してください)、文章はよくコントロールされていて、抑制と自信にあふれています。メイヤスン、の名前間違えるエピソードなんかディックと思えない余裕のユーモア。というわけでまさに円熟期の傑作です。ディックにハマりたいなら絶対に絶対に読まなければなりません!
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (海外SFノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (海外SFノヴェルズ)より
4152020024
No.30
(5pt)

デイック諸作の中で長編ではナンバー1と思います。

デイックがいなかったら、80年代以降(ブレードランナー以降)、
アメリカ映画はどうなっていたのか。
本作が映画化されてないのが不思議。

とにかく汲めども尽きぬアイデアの数々…
タイプライターが追いつかないくらいだったのでは。

本作は主人公視線がバラバラ、ラストがえっこれで終わり?
と瑕疵はありますが、とにかく奇想アイデアの連発で、
めくるめく世界に耽読させられました。

あと、ディックといえば「妻」というものはすべて悪妻と
決まっていますが、本作では「良妻」が出てくるのが珍しい。
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF)より
4150105901
No.29
(5pt)

デイック諸作の中で長編ではナンバー1と思います。

デイックがいなかったら、80年代以降(ブレードランナー以降)、
アメリカ映画はどうなっていたのか。
本作が映画化されてないのが不思議。

とにかく汲めども尽きぬアイデアの数々…
タイプライターが追いつかないくらいだったのでは。

本作は主人公視線がバラバラ、ラストがえっこれで終わり?
と瑕疵はありますが、とにかく奇想アイデアの連発で、
めくるめく世界に耽読させられました。

あと、ディックといえば「妻」というものはすべて悪妻と
決まっていますが、本作では「良妻」が出てくるのが珍しい。
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (海外SFノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (海外SFノヴェルズ)より
4152020024
No.28
(5pt)

デイック諸作の中で長編ではナンバー1と思います。

デイックがいなかったら、80年代以降(ブレードランナー以降)、
アメリカ映画はどうなっていたのか。
本作が映画化されてないのが不思議。

とにかく汲めども尽きぬアイデアの数々…
タイプライターが追いつかないくらいだったのでは。

本作は主人公視線がバラバラ、ラストがえっこれで終わり?
と瑕疵はありますが、とにかく奇想アイデアの連発で、
めくるめく世界に耽読させられました。

あと、ディックといえば「妻」というものはすべて悪妻と
決まっていますが、本作では「良妻」が出てくるのが珍しい。
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (1978年) (海外SFノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (1978年) (海外SFノヴェルズ)より
B000J8QW0K
No.27
(5pt)

人間はまずまずうまくやってきたじゃないか。

まずは,本文の前のパラグラフを読んでみよう。
 「人間は所詮塵から作られたものだ、だがそんな惨めな出だしのわりに、人間はまずまずうまくやってきたじゃないか。
だから、いま直面しているひどい状況も、きっと切り抜けらるというのがわたしの個人的信念だ」
 まさに、これは,ディック作品に共通する最大のテーマではないでしょうか。
 この現実は本当の世界ではなく,真の世界が別にある,という強迫観念にとらわれながらも,
決して現実世界に絶望しきっているわけではない。
 このテーマは、他のデッィクの作品でも現れ、特に「ユービック」「電気羊」「火星のタイムスリップ」
「流れよ我が涙」など傑作と言われる作品群ほどよく出ているようです。
 PKDを読み続ける理由もここにあります。
 現実世界が崩壊していく過程は恐ろしいものがあるが,それでもなんとかやっていくんだという迫力が本作品には充満しています。
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF)より
4150105901
No.26
(5pt)

人間はまずまずうまくやってきたじゃないか。

まずは,本文の前のパラグラフを読んでみよう。
 「人間は所詮塵から作られたものだ、だがそんな惨めな出だしのわりに、人間はまずまずうまくやってきたじゃないか。
だから、いま直面しているひどい状況も、きっと切り抜けらるというのがわたしの個人的信念だ」
 まさに、これは,ディック作品に共通する最大のテーマではないでしょうか。
 この現実は本当の世界ではなく,真の世界が別にある,という強迫観念にとらわれながらも,
決して現実世界に絶望しきっているわけではない。
 このテーマは、他のデッィクの作品でも現れ、特に「ユービック」「電気羊」「火星のタイムスリップ」
「流れよ我が涙」など傑作と言われる作品群ほどよく出ているようです。
 PKDを読み続ける理由もここにあります。
 現実世界が崩壊していく過程は恐ろしいものがあるが,それでもなんとかやっていくんだという迫力が本作品には充満しています。
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (海外SFノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (海外SFノヴェルズ)より
4152020024
No.25
(5pt)

人間はまずまずうまくやってきたじゃないか。

まずは,本文の前のパラグラフを読んでみよう。
 「人間は所詮塵から作られたものだ、だがそんな惨めな出だしのわりに、人間はまずまずうまくやってきたじゃないか。
だから、いま直面しているひどい状況も、きっと切り抜けらるというのがわたしの個人的信念だ」
 まさに、これは,ディック作品に共通する最大のテーマではないでしょうか。
 この現実は本当の世界ではなく,真の世界が別にある,という強迫観念にとらわれながらも,
決して現実世界に絶望しきっているわけではない。
 このテーマは、他のデッィクの作品でも現れ、特に「ユービック」「電気羊」「火星のタイムスリップ」
「流れよ我が涙」など傑作と言われる作品群ほどよく出ているようです。
 PKDを読み続ける理由もここにあります。
 現実世界が崩壊していく過程は恐ろしいものがあるが,それでもなんとかやっていくんだという迫力が本作品には充満しています。
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (1978年) (海外SFノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (1978年) (海外SFノヴェルズ)より
B000J8QW0K
No.24
(5pt)

なぜ再読に耐えうるのか?

なぜこんなにも再読に耐えられるんだろう?
本当にわからない

エ○○○○チから人類への警鐘なのか侵略なのかおふざけなのか商品紹介なのか全部の解釈が同時に可能って困る
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF)より
4150105901
No.23
(5pt)

なぜ再読に耐えうるのか?

なぜこんなにも再読に耐えられるんだろう?
本当にわからない

エ○○○○チから人類への警鐘なのか侵略なのかおふざけなのか商品紹介なのか全部の解釈が同時に可能って困る
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (海外SFノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (海外SFノヴェルズ)より
4152020024
No.22
(5pt)

なぜ再読に耐えうるのか?

なぜこんなにも再読に耐えられるんだろう?
本当にわからない

エ○○○○チから人類への警鐘なのか侵略なのかおふざけなのか商品紹介なのか全部の解釈が同時に可能って困る
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (1978年) (海外SFノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (1978年) (海外SFノヴェルズ)より
B000J8QW0K
No.21
(5pt)

現実の中で希望を持って生きる事の大切さ

作者のいつもの特徴であるが、SFの設定を借りて、現実社会のあり方、その社会の中での人間模様を描いた秀作。本作は特に道具立てが豊富である。灼熱地獄にあえぐ近未来の地球。太陽系内の惑星や月に開拓者に送り込む国連。その開拓者相手に束の間の夢を見させる非合法ドラッグ(キャンDと言う名前がオカシイ)を販売する会社。その会社で将来売れる商品を見極めるために雇われている予知能力を持つ主人公。そして極めつけは、異星から返って来たエルドリッチという謎の怪人。彼は本物のエルドリッチなのか、それとも異星人に体を乗っ取られた化け物なのか ? そして彼が持ち帰った「チューZ」という新タイプのドラッグ。

「チューZ」を服用すると、そこは多次元宇宙のようになるのだが、通常の多次元物と異なるのは誰が服用しても、その世界が常にエルドリッチが支配する世界となるのだ。白昼夢なのだが恐怖と戦慄の世界。本薬を常用すれば、全ての世界がエルドリッチに支配されてしまうのだ。この陥穽から逃れる手段は ? 作者はこれに対して、特異な解決策を提示せず、人々が希望を捨てず地道に生きていく姿を描く。

登場人物が多いせいもあり、各々に対する書き込みが必ずしも充分とは言えず、また本質的ではないエピソードも多く含まれており、全てのパズルがピッタリ嵌っている訳ではない。しかし、却って曖昧模糊とした現実認識の危うさを表現しているとも言える。幻想的な多次元宇宙を扱って、現実認識の重要性と希望を持って生きることの大切さを描いた傑作。
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 (ハヤカワ文庫SF)より
4150105901