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スナイパー・エリート
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スナイパー・エリートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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以前文庫版を購入したのですが Kindle版も購入しました。 和訳の描写がとても上手く読みやすい本でした。 | ||||
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話に無理がある。 負傷してそれが本論に反映されないのは原著のできの悪さかもしれない。 もう少しでアクション小説になれそうでなれない。 | ||||
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いろいろと調べたうえで作られた作品であることは、理解できるし好感も持てる。 しかし、特殊作戦の素人である作者がプロの特殊部隊のリアリティに近づけようとするあまり、 主人公らの一挙手一投足にいちいち「これはこうだからこうしたのだ」というような説明がされ、 著しく文章のリズムを崩している。 アメリカのハードボイルド・ミステリー作家レイモンド・チャンドラーは、 「腕が三本になった人間の物語を書くとしても、 腕が三本になったためにどうなったかという物語を書けばよいのであって、 腕が三本になったことを正当化する必要はない」と言っている。 プロの兵士としての前提は読者も共有しているのだから、 ことあるごとに主人公がどうしてそのような行動をとったのかを 説明する必要はないのだ。 それでいて妊婦が狙撃用のライフル弾で撃たれたのに、 やや負傷した程度で済んでいたりとリアリティにかける描写もある。 元SASのアンディ・マクナブ氏によれば、 狙撃銃でよく使われる7.62mmNATO弾で撃たれた場合、 腕に当たれば腕がもっていかれることもあるし、 腹に当たれば臓器がもっていかれるくらい強力ということだ。 意識も失わず延々と主人公と会話している余裕などないだろう。 読者としては、悪くはないがそれほど高評価に値するとも思えない作品だった。 | ||||
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本作品はフィクションとして純粋に楽しめると思いました。 ただ、しょうがないのですが、物語とは言え、主人公をはじめアメリカが正義を調達するために、敵を設定するのに苦労しているのだなと感じました。 また、アフガニスタンの敵である登場人物も、協力者もどこか発想がアメリカナイズされていて、苦労しているのだと思いました。 作者は、軍人ではなく軍にたいして強烈なリスペクトを持っている人なので、その意味で筆の振るい方が鈍ってしまっているようにも感じます。 でも、最後まで面白く読めました。 | ||||
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拉致された女性パイロットを救出するために狂信者たちの村を単身で襲う特殊部隊のエリート。 いままでの「単純なフィクション」であれば十分楽しめたはずなのだが、現実のほうがさらに殺伐とした情勢になっている世界においては、わかりやすい「勧善懲悪の設定」ですむわけでもなく、この小説だけでなく、どうもこのジャンル全体が袋小路に入ってしまった印象が強い。 | ||||
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特殊部隊ものは好きで結構読んでいますが、かなり満足できました。 濃密です。 関係人物の描写、作戦全体の流れの広がりと奥深さがあり、味わいながら読ませてもらいました。 他の方のレビューで続編ありとのことですけど、出たら即買いします。 | ||||
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通常の最終シーンが、3度出てくるような連続活劇です。 エンディングまで、しっかりとした構成で、面白いのはとても面白い。ベトナム時代まで話が絡まっていて何気に初期のスワガーシリーズにも匹敵する。 やや、ヒロイックすぎるのは他の評価者の通りだが、面白いのは保証できます。 今後にも期待したいです。 最近の中では一番かな。 星5つはやりすぎ感もあるが… 映画化は逆に軽くなるのでやめたほうがいい。 | ||||
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戦後のドイツは、軍の暴走に歯止めをかけるために「抗命権」を法律で定めました。 兵士が、自分の良心に従って、上官の命令を拒否することを裁判に訴えることのできる権利です。 自衛隊にも絶対に必要だと思いますね。 しかし、アメリカにはそんなものはない、と思ってしました。 でも、あるんですね。 アンリトン・ルール、大リーグでも有名ですが。 このことを、以下の文章にまとめました。 本書の書評です。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 テロとの戦いが始まって、兵士たちに大きな問題がふりかかるケースが増えた。映画の「アメリカン・スナイパー」で描かれたように、銃をとって味方を狙う女性を撃ち殺すケースや、間違って子どもを撃ち殺すケースも増えた。 女子供を撃つのか、撃たないのか? 判断を委ねられたスナイパーや兵士たちは迷いに迷う。 この究極の状況をテーマにした小説が、「スナイパー・エリート」(早川書房)。著者のひとり、スコット・マキューエンは、「アメリカン・スナイパー」の共著者だった。 <2発めの銃声が薄れていくとき、車輌の向こう側からひどく気になる声が聞こえてきた――携帯電話の話し声。急いで先頭車の後方へまわりこむと、2台めの助手席側ドアの陰に、肩甲骨を銃弾に撃ちぬかれてもまだ生きている女がいるのが目に入った。アルナザリの血と脳漿を全身に浴びていてもなお、目の覚めるような美女だ。激痛に耐えているのは明らかで、それだけではなく、妊娠中であることも明らかだった> 主人公は凄腕のスナイパー。ギルの任務はイスラム教スンニ派の大物テロリストと護衛たち、そして彼の妻も含めた全員を殺害すること。しかもイラン国内での非合法作戦だ。165ページ。 <ギルはほんの数秒で、行動方針を決めた。自分が受けている命令に従うならば、採るべき方針は明瞭だ。女を撃ち、つぎの夜になるまで捕獲されるのを回避し、回収のヘリに乗り込む。だが、自分があざむかれていたことが、いまやっとわかった。レーラーはこのペルシャ女が妊娠していること、それがギルにとって悩みの種になることがわかっていたので、その事実を隠し通していたのだ> レーラーはCIAの背広組。妻が妊婦であることは考慮しない。だが、ギルは自分の良心に従い、女を撃たず、ヘリでアフガニスタンの基地に連れ戻った。明らかな抗命であり、軍事裁判にかけられる恐れすらあった。 ところが、作戦全体を指揮する責任者は戦いの経験豊富なメトカーフ大佐。CIAの男に、スパイと軍人の違いを説明し、現場から追放してしまった。それが、大リーグでも有名になった「unwritten rules」=不文律。 222ページ。 <「スパイは軍人を理解しない。きみらはみな、おのれの職務の点数稼ぎに没頭するあまり、ほかのことが目に入らないんだ。シャノン最先任上等兵曹が任務の内容を逸脱したのは、きみがきわめて基本的な失策を犯したからだ。(中略) いいかね、アメリカ軍にはひとつ、きみがあずかり知らぬ、古くからのルールがあるんだ」 レーラーが半眼になって、大佐を見つめる。 「指揮官は、従われないことがわかっている命令を下してはならない。もし彼がそのような命令を下し、その命令に部下が従わなかった場合、指揮官は部下と同じ責任を負う。つまり、きみに対する質問は、エージェント・レーラー、こうなる。きみには、シャノン最先任上等兵曹が妊娠中の女性の暗殺に失敗したことに対し、彼と同じ責任を負う覚悟はあるのか?> ドイツの抗命権は、兵士が自分の良心に従い、命令の拒否を裁判で訴えることのできる権利。昭和の日本軍で行われていた理不尽で残虐なイジメやリンチは、抗命権があれば阻止できた。 また、「生きている兵隊」に描かれた妊婦や子どもを殺すことも阻止できただろう。 アメリカ軍には抗命権はない。だが、アンリトン・ルール(不文律)がある。 抗命権もアンリトン・ルールもない自衛隊を戦場に向かわせていいのか? 答えはもちろん「NO」 | ||||
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アメリカンスナイパーの共著者によるフィクション小説。 訓練中にテロリストに捕まってしまった女性パイロット。アフガニスタンとの関係を悪化させられないアメリカは、救出作戦をなかなか立案できない。 そんな中、名スナイパーギルが彼女を救出すべく立ち上がった!果たしてギルはパイロットを無事救出できるのか!という話。 話としては目新しくないが、実際の戦争経験のある作者が手掛けるだけあって個々の描写はやはり臨場感がある。 全編に亘ってアクション満載で、アクション小説好きには内容は保証できる。 多少冗漫で、ヒロイック過ぎるきらいはあるが、なかなか楽しめました。 アメリカでは続編も刊行されているようなので、是非続編の翻訳も期待しています。 | ||||
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