私が殺した少女

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私が殺した少女の評価:

3.88/5点 レビュー 80件。 B ランク

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平均点3.88pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全162件 121〜140 7/9ページ
No.42
(3pt)

失敗かな…

「真相」に至るまでは、結構いいのである。「芥川賞」とか「学習院女子短期大学」とか、実在のものの名をはっきり出しているのが小気味いい。しかし「ホスピス」については、意味が分かっていないのではないかと思ってしまう。
 そして、ああこのどんでん返しは、やっぱり失敗で、それまでの読者の期待の地平を陥没させてしまい、突如としてリアリティを失わせる。数多くの作品を書く作家が、いっぺんやった失敗ならいいのだが、寡作な作家の直木賞受賞作なだけに、この失敗は大きいなあ…。
私が殺した少女 Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女より
4152034165
No.41
(3pt)

失敗かな…

「真相」に至るまでは、結構いいのである。「芥川賞」とか「学習院女子短期大学」とか、実在のものの名をはっきり出しているのが小気味いい。しかし「ホスピス」については、意味が分かっていないのではないかと思ってしまう。
 そして、ああこのどんでん返しは、やっぱり失敗で、それまでの読者の期待の地平を陥没させてしまい、突如としてリアリティを失わせる。数多くの作品を書く作家が、いっぺんやった失敗ならいいのだが、寡作な作家の直木賞受賞作なだけに、この失敗は大きいなあ…。
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305463
No.40
(5pt)

これが本当のミステリーだと思います。

原りょう2作目にして、1989年の直木賞受賞作。
当時初めて読んだ時の衝撃を良く覚えている。
これはまぎれもない日本のチャンドラーだ。
そう思った。
そして今読み返してみても、その感想は変わらない。
といってもチャンドラー自体はもう20年以上も読んでいないのだが。
沢崎が依頼人の家を訪れると、どこか雰囲気が違った。
その家庭では、バイオリンの才能が豊かで、将来を期待されている少女が誘拐されていた。
そして、そこには誘拐犯を待つ警察がいた。
沢崎はその誘拐犯の一味と間違えられる。
訳もわからず事件に巻き込まれ、身代金の受け渡し役にされてしまう沢崎。
とあるファミレスの駐車場で殴られ、まんまと身代金を奪われてしまう。
それでも、着実に、淡々と事件の核心へ近づいていく沢崎。
犯人はこいつか、と思ったその矢先。
読者を待つ大どんでん返し。
といっても、騙された!というトリックではなく、とことんオーソドックスな展開。
そう、とことん「オーソドックス」。
だから読んでいて気持ちがいいし、落ち着ける。
ミステリーとはこれほど面白いものなのか。
いや、ハードボイルドだから面白いのか。
その両方だ。
文体がしっかりしていて、キャラクター構成が確実で、ストーリー展開が緻密で隙がなければこんなにすばらしいミステリーが出来上がるのだ。
ただ難点としては作者が寡作であること。
しかし、それなりの作品を多数生み出すよりも、原りょうには傑作を生み出す寡作の作家のままででいていただきたい。
勝手な読者の意見です。
私が殺した少女 Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女より
4152034165
No.39
(5pt)

これが本当のミステリーだと思います。

原りょう2作目にして、1989年の直木賞受賞作。
当時初めて読んだ時の衝撃を良く覚えている。
これはまぎれもない日本のチャンドラーだ。
そう思った。
そして今読み返してみても、その感想は変わらない。
といってもチャンドラー自体はもう20年以上も読んでいないのだが。
沢崎が依頼人の家を訪れると、どこか雰囲気が違った。
その家庭では、バイオリンの才能が豊かで、将来を期待されている少女が誘拐されていた。
そして、そこには誘拐犯を待つ警察がいた。
沢崎はその誘拐犯の一味と間違えられる。
訳もわからず事件に巻き込まれ、身代金の受け渡し役にされてしまう沢崎。
とあるファミレスの駐車場で殴られ、まんまと身代金を奪われてしまう。
それでも、着実に、淡々と事件の核心へ近づいていく沢崎。
犯人はこいつか、と思ったその矢先。
読者を待つ大どんでん返し。
といっても、騙された!というトリックではなく、とことんオーソドックスな展開。
そう、とことん「オーソドックス」。
だから読んでいて気持ちがいいし、落ち着ける。
ミステリーとはこれほど面白いものなのか。
いや、ハードボイルドだから面白いのか。
その両方だ。
文体がしっかりしていて、キャラクター構成が確実で、ストーリー展開が緻密で隙がなければこんなにすばらしいミステリーが出来上がるのだ。
ただ難点としては作者が寡作であること。
しかし、それなりの作品を多数生み出すよりも、原りょうには傑作を生み出す寡作の作家のままででいていただきたい。
勝手な読者の意見です。
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305463
No.38
(5pt)

すばらしい

ここ数年読んだエンターテイメント系の本の中では一番面白い。このような作品に出会えた事をうれしく思う。
まだ原りょうを知らないのなら、すぐに読んだほうがいい。
私が殺した少女 Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女より
4152034165
No.37
(5pt)

すばらしい

ここ数年読んだエンターテイメント系の本の中では一番面白い。このような作品に出会えた事をうれしく思う。
まだ原りょうを知らないのなら、すぐに読んだほうがいい。
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305463
No.36
(3pt)

巧みなストーリー展開

私立探偵の沢崎は電話で依頼を受け真壁邸を訪問するが、待ち受けていた刑事たちに
いきなり誘拐犯として逮捕されてしまう。いやおうなしに誘拐事件に巻き込まれていく
沢崎。だが、この誘拐事件には複雑な事情が隠されていた・・・。
この作品では、最後まで犯人の姿は見えてこない。動機もはっきりとはしない。登場人物の
中に犯人はいるのか?それぞれの人間の抱える事情の中に、犯行に結びつくものはあるのか?
先が気になり、ページをめくる手が止まらなかった。しだいに絞り込まれる容疑者だが、作者は
最後に意外な結末を用意していた。ほんのささいなできごとがやがて大きな渦となり、さまざまな
人たちを巻き込んでいった。最後に残ったのは、少年の傷ついた心だけか・・・。
やや冗長的な部分もあるが、しっかりとした構成と巧みなストーリー展開で、読み応えのある
作品に仕上がっていると思う。
私が殺した少女 Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女より
4152034165
No.35
(3pt)

巧みなストーリー展開

私立探偵の沢崎は電話で依頼を受け真壁邸を訪問するが、待ち受けていた刑事たちに
いきなり誘拐犯として逮捕されてしまう。いやおうなしに誘拐事件に巻き込まれていく
沢崎。だが、この誘拐事件には複雑な事情が隠されていた・・・。
この作品では、最後まで犯人の姿は見えてこない。動機もはっきりとはしない。登場人物の
中に犯人はいるのか?それぞれの人間の抱える事情の中に、犯行に結びつくものはあるのか?
先が気になり、ページをめくる手が止まらなかった。しだいに絞り込まれる容疑者だが、作者は
最後に意外な結末を用意していた。ほんのささいなできごとがやがて大きな渦となり、さまざまな
人たちを巻き込んでいった。最後に残ったのは、少年の傷ついた心だけか・・・。
やや冗長的な部分もあるが、しっかりとした構成と巧みなストーリー展開で、読み応えのある
作品に仕上がっていると思う。
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305463
No.34
(5pt)

探偵も推理小説も因果なものだ!

あまり書くと、これから読む方は面白くなくなるので簡単に。最終的には人間の悲しさ、葛藤が感じた。それを克服するために、結果的に犯罪となってしまった。探偵も読者も作者も私も、推理小説に係わる者は因果なものだなっと思ってしまった。いまだに余韻が残っている。やはりいい作品なのだろう。
私が殺した少女 Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女より
4152034165
No.33
(5pt)

探偵も推理小説も因果なものだ!

あまり書くと、これから読む方は面白くなくなるので簡単に。最終的には人間の悲しさ、葛藤が感じた。それを克服するために、結果的に犯罪となってしまった。探偵も読者も作者も私も、推理小説に係わる者は因果なものだなっと思ってしまった。いまだに余韻が残っている。やはりいい作品なのだろう。
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305463
No.32
(4pt)

マーロウにこの沢崎が追いついているとはとても思えない

1989年10月、早川書房よりリリース。著者の第2作にあたり、直木賞受賞作、しかも著者の自筆サイン入り(僕はサインにとても弱い)を手に入れたので相当期待して読んだ。
著者がよく言われるレイモンド・チャンドラーを意識しての文体については、チャンドラーの『長いお別れ』あたりのマーロウにこの沢崎が追いついているとはとても思えなかった。和訳後ですら訥々と湧き出るチャンドラーの輝く文章に比べ、筆者の文章は確かに読みやすく具体的だとは思うが、そこまでの輝きは僕にはなかった。そしてストーリーの結末にまったく意外性を感じなかった。
おそらくミステリー漬けになっていてちょっとやそっとでは驚かなくなっているからでは無いだろう。むしろあとがきの客観的な原寮の書き方にものすごく感心した。これはかなりかっこいい。エラリー・クイーンの『十日間の不思議』のような強烈な結末に日本人の作家で出会うことはないのかなぁ、と若干寂しかった。
私が殺した少女 Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女より
4152034165
No.31
(4pt)

マーロウにこの沢崎が追いついているとはとても思えない

1989年10月、早川書房よりリリース。著者の第2作にあたり、直木賞受賞作、しかも著者の自筆サイン入り(僕はサインにとても弱い)を手に入れたので相当期待して読んだ。
著者がよく言われるレイモンド・チャンドラーを意識しての文体については、チャンドラーの『長いお別れ』あたりのマーロウにこの沢崎が追いついているとはとても思えなかった。和訳後ですら訥々と湧き出るチャンドラーの輝く文章に比べ、筆者の文章は確かに読みやすく具体的だとは思うが、そこまでの輝きは僕にはなかった。そしてストーリーの結末にまったく意外性を感じなかった。
おそらくミステリー漬けになっていてちょっとやそっとでは驚かなくなっているからでは無いだろう。むしろあとがきの客観的な原寮の書き方にものすごく感心した。これはかなりかっこいい。エラリー・クイーンの『十日間の不思議』のような強烈な結末に日本人の作家で出会うことはないのかなぁ、と若干寂しかった。
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305463
No.30
(5pt)

ハードボイルドの雰囲気だけで無くミステリーとしても秀逸

新宿の片隅で探偵事務所を営む沢崎を主人公としたハードボイルド
作品。誘拐事件に巻き込まれた沢崎が、野良犬のように調査を進め
て行く。
全編にわたって、やや癖のある、独特のペーソスを持った文章で
埋め尽くされている。読んでいて少し疲れてしまう気がした。
これは主人公・沢崎の性格と言うより、作者の性格が出ているの
ではないだろうか。
解説をおかず、短編小説によって代わりとしているあたりにも、
作者のこだわりが感じられる。
この作品が優れているのは、ハードボイルドの雰囲気だけでは無く、
ミステリーとしても骨格がしっかりしている事だと思う。
ただ、この犯人は動きすぎと言うか、策を弄しすぎているようで、
読み進めて行く内になんとなく想像がついてしまうのだが。
さて、読者が最後に目にする結末とは?
ぜひご自分で確かめてみて下さい。
私が殺した少女 Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女より
4152034165
No.29
(5pt)

ハードボイルドの雰囲気だけで無くミステリーとしても秀逸

新宿の片隅で探偵事務所を営む沢崎を主人公としたハードボイルド
作品。誘拐事件に巻き込まれた沢崎が、野良犬のように調査を進め
て行く。
全編にわたって、やや癖のある、独特のペーソスを持った文章で
埋め尽くされている。読んでいて少し疲れてしまう気がした。
これは主人公・沢崎の性格と言うより、作者の性格が出ているの
ではないだろうか。
解説をおかず、短編小説によって代わりとしているあたりにも、
作者のこだわりが感じられる。
この作品が優れているのは、ハードボイルドの雰囲気だけでは無く、
ミステリーとしても骨格がしっかりしている事だと思う。
ただ、この犯人は動きすぎと言うか、策を弄しすぎているようで、
読み進めて行く内になんとなく想像がついてしまうのだが。
さて、読者が最後に目にする結末とは?
ぜひご自分で確かめてみて下さい。
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305463
No.28
(4pt)

主人公の描写がもっと欲しい。

この夏休み、思いっきり面白いミステリーを読もうとして手にした一冊である。最初から引き込まれ、一気に読み終えた。読後感は何となくすっきりしない。最初は「これは面白い!」と思った。中盤辺りも結構面白いと思った。でも最後の数10ページのオチは頂けない。ここまでひねくり回さなくても、この小説は面白いのに。返ってオチを付けてために、作品が貧弱になってしまった。これでも直木賞か。
 さらに人物の描写が今一で、物語の展開のわりに、個々の人物像がはっきりしない。第一主人公沢崎の人物があまり書かれていないし、身の回りの人間関係も書かれていない。その辺が書かれていれば、物語の基礎がしっかりしたのに。さらに主人公がもっと個性的で魅力ある人物として描かれていたら、良かったのにと思った。
私が殺した少女 Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女より
4152034165
No.27
(4pt)

主人公の描写がもっと欲しい。

この夏休み、思いっきり面白いミステリーを読もうとして手にした一冊である。最初から引き込まれ、一気に読み終えた。読後感は何となくすっきりしない。最初は「これは面白い!」と思った。中盤辺りも結構面白いと思った。でも最後の数10ページのオチは頂けない。ここまでひねくり回さなくても、この小説は面白いのに。返ってオチを付けてために、作品が貧弱になってしまった。これでも直木賞か。
 さらに人物の描写が今一で、物語の展開のわりに、個々の人物像がはっきりしない。第一主人公沢崎の人物があまり書かれていないし、身の回りの人間関係も書かれていない。その辺が書かれていれば、物語の基礎がしっかりしたのに。さらに主人公がもっと個性的で魅力ある人物として描かれていたら、良かったのにと思った。
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305463
No.26
(5pt)

拾った宝くじが当たったような不運

直木賞受賞作。
タイトルからして鮮烈である。
残念なことに、登場人物はあまり魅力的ではなく、
前作「そして夜は甦る」のカギとなる諏訪雅之のような、
原りょう作品の色と匂いを全身に纏った男は登場しない。
だがそんなマイナスポイントをカバーしてなお、
釣りがくるほどに展開が良い。謎の設定が良い。幕切れが良い。
何より沢崎が良い。
誘拐事件の概念を覆すというより裏返す設定が破綻なく活かされており、
振り回され苦悩する沢崎の姿が声を殺した悲鳴のように描かれている。
渡辺との白日夢のような再会も映画のラストシーンにも似たエンディングへと
見事に繋がっていく。
そう、「そして夜は甦る」の場合もそうだったが、
作家の力量が最も問われる最後の数ページがこの作家は本当に巧い。
名作と呼ばれる映画の幕切れのように、その余韻を思わず誰かと共有したくなる。
原りょうが寡作なのが残念でならない。
既発表作をすぐにも読み尽くしてしまいそうで、それが何よりも惜しい。
私が殺した少女 Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女より
4152034165
No.25
(5pt)

拾った宝くじが当たったような不運

直木賞受賞作。
タイトルからして鮮烈である。
残念なことに、登場人物はあまり魅力的ではなく、
前作「そして夜は甦る」のカギとなる諏訪雅之のような、
原りょう作品の色と匂いを全身に纏った男は登場しない。
だがそんなマイナスポイントをカバーしてなお、
釣りがくるほどに展開が良い。謎の設定が良い。幕切れが良い。
何より沢崎が良い。
誘拐事件の概念を覆すというより裏返す設定が破綻なく活かされており、
振り回され苦悩する沢崎の姿が声を殺した悲鳴のように描かれている。
渡辺との白日夢のような再会も映画のラストシーンにも似たエンディングへと
見事に繋がっていく。
そう、「そして夜は甦る」の場合もそうだったが、
作家の力量が最も問われる最後の数ページがこの作家は本当に巧い。
名作と呼ばれる映画の幕切れのように、その余韻を思わず誰かと共有したくなる。
原りょうが寡作なのが残念でならない。
既発表作をすぐにも読み尽くしてしまいそうで、それが何よりも惜しい。
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305463
No.24
(2pt)

直木賞?

ハードボイルドらしき文体(にしてはやたら説明調でくどいが)や
ひねくれた主人公のキャラは、少々鼻につき、かつ、笑ってしまうがまだ許せる。
やたら捜査に容喙する探偵とそれを自由にさせている警察も設定であるから良しとしよう。
「解決編」がかなり唐突で乱暴な印象を与えるのも未熟な部分として
ご愛嬌で済ませられよう。
しかし、可能性はともかく、これほど動機と真相にリアリティが欠けてしまうと、
どんでん返しにも驚愕するというより目を疑ってしまう。
期待が大きすぎたのかもしれないが…。
私が殺した少女 Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女より
4152034165
No.23
(2pt)

直木賞?

ハードボイルドらしき文体(にしてはやたら説明調でくどいが)や
ひねくれた主人公のキャラは、少々鼻につき、かつ、笑ってしまうがまだ許せる。
やたら捜査に容喙する探偵とそれを自由にさせている警察も設定であるから良しとしよう。
「解決編」がかなり唐突で乱暴な印象を与えるのも未熟な部分として
ご愛嬌で済ませられよう。
しかし、可能性はともかく、これほど動機と真相にリアリティが欠けてしまうと、
どんでん返しにも驚愕するというより目を疑ってしまう。
期待が大きすぎたのかもしれないが…。
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305463