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パラドックス13
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パラドックス13の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全164件 121~140 7/9ページ
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他の方も指摘されていますが、洋画を何本か見ている方であれば、最初の24ページぐらいを読んだだけで、その後、冬樹の目の前で起こる不思議な現象の謎はなんとなく見えてきます。 ただ、私が評価を高くしたのはそれ以上に、現代文明に、そして人が周りにいることが当たり前になっている私達が、それらを全て失った時に何を思うのか、その着目点が非常に重く深かったことが挙げられます。 地震や浸水が立て続けに起こり、でも生きている人数が少なすぎて修復する間もなく次の災害が起こる。当然、食べ物を作りだす余裕もなく、今ある食べ物を探し出すしかできず、当然ながらそれでは量に限りがある…。そんな極限状態を読者に疑似体験させ、その中で「こんな時、人は何を考えるのか」を目の当たりにしているかのような読み応えがあります。 人間には「食欲」「性欲」「愛情欲」「名誉欲」etcさまざまな「欲」がありますが、極限状態に陥った時、意味をなさない「欲」や、それでも人間について回る「欲」があることなどは、いろいろ問題はあるものの世界レベルで考えたら平和な日本という場所に住んでいる私は、この本を読まなければあらためて向き合うことはなかったと思います。 しかし、「善悪」に関する倫理観などは、正直私には理解しにくいものがありました。でも、この本を読んだことで、今まで一方方向から見ていたことを、他方向から見る機会を与えられたとは思います。 そしてラストは悲しさと「ほのかな良さ」もあり、私はとてもいい終わり方だと思いました。 | ||||
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他の方も指摘されていますが、洋画を何本か見ている方であれば、最初の24ページぐらいを読んだだけで、その後、冬樹の目の前で起こる不思議な現象の謎はなんとなく見えてきます。 ただ、私が評価を高くしたのはそれ以上に、現代文明に、そして人が周りにいることが当たり前になっている私達が、それらを全て失った時に何を思うのか、その着目点が非常に重く深かったことが挙げられます。 地震や浸水が立て続けに起こり、でも生きている人数が少なすぎて修復する間もなく次の災害が起こる。当然、食べ物を作りだす余裕もなく、今ある食べ物を探し出すしかできず、当然ながらそれでは量に限りがある…。そんな極限状態を読者に疑似体験させ、その中で「こんな時、人は何を考えるのか」を目の当たりにしているかのような読み応えがあります。 人間には「食欲」「性欲」「愛情欲」「名誉欲」etcさまざまな「欲」がありますが、極限状態に陥った時、意味をなさない「欲」や、それでも人間について回る「欲」があることなどは、いろいろ問題はあるものの世界レベルで考えたら平和な日本という場所に住んでいる私は、この本を読まなければあらためて向き合うことはなかったと思います。 しかし、「善悪」に関する倫理観などは、正直私には理解しにくいものがありました。でも、この本を読んだことで、今まで一方方向から見ていたことを、他方向から見る機会を与えられたとは思います。 そしてラストは悲しさと「ほのかな良さ」もあり、私はとてもいい終わり方だと思いました。 | ||||
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パラドックス13 東野圭吾の最新作。内容としては、「漂流教室」と「I AM LEGEND」に湯川教授の科学的頭脳がまざりあった感じで、異種推理格闘技です。秀作ですが、傑作ではありません。 | ||||
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パラドックス13 東野圭吾の最新作。内容としては、「漂流教室」と「I AM LEGEND」に湯川教授の科学的頭脳がまざりあった感じで、異種推理格闘技です。秀作ですが、傑作ではありません。 | ||||
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「13」の数字に嫌な胸騒ぎを覚えながら読み始めました。それも舞台は「東京」、自分のことのようにパニックが始まります。理系ならではの面白さで進む東野作品でありながらも、今作の根底には「生死」「善悪」などの人間の究極的なテーマが提示されています。実はこの本、かなり深いです。 | ||||
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「13」の数字に嫌な胸騒ぎを覚えながら読み始めました。それも舞台は「東京」、自分のことのようにパニックが始まります。理系ならではの面白さで進む東野作品でありながらも、今作の根底には「生死」「善悪」などの人間の究極的なテーマが提示されています。実はこの本、かなり深いです。 | ||||
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理論難解なP-13現象が起きる!各国首脳はパニックを考え公表はすべてが終わってから・・・と。とにかく3月13日13時13分13秒から13秒間世界がじっとしていれば誰も現象が起きた事さえ気づかずに済む、はずだった。張り込み中犯人と銃撃戦になった直後意識を失った冬樹。気がつくと周りはあちこちで運転者を失った車が激突炎上する変わり果てた光景だった。忽然と人間が消えていた。それでもやっとめぐり合った13人の生存者。次々と襲ってくる壊滅的な地震地割れ洪水の中、食料確保しつつ怪我、安楽死、インフルエンザの中生き抜こうと耐震構造の総理官邸を目指す。辿り着いた会議室にP-13現象の資料が元に戻る手がかりと共に残されていた。がその方法とは!「目上の人間を敬う」のは何故だとか、真の福祉とは人の手なんだとか、自殺が許されないのは残された人間の命にも影響するからなど改めて頷く事や正しい事はどんな時でも正しいとは限らない現実があるの?と考えさせられたりしながらスピードを上げて結末へと進む。 | ||||
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理論難解なP-13現象が起きる!各国首脳はパニックを考え公表はすべてが終わってから・・・と。とにかく3月13日13時13分13秒から13秒間世界がじっとしていれば誰も現象が起きた事さえ気づかずに済む、はずだった。張り込み中犯人と銃撃戦になった直後意識を失った冬樹。気がつくと周りはあちこちで運転者を失った車が激突炎上する変わり果てた光景だった。忽然と人間が消えていた。それでもやっとめぐり合った13人の生存者。次々と襲ってくる壊滅的な地震地割れ洪水の中、食料確保しつつ怪我、安楽死、インフルエンザの中生き抜こうと耐震構造の総理官邸を目指す。辿り着いた会議室にP-13現象の資料が元に戻る手がかりと共に残されていた。がその方法とは!「目上の人間を敬う」のは何故だとか、真の福祉とは人の手なんだとか、自殺が許されないのは残された人間の命にも影響するからなど改めて頷く事や正しい事はどんな時でも正しいとは限らない現実があるの?と考えさせられたりしながらスピードを上げて結末へと進む。 | ||||
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面白かったし、いろいろ考えさせられた。 人は何のために生きるのか。 自分が彼らと同じ立場にいたらどうしただろうかとずっと考えながら読んでました。 主人公のお兄さんのカッコ良さに憧れました。 ただストーリーが単調でした。面白いんだけど、最初から最後まで星4つってカンジで、 盛り上がったり下がったりといった抑揚がありませんでした。 東野圭吾が得意とするどんでん返しがないのがちょっと残念。 ガチSFストーリーってカンジです。 | ||||
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面白かったし、いろいろ考えさせられた。 人は何のために生きるのか。 自分が彼らと同じ立場にいたらどうしただろうかとずっと考えながら読んでました。 主人公のお兄さんのカッコ良さに憧れました。 ただストーリーが単調でした。面白いんだけど、最初から最後まで星4つってカンジで、 盛り上がったり下がったりといった抑揚がありませんでした。 東野圭吾が得意とするどんでん返しがないのがちょっと残念。 ガチSFストーリーってカンジです。 | ||||
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結局、この言葉に尽きるんですね。 ラストは「存在しない13秒中の話」だったから仕方がないとは言え、お兄さんが切ないです。お兄さんの恋も切な過ぎです。哀しいなぁ〜。 面白かったけど、お兄さんには生きていて欲しかったから、星4つで。 | ||||
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結局、この言葉に尽きるんですね。ラストは「存在しない13秒中の話」だったから仕方がないとは言え、お兄さんが切ないです。お兄さんの恋も切な過ぎです。哀しいなぁ〜。面白かったけど、お兄さんには生きていて欲しかったから、星4つで。 | ||||
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正直、「容疑者X」以後、東野圭吾の作品はどれもいまいちで、あまり期待せずに購入したのですが、これは久々に傑作と呼べる作品だったかと思います。頁をめくる手を止めることができず二日ほどで読了してしまいました。休日などのまとまった時間に読むことをお薦めします。 個人的には今までこのようなパニック小説?というようなものを読んだことはなかったので、新鮮でした。このような極限状況の中に自分が置かれたらどのように行動するか、と読者を感情移入させる筆力などはさすがです。ただ、「世界が変われば善悪も変わる」といったテーマがありますが、そのような人間としての倫理的な側面の考察についてをメインにして購入するとちょっと期待外れになるかもしれません。 でもまあ、そんなことを抜きにしても面白いです。東野氏のファンの方ならぜひ一読を。 | ||||
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正直、「容疑者X」以後、東野圭吾の作品はどれもいまいちで、あまり期待せずに購入したのですが、これは久々に傑作と呼べる作品だったかと思います。頁をめくる手を止めることができず二日ほどで読了してしまいました。休日などのまとまった時間に読むことをお薦めします。 個人的には今までこのようなパニック小説?というようなものを読んだことはなかったので、新鮮でした。このような極限状況の中に自分が置かれたらどのように行動するか、と読者を感情移入させる筆力などはさすがです。ただ、「世界が変われば善悪も変わる」といったテーマがありますが、そのような人間としての倫理的な側面の考察についてをメインにして購入するとちょっと期待外れになるかもしれません。 でもまあ、そんなことを抜きにしても面白いです。東野氏のファンの方ならぜひ一読を。 | ||||
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とっても面白かった。やっぱり東野圭吾ですね・・・・。ハリウッド映画でありそうな設定ですが、これが舞台が東京となると、本当に恐ろしい。まったく別物です。善悪が変わるとか、今の日本をよく反映しているようにも見えます。 だからか、最初から最後まで、冷静に読む事がかなりきつかったです。非現実的な話が、あまりにもリアルに感じられて、読んでいる間、ずっと背筋がぞっとしていました。一人ではちょっと耐えられなかったので、ずっと人のいるところで読みましたよ・・。 人間であるからこそ変貌する人物の姿にも心が痛みますが、変わり果ててゆく街の様子に精神的にちょっと辛いものがあります・・。 日本、そして現代ならではの恐怖・人間の弱みと強みを巧みに盛り込んでいますね。国が消滅したことで生じる変化の描写は、ある意味イマドキで、読者に訴えかけるものがあるなと感じました。単なるエンターテインメント性の小説とは思えません。 だけど、P-13現象が起きる時間が13時13分13秒だとか、13日の金曜だとか、そこまでする必要があるのか、ちょっと引っかかりました。科学的に、それってありえるの?本文にも出ますが、時間とは「人間のつくったもの」でもあるのですから・・・。 | ||||
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とっても面白かった。やっぱり東野圭吾ですね・・・・。ハリウッド映画でありそうな設定ですが、これが舞台が東京となると、本当に恐ろしい。まったく別物です。善悪が変わるとか、今の日本をよく反映しているようにも見えます。 だからか、最初から最後まで、冷静に読む事がかなりきつかったです。非現実的な話が、あまりにもリアルに感じられて、読んでいる間、ずっと背筋がぞっとしていました。一人ではちょっと耐えられなかったので、ずっと人のいるところで読みましたよ・・。 人間であるからこそ変貌する人物の姿にも心が痛みますが、変わり果ててゆく街の様子に精神的にちょっと辛いものがあります・・。 日本、そして現代ならではの恐怖・人間の弱みと強みを巧みに盛り込んでいますね。国が消滅したことで生じる変化の描写は、ある意味イマドキで、読者に訴えかけるものがあるなと感じました。単なるエンターテインメント性の小説とは思えません。 だけど、P-13現象が起きる時間が13時13分13秒だとか、13日の金曜だとか、そこまでする必要があるのか、ちょっと引っかかりました。科学的に、それってありえるの?本文にも出ますが、時間とは「人間のつくったもの」でもあるのですから・・・。 | ||||
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あっという間に読み終えました。 だからといって、大満足なのかと言われれば、そうでもない。 この作品には、読後の余韻や感動がなく。 「ああ、もう終わってしまった」ではなく「え?終わり?」という印象だけが残った。 エンターテイメント小説だと思えば、こんなもんなんでしょうか? 著者の作品には、もっと深く余韻の残るものが多数あるので、やや物足りない感が強いです。 しかし「え?もう終わり?」と思わせるだけの文章への強い引力はすごいと思います。 二度三度読み返すことはないかもしれませんが、一読の価値はあると思います。 | ||||
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あっという間に読み終えました。 だからといって、大満足なのかと言われれば、そうでもない。この作品には、読後の余韻や感動がなく。「ああ、もう終わってしまった」ではなく「え?終わり?」という印象だけが残った。エンターテイメント小説だと思えば、こんなもんなんでしょうか?著者の作品には、もっと深く余韻の残るものが多数あるので、やや物足りない感が強いです。しかし「え?もう終わり?」と思わせるだけの文章への強い引力はすごいと思います。二度三度読み返すことはないかもしれませんが、一読の価値はあると思います。 | ||||
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気がついたら、世界中から自分以外の人間が消えていた−−−。 さいとう・たかをの「サバイバル」、望月峯太郎の「ドラゴンヘッド」に代表される、いわゆる「世界の終わり」モノである。 東野圭吾の、いつもながらの流れる文章は流石としかいいようがない。ハードカバーで500ページ近くあるこの分厚い本を、映画一本見るくらいの労力で読み終わらせる(いや時間はもっとかかったのだけれど)。これはもう技術である。 「終わり」モノにありがちな、極限まで追いつめられた精神状態というのはことさらには強調されていない。それゆえなのか、ただ崩れゆく世界に対する恐怖感が、まるで直に触れているかのように、リアルに伝わってくる。月並みな表現だが、まるであちらの世界にいるかのような感覚に陥って、少し酔った。 存在しない世界を作り上げるのが小説だとしたら、これはほんとうに小説だ。 | ||||
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東野作品って毎回よくこれだけテーマを変えられるものだなぁ、と感心してしまいます。 今回は特に映像化されるのが早いのでは?と思ってしまう程、自分の勝手な想像で配役が浮か んできました。 冬樹役に妻夫木聡さん 誠哉役に仲村トオルさんはいかがでしょうか? 読者としてはラストをもう少し・・・。←是非、読んでみてください。 今秋、映画化される『さまよう刃』も楽しみです。 | ||||
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