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パラドックス13
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パラドックス13の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全164件 61~80 4/9ページ
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極限状態の人間の心理・行動などをシンプルに鋭く描いた 新藤兼人監督の映画『人間』。 沈没しようとする船の中、一縷の望みを捨てずに 懸命に生きていく人々を描いた名画『ポセイドン・アドベンチャー』。 あるいは『キューブ』などを連想しました。 本書を読んで確かに都会は災害には極端に弱いかもと、 改めて思いました。 今までの東野さんの本とは趣向の異なった壮大なスケール だったけど、読み応えじゅうぶんでうまくまとめきったなと 思いました。 それにしても東野さんは「誠哉」のような合理的で頭の切れる 人物を描くのがホントに上手だなと思います。 | ||||
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素直に楽しめる感じですね。東野圭吾さんのミステリーを好む方は、厳しい評価をしそうな作品ですが、東野圭吾さん自身の幅の広い視野・スケール感をいろんな作品から感じる方は、とても楽しめる作風かと思います。これを実写化したら、どれほどの莫大な費用がかかるのだろうかとまで感じます。それを小説の中で、想像の中で、脳内で大きな感覚を持って楽しめる、そんな作品です。 | ||||
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うーん、ちょっとエンディングは納得出来ない。あっさりしすぎというか、 どんでん返し的な感覚がないなと思った。ストーリーの続きが戻ったあともあるのかと期待したが、 ありませんでした。現象の解明に向けて生き残った人々が活躍するなどの展開が待っているかと 思いましたが、肩透かしということで、星4つ。 主旨は他のレビュアーが述べているように、心理描写ですね。 P-13現象で突然消えてしまった人たちはどこへ? 分断されたとすると、消えた人たちはその人々 だけが宇宙空間に浮いているのでしょうか? 草木や建物・土がなくなったんだもんね、、 なんて考えるのは私だけか、、 そっちの世界も出てくるかと思ったけど出て来ません。で、時間的に消えた瞬間に戻っていく。 別世界で過ごした時間はどこ行ってしまったのでしょうか? せっかく消えたものと消えないものの違いが理屈っぽいのに、戻るのが理屈っぽくない。 そのあたりが他の作品と違うのかも。 | ||||
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P−13現象という特殊な自然現象によって、異世界に飛ばされた13人、そこでは、これまでの常識は通用せず、世界が変われば善悪も変わるという、哲学的なモノの見方が含まれた話だね。個人的には、これまで読んだ東野作品のなかでも上位にはいる面白さだった。 | ||||
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ミステリー作家のイメージの強い氏の珍しいSFパニックもの。相変わらず一気に読ませるリーダビリティだが、ハードカバー500ページほどもあるボリュームの割には、スケールが小さい。13現象の謎設定は魅力的だが、ストーリーの大半は主人公達の決死のサバイバル逃避行に重点が置かれ、ハリウッド映画とかで何かよく見る展開だなあ・・・という印象になってしまう。今回も東野氏なので、ラストでも話の辻褄が合って納得できるオチとはなっているですが、これだけの長編SFでこのオチでは物足りないとうのが正直なところ。今作も標準以上の出来で読んでいる間は楽しめるが、読んだ後強烈な印象が残らない。そこそこ面白いB級ハリウッド映画を見た後みたいだ。 | ||||
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所轄の刑事である久我冬樹は、犯人の車に必死にしがみついていた。 兄である本庁の兄が銃で撃たれ、自身も撃たれたと思った瞬間……自身の周りの人間が消えた。 東京から自身を含むわずかな人間を残して、生物が消えた。ライフラインは寸断され、異常気象が襲う。東京に、自分たちに何が起こったのか。 ミステリ作家・東野圭吾さんが描くSF作品、「P-13現象」によって、生物が居なくなってしまった東京での少人数のサバイバルを描いている。 東野圭吾さんは多彩なミステリを書き、その中でSFテイストなミステリもあるが、この作品はSFテイストでなく、まっとうなきSF。 3月13日13時13分からの13秒間に「宇宙全体が移動する」という現象が起きるということが分かり、普通に暮らす者には知らされない。 破壊されていく東京でモラル、善悪とは何かを問いつつ、読み始めたら止まらない「当たり」の東野圭吾作品。 ラストが弱いという意見もあるが、どんでん返しが目的の作品とは思えないので、生き残った人たちのラストとして充分じゃないかなぁ。個人的には好きな作品です。 | ||||
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もし自分がこのメンバーだったとしたら…怖い。 そうじゃなくても東日本大震災でもこんなような 感じだったのだろうかとあまり人事では済まない気持ちで読んだ。 この状況での仲間意識や行動力、 統率などを考えるといつでも冷静な判断ができる久我兄はすごい人だと思う。 彼がいなかったらここまで残らなかっただろうな。 だからこそ彼の最期はせつなかった。 怖かったけど、面白くてあっという間に読めました。 | ||||
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とても、面白かった。登場人物の中で、前世でも、死す、paradox13nの世界でも、死すのは可哀相だった。 | ||||
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13秒の時空のずれに起因し、 異次元に行く人々。 元に戻ったときに,亡くなった人と,生き延びた人。 東野圭吾らしい,時空をめぐる手品のような作品。 人間の思いを中心に結末へ向かう。 | ||||
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突然、東京から人が消える。残されたのは数名のみ。彼らはこの世界を、どう生き抜くのか。 圧倒的なリーダビリティとインテレスティング。500頁近くあるが、読者を楽しませ、読ませる力で一気に読んでしまった。世界滅亡というテーマの作品は多々あるが、どこか内容が薄く現実味が感じられない作品が多い中、この作品は違う。例えば、コンビニやスーパーには保存食などの食べ物が多くあるように見えるが、実際には少なく、猫缶を食べるか検討するという話になる。この辺がリアルで寒気を覚えた。 ラストは、賢明な読者にしか分からないラストになっている。これがまた良い。 東野圭吾の最近の作品は怪作ばかりで、気味が悪いくらいだ。 | ||||
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東野圭吾の作品らしく読み出すとやめられない作品ですね。 内容も少し無理ありますがまあ満足できるでしょう。 ただレイプからのイブ計画の下りは、要らなかったような気がしますが。 あまり考えるとダメなんでしょうがない、13時13分の13秒間に死んだ人って もっと多くいそうなのと、東京限定ってのも何だか都合良すぎな感じが・・ 世界レベルでみたらもっと・・あ、もうこれ以上深く考える作品じゃないですね。 | ||||
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何故その状況に陥ったかという、数学的なんちゃらだなんて話は全く以って理解できませんでした。 ただし、そんなことは理解できなくても、作品自体は楽しめます。 人間を描かせたら東野圭吾の右に出る者はいないと思います。 私は毎度、 そこに重きを措きながら読んでいるので、すごく楽しめた。 そして、そういうふうに読んでいただきたい。 | ||||
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何故その状況に陥ったかという、数学的なんちゃらだなんて話は全く以って理解できませんでした。 ただし、そんなことは理解できなくても、作品自体は楽しめます。 人間を描かせたら東野圭吾の右に出る者はいないと思います。 私は毎度、 そこに重きを措きながら読んでいるので、すごく楽しめた。 そして、そういうふうに読んでいただきたい。 | ||||
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勢いで最後まで読めた。 最近の東野氏らしくない時空を飛ぶ作品。 秘密まで遡るか?でなければ時生か? 最期まで真直ぐを貫く主人公の兄には感服。 どうなるんだろうエンディングは? と思ったけどこれはこれでハッピーなのでは? と。 | ||||
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多くの方のご指摘の通り、東野さんの作品に欠かせない「大どんでん返し」はなく、途中でからくりは解けてしまいます。が、だから他の作品より劣る…というのでは全くなく、むしろこの作品は、プロットそのものよりも人間ドラマに考えさせられる数々の場面があり、そこが面白いポイントだと思います。 極限状態に陥った時の人間の倫理、正義、欲望…。 ハーバード大学 マイケル・サンデル教授の「ジャスティス」([...])を思い出しました。 | ||||
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勢いで最後まで読めた。 最近の東野氏らしくない時空を飛ぶ作品。 秘密まで遡るか?でなければ時生か? 最期まで真直ぐを貫く主人公の兄には感服。 どうなるんだろうエンディングは? と思ったけどこれはこれでハッピーなのでは? と。 | ||||
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多くの方のご指摘の通り、東野さんの作品に欠かせない「大どんでん返し」はなく、途中でからくりは解けてしまいます。が、だから他の作品より劣る…というのでは全くなく、むしろこの作品は、プロットそのものよりも人間ドラマに考えさせられる数々の場面があり、そこが面白いポイントだと思います。 極限状態に陥った時の人間の倫理、正義、欲望…。 ハーバード大学 マイケル・サンデル教授の「ジャスティス」(http://www.nhk.or.jp/harvard/about.html)を思い出しました。 | ||||
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話がパラドックスらしくなるのは 最初と最後のみ。 中間はパラドックスから話が 遠ざかってるように思った。 でもこのラストには満足感があった。 ただ、序盤で主人公がエレベーターに乗った事が どうしても納得できない。 あの状況でエレベーターなんか乗るか!? しかも一度だけじゃないし・・・ | ||||
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話がパラドックスらしくなるのは 最初と最後のみ。 中間はパラドックスから話が 遠ざかってるように思った。 でもこのラストには満足感があった。 ただ、序盤で主人公がエレベーターに乗った事が どうしても納得できない。 あの状況でエレベーターなんか乗るか!? しかも一度だけじゃないし・・・ | ||||
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この物語では、最初にある現象が起きる。P-13現象と呼ばれるものだ。それが起きた後の世界は…それは読者自身で確かめてもらうしかない。ひとつ言えるのは、P-13現象後の世界は、非現実的な世界だということだ。仲間はわずか。そうなった原因はつかめない。状況はだんだん悪化していく。そんな中、主人公の一人、誠哉はその原因を調べ、総理官邸に行き着く。 このストーリーは一種の人間の極限状況を描き出す。そこで主人公たちは自分の根底にある価値観や道徳観を問われる。人生の先輩に対する敬意の意味、安楽死に対する考え方など。この作品を通して作者が語りたかったのは、たぶんそういうことではないだろうか。読者は常に自身に問うことになる。この場合、自分だったらどうするのか。この場合は?と。 何とか生き延びようとする主人公たちのサバイバルは続く。物語の後半になると、P-13現象の全貌が明らかになる。しかし、それはあまりに過酷な現実だった。しかし、読後感はそれほど悪くない。一気に読ませる、ジェットコースターノベルといえる。 | ||||
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