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パラドックス13



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【この小説が収録されている参考書籍】
パラドックス13
パラドックス13 (講談社文庫)

パラドックス13の評価: 3.52/5点 レビュー 291件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.52pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全71件 21~40 2/4ページ
No.51:
(3pt)

映画原作のよう

ブラックホールの影響で13秒の時間跳躍が起こって…というお話ですが、
荒廃した東京でのサバイバルの舞台を用意するための設定で、
あまりパラドックスは重要ではありません。

ほとんどの生物が消えてしまい、なぜか残った13人が助け合いながら
生き残り手段を探すヒューマンドラマです。
序盤で亡くなってしまう老夫婦が絡む話は楽しめました。
しかしリーダー格の久我誠哉が多分正しいのでしょうけど独善的で好きになれませんし、
弟の久我冬樹は元の世界での独断専行の軽率な人物から成長した感じはなく好きになれません。
ヤクザが一番マシな人物でした。

最後まで飽きずに読み切れる作品ですが、デイライトやポセイドン(カートラッセルの方)のような
大味な脱出ものハリウッド映画のような印象です。
この世界に飛ばされた13人がバラエティに富んでいるところも映画的です。

人のいなくなった東京は大雨の排水ができないし、
大地震が来れば地下鉄空間が陥没して道路が寸断される
といった舞台設定は意外でおもしろいと思いました。

東野作品に限ってはSFっぽいファンタジー小説よりは、加賀シリーズなどの現代ものの方が好きです。
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.50:
(3pt)

男の方が女に対する視点が優しい?

うーん。
SF+ヒューマンドラマなんだよねぇ。
時空のひずみに取り残された13人の男女のサバイバルと
どんでん返し・・・
そんな中での『イヴ発言』
まあ、いろいろ盛りだくさんなんだけど、
正直少しがっかり。

桐野夏生さんの「東京島」とついつい比べてしまい、
そうするとこちらが軽すぎて。
まあ、軽い分読みやすくて、分厚い割に一気読みできたけどねぇ。

やはり、男の方が女に対する視点が優しいというか、
夢見てる部分があるのかな?
その点、桐野さんはほんとシビアに女の怖さをこれでもかって(笑)
あとは、好みでしょうけどねぇ。
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.49:
(3pt)

3.11から、これだけの時間がたたないと文庫化できなかった物語

宇宙の時空のひずみによって
無人の東京に取り残された人々。

なぜ10人(後に一人加わり、11人)だけが
取り残されたのか?
そして突然人々がいなくなった街は
道路は自動車とガレキで埋め尽くされ
さらに地震と高波と荒天が残された人々を襲う。

そこで生き抜いていく人々の物語。

しかし私たちは3.11で
大地震と津波と原発事故という「現実」を目にしてしまった。

文庫化されるのに一定の年月が必要だったのが
良く分かります。
私がこれを小説として読めるのは九州に住んでいるから。

改めて、3.11で亡くなった人々に合掌。。。
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.48:
(3pt)

キャラが全く立っていないけど、一気に読んでしまう面白さは流石

日本時間3月13日13時13分13秒以降30分程度の間に起こるという謎のP−13現象。その時間帯はとにかく危険な事をしてはいけないと徹底した指示が出される。しかし、皆目その目的が分からない指示で犯人逮捕を見逃す訳にはいかない。指示に背き犯人確保に動く刑事たち。そしてその瞬間、突如として街から人が消え、たった13人だけが残される。

この作品はそんな風に13という数字づくしですが、それが作品の厚みや魅力を増す事に寄与しているかというと残念ながらそうではありません。それどころか13という数に合わせる為に用意された13人というキャラはその数ゆえか、ステレオタイプなキャラばかりで正直作品に魅力を与えるキャラとしては物足りないところ。

もう少しキャラを掘り下げるそれぞれのエピソードがあれば違うのでしょうが、今作では過去や人物を描く部分が全くと言っていいほど無く(人物描写を割愛する為のステレオタイプなのかも)、その為全くと言っていいほどキャラが立っていません。その結果どれだけピンチが続こうとも、いまいち臨場感や緊迫感に欠ける事になったのは残念です。

また、物語の後半になってようやく性欲処理の話になりますが、この作品のような死の危険と隣合わせの逆境の中であれば、もっと早くそのエピソードが出てもおかしくはなく、読んでいて違和感を感じさせる要因にもなっています。

そのような気になる点はあるものの全体的には非常に面白く、ぐいぐい引き込まれるのであっという間に読んでしまいましたが、あまりにもあっさりしたラストと、死んでいった人たちの無意味さは残念だったので、別れと再会にもう少し深みが欲しかった気もします。
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.47:
(3pt)

B級ミステリーっぽい

B級ミステリーっぽいなと思ったのが本作を読んでの最初の印象でした。
ずっと飯食ってるデブの太一さんとかやくざとか老人、看護師、赤ちゃんと母、警察官の兄弟など個性的キャラクターが登場しますが、
人物の心情をそんなに深く描写するような作品ではありません。
時間が来たら移動していくような一定のペースで進んでいくような感じで、
この先どうなるんだろうとハラハラしながらページをめくるというようなことはありませんでした。

ただ、東日本大震災が起こる前に、
破滅した東京とそこでのサバイバルすることになったらどうなるだろうと構想して、
想像力でそれを書いてしまっていたという点には感服してしまいました。
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.46:
(3pt)

これは、「漂流教室」まんまですよね。ちょっと、残念。

東野さんの作品のなかで、

正直一番ガッカリ。

どうみても、「漂流教室」まんまなんですけど・・・。

この小説を読むと、「漂流教室」の素晴らしさがむしろ思い出されます。

パラドックス13というタイトルと
なんだか意味ありげな表紙はいいのに。
期待はずれです。

どうしても「漂流教室」の良さを思い出しますが
未知の生物と戦う子供の
感動、スリル、恐怖もない。
教室ごと消えてしまう驚きもない。
冒頭で発狂してしまう、先生の恐怖もない。
ラストの感動もない。

パラドックス13では、
大人が登場人物であるのに
大人ならではの残酷性がない。

大人でしか描けない恐怖を楽しみに?したのにそれもない。
異常な状況で、発狂することなく
理性をたもったまま、
いい大人のままで終わるなんて、
リアリティがなさすぎます。

良かった点としてあげるなら
さすがに文章力は素晴らしい。
分かりにくいとこもなかったです。

全体的に残酷さをひかえて書いてあります。

しかし、お兄ちゃんには
せめてラストでもっと、人間らしく
みだれて欲しかった。
好きな人相手にしてあんなに冷静な人は嫌です。
イヴ発想は、嫌悪感はありますが、
東野さんの考え方が現れてるようで
私は感動しました。変な意味ではなくて
なんて合理的なんだろう、と。
しかし他の感想にもあったように
少ないメスをオスが取り合い、
オスの殺し合いになるのが自然かも。
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.45:
(3pt)

パラドックス13 チョットネ。

東野さんの本は全部購入していいますが初期の頃の本がらしいですネ
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.44:
(3pt)

運命のテスト

一言で言うとなんかサバイバルなストーリー。
そんな中で登場人物たちは運命にテストを受けていたのだろうか。

何か心に響いた一節があった。

「私は今、どうにかこうにかここまで来た。年寄り体力がないうえに怪我をしている。それなのに来られた。理由はほかでもない。皆さんのおかげだ。体を支えてもらったり、手を貸してもらったりしなければ、到底無理だった。それで思うんだよ。真の老人福祉とは、手すりをつけたりバリアフリーにすることではないとね。足腰の弱った老人に必要なのはそんなものではなく、手を貸してくれる人なんだよ。それが家族であれば理想的だ。近所の人でもいい。ところが国は家族がばらばらに生きていかざるをえないような国づくりをしてしまった。他人と関わりを持たないほうが得をする世の中にしてしまった。その結果、一人で生きていかねばならない老人が増えたわけだが、その自体を国は文明の利器で対応しようとした。で、老人はそれらに頼り、一人でも生きていけると錯覚する。私も錯覚していた一人だ」

現状の老人福祉政策の破綻が目の前と言うか既に破綻している現状を考えると根本的に間違ってたんだろうね。
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.43:
(3pt)

パニックサバイバル小説

出だしは、なんだか難しそうで「このままの状態でこの厚さ、挫折しそう」と思っていましたが
異次元空間へ舞台が変わってからは、さくさくと読み進められました。
理由はどうであれ、生き残った人間が更に生き延びるためにどのような行動を取るか、
人間観察ドラマとして大変面白かったです。

ただ、これでもか!といわんばかりに天変地異がおき、その描写が結構キツイ。
東北大震災があった今年は、水におぼれていく東京も絵空事とは思えず、リアルな怖さを感じます。

ラスト、希望があってよかったですがあえての全滅でも面白かったんじゃないかと思いました。
小説ですもんね、一人残った彼がどちらにもいけず漂う・・・みたいなラストもありかな。
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.42:
(3pt)

東野圭吾の描くパニックもの

最近読書に目覚めたので、勧められた東野圭吾ばっかり読んでます。
ミステリーばっかり読んでたのでたまには異なるジャンルをということで。

いわゆる極限状態サバイバルモノ。
人や動物が消失し荒廃した東京の街で、13人の男女が生き残るため奮闘するというお話です。
いったい彼らに何が起きたのか、人々はどこへ消えたのか、「パラドックス13」とは何か、という
謎に囲まれた状況をドキドキしながら読みました。

感想は・・・割と平凡?
東野圭吾といえばミスリードが上手く、ラストに大どんでん返しが待っている話が上手いという個人的なイメージ。
さらにガリレオシリーズのような科学ミステリーから、秘密のようなファンタジー(?)まで書く人なので
本編のジャンルが何になるのかワクワクしながら読んだのですが・・・まぁ、想定通りという感じ。
特に「パラドックス13」についての情報を登場人物が手に入れてから、解き明かされるまでが長い!
解決編来た!と思ったら全然来ないのでどうも間延びして感じました。

展開としても従来のマンガや小説での極限モノと同じと言うか、まぁ起こりうるだろうという展開が起こる程度。
超展開は期待しないほうがいいですね。

とはいえ、極限状態に置かれた人々の心情描写は上手いですねやっぱり。
キャラも割りと立っていたので、総合点は3で。
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.41:
(3pt)

収まるように収まった

本当にこの作家さんは幅が広いなぁと感じます。
ガリレオシリーズや、加賀刑事シリーズなどから「秘密」、「パラレルワールドラブストーリ」、「トキオ」などちょっと変わったSFっぽい作品などいろいろあります。
で、本作はというと、SFものです。

突然周りの人々がいなくなった、なぜいなくなったのか?
あちこち探し回ってやっと何人かと出会う。
いったい何が起きたのか?

次々に起きる地震、大雨。
電気は?ガスは?水は?
食料は?ライフラインはいつまで持つのか?

数人以外の人々は全て消え去った。
わずかな人たちで協力し合って生きていくしかない。
なんでもある文明社会に慣れきったなかから、いきなり極限状態に置かれ、生き残るために何をどう判断していくのか、先が見えない展開が続きます。

極限状態だからこそ、法律とか決まりきったことではなく、状況に合わせ何がベストな選択肢なのかを考え行動していきます。
登場人物それぞれに個性があり、なかなか楽しめました。
ラストは、衝撃というよりは、収まるように収まったという感じです。
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.40:
(3pt)

焦点が…

「虹を操る少年」以来の東野のSF長編(多分)

理系推理小説作家と言われるだけあって、なかなか凝った設定
ただ、その設定の意図がイマイチわからなくはあったけど…

まあ、状況の中での主人公たちの行動を楽しむのが、
エンターテイメント作品なんだから、その辺は不問にすることに

まあ、面白く読めたけど、結局「天は自ら助く者を助く」っていう、オチ?
登場人物の行動に焦点をあわせてたはずなのに、
最期は結局謎解きだけで終わり、それ以上じゃなかったって言うところで
点は辛めに3点…
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.39:
(3pt)

焦点が…

「虹を操る少年」以来の東野のSF長編(多分)

理系推理小説作家と言われるだけあって、なかなか凝った設定
ただ、その設定の意図がイマイチわからなくはあったけど…

まあ、状況の中での主人公たちの行動を楽しむのが、
エンターテイメント作品なんだから、その辺は不問にすることに

まあ、面白く読めたけど、結局「天は自ら助く者を助く」っていう、オチ?
登場人物の行動に焦点をあわせてたはずなのに、
最期は結局謎解きだけで終わり、それ以上じゃなかったって言うところで
点は辛めに3点…
パラドックス13Amazon書評・レビュー:パラドックス13より
4620107395
No.38:
(3pt)

“P-13 現象”という設定の面白さと展開によりかかるストーリー

東野圭吾は希代のストーリー・テラーですから、どんな設定でも小説にできるという巧みさが感じられます。ただ、ベストセラー作家の宿命として練ったプロットであったとしても、展開は早く書かないといけませんから、筆が流れてしまう箇所もありました。
「サンデー毎日」の2007年5月20日号から2008年5月18日号と1年間にわたって連載してきたわけですから、読者サービスとして毎回小さなピークをもってくる必要もあったのでしょうね。彼の他の作品と比較して、展開には無理があり人物描写は大味でした。
東野圭吾を評価しているのですが、女性の心理を描くということは苦手のようですね。類型的ですし、特に年配の人の心理描写はいつもパターン化しています。

「サンデー毎日」の読者層である中年層の男性には「イブ」計画は受け入れられたとしても、本書を読む女性層には当然不評でしょうから、13人(成人は11人)の登場人物への心情移入の難しさも抱えています。つまり誰の側にも立ち得ないという不安定さがあるのです。

“P-13 現象”という小説でしか存在しない極限状態を生み出すことで、生と死の意味を突き付けていく手法は彼の得意とするところで一応の評価をしています。これだけ大きな風呂敷を広げてしまうと、最後のまとめは肩すかしとも言える展開でした。仕方がないのでしょうが、どうなる事かとハラハラドキドキした読者は少し置いてけぼりをくらいましたね。
多くの話題作を生み出してきた東野圭吾ですが、文章の組み立ての巧さや狙いは別として、必ずしも成功した作品とは言えないようです。
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.37:
(3pt)

“P-13 現象”という設定の面白さと展開によりかかるストーリー

東野圭吾は希代のストーリー・テラーですから、どんな設定でも小説にできるという巧みさが感じられます。ただ、ベストセラー作家の宿命として練ったプロットであったとしても、展開は早く書かないといけませんから、筆が流れてしまう箇所もありました。「サンデー毎日」の2007年5月20日号から2008年5月18日号と1年間にわたって連載してきたわけですから、読者サービスとして毎回小さなピークをもってくる必要もあったのでしょうね。彼の他の作品と比較して、展開には無理があり人物描写は大味でした。東野圭吾を評価しているのですが、女性の心理を描くということは苦手のようですね。類型的ですし、特に年配の人の心理描写はいつもパターン化しています。「サンデー毎日」の読者層である中年層の男性には「イブ」計画は受け入れられたとしても、本書を読む女性層には当然不評でしょうから、13人(成人は11人)の登場人物への心情移入の難しさも抱えています。つまり誰の側にも立ち得ないという不安定さがあるのです。“P-13 現象”という小説でしか存在しない極限状態を生み出すことで、生と死の意味を突き付けていく手法は彼の得意とするところで一応の評価をしています。これだけ大きな風呂敷を広げてしまうと、最後のまとめは肩すかしとも言える展開でした。仕方がないのでしょうが、どうなる事かとハラハラドキドキした読者は少し置いてけぼりをくらいましたね。多くの話題作を生み出してきた東野圭吾ですが、文章の組み立ての巧さや狙いは別として、必ずしも成功した作品とは言えないようです。
パラドックス13Amazon書評・レビュー:パラドックス13より
4620107395
No.36:
(3pt)

世界が変われば善悪も変わる。

13時13分からの13秒間、地球は“P‐13現象”に襲われるという。その現象によって、破壊されていく東京に残されたのはわずか13人。どうやって生き残ろうとするのか。どうやったら生き延びるのか。それを残された13人が模索することになる。

SFものというより、パニック小説という感じがする。危機に直面すると、今までの常識が通用しない。その中で善悪を決めていかなければならない。東野氏本人も「世界が変われば善悪も変わる。人殺しが善になることもある。これはそういうお話です」とおっしゃっているんだよね。

映像化されそうな作品であるなと思った。良くも悪くもない普通だなという評価である。
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.35:
(3pt)

世界が変われば善悪も変わる。

13時13分からの13秒間、地球は“P‐13現象”に襲われるという。その現象によって、破壊されていく東京に残されたのはわずか13人。どうやって生き残ろうとするのか。どうやったら生き延びるのか。それを残された13人が模索することになる。SFものというより、パニック小説という感じがする。危機に直面すると、今までの常識が通用しない。その中で善悪を決めていかなければならない。東野氏本人も「世界が変われば善悪も変わる。人殺しが善になることもある。これはそういうお話です」とおっしゃっているんだよね。映像化されそうな作品であるなと思った。良くも悪くもない普通だなという評価である。
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No.34:
(3pt)

えっ!?

そんな結末!?

ここまで読ませておいて、そんな結末!?

と思わず叫んでしまいました。。

本と、ラスト3ページ目まではハラハラドキドキだったのに・・・

みなさんが書いているように、肩透かしをくらいました。

でもラスト手前までは心から楽しませていただきました。
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270
No.33:
(3pt)

えっ!?

そんな結末!?ここまで読ませておいて、そんな結末!?と思わず叫んでしまいました。。本と、ラスト3ページ目まではハラハラドキドキだったのに・・・みなさんが書いているように、肩透かしをくらいました。でもラスト手前までは心から楽しませていただきました。
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No.32:
(3pt)

東野作品の中では低位置の作品かな。

東野圭吾氏の未読になっていたものを漁って読んでいます。

本作は、13秒間世界が止まるというP-13現象に巻き込まれた11名のサバイバルを描いたクライシスノベルです。
世界の常識が変わるとき、善悪も含めた人間の常識、価値観も変化する、というテーマです。

相変わらずの読みやすさで、次々とページが進んでいき、ラストまで一気に読ませられるリーダビリティはさすがです。

が、東野圭吾ファンとしては、どうも物足りない。もっと謎があったり、仕掛けがあったりを望んでしまいます。ミステリ的要素は非常に少なく、純粋にSFといった方がいいのかもしれません。それにしては物理学的記述による納得性が足りないのですが。
最後のオチも凡庸で残念です。もっと違うやり方があったのではないかと思わざるを得ません。

と辛辣なことを書きましたが、エンターテインメントとして決して悪くはないです。東野圭吾という名前に期待を抱きすぎたからの残念感です。
パラドックス13 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:パラドックス13 (講談社文庫)より
4062778270

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