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手紙



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【この小説が収録されている参考書籍】
手紙
手紙 (文春文庫)

手紙の評価: 4.16/5点 レビュー 538件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.16pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全427件 61~80 4/22ページ
No.367:
(5pt)

タイトルは平凡だけど

我がことのように思われる内容で、引き込まれて一気に読めてしまいます。
犯罪者の兄を持つ弟の苦しみが自分にも伝わってくるような内容です。
ただ、最後に彼なりの幸せを掴んだ点が、良かったように思いました。
感動を呼んだ不朽の名作とあり、東野圭吾の作品の中でも評価の高い作品ですが、まさにその通りだと思いました。
手紙 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.366:
(5pt)

社長の意図

TVなどで稀にみる凶悪事件が報道されると、今までは思いもしなかった加害者の家族のことを考えている自分に驚く。今まで何と想像力が欠如していたのであろう、このようなことは我々の住むこの社会の何処かでは日常的に起きているのに。

一連のストーリー展開の中、異彩を放ち核心に迫るのが新星電気社長さんの言葉である(決して作者の代弁ではないと思うが)。「犯罪者が、その家族を含めて差別されるのは、当然なんだよ。」と、その意図が理解しきれずに何度も読み直した。「他の人間との繋がりの糸を、一本ずつ増やしていくしかない。君を中心にした蜘蛛の巣のような繋がりが出来れば、誰も君を無視できなくなる。」、その第一の糸は白石由実子と言った。寺尾祐輔も糸の一つだだろうか。だが結局、職場で真面目に働いても、同僚や近所の人たちはその糸にはなり得なかった。直貴は愛する家族を守るために、兄と絶縁し、その関係を隠し続けて生きることを選択したが、ラストシーンで心が揺さぶられる。

まず繋がりを確立すべきは、兄なのではないのか、社長はそう言いたかったのかもしれない。弟の学費のために、短絡的に空き巣を企て、結果殺人を犯してしまう。疎まれていることに気づかず、獄中から毎月手紙を送ってくる。兄は知的能力が低いが、ある意味無垢な人間かもしれない、血の繋がりは決して消すことはできないのだ。

映画はまだ見ていないのだが、キャスティングには少し違和感がある。情報によれば、「差別」の話は登場せず、直貴が情緒不安定で泣き叫ぶシーンもあるとか。この素晴らしい小説とは大分印象が変わる可能性があるが、機会があれば見てみたい。
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4167110113
No.365:
(5pt)

しばらく引きずりました

読み終わって脱力感に襲われました。重くて切なくて苦しくて、殺人を犯すとはこういうことなんだと思い知らされました。
重くてもどんどん引き込まれ途中でやめられない。
何度もはしんどくて読めないけど、心に深く残る作品です。
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4167110113
No.364:
(5pt)

面白い

先生に勧められた、面白いって言われて、買いました。楽しみです
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4167110113
No.363:
(4pt)

これが東野圭吾

無慈悲で、残酷で、温かみも救いようもない
これが、東野圭吾だと痛感させられました
題材が重たく、あまりにも主人公が不遇すぎて少しでも希望のある展開を期待しましたが、それを裏切るのが彼なのだと

ミステリーではない「東野圭吾」を楽しめました
オススメです
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4167110113
No.362:
(5pt)

タイトルが素晴らしい

たくさんのレビューの中で、あまり書かれていない視点に触れたいと思います。
この作品のタイトルがなぜ「手紙」なのか。
それは、数あるメディアの中でも「手紙」が、送り手の姿をありのままに写し取る
いわば「分身」の役割を果たしているからではないかと考えながら読み進めました。
「手紙」はその人の心をわりと正確に写し取り、受け手にとっても冷静に理解が
進むメディアだからです。
獄中から送られてくる手紙であっても、ある程度の制約があるにせよ、送り手の心の
内がほぼ歪みのない形で伝わってきます。その意味で、作者の手紙を通した人物像の
描き方に卓越した才能を感じました。
この作品は、手紙というメディアを軸とした、コミュニケーション小説として読む
こともできるのではないでしょうか。
現在、ネットメディアばかりで浅く不確かなコミュニケーションが目に付きます。
手紙を通して人間関係を築き、お互い深いところで影響を与え合うような、現在の
社会から失われつつあるコミュニケーションのあり方へも、視野が広がる作品として
読んでみても面白い。そう考えると、タイトルの「手紙」への作者の思いがさらに
深く伝わってくるような気がしています。
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4167110113
No.361:
(5pt)

あまりに悲しい犯罪加害者の家族目線から描かれた日常

苦しい生活を送る兄弟の兄(剛志)は、弟(直貴)の大学進学の費用のために資産家の家に強盗に入り、思いがけず殺人まで犯してしまう。
刑期は無期懲役。

弟はその後の人生で、「強盗殺人犯の弟」として生きなくてはならず、進学・夢・恋愛・就職などその現実によって様々な壁を作られてしまう。
刑務所に服役している兄からは毎月手紙が送られてくる。
しかし、結婚し、子供もできて、守るものができた直貴はある決意をする。

フィクションであるとはいえ、加害者の家族がどんな気持ちで生きているのかを考えたら胸が苦しくなる。
正々堂々だけでは生きていけない社会の厳しさを想像できる。

400ページを超える作品であるが、読む手を止めさせない。

2017.7.2 読了41冊目
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4167110113
No.360:
(5pt)

被害者の家族

とっても考えさせられる内容で読み終わった後もずーんっとした感じの余韻がありました
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4167110113
No.359:
(4pt)

考えさせられる一冊

日ごろ犯罪記事はよく目にしていますが、その裏にある犯罪加害者や被害者の血縁者に対する心境やその後の状況に関係する記事は、あまり目にすることはありません。
この本は、犯罪加害者の弟として世間の目に晒されながら、兄との繋がりを絶ちたくてもても絶てない心情をきめ細かく表現し、犯罪者の関係者という立場を考えさせられる秀作だと思います。
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4167110113
No.358:
(5pt)

大好き!

大好き!東野圭吾さんはもちろん素晴らしい作家が、これは東野さんの本の中で高品質です!
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4167110113
No.357:
(5pt)

説得力がある

強盗殺人犯の弟である主人公に対し、世間は関わりを避けようとする。そのために、主人公は、自分が罪を犯したわけでもないのに、行く手を阻まれ挫折を味わうことになる。そのことは理不尽であり、肯定すべきではないが、他人にとっては自然なことなのだ。
以上のことを、指摘する作品です。

主人公は努力家で、問題の兄も本質的には善人。そんな関係だったところから、主人公の兄に対する考えが変わっていくさまが、シャープに描かれており、作中の人物が、重いテーマに対してとる態度や考え方についても自然で、嘘くささがない。物語に引き込まれます。
終盤に「社長」や「被害者の息子」に語らせる、このテーマに対する筆者の考えは、説得力がありました。

東野さんらしく、文章は読みやすいだけに、主人公が遭う苦難の描写が辛く、特に娘さんに関する部分は、あまりの辛さにきちんと読むことができませんでした。またいつの日か、そうした辛い部分を含めた再読に挑戦したいと思います。
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4167110113
No.356:
(5pt)

刹那過ぎる!!

東野圭吾作品はいつも考えさせられる。
兄が取った行動を否定できるのか。自分ならどう対応するのか…。読後感が何とも言えなく、幸せを掴むのは難しく、やるせない気持ちになってしまう。主人公の立場と世の中からの見え方。突然自分に襲ってきたらどうなるのだろうか。孤独に生きていくことになるのだろうか。
読んでいて涙が出てきた。
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No.355:
(5pt)

良かった

思っていたよりも 早く届いて きれいな状態でした とても良かった。
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4167110113
No.354:
(5pt)

読むべき

良作って映画になっても面白いと思う。本作も映画、原作ともに素晴らしい。映画だけしか見てない人は原作も読んで欲しい。犯罪というもの多角的に捉えた良作。
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4167110113
No.353:
(4pt)

ばいばい、悪徳裁判官。

人生〇〇年生きてれば、嫌な奴(意地悪する)に出会うこともある。 寝れないほど、飯も食えないほど恨み、憎んだところで、相手は飯食って寝てるんだよね。

人を恨んでも、後悔はしても、得るものはないと、頭では理解できても、感情は割り切れない。 でもさ、親切にしてくれた人、愛してくれた人もあったはずなのに、それに感謝せず、他人を呪うのは止めよう。 自分をゆるします。 他人もゆるします。

あま~い希望的観測が、身内の人間の未来、夢をも奪い去る。 現実を受け入れ一歩を踏み出すしか、道を開く術はない。 「ヨブ記」的見地には、自己責任であり、自らが引き寄せた。

無意識に他人を差別している自分があることを、再認識。
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4167110113
No.352:
(5pt)

子供の読書感想文に勧めました

東野圭吾さんの作品は何作か読みました。
「手紙」は比較的最初の数冊の内に読み、彼の作品が好きになったきっかけの一冊でもあります。
強盗殺人を犯してしまった犯人のたまたま弟だとという、個人的には本来なんの落ち度も無い男性が、理不尽(とも言い難い)な様々な差別と偏見から逃れる為に、最大限の努力で居場所を作っては、そこを追われて行く徒労感、無力感とそれでも捨てきれ無い兄への情が描かれています。
彼自身に護るべきものが出来て、兄とは決別するのですが、読後感は決して悪いものではありません。
タイトルの「手紙」というのも、イイです。
子供が夏休みの宿題で読書感想文が書けないと言うので、これを読んで何も感じないという事もあるまいと、この本を勧めました。
出来は兎も角、感想文自体は書き上げられた様です。
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No.351:
(5pt)

最高です

最高の一言です。差別に対して言及されてました。私自身深く考えさせられました
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4167110113
No.350:
(5pt)

この本をきっかけに「罪」「罰」の視点が変わった

初めてこの作品を読んだのは10年近く前になりますが、
この本を読んだ後の10年で、犯罪者が罰を受けることがどういうことなのか、非常に考えさせられるようになりました。

過去に少年犯罪を犯した「元少年」が、事件を起こしてから20年近く経ち、
刑期を終え青年となった今でも、マスコミに追いかけられて普通の生活が送れないといいます。

同級生をいじめに追いやった人物が、名前を変え、転校しても
インターネットで写真や新しい名前を晒され、普通に生活ができなくなっているといいます。

いつの間にやら世の中は、事件後の執拗なマスコミの追跡だけではなく、
一般人からもインターネットを介して「私刑」を執行される世の中になりました。

そういった世の中を嘆く人もいるとは思います。
私も『手紙』を読んでいなければ、そういった世の中をもっと嘆いたかもしれません。

罪を犯した人やその家族を差別することを、肯定するかと言われれば
素直に「Yes」とは答えられません。

でも、でも、この作品を読み終わってから思うようになりました。
罪を犯し、その罰を受けるということは、
人の命を強制的に絶つということは、
自身や家族に及ぶそれからの不幸も含めて、全部罰の一部だと。
手紙 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.349:
(5pt)

深い本です

分厚くて、なかなか読む機会が無かったのですが、ふと読んでみようと思い
読み進めてみました。
ページをめくる度に
吸い込まれていき、全ての登場人物の言葉に色々考えさせられました。
とても深いな〜
と思いました。
手紙 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:手紙 (文春文庫)より
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No.348:
(4pt)

泣きました

毎日新聞で連載されていた時から、本になったら購入して読みたいと思っていたので、とても満足です
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4167110113

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